疾風ロンドサバイバルファミリー

2017年01月10日

海賊とよばれた男4

海賊と、2百田尚樹の一大ベストセラーを「永遠の0」に続いて山崎貴監督、岡田准一主演で映画化した大作ドラマ。若くして石油業に乗り出し、欧米石油メジャーに果敢に立ち向かって激動の時代を駆け抜けた男の一代記を吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、堤真一、綾瀬はるか、小林薫をはじめとする豪華キャストの共演で描き出す。

あらすじ:主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を予感していた若き日の国岡鐡造(岡田准一)は、北九州・門司で石油業に乗り出すが、その前には国内の販売業者、欧米の石油会社(石油メジャー)など、常に様々な壁が立ち塞がり、行く手を阻んだ。
しかし、鐡造はどんなに絶望的な状況でも決して諦めず、それまでの常識を覆す奇想天外な発想と、型破りの行動力、何よりも自らの店員(=部下)を大切にするその愛情で、新たな道を切り拓いていった。
その鐡造の姿は、敗戦後の日本において、さらなる逆風にさらされても変わることはなかった。

そしてついに、敗戦の悲嘆にくれる日本人に大きな衝撃を与える “事件”が発生する。
石油メジャーから敵視され、圧倒的な包囲網により全ての石油輸入ルートを封鎖された国岡鐡造が、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を、秘密裏にイランに派遣するという“狂気”の行動に打って出たのだった。
海賊と、1イランの石油を直接輸入することは、イランを牛耳るイギリスを完全に敵に回すこと。
しかし、イギリスの圧力により貧困にあえぐイランの現状と自らを重ね合わせた鐡造は、店員の反対を押し切り、石油メジャーとの最大の戦いに臨む。
果たして、日承丸は英国艦隊の目をかいくぐり、無事に日本に帰還することができるのか?そして、国岡鐡造は、なぜ“海賊”とよばれたのか?その答えが、明らかになる―。

<感想>この映画の岡田准一は凄かった。何が凄いのかと言うと、劇中で基本的に“老いているから”である。
つまり実年齢よりも年上の役であるだけでなく、ほとんどの場面で何らかの特殊メイクを施して、“年老いている”のだから。

本作では、彼の主演作でしばしば生じる啖呵をきる場面である。
立派すぎる体格の登場人物を岡田が見上げる姿勢をとりながら、態度は上から目線で叱責する時に、ますます主人公のカリスマ性は強調され、またそれは旧世代日本人の体格時代考証に合ってない役者が、非難されているようにも見えるのだ。

海賊と、1960年代を中心に描いていると言えば、そういう感じにメイクをして演技をしているかと思うが、違うんです、もう老人に成りきっていた。
彼は果敢に“老い”を演じているが、観客がそのことを望んでいるか否かなんてことは、お構いなしなのだ。役者の鑑だと思う。

山っ気の多い勝負師のような商売人の成功譚と言ったら身も蓋もないが、確かに主人公が戦後日本の復興に果たした役割は大きいのだろう。
映画の中の主人公は、観ているこちらの心に触れるものが感じられ、岡田准一の演技も人間的なスケール感で満足。
商売人が商売のためにあれやこれやと仕掛けるのは当然のことだが、美術やロケ地など時代再現は頑張っていると思った。

かいぞくと、5だが、主人公のイケイケ的な行動を追うだけではない描写も欲しかった。
しかし、結果として天皇制や日本人の心性への批判を忍ばせていて、そこは良かったと思う。

国岡鐵造を演じる岡田准一を筆頭に、監督自身が「山崎組アベンジャーズ」と名付けた吉岡秀隆、染谷将太ら常連組や、名優たちの競演も見どころの一つです。
それが、主人公・国岡鐵造のモデルとなったのが、出光興産創業者である出光佐三の生涯を描いた映画なのだ。

かいぞくと、3

折角ユキ(綾瀬はるか)と結婚するも、跡継ぎが出来ず離婚してしまうのも残念。
その後に、再婚をして子供が出来たのですね。冒頭での東京大空襲シーンなど、クオリティの高いCG技術で見せる時代描写にも唸らせられます。
よかったら押して下さいね 〜"http://ranking.kuruten.jp/rankin.php" くる天 人気ブログランキング

 



papikosachimama at 16:50│ 2017年劇場鑑賞作品 
疾風ロンドサバイバルファミリー