2017年02月21日

サバイバルファミリー4

サバイバル、タイトル「ウォーターボーイズ」「WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜」の矢口史靖監督が、ある日突然世の中から電気がなくなった、との奇想天外な設定の下、ある一家の決死のサバイバルの行方を、リアルなシミュレーションとユーモアを織り交ぜ、スケール感いっぱいに描き出した異色のロード・ムービー・コメディ。主演は小日向文世、深津絵里、『過ぐる日のやまねこ』の泉澤祐希、『罪の余白』の葵わかな。

あらすじ:東京に暮らす鈴木家は、父・義之(小日向文世)、母・光恵(深津絵里)、息子の賢司(泉澤祐希)、娘の結衣(葵わかな)の4人家族。
仕事一筋の父親・義之はどこか頼りなく、家族の心はすっかりバラバラ。そんなある日、いきなり電気が消滅するという原因不明の異常事態に遭遇、電池も使用不能で、電化製品ばかりか電車や自動車に加え、ガスや水道といった全てのライフラインも止まってしまう。
最初はしばらくすれば復旧するとタカを括っていた一家だったが、状況はいよいよ深刻の度を増していく。水も食料も容易には入手できず、義之は東京を離れることを決断する。そして一家は自転車で、祖父のいる鹿児島を目指して旅立つのだったが…。

サバイバル、3<感想>この映画はサバイバル・ドラマと見せかけて、実は家族のリーダーとしての父親の復権劇でもある。それと、実は高次元での現代人への批判ともとれる。

この映画は、担当の編集者がトレッキングが好きで自転車好きときたもんだ。
野宿大好き人間、放浪の旅が大好き人間による作品だと言うが、それが作品では生きていない。

ある分野での主人公らの熟達を描いている「WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜」などが多かった監督が、電気消失と言う設定によってハウツーを超え、現代人都会人がいわば“電畜”であることをも描いていることには、非常に興味深いですが、・・・。

例えば東京では街の灯が消え、節電が促されて、不便な生活に不満もあったと思いますよ。ですが、喉元過ぎればなんとやらで、あっという間に、われわれの生活は元どうりになり、それどころか更なる浪費が進んでいる感は否めないはず。

サバイバル、、、本作は現代の寓話でもあるが、それゆえに過剰に描かれている部分も確かにあります。しかしですよ、震災から6年を迎えたのに、特に都会に住む人々が再考すべきことを、今一度思い出させてくれるこの映画の笑いは、戒めでもあるからだと思いましたね。

東日本大震災を思い出し、不便を愛でるきっかけになったはずだと思うのだが、みなさんはどうでしょうか。いや、これはチト大げさだが、監督がこれまでにない野心とスケールで、家族4人による先へ先へのドミノ倒し的な冒険を描き、その意欲が面白かった。

その反面、ツッコミどころも多かったが、ご都合主義的なエピソードもハンパじゃないのだ。それもこれもが観客へのサービス精神なのだろうが、電気が復活しての終盤に、もう一つひねりがあったらなお良かったのに。惜しいな。

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2017年01月10日

海賊とよばれた男4

海賊と、2百田尚樹の一大ベストセラーを「永遠の0」に続いて山崎貴監督、岡田准一主演で映画化した大作ドラマ。若くして石油業に乗り出し、欧米石油メジャーに果敢に立ち向かって激動の時代を駆け抜けた男の一代記を吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、堤真一、綾瀬はるか、小林薫をはじめとする豪華キャストの共演で描き出す。

あらすじ:主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を予感していた若き日の国岡鐡造(岡田准一)は、北九州・門司で石油業に乗り出すが、その前には国内の販売業者、欧米の石油会社(石油メジャー)など、常に様々な壁が立ち塞がり、行く手を阻んだ。
しかし、鐡造はどんなに絶望的な状況でも決して諦めず、それまでの常識を覆す奇想天外な発想と、型破りの行動力、何よりも自らの店員(=部下)を大切にするその愛情で、新たな道を切り拓いていった。
その鐡造の姿は、敗戦後の日本において、さらなる逆風にさらされても変わることはなかった。

そしてついに、敗戦の悲嘆にくれる日本人に大きな衝撃を与える “事件”が発生する。
石油メジャーから敵視され、圧倒的な包囲網により全ての石油輸入ルートを封鎖された国岡鐡造が、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を、秘密裏にイランに派遣するという“狂気”の行動に打って出たのだった。
海賊と、1イランの石油を直接輸入することは、イランを牛耳るイギリスを完全に敵に回すこと。
しかし、イギリスの圧力により貧困にあえぐイランの現状と自らを重ね合わせた鐡造は、店員の反対を押し切り、石油メジャーとの最大の戦いに臨む。
果たして、日承丸は英国艦隊の目をかいくぐり、無事に日本に帰還することができるのか?そして、国岡鐡造は、なぜ“海賊”とよばれたのか?その答えが、明らかになる―。

