2011年レンタルビデオ、DVD

2011年12月31日

フォーガットン(DVD)1

フォーガットン愛がこわれるとき』のジョセフ・ルーベン監督が、ジュリアン・ムーアらハリウッドを代表する演技派俳優陣を迎えたサスペンススリラー。愛する息子を失ったテリーは、写真やビデオテープからまでも息子の姿が消えてしまうという怪奇現象に直面する。

 あらすじ:失意の日々を過ごす彼女の周りで、異変が静かに始まった。夫ジム(アンソニー・エドワーズ)と家族3人で撮った記念写真からはサムの姿だけが消えており、ジムは元々息子など存在しないと言う。

精神科医マンス(ゲイリー・シニーズ)は、テリーは流産し、そのショックの余り想像上の息子を創り出したのだと説明する。

すべてが妄想だと決めつけられ、慌てたテリーは、同じ飛行機事故で娘ローレンを失った元プロ・ホッケー選手のアッシュ(ドミニク・ウェスト)を訪ねる。

フォーガットン、2最初は自分に娘などいないと言っていたアッシュだが、やがて記憶が戻る。
その頃、テリーは国家安全保障局を名乗る男デイトン(ロバート・ウィズダム)たちに身柄を拘束されていた。

アッシュは護送車両からテリーを逃がし、2人は警察からも国家機関からも追われる身となる。一方、ニューヨーク市警のポープ刑事(アルフレ・ウッダード)はこの事件に不審な匂いを感じ、独自にテリーの足取りを追っていた。

しかし刑事は、不思議な力により、ものすごい勢いで空に飛ばされてしまう。
実は黒幕は宇宙人の男(ライナス・ローチ)であり、彼が地球の親子の絆について実験するために、子供たちを拉致していたのだった。

だがテリーが息子のことをいつまでも忘れなかったことで、男の実験は失敗と見なされ、彼は宇宙に引き戻される。そしてサムやローレンを含む子供たちは、無事親元へと帰ってくるのだった。(作品資料より)

フォーガットン、5<感想>だいぶ昔に借りてきて観た作品。9歳の息子を失ったテリー(ジュリアン・ムーア)を巡るSFホラーミステリー。見ていてとても興味を惹かれたが、終盤で興ざめだった。夫から息子は流産で生まれていなかったと言われ、息子と過ごした10年余を否定される。

そして精神異常者扱いを受け、・・・・そんなはずは無いと証人探しをするうち衝撃の事実が判明する。途中までどうなるのか興味深々で見ていましたが、NY市警のホープ刑事が不思議な力で空へ飛んで行く頃から(え〜っありえない、此れは変!)クビを傾げざるを得ない展開となります。

フォーガットン、6久々にあっけに取られた映画。途中までは謎ときでハラハラして見ていたのですがまさか宇宙人の仕業だったとは!最近のCG技術はめざましいもので、SFホラーの世界では今までにないくらい素晴らしい内容の映像化が可能になっている。

なんだかそのSF的な部分だけに捉われて、ストーリー自体がおろそかになっているような気がする。
全部宇宙人のせいにすれば何でも解決するなんて、UFOも出て来ないSFミステリーなんて、ほんとバカバカしいったらありゃしない。             

フォーガットン、7それになぜ、主人公だけが記憶を消されなかったのか?・・・。
「親子愛」をテーマにしたかったのか分かりませんが、単純に考えて主人公のテリーは「親子愛」が強かったから。
じゃぁ、他の母親は自分の子供を愛していないっていうの?・・・そんなことはないはずです。
なぜ、記憶を消されなかったことで世界に平和が戻ったのか?・・・謎だらけで気になります。
まさかね、主人公が実は宇宙人であったということで、そのこと自体忘れているってこともありうるかもですね。
SFもの好きにはたまらなく見たくなる作品なんですが、たまにはこういうB級品にひっかかることもあるんです。ご注意を(-_-;)

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papikosachimama at 22:41|Permalink

