2007年11月26日
ナンバー23
“23”は祝福か、呪いか・・・全世界を震撼させたサスペンス・ミステリー!
主人公ウォルターが導かれるように手にした一冊の本。その物語は、背筋のぞっとするような殺人ミステリーだった。自らの生い立ちに酷似した内容と、まるで何かを暗示するように度々挿入される“23”という数字。読み進むうちに、小説の中の出来事が現実の世界とリンクしはじめ、周囲では次々と事件が起こり始める。
そしてそれは、決して単なる偶然ではないことを知る…。数字“23”にとり憑かれたウォルターは、妻や息子、そして友人をも巻き込んで、小説に隠されたメッセージを解読する危険に身を投じてゆく。
その謎をウォルター自身が解き明かさない限り、自分と、そして愛する者たちの未来を守れないからだ。
天地創造__紀元前4004年10月23日
ジュリアス・シーザー暗殺時の刺し傷23ヶ所
テンプル騎士団に存在した23人の総長
ラテン語の構成文字数23
人間の性を決定付ける、第23番遺伝子
TWA機の事故 座席番号23で爆発
ユークリッド幾何学の定義23個
古代マヤ人が信じた世界の終末__2012年12月23日(作品資料より)
<感想>期待するほどではなかったです。
最初、「23」という数字の不可解な出来事を肯定するオカルト的なストーリーであるかのように進行していくのには興味津々でしたがね。
そして、途中から妄想や夢想をあつかう心理主義的なストーリーに転向しており、さらにそれらが錯綜した形になっています。
その古書「ナンバー23」が、ウォルターの過去であるだけでなく、そのことをある事情(記憶喪失)で忘れてしまうが、やがて、それを思い出したときの結末が、あ〜ぁ、やっぱりなるほどと思うような内容が、小説の人物と重なってつまらない。
23という数字のもつ神秘性を、物語の重要な鍵として取り入れてはいるものの、ひねった形で自分の過去の罪への責任の問題を追求して、罪悪感と贖罪をテーマにしたところはまあまあ良かったですね。
ジム・キャリー演じる主人公ウォルター・スパロウが、あっという間に数字が持つミステリーの世界に魅せられ、膨大な書物を読み漁り、数字にまつわる背景を隅々までリサーチ!異様です(笑)。
そして “ 23 ” が持つ謎を、映画の鍵となる背景にして、こんなカルトな世界があったなんて!驚きの展開です。
そして脚本は、これがデビュー作となるファーンリー・フィリップス。
彼が描いた世界は、単なる数秘学の面白さだけではなく、人間の支配欲がいかに破滅的な力を持つかというメッセージも付加されていた。
これは実際の生活の中で誰もが感じていることだと思うのですが、あまりにもこじ付け過ぎ(笑)。
監督は『バットマン』シリーズ等のブロックバスター・ムービーから『オペラ座の怪人』など批評家絶賛の、クオリティ・ムービーまで幅広く手腕を発揮するハリウッドのヒットメイカー、ジョエル・シューマッカー。奇妙なことに、本作は彼の23作目となるそうですよ。
主演は『トゥルーマン・ショー』、『ブルース・オールマイティ』の世界的スーパースター、ジム・キャリー。
一人二役の主人公、ウォルター・スパロウと古書「ナンバー23」のフィンガリング刑事役を演じている。
'95年の『バットマン フォーエヴァー』で謎の怪人リドラーを演じたジム・キャリーだったが、ジムが得意とするコメディ路線とはあまりにも異なるシリアスな役どころ。
果たしてジムが上手くやり遂げることが出来るのか心配でしたが、ウォルターの野良犬を捕獲するところなど、日常の生活のおどけたシーンは、いつものコメディアンを発揮して面白い。
後の古書の中の人物を演じている時は、今までに見たこともないようなハードでクールなジム・キャリーを目にすることでしょう。