<感想>この映画の岡田准一は凄かった。何が凄いのかと言うと、劇中で基本的に“老いているから”である。
つまり実年齢よりも年上の役であるだけでなく、ほとんどの場面で何らかの特殊メイクを施して、“年老いている”のだから。

本作では、彼の主演作でしばしば生じる啖呵をきる場面である。
立派すぎる体格の登場人物を岡田が見上げる姿勢をとりながら、態度は上から目線で叱責する時に、ますます主人公のカリスマ性は強調され、またそれは旧世代日本人の体格時代考証に合ってない役者が、非難されているようにも見えるのだ。

海賊と、1960年代を中心に描いていると言えば、そういう感じにメイクをして演技をしているかと思うが、違うんです、もう老人に成りきっていた。
彼は果敢に“老い”を演じているが、観客がそのことを望んでいるか否かなんてことは、お構いなしなのだ。役者の鑑だと思う。

山っ気の多い勝負師のような商売人の成功譚と言ったら身も蓋もないが、確かに主人公が戦後日本の復興に果たした役割は大きいのだろう。
映画の中の主人公は、観ているこちらの心に触れるものが感じられ、岡田准一の演技も人間的なスケール感で満足。
商売人が商売のためにあれやこれやと仕掛けるのは当然のことだが、美術やロケ地など時代再現は頑張っていると思った。

かいぞくと、5だが、主人公のイケイケ的な行動を追うだけではない描写も欲しかった。
しかし、結果として天皇制や日本人の心性への批判を忍ばせていて、そこは良かったと思う。

国岡鐵造を演じる岡田准一を筆頭に、監督自身が「山崎組アベンジャーズ」と名付けた吉岡秀隆、染谷将太ら常連組や、名優たちの競演も見どころの一つです。
それが、主人公・国岡鐵造のモデルとなったのが、出光興産創業者である出光佐三の生涯を描いた映画なのだ。

かいぞくと、3

折角ユキ(綾瀬はるか)と結婚するも、跡継ぎが出来ず離婚してしまうのも残念。
その後に、再婚をして子供が出来たのですね。冒頭での東京大空襲シーンなど、クオリティの高いCG技術で見せる時代描写にも唸らせられます。
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2016年12月29日

疾風ロンド3

しっぷうロンド「容疑者Xの献身」など数多くの著作が映像化されてきた直木賞受賞作家・東野圭吾の小説を映画化。
大学の研究所施設から盗まれた危険な生物兵器の回収を命じられた中年研究員が、わずかな手掛かりを基に奔走するさまを描く。
大学の医科学研究所に勤めるもどこか頼りなくツイていない主人公を、東野原作の『新参者』シリーズで主演を務めた阿部寛が演じる。
メガホンを取るのは、
NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」などに携ってきた吉田照幸。

あらすじ:大学の研究施設の違法生物兵器「K-55」が盗難に遭い、さらに国民を人質に身代金3億円を用意するよう脅迫メールが届く。
残された時間は
4日間、主任研究員の栗林和幸(阿部寛)はひそかに兵器を探索するという任務を依頼されるも、手掛かりはゼロ。
そんな折、犯人死亡というまさかの事態にぼうぜんとしながらも大惨事を回避すべく、犯人の遺品をヒントに国内屈指の規模を誇るスキー場へと向かう。

<感想>どこが疾風なんだか、そういえば冒頭で、何者かが雪山の木に、クマのぬいぐるみを打ち付けて、「さぁ、ゲームの始まりだ」と薄笑いを浮かべて呟いていたが、ゲームならそれなりのルールや、ルートがあるはずなのに。この映画では、それぞれの駒で、勝手に問題を起こし、あらぬ方向へと走っていくという。

しっぷう、4医科学研究所から盗まれた生物兵器が雪山に隠され、上司から秘密裏に奪還を命じられた中間管理職の研究員が、スキー場スタッフの協力を得て捜索に乗り出す。ただし、探し物が生物兵器だとは絶対に知られてはならない。