 ボローニャの夕暮れ(DVD)2

ボローニャの夕暮れ、4ファシズム時代のイタリアを舞台に、同級生を殺した娘と父親の家族ドラマ。監督は、「二度目の結婚」のプピ・アヴァティ。出演は、「息子の部屋」のシルヴィオ・オルランド、「ライブ・フレッシュ」のフランチェスカ・ネーリ。2008年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品、主演男優賞(オルランド)受賞。

あらすじ:1938年のイタリア、ボローニャ。高校の美術教師ミケーレ(シルヴィオ・オルランド)は、同じ高校に通う17歳の娘ジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)が人気者のダマストリと話しているのを目にする。ミケーレはダマストリに、進級を盾に娘に親切にするよう持ち掛ける。何も知らないジョヴァンナは想いが通じたとはしゃぐが、美しい母デリア(フランチェスカ・ネーリ)はミケーレの差し金を疑う。

ジョヴァンナは同級生マルチェッラの誕生日パーティーに、隣人の警察官セルジョ(エツィオ・グレッジョ)の計らいで新調したドレスを着て出かけていく。夜遅く、電話を受けたミケーレがマルチェッラの邸宅に行くと、ジョヴァンナは横になっていた。ダマストリが自分とだけ踊ってくれなければ嫌だと騒いだのだと言う。

数日後、ミケーレは洗面所の壁とタオルに血のような染みを見つけ、胸騒ぎを覚える。翌日、高校の体育館倉庫で、マルチェッラの他殺体が発見される。家族で出かけたミケーレたちが帰宅すると、警察官が家の前で待っていた。遺体発見の前日の夜、体育館でダマストリとマルチェッラが会っていたとき、用具の後ろにジョヴァンナが隠れていたのが目撃されていた。

取り調べで犯行を自供したジョヴァンナは、裁判で心神喪失が認められ、レッジョ・エミリアの病院に入院する。教師の職を追われたミケーレは、足しげく病院に通う。一方デリアは気持ちの整理がつかず、娘に会いに行けなかった。戦争が激化し、セルジョは空襲で家族を失う。医師はミケーレに、ジョヴァンナが母親に対し劣等感を抱いていること、母親が他の男に恋していると思い込んでいることを話す。(作品資料より)

ボローニャの夕暮れ、2<感想>イタリアのボローニャ、第二次大戦中はファシズムの“レジスタンス”で知られる年でもあった。そのレジスタンスの時代を背景にボローニャを舞台にしたある家族の物語。色彩もモノトーン色で、いかにも戦時中という暗いイメージ。

主人公の父親が一風変わっていて、高校の教師なのだが、思春期の一人娘を溺愛しており、情緒不安定な彼女が奇矯な行動を取り、恋仇の娘を殺してしまう。しかも、こともあろうことか隣家の主人に想いを寄せる妻も、家を出てしまい、結局自分一人で田舎へ引き込むことになる。

娘は精神病院へ入り、父親は何度も娘の所へ通うのだが、母親は自分の産んだ娘なのに何故か冷たく会おうとしない。娘は母親に女としての憧れみたいな心を持ち、母親の身につけている手袋を大事にしている。

ボローニャの夕暮れ、3父親は、責任感が強い誠実な人間なのだが、不器用な生き方しかできない。名も無き市井の教師とその家族の行く末は?・・・。原題が「ジョヴァンナのパパ」なのですが、もちろん父親役のシルヴィオ・オルランドの卓越した演技があってこそだけれども。

何と切なく哀しい物語なのか、それにしても監督のプピ・アヴァンティは、この映画で何を描こうとしたのか、思春期の娘を抱える父親の不安と憂欝なのか、美人妻を他人に横取りされる、としての苦痛と悲惨なのか。

ボローニャの夕暮れ、1それとも何事もうまくいかない人生を嘆くでもなく怨むでもなく、淡々と生きる市井の中年男の悲哀と諦めなのか。

答えはそのいずれにもあると思う。ただ、確信を持って言えるのは、時代がムッソリーニ率いるファシズム全盛期だということだ。不安と恐怖をかき立てる暗い時代の空気がすべてを支配している。家族が力を合わせて生きれば、どんな困難にも乗り越えることが出来るというのはこの時代には幻想にすぎないのだろう。
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papikosachimama at 11:13|Permalink

