サンクタム(DVD)世界で一番パパが好き!(DVD)

2012年02月03日

レオニー(DVD)4

レオニー、タイトル、1日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれた芸術家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモア。20世紀初頭を生き抜いたその波乱の生涯を、日米両国を舞台に描く。出演は「シャッターアイランド」のエミリー・モーティマー、「レッドクリフ」2部作の中村獅童。監督は「ユキエ」「折り梅」など、家族の絆を描き続ける松井久子。

あらすじ:1901年。フィラデルフィアの名門大学を卒業したレオニー・ギルモア(エミリー・モーティマー)は、ニューヨークで教職に就く。だが、編集者への夢を捨てきれない彼女は、新聞で求人広告を発見。日本から来た雇い主のヨネ・ノグチ(中村獅童)と出会う。詩人のヨネは、レオニーと共同で英語の詩や小説を発表し、脚光を浴びるようになる。いつしか恋に落ちる2人。

そしてレオニーは子供を身籠るが、ヨネは妊娠の事実を喜ばず、彼女を置き去りにして帰国してしまう。残されたレオニーは、カリフォルニアで男の子を出産。やがて、日本人への人種差別が激化。子供の将来を案じたレオニーは、ヨネの誘いもあり、母の反対を押し切って日本行きを決意する。

2人を出迎えたヨネは、息子を“イサム”と名付け、用意していた住まいへと案内する。レオニーにとって、戸惑いの多い日本の暮らしだったが、次第に東洋の文化と自然の美しさに惹かれていく。だがある日、ヨネに日本人の妻がいることを知り、激怒。イサムを連れて家を出てしまう。

レオニー、4小泉八雲の妻セツ(竹下景子)と知り合い、身を寄せるが、異国での母子2人の生活は過酷で孤独なものだった。そんな時、お腹に宿った新たな命。女の子を無事に出産したレオニーは“アイリス”と名付けるが、父親の名は決して明かさなかった。その一方で、イサムの芸術的才能に気付き、成長した息子をアメリカへ送り出す。だが、時悪く第一次世界大戦が勃発。やがて連絡が途絶えてしまう。

数年後、アイリスとともにアメリカへ戻ったレオニーは、イサムが医師を目指してニューヨークで学んでいることを知る。“あなたは芸術家になるために生まれてきたのよ”と息子を説得するレオニー。これによってアーチストとしての道を歩んだ彼は、やがて頭角を現す。2人の子供の成長を見届けたレオニーは、自分自身のために生きようと、メリーランドの田舎へと向かうのだった……。(作品資料より)

<感想>だいぶ前に見たもの。天才彫刻家イサム・ノグチは知りませんでした。何時の日か、四国高松市にあるイサム・ノグチ庭園美術館、晩年に手掛けた北海道の公園など、イサム・ノグチの彫刻と芸術品を鑑賞したいと思っております。

レオニー、3この作品は、そのイサム・ノグチの母親であるレオニー・ギルモアの波乱に飛んだ半生を描いたもの。その内容は、アメリカで日本人の詩人、野口米次郎と恋に落ち、子供を産みそして日本へ渡った彼女の人生。
それは、きっと日本女性だったらとても同じような生き方は出来ないと思う。何故なら生活習慣の違う異国での辛い生活、博学の女性としての自尊心を砕かれ、それでも自分の意志を貫きとおす信念の強い女性であったこと。

日本語を学ぼうとはせず、日本で育てた息子や娘に通訳してもらい、あまり自分を悪く言っている言葉は耳に入れないという楽観的な性格もいい。それでもあまりにも酷い仕打ちで、見ていて怒りを覚え泣きたくなりました。彼女も反論はするのですが、この時代の女性は、男性に対して反抗することはタブーであり、仕事も英語を教えることくらい。

日本人と結婚できるとばかり思ってやってきたのに、妾とはあまりにも酷い仕打ち、それに反発するように彼女は日本人の男と自然に仲良くなる。茶道家の中村雅俊演じる男に着物をプレゼントしてもらい、その後娘を妊娠する。

最初の男の子をシングルマザーとして受け止め、それでもなお、野口米次郎に対しての裏切り行為のように、またしても子供たちに父親のない生活を送る彼女の真意とは計り知れないもの。女性としては、好きな男の子どもを産むという証がレオニーにとって生きる支えだったのかもしれない。

レオニー、1息子が10歳の時、学校で虐められ登校拒否をするのを、レオニーはアメリカの友達から借りたお金で、田舎の辺鄙な三角形の土地を買い、そこに家を建てるよう息子のイサムに頼む。これが息子イサムの芸術家として目覚める第一歩だったことは言うまでも無い。この時の大工の棟梁とのエピソードが、この作品の陰鬱な空気を和らげてくれ和ませてもくれる。

レオニーが日本での生活の中で、いくらかでも安らぎと自分を取り戻した場所でもある、息子が建てた丸窓のある家。庭には薔薇の花が植えられ、2階の丸窓からは海と富士山が見える。

この作品の冒頭から石をノミと金槌で刻み続ける男の姿が映し出され、イサム・ノグチの人生の中で、日本の記憶と共にあらゆる想いが込められているように、彫刻を刻む音が響き渡り心を打つものが感じられます。
よかったら押して下さいね"http://ranking.kuruten.jp/rankin.php" くる天 人気ブログランキング



papikosachimama at 08:53│ 2012年DVD作品レンタル鑑賞 | ら行の映画

この記事へのトラックバック

4. レオニー  [ LOVE Cinemas 調布 ]   2012年02月08日 23:28
世界的彫刻家イサム・ノグチの母親、レオニー・ギルモアの波乱の生涯を描いた伝記映画だ。ニューヨークで野口米次郎と出会い、イサムを出産し、来日と様々な環境に身を置きながらも息子を愛し続ける母親を演じるのは『マッチポイント』のエミリー・モーティマー、野口米次郎
3. レオニー  [ 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜 ]   2012年02月08日 22:08
評価:★★★★☆【4,5点】 鑑賞前の個人的不安要素は、鑑賞後にはすべて消えていた。
2. レオニー  [ 心のままに映画の風景 ]   2012年02月08日 21:26
1901年、ニューヨーク。 レオニー・ギルモア(エミリー・モーティマー)は、日本から来た詩人、野口米次郎(中村獅童)出会い、編集者として彼の英詩を手伝うようになる。 やがて恋に落ちた2人だったが...
1. レオニー  [ 風に吹かれて ]   2012年02月07日 11:14
ある母の生涯公式サイト http://www.leoniethemovie.com彫刻家イサム・ノグチ(1904-1988)の母の生涯を描いた映画監督: 松井久子 「ユキエ」 「折り梅」1901年のニ
サンクタム(DVD)世界で一番パパが好き!(DVD)