やりすぎな柄本明の研究所所長の出演シーンだけは、いつもの大げさな演技で喜劇役者になっていた。
それは、テンデンバラバラであり、緊急を要する事件があるのに、阿部ちゃんのこの能天気ぶりには、脚本も演出も最悪ですね。でもね、雪上場面で、スノボで豪快に滑走する大島優子の、グット突き出した逞しいお尻が最高。それに、レスキューの大倉さんがまたかっこいいときてる。

しっぷう、1事件を解決すべき主人公が、何らかの理由で動けない状態にあるからなので、そういう意味では、本作の主人公を演じている阿部ちゃんは酷い。
自分の仕事の重大さを息子に話していないし、親子関係の修復のために、スキー場へ学校まで休ませて連れて来るなんてね。

でも、コメディ路線をまっしぐらの阿部ちゃんなら仕方ないでしょう。
笑いや雪上でのアクションを畳みかけることによって、主人公がその場に留まっていることに、違和感を持たせない工夫もされている。

ロケ地の野沢温泉が舞台なので、大倉さんと大島の関係には、もどかしい恋愛要素も少しはありそうで、最後の方でそんな感じのシーンもあり、でもキスぐらいしても良かったかもね。
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古都3

古都、タイトル文豪・川端康成の不朽の名作を、現代を舞台に原作のその後の物語として映画化したドラマ。生き別れになった双子の姉妹、千重子と苗子が、それぞれに年頃の娘を持つ母となり、人生の岐路に立つ娘との関係に葛藤する姿を描く。主演は松雪泰子、共演に橋本愛、成海璃子、伊原剛志、奥田瑛二。監督はハリウッドで映画制作を学んだTV「ロボサン」「昼のセント酒」のYuki Saito

あらすじ:京都室町に先祖代々続く佐田呉服店を継いで20年になる佐田千重子。古くからの付き合いの職人たちが次々と廃業していく時代の流れの中、店の存続に頭を悩ませていた。
一人娘の大学生・舞にいずれは店を継いでほしいと考えていたが、就職活動をしながらも自分の将来像を見出せず、迷いが拭えない舞の思わぬ反発にあってしまう。
一方、千重子の生き別れた双子の妹・中田苗子は、北山杉の里で夫と林業を営んでいた。一人娘の結衣は、絵画を学ぶため、パリに留学していた。しかし自らの才能への疑問が生じ始め、悩める日々が続いていたのだが…。

古都、1<感想>川端康成の「古都」は、過去に岩下志麻版に、山口百恵ちゃん版があるが、本作は単に再映画ではない。いま流行りの新味を加えた改変をアピールしたいリプート版であります。変えたところ、付け加えたところに手でしっかりと握るものがある。

生活格差が生じた双子という従来の設定に、さらにその娘たちはと、線を延ばしたところが現代的でもあります。そこでの自立や、人生の開拓が行われるのだ。
松雪泰子の二役と、蒼あんな、蒼れいな姉妹、それに橋本愛と成海璃子の、落ち着いた系の美人が満載であり、それだけでも観られると思う。

和服姿の松雪さんが京都をウロウロする、その歩き方からして綺麗でなく、その表情はしかめっ面の八の字眉顔だ。古都も文化もヘッタクレもあったもんじゃない。

古都、2本作では西陣織の世界のことを描いているが、これは「映画」そのもののことを描いているようでもある。後継者を失い、技術が廃れ、次世代に引き継げないという現状。

だから、この映画はその“伝統”の在り方を川端康成の「古都」に倣いながら、かつての栄華を誇った撮影所のある町・京都を舞台にしている。
それは単なる偶然ではなく、映画の始まりと終わりを飾る、着物の縦の糸と横の糸なんですね。それはまるで、京都の街を象る碁盤の目のようでもあります。

京都とパリ、それぞれに素晴らしい伝統のある古都に住む娘の舞と結衣。
お互いの存在を知らなかった2人が、それぞれの母親の生き別れの話を聞かされる。
古都、5そして、絵を学ぶためにパリへ渡った結衣と、京都で呉服屋の跡継ぎ問題で悩む舞、就職問題にも疲れて悩み、書道教室の先生に誘われてパリへと日本の伝統文化の紹介のために舞がパリを訪れる。

川端康成の現代版って、古都つながりでパリに留学とはね。終盤のパリの日本文化デモンストレーションは、橋本愛が青い振袖姿で日本舞踊を踊る姿にハットさせられます。

その後に、パリの教会で結衣と出会う2人、一度も会ってないのに、母親が姉妹だということも。しかし、教会で並んで座る2人も姉妹に見えてしまった。

中島みゆき作詞・作曲「糸」を歌う新山詩織の歌声が、「縦の糸はあなた、横の糸は私、」じんわりと心に染み入り、姉妹ってどこかで繋がっているから、離れていても、出会った時にはあい通じるものが感じたはずですね。
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papikosachimama at 19:43|Permalink2016年劇場公開作品 | か行・が行の映画

