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御嶽山 噴火後6年目の状況

 以前に勤めていた職場で働く中国人実習生を、御嶽山に連れて行って来ました。6年前の御嶽山噴火のことは、母国でニュースを見て事故があった事は知っているようでした。58名が亡くなり、いまだに5名が行方不明となっており、この岩の下敷きになっているかもしれないと伝えると大変驚き、初めて登る活火山に脅威を感じているようでした。彼にとって一生の思い出となることでしょう。

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御岳ロープウェイを利用し黒沢登山道を登る。9合目覚明堂下付近 遠方は木曽山脈  
写真の岩は降ってきた噴石か? 2020.10.12   10:58

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9合目覚明堂直下より稜線を見上げる。この付近にも噴石が飛んできて、3名が犠牲となっている。  10:59

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剣ヶ峰に向かう途中右手の二の池と二の池本館 白いのは雪渓のようだが火山灰 拡大すると右奥に柱状節理帯が確認できる。 11:13

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剣ヶ峰から見下ろす王滝山頂 左が八丁ダルミ  ここでは16名が犠牲となる。  11:50

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剣ヶ峰から見た噴火口方面(左側) 火山灰で異様な情景 形容するなら魔の山だ。噴火したのは平成26年9月27日11時52分。ちょうど今の時間だ。土曜日で登山者が多く、山頂に到着して昼に入ろうかという丁度の時間に爆発は起きた。山の神はお怒りになったのか?この山頂周辺で33名が犠牲になった。 11:52

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剣ヶ峰に架かる階段より見下ろす。非難シェルターや避難誘導のためのスピーカーが設置された。 11:54 

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覚明堂非難小屋  噴火口から約1km ここまで噴石が飛んで来ている。  13:21

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登って来た道を下る。右下の赤い屋根が女人堂、左下は御岳ロープウェイ  13:25

 御嶽山には噴火後2回登っております。2回とも5月のGWの時で、スキーを9合目まで担ぎ上げ、黒沢口の御岳ロープウェイゴンドラ終点まで滑り降りました。地表が雪で被われているため、噴石や火山弾が分かりませんでしたが、今回登ってみてその惨状を見ることができました。

 被災され犠牲となられたみなさまのご冥福をお祈り申し上げます。


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