マルセイユの決着(おとしまえ)いとしい人

2009年06月10日

アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン3

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各国を代表する“美しい男”たちが、かつてない演技で魅せる__いままで見た事のない美しい男たちの競艶!

物語:ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけ。彼の名はシタオ。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという不思議な力を持つ。

彼の父の依頼により、元刑事の探偵クラインは、シタオ捜索の旅に出る。シタオの足跡を辿り、LAからフィリピン、そして香港へと辿り着くクライン。

そこで刑事時代の仲間メン・ジーと共に突き止めたのは、シタオがリリという女性と一緒にいるということ。そして、リリを溺愛し、追い求め続ける香港マフィアのボス、ス・ドンボもまた、シタオを探しているということだった…。

香港マフィアと警察の抗争、壮絶な逃走劇に巻き込まれながら捜索を続けるクラインは、遂にシタオとの対面を果たす。だが、その時彼の目に映ったシタオの姿とは…。

そして物語は、誰もが想像しえない、衝撃のラストへと加速していく。(作品資料より)

ジョシュ、クライム<感想>ジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホン、そして木村拓哉、なんと美形ばかり揃った映画ということで早速、レディースデイ1000円で観てきました。

予告で見た、3人の上半身の鍛えた肉体美を見たさに気楽に考えてましたが、映画の内容はとても苦痛で痛く、グロくて、宗教的な救いの教え?、サスペンス、それにカーチェイスとアクションも少しで最高に良かったとは言い難いです。

冒頭から、猟奇殺人事件だと思うのですが、刑事のジョシュが拳銃を構えて犯人の家に押し入る。しかし、待ち構えていた犯人にバットで殴打され、その犯人がジョシュの上半身・裸の身体に覆いかぶさり、腕の脇を噛み付く。犯人は、ジョシュを殺す気はなく愛しているように見える。

その部屋には、グロテスクな人間の像というのか、オブジェなのか奇妙な物体が置かれ決して芸術だとは思えません。それは、ジョシュの夢、・・・なんともショッキングな映像で始る。

jyosyuそして、ジョシュ演じる元刑事の探偵クラインに、キムタク演じるシタオの父親からフィリピンで行方不明になった息子の消息を調べ連れ戻す依頼を受ける。

ジョシュがフィリピンのミンダナオに行き、シタオの写真を手掛かりに聞き込み調査をすると、すでに殺されているという情報が入る。が、シタオを知っている男から信じられない事実を聞く。

その時の映像が、川原で悪人に拳銃で撃たれ、完全に死んだと思っていたが、泥に覆われたシタオの顔に蛆虫が這い回る。顔色も肉体も人間としてすでに死に絶えたとしか思えないのに、何故か精気が蘇っているように見える不思議さ。

キムタクキリストの生まれ変わりなのか?謎の多い意味深な、ほとんど台詞(全編英語です)もないシタオという役を体当たりで演じて、まさに、キムタクの俳優としての生き様、意気込みが感じ取れましたね。

それからクラインが、シタオは生き返って香港にいるというので、香港にいる刑事時代の仲間であるジョー扮するショーン・ユーに会いに行く。「インファナル・アフェア」シリーズのショーン・ユーの出番は、殆んどなく裸にもなりませんから(笑)

彼の協力を得てシタオの捜査を開始したクラインだったが、香港マフィアとの凄まじいカーチェイスに巻き込まれるのですが、車をバックで追いかけるション・ユー、あまり危険を感じ取れません。

それにしても、オーバーラップした画面が多い。刑事だったクラインが殺人鬼を追い詰めるシーンと、その後に精神病院でのシーンとかがオーバーラップで映し出される。

挙句に、最後の方で、ジョシュが猟奇殺人犯を銃で殺し、その男の首を手術用のメスで切り落として、腕に抱え込むシーンまであるのですから、これこそ同性愛の証ですよ。

i,byonnhonn2それから、マフィアのス・ドンホに扮しているイ・ビョンホン。

いかにもマフィアっぽいドハデな紫色のシャツを着て、残虐な殺しを楽しむように部下の失敗を許さず、白いビニール袋を被せた部下を、金槌でひたすら殴り殺す残忍さ!・・・その床に広がるどす黒い血に、足を取られ転ぶ無様さ!

その冷酷なまでの目には、恐怖と狂気にかられ悪になりきったイ・ビョンホンの、上半身の見事なまでに鍛え上げられた身体に飛び散る、真っ赤な血にエロスを感じる。

i,byonnhonnそんな彼でも、一人の女を愛し、その女がさらわれてシタオのところにいるのを見つけ、シタオと対決する時でも、「俺を恐がるな」と手を差し伸べるシタオを拳銃で撃ち殺し、板に両手をクギで打ちつける残虐な行為。

役柄とはいえ、イ・ビョンホンの常軌を逸する姿に、思わず震えがきた。

草むらに建つ雨をしのぐだけの小屋で、患者が行列する。キムタク演じるシタオは、人々の痛みを自分に転移させる“治癒者”として、全身傷だらけで、悶え苦しむ。

別タイトルタイトルの「雨と共に」とは、全編雨のシーンが多く、特に水の存在が印象的に映っている。ジョシュのフラッシュバックのシーンでも、キムタクの川原で蘇るシーンや香港でのリリに髪を洗ってあげるシーンとか、気持ちをほぐし、心を和らげてくれるのが水=雨なのですね。

 

監督はフランスで活躍するベトナム人の監督、トラン・アン・ユン。デビュー作「青いパパイヤの香り」以来、「シクロ」「夏至」など監督した映画はすべて日本で公開されている。

出演者の中で紅一点のヒロイン、リリには監督公私に渡るパートナー、トラン・ヌー・イェン・ケーが、どうりで見えるか見えないかの下着姿で、惜しみなく身体を披露してますから。イ・ビョンホンの愛人というわりには年増に見えて、キムタクと抱き合うシーンでは、工藤静香に見えてしょうがなかった(笑)

3人の美しき男たち、それぞれが恐怖と痛みに耐える苦痛で歪んだ顔、カメラが3人の半身さらけ出した肉体を、艶かしく映していくシーンはなんて美しいのだろう。裸体をさらけ出した3人の男たちに★★★で〜す!



papikosachimama at 23:58│ 2009年劇場公開作品、鑑賞 | あ行の映画

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原題:I COME WITH THE RAIN公開:2009/06/06製作国:フランスPG-12上映時間:114分鑑賞日:2009/06/07監督:トラン・アン・ユン出演:ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー、ショーン・ユー、イライアス・コティーズ男たちの運命....
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□作品オフィシャルサイト 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」□監督・脚本 トラン・アン・ユン □キャスト ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー、ショーン・ユー、イライアス・コティーズ ■鑑賞日 6月7日(日)■劇場 ...
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1. アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン  [ LOVE Cinemas 調布 ]   2009年06月11日 02:54
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この記事へのコメント

2. Posted by パピのママ   2009年07月03日 01:11
5 シムウナさんへ・・・TB・コメントありがとうございます!
確かに、物語の流れが破天荒なシーンが多く、主人公が、クライン役のジョシュ・ハートネットが追いかけていく人物像が、後で分かるのですが驚くようなイエスキリストのようだったりと、この作品の意図に???マークが付きますよね。
3人のイケメン俳優を起用したというだけで、女性客をターゲットにした映画みたいです(笑)
1. Posted by シムウナ   2009年06月13日 21:53
TB有難うございました。
説明が少なく、シーンもかなりぶち切り状態なので
自分でそのシーンを様々な断片を追いながら
構築していくため、非常に疲れました。
最後まで監督の意図が分からなかった(笑)

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