ティンカー・ベルと月の石ジェイン・オースティン秘められた恋

2010年01月09日

よなよなペンギン3

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少女の夢は、空を飛ぶこと__。

ある夜、天使に羽根が舞い降りた。それは、ペンギン少女ココに届いた不思議な世界からの招待状。

日本のアニメ界の重鎮で、「銀河鉄道999」で知られるりんたろう監督が、「DETH NOTE」「時をかける少女」「サマーウォーズ」などを制作してきたマッドハウスとタッグを組み、

日・仏・タイなどの国際的なスタッフで作り上げたファンタジー・アニメだ。

物語:ペンギンコートを着て夜な夜な町を歩くココは、ある日、道でペンギンのカプセルを拾う。自宅でそのカプセルを開けると、なかから動く人形が出てきた。

その人形に誘われるままに「ペンギンストア」の閉店セールに招待されるが、こんどはチャリーというゴブリン村に住む男の子と出会う。ココはチャリーと一緒にゴブリン村へと旅立つが……。

見知らぬ世界に来たココは、平和な村を守るために伝説の勇者“飛べない鳥”として奮闘するのだが…。(作品資料より)

よなよなペンギン<感想>ペンギンコートを着て、夜な夜な散歩する女の子・ココ。

なんでココはペンギンが大好きかって、それはココが3歳の時、ペンギンの飼育係だった父親が死んでしまったこと。

3歳の誕生日のプレゼントにペンギンコートをプレゼントしてもらい、父親がその姿で「飛んでごらん」と両手を広げて父親が待っているのに勇気がなくて飛べなかったこと。

ある夜のこと、チャリーという男の子と出会い、映画を観ているときにココが舐めるアメ玉は色が変わるアメ玉だね、懐かしいです。

飛ぶ椅子するとココの座っていたソファーが突然空へと飛び出していきます!向かった先は、チャリーの住むゴブリン村。

どうやらココは伝説の勇者と間違われたみたいですね。

ココたちの前に現れた、ブッカ・ブーの家来で、ちょっと太ったザミー。ゴブリン村に来ては悪さばかりしているが、本当は訳あり天使なの。

ちょうど、ディズニーの「ティンカー・ベルと月の石」と「カールじいさんの空飛ぶ家」が上映していて、どうしてもディズニー・アニメには負けるが、それなりに日本のアニメも頑張っていると思いました。

日仏合作アニメというが、「ラピスの泉」とか、それと、キリスト教の堕天使をモチーフにしたザミーとかがいるかと思えば、ココを見守る謎の爺さんがスゴい役割を果たしている。それは、七福神の中の大黒様だよ!・・・フランス人とかタイの人に分かるのかな〜ぁ、心配だ(笑)

七福神この七福神は、様々な宗教の複合体だものね、金の龍まで現れて悪者ブッカ・ブーをやっつけてしまうところは、何か行き過ぎの気もしたのですが、まぁ〜お子様の絵本だと思えばいいかもです(笑)

舞台となるのは、ゴブリンが歩き回るファンタジーの世界。流れる音楽はメキシコ感風で、そして主人公は何故だかペンギン少女。

ブッカ・ブーとは、ゴブリン村を乗っ取ろうとしている悪い奴だ。まるで大きなコウモリのような姿で、オドロオドロしく怖いよ。

不思議な仲間たちと一緒に、村を救うため悪もののーブッカ・ブーたちと戦います。

まるで絵本のような綺麗な世界、カラフルな原色を使った色合いに目を奪われますね。

zami-,kokoそして、絵本から飛び出してきたような、楽しく動き回るキャラクターたちが素晴らしい。フルCGアニメに、日本アニメの伝統的な技術で、動きを簡略化してセル画の枚数を減らすリミテッド・アニメーションが組み合わされているそうですよ。

後半では、ココが闘う、闇の帝王ブッカ・ブーのキャラクターが掘り下げられていないのが残念。

でも、デブで意地悪な子かと思ったブッカ・ブーの家来ザミーが、実は堕天使という落ちこぼれ天使で、天国へ飛んでいく羽が背中に一つないのだ。だから仕方なくブッカブーに命令に従っている。

zami-本当は「善」という神の道から外れたザミーが、「悪」という道へと走る場面は、落ちこぼれ天使の心情が切ないほどリアルに描写されているのもいいですね。

本当はザミーは、天使なんだからいいやつなのに、悪さをするのは寂しくて友達がいないからなのだ。

ココが、そんなザミーとすぐに友達になってしまい、ブッカ・ブーと闘うのも勇気がいる。だって、本当に恐ろしく大きな怪物だし、やはり女の子なんだものね。でもね、みんなに頼まれ、期待されると弱いよね。

ザミーには、主人公のココ以上の成長が見られるんだもの、しかも、ザミーの声を担当した爆笑問題の太田光の声が見事なほどハマっていてよかった。

goburinn天国のお父さんも応援してくれるし、「飛べ、飛ぶんだココ!」転んでも起き上がって飛ぶよ、ウララ〜!飛んだよ、お父さん、抱いてくれる。片っ方の翼は自分のために、もう一方は、友達のために、いっぱい羽ばたくんだ。バックには、オーロラまで現れるよ!

みんなも応援してくれるし、頑張って行動を起こす勇気を持つこと、仲間を信頼すること、そして何より自分の願いを達成しようという強い気持ちこそが大事なんだと、ココを通じて映画は教えてくれる。

だって、日本の神様、七福神が黄金の船で現れるんだよ、しかし、ブッカ・ブーを追い払うのは金の龍だけどね。

この作品は、お子様向けですよね、ちょっとご都合主義な展開で、大人には信じられない発想ですものね。まるで絵本の中から出てきたような元気いっぱいのココちゃん声には、「ちびまる子ちゃん」で、まる子を演じた森迫永依ちゃんが、しかも映画の主題歌まで歌っているよ。



papikosachimama at 23:28│ 2010年劇場公開作品、鑑賞 | や行の映画

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