さて皆さんお待ちかね。ガンダムファイ……じゃなくてw
紙様です。バイトも休んで今日という日に備えました。
っつーわけできたんですよ、あの御方が。



今川監督がぁぁぁぁぁ!!(ピンぼけw)

これはとある大学(詮索しちゃダメw)の特別講義の様子をまとめたレポート……ってもんでもないか。
とにかく面白おかしく報告したいと思います。

●追伸
今回はぶっちゃけたトークが多々あり、監督自身も「web上に載せないでね」と言っていたのでちょっとライトな内容になるかと思います。
まあ、あくまで僕が思ったライトなのでどうなるかは分かりませんが(笑)
所々怪しげな空欄が出来るかもしれませんが決して反転なさらぬようw

●追伸 その2
台詞には勝手な脚色がついています。
絶対に鵜呑みしないようお願いします。

●自己紹介
まあ皆が皆知っているわけではないので監督自身の自己紹介から始まりました。
その中で監督は自身の作品についてこう語りました。

・味っ子 名古屋では高視聴率。今の私があるのはこのおかげ、とのこと。
・Gガン ガンダムでどつきあい。「マンザイガンダム」などとも評しておりました。
・Gロボ 横山先生の大ファンなので頑張った。皆さん是非レンタルでもなんでもいいから見てください。
・七人のナナ アレは不評だった(苦笑)

●アニメ制作の流れ
次にアニメの制作について語ってくれました。

・企画 飲み屋で決まってしまうこともあるそうです。
・シリーズ構成 これが変わると非常につらい(後述)
・レイアウト 実際作るものはテレビ画面のそれよりも小さいらしい。
       色塗りのためきれいに描く。
・編集 「鉄人」自体は21分30秒(歌抜き)なのでここで余分なカットを削除していく。
・アフレコ、ダビング 声やBGM、SEを収録。大変らしい(後述)

まあ色々すっ飛ばしましたが上のにシナリオや作画などが加わってアニメは一応完成するようです。
この後でさらに編集を重ねミスを無くしてようやく放映用のものが出来上がるそうです。
普通企画から放映までは半年、「鉄人」第1話は1年越しの作業だそうです。ご苦労さまです。
ここまでで大体30分。ここからがこの講義の真の始まりなのだ……

●今川監督 業界ぶっちゃけトーク
エンジンの温めが終わったのか、今川監督にギアが入ります。

「え〜、今まで標準語でしたが大阪弁に戻させてもらいますわ。このほうが楽だし」

というわけで大阪弁モードになった今川監督、全開です!

・「鉄人辞めたい」と思ったことがある
横山先生の大ファンである今川監督、「鉄人作ってみない?」というプロデューサーさんの言葉にホイホイ乗っかって(笑)話を受けます。
しかし……

プ「今度の鉄人は舞台を昭和30年に。軽くホラーっぽい雰囲気を入れて。あとロボの動きは鈍重(重そう)にしてね」
監督(まあそれくらいなら……)
プ「あ、制作費はあんまり出ないよ」
監督「……どれくらいですか?」
プ「総カット300 枚数は3000枚くらい」
監督(……( ゚д゚))

え〜、解説しますと監督曰くロボアニでアクションやるならアクションシーンだけで400カット以上必要だそうです。
つまり「ちっとも足りない」ってわけです(笑)
今回の「鉄人」が暗い人間ドラマ重視なのはそういう作風だからではなく「動かせないから」だそうで。


大人の世界って複雑。

・色々変わりすぎだよ
というのも制作サイドの意向が固まっていないからだそうで。
例えば……

プ「あんまりロボット出さなくていいよ〜」
         ↓
プ「ロボット出てないじゃんか」

監「お前が言うかぁぁぁぁぁぁ!!」

あと、歴史を絡ませるのもタブーだそうで。監督は「三鷹事件」を作中で扱おうとしたが上から「歴史からませないで」と言われたそうな。
ちなみに最初の意向は「歴史も絡ませて」だったそうです。


いつの時代も振り回されるのは制作サイドというかなんというか。

(参考リンク) 「三鷹事件」

・放送局変遷について
当初鉄人はNHKで放映する予定だったそうです。
ところがNHKが「鉄人28号は特定の企業(グ●コw)を連想させるのでダメ」と突っぱねられた。
そして拾ってくれたのがテレ東。しかしご存知のようにテレ東は色々規制が厳しい。

(鉄人第1話バレこみ)
テレ東「少年が拳銃持っちゃダメだよ。クレーマーがうるさいからね」
監督「……もう作画始まってるんですけど」

などといったやり取りから第1話で拳銃を突きつけているシーンがバナナを突きつけている珍場面に変わってしまったそうな。
少年+拳銃はダメでもなぜか少年+車はOKなんだそうです。不思議。


様々な規制をクリアーしなければならなかったため第1話の出来はよくなかったそうです。
でもDVDでは直すそうです。

・日本のクリエイターの質の低下
今では海外で描かせた方が安上がり、ということで韓国、中国で作画は結構な数を裁いているそうです。
さらには今のクリエイターは先輩方に色々と教わっていないらしいです。
そうしたことにより日本人クリエイターの質は低下、それがスケジュールの遅延を招いて最悪の場合顔も分からない絵でアフレコすることもあるそうです。そうなると表情とかが分からないので声とあとで完成させたキャラの整合が取れなくなることがあるらしいです。笑ってるのに怒った声をしていたり。
今現在日本のアニメの半数近くがこうしたやヴぁい状態に陥っているらしいです。
「宮崎アニメ」みたいなのはほんの一握りの神レヴェルの方々によって作られているそうな。

●ようやく本題
延々と続くかと思われた愚痴トークも一段落。ここからは真面目モードなのです。
監督が「ものづくり」に目覚めたのは子供の頃「ああ無情(あってます?w)」に感動したことがきっかけだったそうです。
感動させられて泣いてしまったので今度は誰かを泣かせてやるぞ、と(笑)
そしてその後、今度は「ロッキーホラーショー」という映画(ミュージカル)と出会います。
英語の劇で何を言っているのか全然わからなかったそうですがここで監督はある言葉に感銘を受けます。

Don't dream it!
Be it!

「夢を見ずに夢をやろう!」(って監督は言ってましたw)
チャンスは待っていても始まらない。努力してつかむ物だ。
夢と情熱があるならば努力して邁進するしかない。

さらに監督は言います。

「若いうちに感動しておいてください。知らないものにもいっぱい触れてみてください。
 好きなものだけに触れてそれを作り出すのは楽しいけどそれは内側への発展でしかありません。
 色々なことを吸収することは絶対何かの役に立ちますから」

とにかく貪欲に吸収すること。それがきっと明日に繋がる。
やっぱり好きだからといって一つのことしかやっていない人間には創作というものはハードルが高くなってしまうようです。
アニメに限らず何かを生み出していく「クリエイター」うを目指す皆様方、この言葉を一緒に胸に刻み込みましょう。

その後盛大な拍手の中講義は終わりをつげました。