2008年10月27日

イントゥ・ザ・ワイルド4

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将来を約束された青年の自由を求める旅路

裕福な家庭で育った青年が目指したのは絶対的な孤独の地アラスカだった。

名優ショーン・ペンが久々に監督を務めたロード・ムービー。ベストセラー・ノンフィクション「荒野へ」を基に、アラスカで謎の死を遂げた青年の旅の様子とその真実に迫る。

物語:ことの発端は、1992年夏、実際にアメリカで大々的に報道されたひとりの青年の死。

1990年夏、裕福な家庭に育ち、優秀な成績でアトランタの大学を卒業した22歳のクリスは、将来を嘱望された若者だった。

しかし、卒業祝いに新車をプレゼントしようとする両親を振り切り、就職もせず、将来へ期待を寄せる家族も貯金も投げ打って、彼は誰にも別れを告げずに中古のダットサンで旅に出る。

やがてその愛車さえも乗り捨て、アリゾナからカリフォルニア、サウスダコタへとたった一人で移動を続け、途中、忘れ難い出会いと別れを繰り返して行く。

ショーン・ペン文明に毒されることなく自由に生きようと決意した彼が最終的に目指したのは遙か北、アラスカの荒野だった。

彼が求めたのは、生ぬるい青春の自分探しなんかではない。貯金は慈善団体に寄付し、無一文で旅立つという、並大抵の覚悟ではない人生の真実を探す旅。

すべてを捨てて一人きりでアラスカの荒野を目指した彼は、2年の放浪の末に、24歳で早すぎる死を遂げた。

クリス役に抜擢されたのは『スピード・レーサー』にも主演した新鋭エミール・ハーシュ。

知的で無謀で純粋な青年役を熱演している。18キロもの減量に挑み演じた孤独と飢餓に陥って行く様は圧巻。

 名優ショーン・ペンが6年ぶりに監督を務めた本作。

役者としてだけでなく緻密な人間ドラマを描く映画監督としても評価の高い彼だが、本作は作り手としてさらなる高みへ上ったことを示した作品と言ってもいい。(作品資料より)

アラスカにて<感想>この映画を、ここで見ている人達はどう観ているのだろう。

何を感じて、終ったとき、なんと思っているのだろう。みんな終わるまで誰も席を立たない。

永遠の別れを予感した時、人間はこのような表情を見せるのかと、もう会えない人たちの顔を思い浮かべたのだろうか??。


ショーン・ペンの久々の監督作品で、実話を基にしている。

優秀な成績で大学を卒業した青年クリスが忽然と姿を消す。

当然、両親と妹は心配するが、青年は家族に連絡をとる気もない。

車を捨て、現金もカードも手放し、名前も変えて、東部から西部へと流離っていく。最終目的地はアラスカ。

そこで彼を待っていたのは厳しい現実。青年の“放浪”は、映画、小説、歌の重要なテーマである。

自分を縛るすべてのものから逃げ出し、自分と向き合いながら旅を続ける。最終的な目的地も決まっている場合もあるだろうし、足の向くまま心の向くまま、立ち寄った土地で出会う人々とひと時を過ごし、また新しい土地へと旅立っていく。

バスの上でクリス多くの青年が一度は夢見る“旅”。

たいていは、その“旅”は“自立”と同義だし、青年はやがて幼虫がさなぎになり脱皮して成虫に育つように、ひとまわりもふたまわりも成長して大人になって、彼自身の生きる世界を見つけることになるだろうと思う。

 

そこまで成長した青年を、親や家族は、もう立派な大人として認めないわけにはいかない。

両親は、子供がもう自分たちを必要としないことに言いようのない寂しさと、自分たちの老いを感じて悲しむだろうけれど、それはある意味、親にとっては最高の幸せでもあると想像する。

そういう物語だったらならよかったのに。でもこれは違う。

クリスに恋する少女そもそも、クリスの出発は誰にも知らされていない。反発していた両親はもちろん、家族の秘密を共有して心を許しあっていた妹さえ知らされていなかったのだ。

最初に書いたように、彼は文字通りすべてを捨てて、名前さえも捨ててしまう。

両親がどんなにか心配して、彼を見つけようにも探しようのない状態。

なぜ、彼はここまで徹底してすべてを捨てていくのか?・・・両親が隠しているつもりで、実は妹と二人で探りあててしまった秘密が、彼をそうさせた、と、映画には描かれているけれど、それにしてもである。