2016年12月22日

ブレア・ウィッチ3

ブレア、タイトル「サプライズ」「ザ・ゲスト」のアダム・ウィンガード監督が、1999年に世界中でセンセーションを巻き起こした低予算ホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編に挑んだホラー・サスペンス。姉の行方を追う主人公とその仲間たちが森で体験する戦慄の恐怖を、ヘッドセットカメラやドローンをはじめとした最新撮影機器も織り交ぜ描き出す。

あらすじ:かつて“ブレアの魔女”の謎を追ってドキュメンタリー映画の製作に乗り出したヘザーだったが、撮影のために訪れたブラック・ヒルズの森で消息を絶ってしまう。それから20年。弟のジェームズは、You Tubeの映像に姉の姿を見つける。彼は仲間たちとともに、姉を捜すべくカメラを手にブラック・ヒルズの森へと足を踏み入れるのだったが…。

<感想>製作費わずか6万ドルという低予算作品ながら、1999年に世界中で記録的な大ヒットとなったホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の17年ぶりとなる続編。監督は「サプライズ」「ザ・ゲスト」などのホラー作品を手がけ、ハリウッド版「デスノート」の監督も務めるアダム・ウィンガード。

タイトルが「ザ・ウッズ」だったようですが、邦題を原題に合わせて「ブレア・ウィッチ」に変更したそうです。

ブレア、、2前に観た「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は、全然怖くないね、と思い、まだ話も終わってないのに。と思ったものの、これはマジで怖かったです。当然ながらテクノロジー的にアップデートされており、森の中へ入っていく若者たちが、ヘッドカメラやドローンを駆使しているのですが、それらが効果的に使用されるわけでもなく、むしろ最新機材が次々とダメになっていくことで演出の怖さを出しているのだ。

物語の展開では、雨の中2人が森の中にある小屋を見つけ、ジェームズが先に入り中が暗いので、音もホラーらしくおどろおどろしい雰囲気で、幻覚か姉のヘザーらしき女が立っているように見えて、姉の名前を呼び追いかける。ボロ屋なので床下が抜け落ちているような、昔子供たちが行方不明になったという事件を表しているような、壁には小さな子供の手型がたくさんある。それに暗いし小さな懐中電灯ではよく見えない。なのに、ビデオで映しているし。

ブレア、4それに、女も小屋の中へと入るも、ジェームズは何処にいるのか探せない。そうこうしていると、あの案内係の男が狂ったように出て来るのだ。彼女は殴られて気絶をして地下室へと落とされる。その地下室の抜け穴から抜け出そうと、細い穴を這いずるも、恐怖を表す音楽がいかにもという感じ。その穴は小屋の外へと続いているのか、灯が見えるではないか。しかし、穴を出るとそこは小屋の中だった。方向感覚が音痴になり、堂々巡りをしている感じ。せめて、この女だけでも助かって欲しいのに。何だか、全員死んでしまったような気配がして終わる。

容赦のない救いのなさは、前作同様であり、やたらとデカい音を突然出すのは、わざとらしくて嫌〜な感じでした。恐怖には2種類あって、一つはかつてどこかで見たり聞いたりした怖いことが、これから起きるのではないか予感する経験に基づいたもの。

もう一つは、全く予期せぬ事態が突然目の前で起こったり、知らない何かに襲われたりする未知に対するもの。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のフォーマットでは、現時点ではある程度誰にも知られており、カメラを持って森の中へ入った若者はひどい目に遭うに決まっている、と言う続編として保証された恐怖はともかくとして、一作目がもたらした後者はない。

基本的には、前作をなぞったものであり、正統派の続編ならではの独創的な新しいアイディアがなにのだ。手持ちカメラの揺れ動く映像に、驚愕を煽る大音響の効果は、1時間半とはいえいささか疲れるのだ。

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papikosachimama at 16:49|Permalink2016年劇場公開作品 | はとぱ行の映画

2016年11月20日

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK4

ジャック・リーチャーリー・チャイルドの小説を実写化したアクション『アウトロー』の続編。かつてアメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったが、今は放浪生活を送る男ジャック・リーチャーが、巨大な陰謀に挑む。監督は、『ラスト サムライ』などのエドワード・ズウィック。
前作に引き続いてトム・クルーズが主演を務め、『アベンジャーズ』シリーズなどのコビー・スマルダーズやテレビドラマ「プリズン・ブレイク」シリーズなどのロバート・ネッパーらが脇を固める。ド派手な見せ場の数々や、トムのアクションも痛快。