さすがに彼は、実力派俳優です。
それに、ウォルターの妻アガサと、フィンガリング刑事を誘惑する魔性の女ファブリツィアの二役を演じた、「サイドウェイ」でアカデ
ミー賞にノミネートされた経歴を持つヴァージニア・マドセン。
彼女は、「今宵、フイッツジラルド劇場で」や「ファイヤー・ウォール」ではハリソン・フォードと共演している。
また「21グラム」や「トゥモロー・ワールド」(06)「マリー・アントワネット」(06)、「キングダムー見えざる敵」のダニー・ヒューストンがアガサの友人アイザックとマイルズ・フェニックスの二役を演じている。
また子役で注目株のローガン・ラーマン、そしてリン・コリンズがブロンドの女とトプキンス未亡人/フィンガリングの母親を演じて、実力と個性が伴う魅力に溢れた面子が、見事にキャリーの脇を固めています。
注意:ネタバレです。以下ストーリーの核心部分に触れています。
動物管理局に勤めるウォルター・スパロウは、美しい妻アガサと快活な息子に囲まれ、平穏な日々を送っていた。
そんなある日、以前開催したクリスマスパーティで同僚のシビルから迫られた時に冷たくあしらった腹いせに、彼女から無理やり仕事を振られる羽目になる。
それは、街をうろつく野良犬の捕獲作業だった。2月3日その日は彼の誕生日であり、それを祝うため妻アガサとの待ち合わせの時間が迫っていた。
手っ取り早く終わらせようと現場に向かったウォルターは、捕獲一歩手前というところで腕を噛まれその犬を逃してしまう。
やっとの思いで追い詰めるのだが、気づけばそこは墓場だった。首輪にNED(ネッド)と名づけられたその犬は、まるでウォルターを導くように、“ローラ・トーリンズ”という女性の墓碑の前で止まる。そしてふと消えてしまうのだった。
その犬、ネッドとは、その後に続く奇妙で難解な出来事のはじまりに、ウォルターは気づく由もなかったのですね。
遅刻しながらもウォルターは、アガサとの待ち合わせ場所へと急ぎます。
奥さんのアガサは、古書店で、赤い本を手にして時間を潰していた。
そしてアガサはウォルターに誕生日のお祝いとしてその本をプレゼントする。
“ナンバー23”と名づけられたその本は、背筋のぞっとするような殺人ミステリーだった。
物語の内容は、主人公のフィンガリングが生まれ、刑事となって活躍する話だ。仕事も忘れ、憑かれたように読み漁るウォルター。
何より彼の興味をひいたのは、フィンガリングの生い立ちがまるでウォルターの幼少時代とそっくりで、マリリン・モンローふうの女(ウォルターの母親)が、赤い水玉のワンピースでベットで手首を切って自殺。父親は拳銃で眉間に当てて自殺。
熱心に続きを読み漁り、・・・小説の続き、ある仕事で主人公のフィンガリングは、自殺志望のブロンド女の説得にかかるのだが、日付に時間、車のナンバー、本のページ、エレベーターの階数・・・その女は身のまわり全てに“23”が潜んでいる妄想にかられ、ついに首吊りにまで至ったのだ。その馬鹿げた妄想を取り払い、一時は説得して宥めることに成功した。
しかし、フィンガリングがその部屋を出たとたん、彼女はビルから飛び降り死亡してしまった。
それから“23”の呪いはフィンガリングにとり憑き、彼もまた人生を狂わせていく。“23”は、人を破滅に導く数字なのだ。最期は、あの犬ネッドが示したお墓の主〜ローラが、フィンガリングにナイフで刺して殺してと迫る。
物語は22章で未完のまま終了していた。
23章は白紙だったのです。そしていつの日か、“23”の呪いはフィンガリングと同じようにウォルターをも虜にするのです。
誕生日、運転免許証、社会保障番号、結婚式、そして壁の色まで・・・彼にまつわる情報、そして目にするもの全てに“23”が潜んでいる。