アフターライフ(DVD)3

アフターライフ、1原題が『アフターライフ』(After.Life)、2009年アメリカのスリラー。交通事故で死亡したはずの主人公が、自分の死を疑いながら、死へ誘う葬儀屋に操られ、死を受容してしまうといった内容。出演がクリスティーナ・リッチ、リーアム・ニーソン、ジャスティン・ロングなど。監督はアニエシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー。

あらすじ:無惨な車の事故の後、アンナ(クリスティーナ・リッチ)は、地元の葬儀屋の主人エリオット(リーアム・ニーソン)が自分の身体を葬儀のために準備しているところで目が覚める。アンナは恐れ困惑していたが、自分が生きていると信じ、自分の死をどうしても信じられなかった。しかしエリオットは、アンナはすでに死んでおり、死後の世界へと移行していると告げる。彼は死者と交信できる特殊能力があると語り、アンナを救えるのは自分だけだと主張。一方、彼女の死を疑っていた恋人のポールがエリオットの屋敷に向かう...。(作品資料より)

アフター・ライフ、2<感想>これも劇場未公開作品。久しぶりクリスティーナ・リッチが脱いでいます。簡単に言えば、リーアム・ニーソン版「おくりびと」。しかし、こっちの葬儀屋さんは、なんと遺体と会話が出来るという。なかには聞きわけのない遺体もいて、「私が死んだなんてウソよ!」と、リーアムを困らせる。そこで彼がとった説得方法は?・・・。

スリラーのような緊張感あふれるタッチで、死者と生者の境界を問う異色ファンタジー。「スピード・レーサー」以来お久しぶりのクリスティーナ・リッチが見せる、全裸の死体演技も見逃せませんね。

でも、思うに観る人の捉え方だと思うんですよね。本当はまだ生きているようなクリスティーナ・リッチ、彼女の息で鏡が曇るという点からして、本当は生きていたのだろうか。リーアム・ニーソン演じる葬儀屋がまだ遺体が生きていることを知っても、もうどうにもならないことで注射をして遺体を黙らせる。

アフター・ライフ、4主人公のアンナが婚約者と喧嘩別れをして雨の中車を走らせて事故に遭う。死亡8時間くらい経っているので、どうみても死んでいるわけで、額の傷はともかく胸に鉄のポールが突き刺さったというから、即死ですよね。
その傷を奇麗に洗って縫合し、その時着ていた真っ赤なドレスにハサミを入れるシーンは、何だか艶めかしくて小柄なクリスティーナも色っぽいなぁ、なんて思いました。それに真っ赤に染めた髪の毛、母親は元の栗毛色にしてくれと頼むので、赤色の髪の染料を流すのもホラーっぽいですね。

アフター・ライフ、タイトルでも、遺体の首に注射をするのは、死後硬直を防ぐためなんていってましたが、人間はこういった予期していない突然の事故で亡くなった場合、肉体はそこにあっても魂は浮遊して、きっとその魂と話せる人っているのかもです。

リーアム・ニーソン演じる葬儀屋の家は豪邸で、一人で何人もの死体を処理して柩に入れ、葬儀に間に合わせる仕事。全部がそうではないみたいで、中にはアンナのように、自分の死を受け入れられなく魂が浮遊して葬儀屋のリーアム・ニーソンと話すことってあるのかもしれません。心と心の会話なんでしょう。

アフター・ライフ、1しかしながら、アンナの死を信じられない恋人のジャスティン・ロングが、遺体を見たいと申し出ても、近親者でないと会わせることが出来ないと断り、強引に地下の霊安所に来るジャスティン、鍵がかけられているドアの外で彼の声が聞こえるアンナが可哀そうに思いました。それと彼に電話をして助けを求めようとするも、彼にはアンナの声が聞こえなかったのです。