あらすじ:アメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったものの、今では街から街へとあてもなくさまよう生活を送っているジャック・リーチャー(トム・クルーズ)。
ある店でトラブルに見舞われた上に保安官に連行されそうになった彼は、自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。やがて彼は、元同僚であったターナー少佐(コビー・スマルダーズ)を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。ターナーを救い出して共に事態の真相を追ううちに、軍内部に不穏な動きのあることをつかむが……。

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<感想>2012年の「アウトロー」に続いて、全米ベストセラーを原作とするトム・クルーズ主演の第2弾。もちろん主人公はトム・クルーズで、最強の元陸軍エリートでありながら、組織に属することを嫌い、常に我が道を行く孤高の男、ジャック・リーチャー。

ジャック、8ただし、今回の物語は、その一匹オオカミ設定に少しひねりが加わっている。
それが、陸軍少佐スーザンの無実を証明しようとして、軍内の汚職事件に巻き込まれたリーチャーは、さらに自分の娘かもしれない、生意気なティーンの少女を旅の道連れとするハメになるとはね。そのサマンサが、いわゆる美少女じゃないところがいいのかもです。

陸軍少佐スーザンっを演じているのは、「アベンジャーズ」シリーズのコピー・スマルダースだから、一緒にアクションもするので楽しいですから。
アフガンでの麻薬と武器をめぐり、米軍上層部が汚職をしているという、ありきたりな物語ながら、知性も体力もあるスーザンが魅力的に演じていて、男に引けを取らない

ジャック、、1新監督には『ラスト サムライ』などのエドワード・ズウィック。アクション映画のスタイル的に言うと、1作目ではオールドファッションであった。
こちらは、倉庫での銃撃戦とか、屋根の上での爆走チェイスとかを見ていると、
80年代〜90年代のハリウッドのアクション映画では、こういう感じだったと、懐かしく思えてくる。

花火の挙がるニューオーリンズでのハロウィン・パレードをクライマックスにしたのも効果的でした。最近の3Dや、CG映像満載の作品が乱立する今の時代にあって、ポップコーン片手に観る映画本来の、シンプルなお楽しみに立ち返ることが出来るようだ。

ジャック、、3トム・クルーズのアクションのキレにも、益々磨きがかかっていて、54

歳とは思えないほどのバイタリティがあり、まだまだ現役続行できる俳優でもあります。
本作での悪役では、ハークネス将軍を演じるのがTVドラマシリーズ『プリズン・ブレイク』“ティーバック”役として知られるロバート・ネッパーに、そして、黒服の殺し屋のパトリック・ヒューシンガーがキレッキレのアクションでかっこ良かったです。

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2016年10月19日

シン・ゴジラ4

シンゴジラ、タイトル「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明が脚本と総監督、「のぼうの城」「進撃の巨人」の樋口真嗣が監督と特技監督を務め、世界的怪獣キャラクター“ゴジラ”を日本版としては12年ぶりに復活させた特撮アクション大作。謎の巨大不明生物“ゴジラ”の出現という未曾有の国難に直面した現代の日本を舞台に、全てが想定外の中でギリギリの決断を迫られる政府関係機関の緊急対応の行方と、ゴジラに立ち向かう人類の運命を、綿密なリサーチに基づくリアルなストーリー展開と迫力の戦闘アクションで描き出す。出演は「進撃の巨人」に続いての樋口監督作出演となる長谷川博己、石原さとみと「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」の竹野内豊。そのほか大杉漣、柄本明、高良健吾、余貴美子、國村隼、市川実日子はじめ実力派キャストが多数出演。

あらすじ:東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川)は未知の巨大生物の可能性を指摘し、内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹(竹野内)をはじめ周囲は一笑に付すが、直後に巨大不明生物の姿があらわになる。

しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)を派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。

シン・ゴジラ、<感想>全編、実に目まぐるしい。筋立ては東京を破壊する巨大怪獣ゴジラを撃滅できずに凍結するという簡単なものだが、その間の画面では、喧噪があわただしい勢いで渦巻いているのだ。政府首脳および関係者が会議につぐ会議を重ねて、そのたびに、場所や会議の名称、出席者の名前と役職名がテロップで映し出され、カットが短いために読み切れないのだ。

物凄い数の人物が登場し、誰もが早口であり発声が酷くてセリフが聞き取れにくく、肝心のゴジラも初めのうちは、瞬間的にしか見えず、形状の変化は言葉でしか語られるにすぎないのだ。