ウォルターにとってそれは決して偶然の重なりではなく、必然が導いた結果なのだ。
ウォルターは、その奇妙な本のなかにヒントを見つけ出し、ある人物を突きとめる。
最初に買った古本屋に行くと、髭の爺さんが現れて、その爺さんは、「スパロウには地獄が待っている、きっと・・・」と言葉を残し、自らナイフで首を切って命を絶ちます。
この時アガサも一緒にいて、その爺さんを救急車で病院へ運ぶからという。
全ての鍵は、“ナンバー23”の著者が握っている。物語りの第23章のページに仕掛けが?・・・そして明かされる本当の著者の名前。その数字の呪いの謎は?__そして、ウォルターが夜中に起きて洗面所へ水を飲みに行くと、水道水は血の色で、手の平は血で真っ赤に染まっている。悪夢にうなされ見る夢は、アガサを殺す夢。
物語の“キングエドワード・ホテル”は実在していて、「23」号室に行ってみるが何も分からない?・・・その部屋でまた“ナンバー23”の本の続きを読む。
そして恐れていたことが、捜し求めてたその物語を繋ぐ人物とは・・・サックスを吹き、刺青をした男がそのホテルの窓に立ち自殺をする。
(物語の主人公フィンガリングをジムが演じているのですが、中々ワイルドです)
あの犬、ネッドを捕まえなくては謎が解けない。・・・とまたあの墓地に行き犬のネッドを探す。
「ローラ・トリンズ」のお墓にネッドはいた。神父が来て「この犬は、墓の番人だ。この墓石には、死体が見つかっていない」という。
このお墓で、1970〜80年代に、悪役で味のある演技を見せたエド・ロータが神父役で出ている。脇役ではかなり出ているらしいが、最近はスクリーンではお目にかかったことがない。
15年前の事件だという。ローラを殺した殺人犯の所へ面会に行くウォルター、殺人犯は「私は無実だ、ローラを殺してない」という。
カサノヴァ・パーク、地獄が待っている。
アガサが独りで廃墟と化した精神病院の一室へと、その部屋には、壁や床洗面所まで数字の「23」にまつわる文字が書いてある。
ローソクの明かりで薄気味悪い部屋、そこへアイザックが来る。
アガサの友人で、いつも必ずと言ってくらい肝心な時に出てくるアイザック、何者?・・・こいつが著作者なのか?・・・とも疑いましたが、やはりウォルターが一番怪しくお墓のローラの死体を埋めた公園に行く所や、人骨が見つかるのです。
妻のアガサが、「貴方は精神を病んでいるだけ、息子のためにも、そして私は貴方を愛しているは」と言うアガサ。
ウォルターの記憶が戻ってきて、表に飛び出しバスの前に立ちはだかって死のうとします。
この時もう一度死んでしまえば良かったのにと思う。
しかし、ウォルターは自首をして罪を償うのですね。
主人公ウォルターの現在と過去と本に書かれた物語が絡み合って、巧妙な謎を隠し持つスリラーは程々にカルト的で怖く、惨忍なところもあります。
かといってそんなに期待する作品でもありません。
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この記事へのコメント
パピママさん♪
最近急がくって更新もままなりませんー
今日は1本観て来たんだけど
あんまり書く事ないかも(笑)
これ、やっぱり評価二分(いまいちよくない)ですね、でもジムキャリー好きだし
オチをのぞけばそこそこ楽しめたからいいかなって^^
migさんへ・・・今晩は!〜いつも忙しい所返事ありがとう!!migさんのブログは、人気があるのでTB・コメントたくさんお返ししなければいけないので、大変ですよね。
皆さんにお返しの返事を、必ずしているのには頭が下がります。
予告でかなりのサスペンスみたいなので、本気に期待してしまった(汗)
ジム・キャリー好きには楽しめたかもしれませんね。












