ブレア・ウィッチ疾風ロンド

2016年12月29日

古都3

古都、タイトル文豪・川端康成の不朽の名作を、現代を舞台に原作のその後の物語として映画化したドラマ。生き別れになった双子の姉妹、千重子と苗子が、それぞれに年頃の娘を持つ母となり、人生の岐路に立つ娘との関係に葛藤する姿を描く。主演は松雪泰子、共演に橋本愛、成海璃子、伊原剛志、奥田瑛二。監督はハリウッドで映画制作を学んだTV「ロボサン」「昼のセント酒」のYuki Saito

あらすじ:京都室町に先祖代々続く佐田呉服店を継いで20年になる佐田千重子。古くからの付き合いの職人たちが次々と廃業していく時代の流れの中、店の存続に頭を悩ませていた。
一人娘の大学生・舞にいずれは店を継いでほしいと考えていたが、就職活動をしながらも自分の将来像を見出せず、迷いが拭えない舞の思わぬ反発にあってしまう。
一方、千重子の生き別れた双子の妹・中田苗子は、北山杉の里で夫と林業を営んでいた。一人娘の結衣は、絵画を学ぶため、パリに留学していた。しかし自らの才能への疑問が生じ始め、悩める日々が続いていたのだが…。

古都、1<感想>川端康成の「古都」は、過去に岩下志麻版に、山口百恵ちゃん版があるが、本作は単に再映画ではない。いま流行りの新味を加えた改変をアピールしたいリプート版であります。変えたところ、付け加えたところに手でしっかりと握るものがある。

生活格差が生じた双子という従来の設定に、さらにその娘たちはと、線を延ばしたところが現代的でもあります。そこでの自立や、人生の開拓が行われるのだ。
松雪泰子の二役と、蒼あんな、蒼れいな姉妹、それに橋本愛と成海璃子の、落ち着いた系の美人が満載であり、それだけでも観られると思う。

和服姿の松雪さんが京都をウロウロする、その歩き方からして綺麗でなく、その表情はしかめっ面の八の字眉顔だ。古都も文化もヘッタクレもあったもんじゃない。

古都、2本作では西陣織の世界のことを描いているが、これは「映画」そのもののことを描いているようでもある。後継者を失い、技術が廃れ、次世代に引き継げないという現状。

だから、この映画はその“伝統”の在り方を川端康成の「古都」に倣いながら、かつての栄華を誇った撮影所のある町・京都を舞台にしている。
それは単なる偶然ではなく、映画の始まりと終わりを飾る、着物の縦の糸と横の糸なんですね。それはまるで、京都の街を象る碁盤の目のようでもあります。

京都とパリ、それぞれに素晴らしい伝統のある古都に住む娘の舞と結衣。
お互いの存在を知らなかった2人が、それぞれの母親の生き別れの話を聞かされる。
古都、5そして、絵を学ぶためにパリへ渡った結衣と、京都で呉服屋の跡継ぎ問題で悩む舞、就職問題にも疲れて悩み、書道教室の先生に誘われてパリへと日本の伝統文化の紹介のために舞がパリを訪れる。

川端康成の現代版って、古都つながりでパリに留学とはね。終盤のパリの日本文化デモンストレーションは、橋本愛が青い振袖姿で日本舞踊を踊る姿にハットさせられます。

その後に、パリの教会で結衣と出会う2人、一度も会ってないのに、母親が姉妹だということも。しかし、教会で並んで座る2人も姉妹に見えてしまった。

中島みゆき作詞・作曲「糸」を歌う新山詩織の歌声が、「縦の糸はあなた、横の糸は私、」じんわりと心に染み入り、姉妹ってどこかで繋がっているから、離れていても、出会った時にはあい通じるものが感じたはずですね。
よかったら押して下さいね 〜"http://ranking.kuruten.jp/rankin.php" くる天 人気ブログランキング



papikosachimama at 19:43│ 2016年劇場公開作品 | か行・が行の映画
ブレア・ウィッチ疾風ロンド