今週の観たい映画守護神

2007年02月11日

長州ファイブ2

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幕末から明治にかけて、時代を駆け抜けた5人の男たち。日本を変えるため、命を懸けて海を渡った彼らを人は「長州ファイブ」と呼んだ。

1853年、ペリー率いる黒船が浦賀に来航して以来、日本は開国かどうか揺れ動いていた。それはまた江戸300年の泰平が破れようとした時代でもあった。そんな中「敵を知り、己を知れば百戦、危うからず」という孫子の発した故事と吉田松蔭の教えに発奮し、命がけで英国に密航した若者達がいた。その勇気ある志士こそ「長州ファイブ」と呼ばれる5人である。18635月、国禁を犯して英国・ロンドンに渡った5人はロンドン大学で造幣、造船、鉄道の技術を貪るように見聞きする。そして最新技術や知識を日本に持ち帰るため、「生きたる機械」にせんとしたファイブたちに衝撃の運命が待ち受けていた…。

ロンドンでの5人近代国家を目指す五人の若者を描いた『長州ファイブ』は、一昨年の暮れから山口県萩市下関市などでクランクイン、年明け後にはロンドン、ルーマニアなどで海外ロケが行われた。海を越え国境を越えて、現地スタッフとともに作られた本作は、かつて「攘夷の国から新しい日本へ!」と叫んだファイブの願いが、時を越えて形になったと言える。撮影の指揮を執ったのは、『地雷を踏んだらサヨウナラ』『アダン』などで、実在の人物を力強く描き出し、そこに迸る生を表現することで知られている五十嵐匠。もしかすると、現代の日本に光を持ち込むには、ファイブのように、がむしゃらに“生きたる機械”になることなのかもしれない…。(作品資料より)

化学の勉強<感想>俺たちは“生きたる機械(きかえ〜)”となって長州へ戻るんじゃ!・・・。

尊皇攘夷の気運が勢いを増していた幕末、山尾庸三(松田龍平)ら長州藩の若者5人が、日本の未来のために命がけで勇敢にも密航し、ロンドンで造船・鉄道・造幣の技術や知識を学びとろうとする姿を描いています。

生麦事件前編に、高杉晋作(寺島進)が、幕府の無力無能に腹を立てて、イギリス公使館の焼き討ち命じ、山尾が公使館に爆弾を仕掛けて爆破してしまう。

この後、雪深い信州の佐久間象山(泉谷しげる)を訪問する志道聞多と伊藤俊輔、象山に「敵を知り、己を知れば百戦、危うからず」と孫子の兵法の言葉を引いて、敵である西欧に人材を派遣し、陸海軍事技術を習得する事の必要性を説得されるのです。

ロンドンについてここから、聞多の意志は、藩主毛利敬親(榎本孝明)の心を動かし、藩の鉄砲を買うための準備資金を担保に念願の渡航費用の工面する。

しかし、諸藩士の海外渡航は幕府が禁じており、密航者は見つかれば死罪。密航の前夜、山尾が「死を賭けて異国へ行くには、侍を捨てるべきだ」と言いながら、彼らが髷を落とし、刀を捨てるシーン、自ら侍の象徴である髷をばっさりと切り落とす彼らの覚悟は、私たちの想像をはるかに越えた大きな意味があったのだろうか。

船に乗ってやっと密航に成功した5人は、船蔵に押し込まれ次の日から、甲板掃除と英語の勉強に勢を出します。

イギリスに渡った彼らの、初めての西洋で戸惑う姿がユーモアたっぷりに描かれており、5人のシルクハットに燕尾服を着て写真を撮った様子は、中々様になって立派に見える。

手話をしている山尾が造船の勉強をしているときに、隣の紡績工場で働いている聾唖者が手話で話をするのに感動して、その女性と親しくなり家に招かれるのです。

ちょうどその日は年越しで、新年を迎えるのに「蛍の光」の歌を家族みんなで歌うのです。寡黙な山尾役の松田龍平が実にいい味をだしている。

写真の5人幕末期に命がけで、異国、ロンドンに渡った長州藩の志士たちの勇気ある行動に感動し、帰国してから、実際に歴史上に名が残った5人の若者たち。

主人公は中でも地味目な山尾庸三(松田龍平)、後に工部大学校(現在の東京大学工学部)を設立し、“日本工学の父”と呼ばれる。

本物の5人井上勝=野村弥吉(山下徹大)イギリスで土木や鉱山学を学び、日本の鉄道開設に尽力。小岩井農場の設立にも力を尽くした。

伊藤博文=伊藤俊輔(三浦アキフミ)、明治の新政府要職を歴任し、1885年に初代内閣総理大臣に就任。

井上肇=志道聞多(北村有起哉)、初代外務大臣。維新外交の始祖となった。

遠藤謹助(前田倫良)、造幣局長として造幣局の整備に尽力。有名な「桜の通り抜け」の考案者である。

 

     



papikosachimama at 04:23│ 2007年劇場公開作品、鑑賞 | た行・だ行の映画

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{/hiyo_en2/}ずいぶん年季の入った感じの家ね。 {/kaeru_en4/}このあたり、江戸時代は品川の宿場町だったらしいからな。 {/hiyo_en2/}そこまで古くはないでしょ。 {/kaeru_en4/}じゃあ、江戸から明治に変わる頃か。 {/hiyo_en2/}いやあ、そこまでも古くはないと思うけど。 {...
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