それに、死者を冒涜するつもりはありませんが、初めにアンナがピアノの先生の葬式に行き、柩の中の先生の遺体を見た時、何故か口が動くのを目撃した。驚きを隠せないアンナを見逃さない葬儀屋のリーアム。次の標的は彼女だとばかりに、でも警察官や、お婆さんとか他にも遺体があるんですからね。そう思うとやはり死者の魂と会話が出来る特殊な能力があるのかもしれません。

アフター・ライフ、3でも、この葬儀屋変な趣味があるんですよ。奇麗に化粧した柩の中の遺体を、ポロライドで写真を撮るんですね。悪趣味というか、それを壁に貼ってはニンマリと変態ですかね、彼は。そうそう彼を崇拝する少年ジャックに「ノウイング」のチャンドラー・カンタベリーが出ています。アンナの教え子でもあるんですね。

それとラストに、アンナの葬式の後、恋人のジャスティン・ロングが交通事故に遭い死んでしまうんです。で、葬儀屋のリーアムのところで遺体置き場に寝かされているジャスティンが、まだ意識があるようでリーアムに何か言いたげで、その瞬間にリーアムが肩から棒を突き刺して心臓まで到達したんでしょう、これは。最後だけ観るとやっぱりこの葬儀屋変態のサイコ野郎なのか?・・・それとも本当に死者と会話が出来る特殊な能力を持っている人だったのかは、曖昧で観ている人によって捉え方が違うでしょうね。うん、あまりこんな内容は死者を冒涜しているようで好きでありません。
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papikosachimama at 03:24|Permalink

2011年12月30日

復讐捜査線(DVD)4

復讐捜査線、タイトル007/カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督が1985年に手掛けて高い評価を得たミニシリーズ『刑事ロニー・クレイブン』を、同監督自身が映画化したサスペンス・アクション。凶弾によって娘を失った刑事が、事件の捜査を進めるうちに巨大な陰謀に巻き込まれてゆく。主演は「ブレイブハート」のメル・ギブソン。

あらすじ:ボストン警察殺人課のベテラン刑事トーマス・クレイブン(メル・ギブソン)は、久々に帰省した一人娘のエマ(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)を駅に出迎えた。24歳のエマは大学を卒業し、ワシントンDCのある企業で研修生として働き始めていた。クレイブンにとって彼女はたった一人の家族であり、自分の命よりも大切な存在だった。ある日、エマが体調を崩して、嘔吐を繰り返す。病院へ連れて行こうと彼女を抱えて玄関を出るクレイブン。

だがそのとき、“クレイブン!”と呼ぶ大きな声とともに、家の前に止まっていた車からショットガンが発射される。しかし弾丸が命中したのはクレイブンではなく、エマの胸だった。家の中に吹き飛ばされる娘の身体。クレイブンはとっさに銃を抜くが、犯人の車は急発進で去ってゆく。血まみれのまま、やがて父の胸の中で息を引き取るエマ。警察は捜査を開始、クレイブンの同僚ビルが事件を担当することになった。

復讐捜査線、3捜査陣もマスコミも、クレイブンに恨みを持つ者の犯行で、彼を狙った弾がエマに当たったものと見ていたが、クレイブンには心当たりがない。規則によってクレイブンは捜査に加わることができなかったが、署の誰も彼を止められなかった。最愛の娘を殺した犯人を自分の手で探し出すと心に誓うクレイブン。

しかし、捜査を進めるうちに浮かび上がってきたのは意外な事実。事件の裏に、エマが勤務していた軍需企業の犯罪的行為と国家の安全保障に影響を及ぼす巨大な陰謀が潜んでいたのだ。それに気付いたエマは、真実を暴露しようとして謀殺されたというのだ。真実を知ったクレイブンは、娘の仇を討つべく黒幕である軍需企業のトップに迫っていく……。(作品資料より)