とにかくも、猛烈にせわしない映画なのだが、あらゆる側面に見られる速さは、何かを描写するというより、瞬時に手前を通り過ぎてゆく勢いだからして、表現としては良かったのだろう。

シン・ゴジラ、6全編の目まぐるしさは、ゴジラの動きとは関係ない。主な登場人物が動くのは、会議室から会議室へと移る時くらいで、あとはわいわいと喋りまくるのだから。

それに見あうかのように、巨大化したゴジラは姿こそ見えるも、口や背びれ、尾っぽから熱光線を放つものの、動きはまるで人形のようで、ノソリノソリと鈍いのである。

だから、一番目立つのが、政府首脳および関係者が、対ゴジラ作戦に必死になる姿だが、右往左往しているだけだ。次には、当然のごとくゴジラの破壊ぶりが目立つのだが、大規模なデジタルゲームの域を出ず、恐怖の表現にはなっていないのだ。

日本がとったゴジラを退治する方法が、第二次世界大戦の神風特攻列車作戦という、無人の新幹線と在来線がゴジラめがけてぶつかっていくというご愛敬もある。だが、長谷川たちがとったのは、消耗して眠ったゴジラに血液凝固剤を注入したらというものだった。

シン・ゴジラ、1そんなものでゴジラを退治できるのかと、疑問???しかしタンクローリー車で凝固剤をゴジラの口から注入させるという前代未聞の作戦。ゴジラはどうなったのかって、立ち上がった途端に凝固してしまったのでいきなり銅像になってしまった。あのまま固まっても、また眠りから覚めると思うのだが、続編の余地も残している。

ですが、ゴジラに立ち向かう自衛隊の活躍は、圧倒的に際立っている。正確に言えば、戦闘機、ヘリコプター、戦車などが次々と登場し、ゴジラに砲火を浴びせるだけでなく、兵器の見本市のようなものだが、それでも凄いのだ。

だから、怪獣映画が後半部分では、自衛隊のPR映画の有様を見せているように取れる。

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SCOOP!4

スクープ、「モテキ」「バクマン。」の大根仁監督が、1985年の原田眞人監督作品「盗写 1250秒」を基に、主演に福山雅治を迎えて贈るエンタテインメント大作。芸能スキャンダル専門のしがないパパラッチと、その見習いとなった新人女性記者が、互いに衝突を繰り返しながらもスクープを連発していくさまをコミカルかつスリリングに描き出す。
共演は二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー。

あらすじ:写真週刊誌「SCOOP!」に所属し、数々のスクープ写真を撮ってきたカメラマンの都城静(福山雅治)。
しかし、今ではギャンブルに溺れている上に借金に追われつつ、フリーランスのパパラッチとして生活していた。
そんな中、「
SCOOP!」に配属されてきた新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とタッグを組むことに。
情報屋のチャラ源(リリー・フランキー)からのネタと場数を踏んできて培ったベテランならではの勘を武器に次々とスクープをものにする静たちだったが、やがて大きな事件に関わることになり……。

<感想>福山雅治さん、マシーシャは嫌いじゃないです。初の汚れ役に挑戦ということか?・・・。冒頭からして自分の車にデリヘル嬢を連れ込んでいるインパクトのあるシーンに驚いた。パーマヘア、アロハシャツに革ジャン姿、かなりワイルドであるものの、どこまでが芝居で“素”?なのと、それに下ネタどころかセクハラ発言まである。

スクープ、5どうやら、大根仁監督こだわりのTV映画をリメイクしたものらしいが、私は知らなかった。80年代写真週刊誌全盛期を知らないと、意図不明な雰囲気もあるが、逆にあの時代を経験した人たちのその後、それが現在というふうにもなっているのだ。

二階堂ふみの新人記者と組むあたりは、長年パパラッチ稼業に汚れた男の荒れた感じを出していて悪くはない。特に、半ば余計もの扱いされている編集部で、自分の存在を強調するような大声張り上げるところなど。

だが、写真週刊誌が全盛を誇った1980年代を知るものからして、この企画自体が、時代とずれているのでは、という思いもしないでもない。

面白いのはこの30年で、キャバの超有名な戦場写真に異なる解釈が生まれたことである。もちろん映画のコンセプトとは無関係であります。ある決意の下に、裏街道を自ら歩いているカメラマンを演じる福山雅治が、さすがに様なって見えた。

