アイルトン・セナ〜音速の彼方へ〜ミレニアム2/火と戯れる女

2010年11月30日

ミレニアムドラゴン・タトゥーの女(DVD)4

ミレニアムドラゴン・タトゥーの女、タイトル日本でも2009年のミステリー界に一大センセーションを巻き起こすなど全世界で話題騒然となったスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作を映画化した北欧発のミステリー巨編。本作はその第1弾。

物語: 社会派月刊誌『ミレニアム』を発行するジャーナリストのミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、大物実業家の不正を告発した記事で逆に名誉毀損の有罪判決を受け窮地に陥っていた。そんな彼のもとに、大財閥ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリックからある調査依頼が舞い込む。

話を聞くため、ストックホルムよりさらに北の町ヘーデスタの沖合に浮かぶ、本土とは橋1本で繋がる孤島ヘーデビーへと向かったミカエル。そこで説明された依頼内容は、40年前、ヘンリックが我が子のようにかわいがっていた16歳の姪ハリエットが忽然と姿を消した迷宮入り事件を改めて調査してほしいというものだった。依頼を請負うことにしたミカエルだったが、案の定、早々に行き詰まる。

一方、ヘンリックの依頼で秘かにミカエルの身辺調査を行っていた天才女性リサーチャー、リスベット(ノオミ・ラパス)は、その後もミカエルのパソコンをハッキングし続け、偶然にも事件を巡るある重要な切り口に気づきミカエルに助け船を出す。情報提供者の正体を知ったミカエルは、リスベットに協力を要請、2人はコンビを組み真相究明に当たるのだったが…。

主演は「歓びを歌にのせて」のミカエル・ニクヴィスト。かつてない個性的なヒロイン像で熱狂的なファンを生み出したリスベット役には本作が初の大役となるノオミ・ラパス。
(作品資料より)

ドラゴンタトゥー、1<感想>1作目を見逃してしまったのが悔やまれます。DVDで鑑賞してサスペンスたっちのミステリー大作。
しかも、原作は読んでいませんが刊行直前に作者が急死という。出版されたのが2005年、人口900万人のスウェーデンで360万部を売り上げる大ヒットとなり、世界40カ国累計2600万部という驚異のベストセラーとなった。

作者のスティーグ・ラーソンが生前書き上げていた3部作は、いずれも大ヒット。09年には映画化が行われ、ハリウッドのリメイクも決定したそうです。ちなみに監督は「セブン」のデーヴィッド・フィンチャー。ミカエル役にはダニエル・クレーグが決定し、ヒロインのリスベットにはナタリー・ポートマン、キーラ・ナイトリーなど名だたる女優の名が挙げられているそうですが、さて、この難役に決定したのがルーニー・マーラが有力との噂も。

ドラゴンタトゥー、4このシリーズは社会現象化して、スウェーデンでは物語の舞台を巡るツァーも大人気だそうです。
この物語の中で、実在の地名を小説中に使用しているため場所が特定しやすいことが観光客を喜ばせる要因となったのでしょうね。

さて、何故このシリーズはこんなヒットしたのだろうか、最大の原因はヒロインの造形でしょうね。リスベットの身長は150センチくらいで、拒食症かと思うほど痩せていて、鼻ピアスに背中にはドラゴンのタトゥーには驚く。人との関わりを極端に嫌う性格だが、ハッカーとしては天才的。さらには一度見た物を忘れない映像記憶力をもっている。そして何よりも、どんな辛い目にあっても決して弱音を吐かず、自ら事の解決にあたっていく強さの持ち主なのだ。

ドラゴンタトゥー、3この強烈なキャラクターはなんとも魅力的で、演じたノオミ・ラパスもイメージにぴったりの熱演で、その男っぽい仕草とかたたずまいがカッコいいこと!

さて、内容は少女の失踪事件を捜査するうちに、富豪一家に隠された秘密が明らかになる、というストーリーで、これは孤島を舞台にした正統派ミステリーですね。

物語の持つ社会性、犯罪の背景にあるネオナチや、女性に対する虐待などの社会の闇の部分が描かれていて、失踪した大富豪の娘、ハリエットと主人公ミカエルとの幼いころの記憶。
それに、ハリエットやヒロイン・リスベットの男性から受けた残酷な仕打ちが描かれ、それは生々しくも過激で痛々しいシーンを見せるなど、ダークでヘビィでショッキングなインパクトがあります。

ドラゴンタトゥー、2これは作者ラーソンが描きたかった部分であり、もともと作者はジャーナリストで、雑誌「EXPO」(映画の中でも小道具としてちらりと登場)の創設者で、人種差別主義者や極右と戦い続けてきた人物だから、ミステリーの形をとりながらも、こうした問題を取り上げたかったのでしょう。

そんな作者の分身ともいえるミカエルは、逆境にも負けず、さまざまな不正や権力の腐敗と戦ってきた人物として描かれている。彼が信じるのはジャーナリズムの正義。物語は陰惨な犯罪を描きながらも、最終的にはその正義が守られる結末を迎える。
ラストのリスベットがいいですよね、今までの姿とは思えないくらい見違えて、金髪のカツラにピンヒールを履き、ワンピース姿の天才ハッカー、やるじゃないって(笑)。



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