クロエカンフー・パンダ2

2011年08月21日

デビル2

デビル、タイトル「エアベンダー」のM・ナイト・シャマラン原案・製作、『REC:レック/ザ・クアランティン』のジョン・エリック・ドゥードル監督によるミステリー・ホラー。高層ビルのエレベーター内に閉じ込められた5人の男女に起こる閉所の恐怖と不可解な現象を描く。出演は「お家(うち)をさがそう」のクリス・メッシーナ、「クロッシング」のローガン・マーシャル=グリーン、「(500)のサマー」のジェフリー・エアンド。

あらすじ:高層オフィスビルで一人の男が墜落死した。現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課のボーデン刑事(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に不自然な思いを抱きつつも、状況から自殺と断定する。

その頃、エレベーターの一基が突然停止し、セールスマン風の男(ジェフリー・エアンド)、老女(ジェニー・オハラ)、警備員のラーソン(ボキーム・ウッドバイン)、身なりのいい若い女(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)、そして整備工の若者(ローガン・マーシャル=グリーン)5人が閉じ込められた。状況に気が付いた警備室の警備員ラスティグ(マット・クレイヴン)とラミレス(ジェイコブ・バルガス)は整備担当のドワイトに故障したエレベーターの確認に向かわせる。

デビル、1エレベーターの中で5人はパニックになりながらもなんとか冷静さを保とうとしていたが、突然照明が消えて再点灯したとき、若い女の背中が切られて出血。5人は誰が犯人かお互いを疑う。その状況を監視カメラのモニターで見たラスティグは警察に連絡。無線を聞いたボーデンは警備室に向かい、中の5人に落ち着くように話す。

だが、エレベーターにはボーデンの声は届いているもののエレベーターからの声はまったく聞こえない。ボーデンは消防署のレスキューに連絡、閉じ込められている5人の身元を調べるためにロビーの入館者名簿を調べに行く。その間にエレベーター内では再び照明が消え、鏡が割れた音が聞こえたと同時に点灯すると、そこには首に鏡の破片を突き立て、セールスマンの男が死んでいた。

デビル、4そんな中、屋上からエレベーターのワイヤーを伝って下りようとしていたドワイトが墜落死。敬虔なクリスチャンのラーソンはこれが悪魔による仕業だと言う。最初はラーソンの戯言だと考えていたボーデンは、自殺者がオフィスに残していた「悪魔の足音が聞こえる」という謎のメモや、閉じ込められている5人の素性が明るみになることで、ラーソンの言う悪魔の存在が頭をよぎる。閉じ込められた5人がなぜ死ななければいけないのか、その事実を知った時、ついにその恐怖の正体が目の前に現れた……。(作品資料より)

<感想>M・ナイト・シャラマンというと「シックス・センス」が良かっただけに、後の作品がパットしなかったのが残念だ。これもしかり、原案と制作を手掛けたシチュエーション・ホラーとなっている。エレベーターの中に閉じ込められた男女に、密室の恐怖と不可解な現象が襲いかかるというもの。だが、冒頭の逆さまに映し出される大都会の映像には、「インセプション」を連想して、これは期待出来るかなんて思ってしまった。

デビル、2始めに高層ビルから男が転落死する場面が映し出されるが、この後の展開にはまったく関係がないのか?・・・エレベーターに乗っていたセールスマンと若い女と、ビルの警備員が同じ階の弁護士に用事があって行くところだった。転落死をしたのはその弁護士だが、遺書らしきメモを残していたのが「悪魔の足音が聞こえる」というメッセージだ。やはり物語の中に人間の心の闇に潜んでいる“悪魔”という存在が、エレベーターの中の5人に向けられたものかと思う。

デビル、3閉じ込められた5人は、みな前科もちで、切れると怖い心の中の悪魔が表に出るような人間ばかり。見た目は立派な高層ビルだが、地下のボイラー室とか電源版とか、エレベーターの下には水たまりがあり、電線が水に浸って感電しそうなヤバい雰囲気。それに狸が住み着いているし、鳩もいる。エレベーターを調べに行った警備員もベテランではなく、素人みたいな人らしい。ワイヤーを伝って停止している箱まで行く途中で、鳩?コウモリみたいなのが飛びだし驚いて転落死する。

デビル、5次に地下へ行った警備主任も、水に浸った電線を棒切れで持ち上げ、自分がその水に足を踏み入れたばかりに感電する始末。エレベータの中では電気が消えたり点いたり、暗闇の中で突然ガラスの割れる音のような悲鳴も、エレベーターの中に貼ってあった鏡が割れて若い女が怪我をしている。

そして一番先に、口の悪いセールスマンが鏡の切れ端で首を刺されて死ぬ。何度も電気が消える度に誰かが死ぬ。恐怖を煽るような音響と暗闇。警備室の監視カメラには、異様な現象が映し出され、それは悪魔のようでもあり、信心深い警備員がこれは絶対に悪魔の仕業だと言う。

老女もいたが、首を吊られて死んでいたのだが、スリとはね。ところがこの老女が実はという物語なのだ。私は若い女が狂言で自分で体に傷を付けたと思って、この女が怪しいと睨んでいたのだが、まさかね。警察も何も出来ないまま消防やレスキュー隊に電話して、ビルの壁をぶち壊して中の人間を助けようと必死になるも、生き残るのは、若い女と整備工の男2人になる。二人で互いに手に割れた鏡の切れ端を持ち向かい合うが、また電気が消えた間にとんでもないことが起きる。

デビル、6監視カメラに写っていたのは、首を吊られて死んだと思っていた老女に悪魔が乗り移って、・・・若い女が殺され整備工だけが生き残ったとは。だが、それには理由があった。その男が5年前の轢き逃げ事件の真相を話す。その被害者の妻と子供は、実はこのエレベータの事件を担当していた刑事だったのだ。

帰りに自分の車で署まで送るといい、憎き轢き逃げ犯の整備工と2人になる。これは刑事が自分の家族の命を奪った憎き犯人を殴り殺すか、拳銃で撃つかするのかと思ったのだが、一言「許す」という言葉で終わってしまった。何だか肩透かしをくらったように、ツマラない映画になってしまった気がする。



papikosachimama at 11:20│ 2011年劇場公開作品、鑑賞 | た行・だ行の映画

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