スクープ、、原作よりも登場人物を減らしたのもいい結果に繋がっているようだ。大根仁監督の映画は、「モテキ」「バクマン。」も観ているが、いつだって上手いし、ダサくなる退屈しそうな箇所も巧みに切り抜けるセンスは、全盛期の伊丹監督の映画にあったものに通じるのだ。

本作でのバディ映画、成長譚としての骨格も明確にエンタメとして前半は完璧でした。クライマックスの展開も、オリジナルと同じだが、撮れる撮れないの一瞬の迷いに対する処理は、本作独自だけに、新人記者の二階堂ふみが、カメラへの執着がそれほどあったかは疑問に残る。

それだけに、クライマックスの見せ場を作る福山雅治の演技に惚れて、相棒のラリっているような感じの、リリー・フランキーが最高に巧かった。

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2016年09月30日

 君の名は。5

きみの名は、タイトル「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」の新海誠監督が、夢の中で入れ替わる少年と少女を主人公に贈る青春SFファンタジー・アニメーション。入れ替わりが巻き起こす思春期ならではのコミカルで甘酸っぱい青春模様と、2人を待ち受ける思いも寄らぬ運命の顛末を美しい映像とともに綴る。声の出演は神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子。

あらすじ:千年ぶりとなる彗星の接近を1ヵ月後に控えた日本。山深い田舎町で鬱屈した毎日を過ごし、都会の生活に憧れを抱く女子高生の三葉。ある日、夢の中で自分が東京の男子高校生になっていることに気づき、念願の都会生活を満喫する。一方、東京の男子高校生・瀧は、山奥の田舎町で女子高生になっている夢を見る。そんな奇妙な夢を繰り返し見るようになった2人は、やがて自分たちが入れ替わっていることに気がつく。戸惑いつつも、メモを残してやりとりしながら、少しずつ事実を受け止めていく瀧と三葉。ところが、互いに打ち解けてきた矢先、2人の入れ替わりは突然起こらなくなってしまう。そこで瀧は、夢の記憶を頼りに三葉に会いに行こうと決心するのだったが…。

<感想>別々の時空間で、ずっと誰かを何かを探している高校生の男子と女子。2人は出会うことなく、相手と出会い、出会わないのに相手の存在に気が付く。何やらややこしい言い回しになってしまったが、思春期特有の「なりたい願望」をベースにした本作は、宇宙の神秘まで取り込んでリアルに着地するのだ。

とはいえ、途中でこちらの飲み込み方が悪かったのか、未消化なところもある。ですが、繊細で美しい映像と、2人のキャラクターを観ていると、それだけで心地よくなり、新海誠監督のアニメに流れる時間は格別であります。

きみの、8千年ぶりの巨大彗星の到来を1ケ月後に控えた日本で、山深い田舎町の女子高生、三葉と東京の男子高生、瀧の中身が突然入れ替わるという不思議な現象が起こる。慣れない環境に戸惑ったり、楽しんだりして、状況を受け入れ、お互いの毎日を過ごす二人。一人で二人の人生を、あるいは二人で一つの人生を生きるような時間の中で、彼らは深い結びつきを得てゆく。

「入れ替わり」という超現象によって訪れた奇妙な出会い。それは偶然にもたらせられたものだったが、彼らはその中で、互いを取り囲む景色を見つめ、周りの人々を見つめ、そこから見える三葉と瀧自身を真っ直ぐに観た。

「入れ替わり」の後、出逢いを無に帰しかねない出来事が、彼らに襲い掛かる。

しかし、その信じがたい現実を前に、二人は繋がりを諦めることをしなかった。

それは彼らがほかでもない自分の眼で、意志で、互いを「運命の人」として選びとったからなのだろう。

きみの出逢いは何時だって偶然だ。私たちにも、日々たくさんの出会いが訪れる。でも、それを必然に変えられるかどうかは、常に自分自身の選択と行動にかかっているのだ。三葉と瀧が必死につかみとった飛び切りの「運命」は、そんな勇気のある事実を、私たちに教えてくれているのだから。

映画では、ラストで東京ですれ違いざまに、三葉と結婚相手の男性と会うのですが、お互いにまだ気が付いていない。それが、瀧が大学を卒業して就職し、マンションの3つ目くらいの隣の部屋に三葉が住んでいて、公園の階段で上と下で気が付いて「君の名前は?」と尋ねるところで終わる。心の中で二人は何処か繋がっていたんですね。これからに二人の関係はどうなるのだろう、って気になるよね。