クリスが母親のお腹に入っていた時、父親はまだ前の奥さんと離婚していなかった。そして、次に妹が生まれてやっと結婚したみたいだ。その最中は、子供の前で、ののしりあい夫婦喧嘩が絶えなかったのである。

あまりに潔癖で、完璧を求め、厳しいモラルを自分に課すクリスは、両親と両親の属する世界のなにもかもが許せない。

hippi-名前を変えて“アレックス”となったクリスは、旅先でいろいろな人たちと出会う。車で移動し安住する家を持たないヒッピーたち。

遠い外国から来て、“自由の大地”アメリカを楽しむ若い恋人たち。

農場を経営する男、思いを歌に託す少女、事故で家族を亡くして天涯孤独の老人。

誰もが、「アラスカ大冒険」というアレックスの夢を応援し、心配して、彼の決意が固いことを知ると喜んで手を貸そうとしてくれる。そして、さまざまな言葉を彼に投げかける。

孤独な老人、ハル「だけど、ご両親はあなたがここにいることをご存知なの?」、「お前は頭でっかちだな!」、「アラスカから戻ったら養子にならないか」みんなが心配してくれることを知りながら、それなのに、アレックスは親の心配に思い及ぶことがない。

子供の親を見る目は厳しい、自分もそうだから、それはよく分かる。

一方で、私は自分が親になって初めて、親の愛の深さが実感できた。

反抗的な態度をとったり、一人前であることを認めてほしくて、わざと反抗したり、自分が親にしてきたことが、やがて息子、または娘から私に返されることはもう分かっている。

でも、それからもう一歩先に進んだとき、ああ、自分はこんなにも愛されていたのだ、ということを子供たちにもきっと分かってもらえる時がくる、と思っている。

もし、私がクリスと同年代の時期にこの映画を観たら、結末はどうであれ、とにかく妬けるような羨ましさを感じたと思う。

今、私はクリスの両親と思いは同じ、「お願いだから、心配させないで、せめて居場所だけでも知らせて」と泣きそうな思いになった。

若さとは何か、幸せとは何か。結局、人生とはなんだろうか・・・?

両親に与えられた生命、でも両親に与えられた人生は生きたくない。与えられた生命でも、それを生きるのは自分しかないのだから。そんな思いが頭の中をぐるぐる渦巻く。

観た人それぞれの思いを、ひとりひとりに聞いてみたい、そんな映画だった。



papikosachimama at 22:00│ 2008年劇場公開作品、鑑賞 | あ行の映画

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2007年。アメリカ。"INTO THE WILD".   ショーン・ペン監督。  裕福な家庭に育ったクリス・マッカンドレスという青年が、すべてを捨て去り、放浪の旅に出て、むご...
8. イントゥ・ザ・ワイルド/INTO THE WILD  [ 我想一個人映画美的女人blog ]   2008年10月29日 17:37
名優、ショーン・ペンが10年の歳月をかけて実現{/star/}監督、脚本した会心作{/atten/} 試写行って来ました。 全米で大ベストセラーとなったジョン・クラカワー原作の「荒野へ」で実話。 持ってたチラシをじっくりみてなかったから、てっきりショーン・ペン主演してる...
7. イントゥ・ザ・ワイルド  [ めでぃあみっくす ]   2008年10月29日 16:44
この映画を見終わった後、少しだけショーン・ペンが羨ましく思えました。おそらく彼はこの『荒野へ』という原作を映画化したことで、彼の中での「幸福論」に答えを出すことができたのでしょう。幸せなんて人それぞれ千差万別、なのに世間は人並みの幸せを求めている矛盾。誰....
6. 映画「イントゥ・ザ・ワイルド」を試写会にて鑑賞  [ masalaの辛口映画館 ]   2008年10月29日 16:14
 19日「イントゥ・ザ・ワイルド」@一ツ橋ホール 試写会の主権はニッポン放送「高嶋ひでたけの特ダネラジオ 夕焼けホットライン」で、上映前にパーソナリティーの高嶋ひでたけさんとアシスタントの小口絵里子さんの舞台挨拶があり上映、客入りは7割ほど。 映画の話...
5. イントゥ・ザ・ワイルド/エミール・ハーシュ  [ カノンな日々 ]   2008年10月29日 07:34
話題作だと思っていたら意外と公開規模が小さいんですよね。でもそのおかげでTOHOシネマズららぽーと横浜のプレミアスクリーンで観ることが出来ました。ここはゆったりしていて快適なんですよね。 出演はその他に、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ....
4. ★「イントゥ・ザ・ワイルド」  [ ★☆ひらりん的映画ブログ☆★ ]   2008年10月29日 03:30
今週の平日休みはラゾーナ川崎の「109シネマズ川崎」でこの作品。 ショーン・ペン監督作品で、 「スピード・レーサー」に主演のエミール・ハーシュがまたまた主演。 実話ものらしいけど、アラスカ・・って、見るからに寒そう。
3. 「イントゥ・ザ・ワイルド」  [ ハピネス道 ]   2008年10月28日 16:13
JUGEMテーマ:映画大学の卒業式、誇らしげに見守る両親そんなシーンで始まるこの映画は裕福な家庭に育った優等生の青年クリストファーが23歳の若さでアラスカの大地に散るまでを描いた実話に基づく物語でした。ショーン・ペンが10年の歳月をかけて映画化した思い入れの深い作...
2. イントゥ・ザ・ワイルド  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2008年10月28日 10:56
 『そして僕は歩いて行く まだ見ぬ自分と出会うために』  コチラの「イントゥ・ザ・ワイルド」は、裕福な家庭に育った優等生の若者が全てを捨て去り、”ジブンをぶっこわす旅”の末、過酷なアラスカの荒野で1992年夏に遺体で発見された実在の人物クリス・マッカンドレ....
1. 映画「イントゥ・ザ・ワイルド」  [ 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり?? ]   2008年10月28日 00:35
原題:INTO THE WILD 予告も見ず、予備知識も何一つ得ないまま、ただタイトルに興味を惹かれての映画鑑賞だったけど、魂を揺さぶられると言っていい??衝撃の実話の映画化?? 本当に実話ということを知ったのは映画の最後のほうだったけど、最初のほうでは長くて退屈...

