前回の記事をアップした時点ではすでに、私の会社は運営を開始していましたが、なんと、色々様々が最終決着に至ったのが、12月12日だったので、本日、改めて近況を書きます。

すでに1年前くらいから、私が任されていた介護事業部の2施設に対して、運営会社の社長は「自分で運営しないと本気にはなれない!」と事あるごとに私に説いていました。利益目標が未達だったりすると、どうしてもPL会議の冒頭で「申し訳ありません、今月は・・・」と私は切り出します。長年のサラリーマンとしての習慣ですね。すると社長は「自分で経営したら、謝る相手はいないんだよ。申し訳ありませんと言えるのは、まだまだ甘い証拠」みたいな話をしていました。

そもそもご本人が、とあるチェーン店の店長から大きな借金をして独立、事業を拡大していった経験があるので、本気度のバロメータには厳しい目を向けるんです。

そこで、単に、どんな業績であっても、会議の席では「申し訳ありません」を禁句として使用しないことにしました。
・・・、そういう表面的なことではないんですが、ともかく社長の癇に障る発言を避けるという付け焼刃の対策ですね。それも、サラリーマン根性丸出しではあります。

ただ、そんなことより、この社長、本社の大きなフロアーで何故かトレーニングと称して、ストレッチを開催し始めたんです。丁度、去年の10月頃からです。それがまたかなりヘビーなストレッチで、スクワット50回とか腕立て・腹筋50回とか、2時間みっちりとヘロヘロになるまで専門のトレーナーのもとやらされるんです。

私も毎週1回の開催日には必ず参加を要求され、多忙の中、本社に赴き、立ち上がれなくなるほど過酷なトレーニングをするハメになりました。そもそもがメタボだし、運動嫌いの文科系だし、参加者中の最高齢だし、私にはとんでもない地獄絵図でした。

ある日、またトレーニング日で、フーフー言いながら腕立て伏せをしていて、力尽きてグダ〜と突っ伏しながら、私は心の底から「あーもう嫌だ、独立してオサラバしてやる!!」と堅く誓いました。

そしてある日、今年1月の会議の席で、例によって社長が「だからマジで独立して自分で運営してみなさいよ」と言った時、「独立します、やって見ます!」とついつい買い言葉で宣言したんです。

なんという、独立宣言。しかもストレッチが生んだ決心。少々、情けない。

なんであれ、徐々に独立に向けて話は具体化して行きました。

社長も、こちらに資金的な用意が何もないことを悟り、本社から資金提供するという前提で話を進めますが、基本的にはこちら主導なので、「で、いつ独立するの?」とか聞いて来ます。そこで、私も行き当たりばったり的に10月くらいに、とか答えますと、それに沿って話が具体化して行くと言う、なんとも無計画な進展。

それでも、方向が決まれば話は前進していくわけで、関係各方面への準備作業が複数同時進行していき、途中で監査が入ったので1ヶ月延期にはなりましたが、11月スタートに向けて法人設立から始まりました。

行政書士事務所にお盆前に法人設立を依頼しないと、指定申請が間に合わないという状況になって初めて、法人名を決めていないこと、法人名を決めたら実印を大急ぎで作らないと登記が出来ないことなどに気づき、あわてて役員になる二人の管理者から法人名の発案を募る、というようなバタバタでした(笑)

社長も、本社から融資という最も安直な資金計画よりも、正規に自力で銀行融資を受けるべしと言い出し、新規指定申請の大作業に、銀行融資を受けるための諸資料の作成という作業まで加わってしまい大騒ぎでした。しかしお蔭で、かなり精神的には苦しくストレスフルな状況が展開しましたが、事業買取資金を公庫から、そして当初の運転資金を銀行より借入することが出来て、資金繰りも安定することが出来ました。

創業支援資金なので、公庫の審査期間も長いし、また公庫では対応出来なかった運転資金を改めて保証協会の創業資金でまた審査するので、これまた可否が出るまでとんでもなくかかります。その間に行政への指定申請はそれに伴う立入検査も含めて進んで行き、新設法人としての税務署、労働局、社会保険庁の諸手続きもかぶってきます。にもかかわらず、肝心要な資金繰りである融資結果が一番後回しになったわけですから、生きた心地もしませんでした。

すでに運営開始後1ヶ月半たった12月12日に運転資金の融資実行となって、ようやく全てのプロジェクトが終了したわけで、まさしく、この半年は試練の時でした。途中、なんども精神的にメゲそうになり、安直な逃げ道を模索したり、まったく、自分のダメさ加減もしっかりと再確認できました。社長が与えてくれた様々なストレスも、今となっては全て実り多い結果として結実したことも事実です。ストレッチ地獄も・・・。アメリカ独立戦争のボストン茶事件みたいな・・・

ともかくこうして、介護事業を運営する会社社長になり、本気度も確かに桁違いに上がりましたが、とりあえず私は明日も夜勤です・・・。