夢で見知らぬ誰かと出会うなんてファンタジックな出来事は、現実には無いような気がするけれど、常にまだ会ったことのない誰かを待っている状態にあると思うから。明日誰かと新たに知り合うかもしれないし、転校して思いがけない出逢いがあるかもしれないのだ。
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papikosachimama at 14:43|Permalink2016年劇場公開作品 | か行・が行の映画

2016年08月23日

インデペンデンス・デイ:リサージェンス3D4

インデペンデンス、タイトル1996年に公開された、地球に攻めてきた侵略者と人類の激突を描いたSF大作『インデペンデンス・デイ』の続編。前作での闘いから20年後を舞台に、地球防衛システムを完備した人類が再び侵略者と対峙(たいじ)する。
『ホワイトハウス・ダウン』などのローランド・エメリッヒ監督、『ロスト・ハイウェイ』などのビル・プルマン、『ディープ・カバー』などのジェフ・ゴールドブラムと第
1作のメンバーが再結集。新たに『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースらが加わる。壮大な物語と圧倒的な映像技術に息をのむ。

<感想>前作の舞台はちょうど20年前の1996年、巨大な宇宙船からシグナルが送られてくるシーンから始まります。その後、宇宙船は分裂し直径24kgの個体となって世界中の上空に出現します。
今作にも出演しているビル・プルマン演じるウィットモア大統領は、宇宙船と交信を試みます。
主人公の1人デヴィッド技師の説得により、彼らが侵略者であることを理解し、避難命令を出しますが、交信を試みたヘリは破壊されてしまいます。大統領とデヴィット達は危機一髪逃げ切りますが、宇宙船から放たれたビーム砲は、面白半分で宇宙船の下に集まっていた民間人ごと、周囲の都市を焼き尽くしました。

インデペンデンス・デイ、1
物語自体も前作から20年後と言う設定で、エイリアンと人類の戦いが、さらにスケールアップに描かれている。監督は前作に引き続き「デイ・アフター・トゥモロー」(12)「2012」などパニック超大作を得意とする巨匠ローランド・エメリッヒ監督。物凄い音響とともに、画面いっぱいの宇宙船の迫力に圧倒されました。

前作に引き続き出演しているのが、デイヴィッド役のジェフ・ゴールドブラムの他、ホイットモア大統領役のビル・プルマン、ジュリアス・レヴィンソン役のジャド・ハーシュ、ブラキッシュ・オークン博士役のブレント・スピナーが、老人ホームに住んでいるようなデイヴィッドの父親ジャスミン・ヒラー役のヴィヴィカ・A・フォックスなどが前作から続投。

インデペンデンス、、1今回では新たな主役を任されたのが『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワース、主人公が扮する戦闘機パイロットの新キャラクター・ジェイクにバトンタッチされていて、元大統領ビル・プルマンの無娘のマイカ・モンローが恋人になっていた。彼女は「イット・フォローズ」のホラー映画で活躍。女性パイロット役で香港女優のアンジェラ・ベイビーがクール・ビューティな魅力を発揮している。

他にも女大統領のランフォードを演じるのが、『ゴーン・ガール』『デイ・アフター・トゥモロー』でも知られるセーラ・フォード。そして、アフリカに残されていた宇宙船の基地のゲリラの女博士にシャルロット・ゲンスブールが。

いつになったら事件が起きるのかと退屈していたら、ようやく登場する巨大宇宙船。この登場シーンのイマージネーションは凄く良かった。そこからが、大スペクタルのディザスター・ムービーになるけれど、中盤からの展開が何だか懐かしい感じのする、ハードでなくSF展開になる。

インデペンデンス、、前作では丁寧とはいえないまでも、宇宙人襲来までのプロセス、人物の相関や背景も描かれていたが、今回はそういったドラマ的要素が物凄く薄く感じた。

そんな中で目を引くのが、前作で宇宙人の腹話術人形となったロン毛の博士が、ゲイキャラになっていたのが笑う。恋人と宇宙人に挑みながら愛と絆を深める姿に、自身もゲイであるエメリッヒの想いみたいなものを感じずにはいられない。ビル・クリントンが絶賛した前作からもう20年も経過し、今度はヒラリーが初の女性大統領になることを想定してか、アメリカ主導のエイリアン対決ドラマを作る商魂の逞しさはさすがです。

相変わらず大都市破壊の映像が繰り返されるのだが、そこに居住する人間たちの痛みは伝わらず、軍事エリートたちがCG技術の進歩に支えられ、まるでオモチャを操作するように、新しい機械を使って宇宙区間を飛び回る。

エイリアンが女王蜂のごとく君臨するというので、期待したけれどそんなに官能的ではなかったのが惜しい。
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