この記事へのコメント

5. Posted by 健太郎   2008年12月13日 10:53
4 おはようございます。又来ました。
お忙しい中、コメント&TBありがとうござました。

そうなんですよね、人との関わりを絶とうとして、結局色々な人に助けられ、最後に本当に一人になったら最期を迎えてしまうんですよね。

人は一人では生きられないのでしょうか?
もしそうなのだとしたら、クリスは最期の瞬間に大きな物を学んだ事になりますね。
4. Posted by パピのママ   2008年12月12日 23:44
健太郎さんへ・・・どうも返事が遅くなり申し訳ないです^^;
クリスが育った形だけの家族、放浪のなかで出会うアウトサイダーたちとの絆、そして、アラスカでの孤独な生活。
3つの時間が交錯し、人と人、人と自然の関係が対置されていくストーリーが良かったですね。
あの頭の良い、人当たりの良いクリスが回りの助言に耳を傾けなかったというのは、彼自身耳を貸したくなかったのだと言う気がします。
それほど人を避けて迄辿り着いた最果てのアラスカで、人は一人では生きられないと悟ったのは皮肉としか言いようがないですね。
3. Posted by 健太郎   2008年12月02日 23:46
4 こんばんは。

上手く言葉に出来ないのですが、「感じる」映画でしたね。
私はこの手の作品は正直苦手なのですが、この作品は好きです。

旅の途中で出会う人達は何かしら心に傷があって、だからこそお互いに引き合っているように感じました。

アラスカで何をしたかったのか正直解りませんが、もしかしたらそれが人生なのかもしれませんね。

家族や社会の中での旅を、自然に置き換え旅である人生を、そのものずばり旅にした。
そんな気がします。
2. Posted by パピのママ   2008年10月31日 17:12
migさんへ・・・そうなんです、メンテナンスというよりもアクセス拒否なので、システムの故障みたいですね。
映画監督のショーンと主人公を演じたエミール・ハーシュに拍手を贈りたいです〜ぅ(^^♪
内容は、原作も読んでないのにこんな事言ってよいのか、あまり共感できるストーリーではなかったです。
自分勝手なクリス、この世に生を受けて、夫婦喧嘩ばかりしている両親に反発して。
こんな親って、どこにでもいるんじゃない、結局自分探しなんていっているけど、逃避行〜だよね。
働かないで、生きていくのは自分を放棄したから、食べるということは生きている証だもの。
1. Posted by mig   2008年10月29日 17:35
4 パピママさんーー
こんばんは★
TBコメありがとうございます。
やっとこれました〜
昨日ライブドア不調だったんですね、
なんどやってもあかなかったのであきらめました。

ショーンペンはいい作品を撮りましたね、
普段なら長くて退屈しちゃいいそうだけど
これはなんだか入り込んで観ました。