<感想>これも震災の影響か地方では上映ならず。メル・ギブソンが「サイン」以来8年ぶりに主演を務めたハードボイルド・サスペンス。英国のTVドラマをアメリカのボストンに舞台を置き換えてセルフ・リメイク。銃撃戦や肉弾戦など、これぞメル・ギブソンのアクションも健在の真骨頂、娘を殺された刑事の壮絶な復讐劇。

復讐捜査線、255歳とはいえ、“リーサル・ウェポン”だったメル・ギブソンの銃さばきは見事。襲い来る車に拳銃一つで応戦。タイヤを撃ち抜き、崖から転落させるという、貫録を増した筋金入りのアクション・スターの妙技に痺れます。

脇役の核を巡る政府の陰謀に関わる者たち、政府関連企業の社長・ベネットを演じるダニー・ヒューストンや、敵か味方かわからない謎の男・ジェドバーグを演じるレイ・ウィンストンが渋い演技で画面をさらに引き締めているのもいいですね。

自分の娘が放射能で被爆している事を知り愕然となるも、娘の荷物の中からガンマー線探知機が見つかり、自宅の冷蔵庫にあるミルクにも放射能汚染の反応があるとに気づく。
復讐捜査線、1そのことを隠蔽しようと政府側はやっきとなり、関係者を殺し始めそのことに気づいた
クレイブンの身にも迫って来る。何故だかコーヒーも酒もいらない、「ジンジャエール」と叫ぶおっさん。しかし自分の身も被爆していることを実感するクレイブンは、残された時間で復讐を誓う。

捜査中にいきなり娘の恋人が力任せに突っ込んでくるも、若造のパワーにまったく負けていないのだ。がっぷりと組み合い、投げ飛ばして関節技でフィニッシュ!スピーディな肉弾戦で全盛期と変わらぬキレを見せつけるのにはアッパレ!

彼はアクションもいいが、演技が渋いですよね。最愛の娘の幻影を見ながら犯人を追う男の後ろ姿に、切ない喪失感が滲み出ていて本当にいい演技している。メルが年齢を重ねたからこそ表現できる、父親の悲哀が復讐劇に深みを与えているのも印象的です。

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papikosachimama at 22:06|Permalink

2011年12月29日

闇の列車、光の旅(DVD)3

闇の列車光の旅、タイトル日系監督キャリー・ジョージ・フクナガの長編デビュー作。ホンジュラスからアメリカを目指す移民の少女と、ギャング団の一員であるメキシコ青年との魂の触れ合いを描く。出演は「イノセント・ボイス 12歳の戦場」のパウリーナ・ガイタン、本作が映画デビューとなるエドガー・フロレス、「太陽のかけら」のテノック・ウエルタ・メヒアなど。

あらすじ:ホンジュラスで暮らす少女サイラ(パウリーナ・ガイタン)は、未来のないこの地を捨て、父と叔父と共にアメリカにいる家族と一緒に暮らすことを決める。だがそれは、グアテマラとメキシコを経由する長く危険な旅だった。なんとかメキシコ・チアパス州まで辿り着いたサイラたちは、アメリカ行きの列車の屋根に乗り込む。

そこには、同じようにアメリカを目指す移民たちがひしめきあっていた。ほっとしたのも束の間、リルマゴ(テノック・ウエルタ・メヒア)、カスペル(エドガー・フロレス)、スマイリー(クリスティアン・フェレール)のギャング一団が屋根に上がってきて、移民たちのなけなしの金品を強奪。

闇の列車光の旅、3さらにリルマゴは泣き叫ぶサイラに銃をつきつけて暴行しようとするが、以前同じような経緯で恋人を亡くしたカスペルは、手にした鉈をリルマゴに向けて振り下ろし、リルマゴは列車から転落する。組織を裏切ったカスペルには、列車にとどまって旅を続けるしか選択の余地はなかった。

そんな彼にサイラは命を救われた恩を感じ、淡い恋心を抱くようになる。ある朝、カスペルがこっそり列車を降りたとき、サイラは父に黙って彼の後を追った。サイラを連れてかつての仕事仲間の家に向かったカスペルは、車両運搬の積荷に紛れて国境の町へ向かう手はずを整えてもらう。

だが目的地への途中、列車で一緒だった男から、サイラの父が国境巡視隊に見つかり列車から転落死したことを知らされる。やがて二人が、川を越えてアメリカへ渡る日がやって来た。「何が何でもお父さんの家族を見つけろ」というカスペルの励ましを受け、川に足を踏み入れるサイラ。カスペルが川岸で見守る中、渡し人の先導で泳ぎだしたサイラは、無事対岸へ辿り着いたかに見えたのだが。

闇の列車光の旅、2<感想>この作品も不法入国の少女の運命を題材に、厳しい現実と燃え上がる恋の相関関係を描いている。「不法移民」といえばメキシコからアメリカへのルートを思い浮かべるほど映画でも頻繁に登場するが、主人公はメキシコ人ではなく、その東南に位置する中米ホンジュラスからの不法移民。

アメリカを目指して父親と叔父と共に列車に飛び乗った少女は、果たして無事に目的地を達成することができるのだろうか。実際に少女が危険な目に遭いながらも、アメリカンドリームを夢見ているようにはみられなかった。きっと今自分が置かれている立場から、明るい未来へ羽ばたこうと思っているためなのか。

 一口に不法移民というが、それがいかに過酷な行動を強いられるかこれを見れば一目瞭然。列車といっても屋根にへばりつくように何週間もそこで過ごしたうえ、国境警備隊の目を逃れ、ギャングから身を守り、ようやく辿り着いたアメリカの国境の川を超えて・・・。

闇の列車光の旅、4考えただけでも絶望的になるところを、この少女は運命に果敢に立ち向かっていく。途中で出会ったギャングの一味の少年と力を合わせて。物語は少女と少年の逃避行的な色彩を帯びてくるが、現実はそんな甘いものではない。はびこる貧困と暴力、冒頭から終幕まで一瞬たりとも緊張が途切れることがない。

闇の列車光の旅、1そういう過酷な現実と並行して描かれる少年と少女の淡い恋も。暗い闇のような現実が厳しければ厳しいほど燃え上がる恋。それは少年と少女にとって一筋の未来への光だと思う。だが、逆に恋が燃え上がるほどその障害となる厳しい現実。恋と現実の相関関係を過不足なく力強く描いている。

ここで作品を盛り上げているのは、少女役のパウリーナ・ガイタンと、少年役のエドガー・フロレス。共にプロの俳優だが、全身から中米のにおいを発散しているのが印象的ですね。
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papikosachimama at 11:27|Permalink

2011年12月27日

君を想って海をゆく(DVD)4

君を想って海をゆく恋人の待つロンドンを目指し、英仏海峡を泳いで密航しようとするクルド難民の少年と、彼に泳ぎを教える元水泳選手の間に芽生える絆を描くヒューマン・ドラマ。監督は、「パリ空港の人々」のフィリップ・リオレ。出演は、「すべて彼女のために」のヴァンサン・ランドン。2010年セザール賞主要10部門ノミネート。

あらすじ:20082月、17歳のイラク国籍のクルド難民ビラル(フィラ・エヴェルディ)は、恋人ミナが住むロンドンを目指し、フランス最北端の都市カレにやってくる。イギリス渡航を望む多くの難民が、カレの港で住居を持たずに暮らしていた。ビラルは偶然再会した同郷の友人とともに密航を図るが、失敗する。イラクが戦争により荒廃しているため送還を免れたビラルは、英仏海峡を泳いで渡る決心をする。

かつては高名な水泳選手だったフランス人シモン(ヴァンサン・ランドン)は、今は市民プールで子供や老人に指導している。妻マリオン(オドレイ・ダナ)とは別居しており、離婚調停中だ。ビラルはシモンにレッスン料を払い、クロールの指導を仰ぐ。シモンはビラルの目的を知ると、真冬の海を10時間も泳ぐことはできないと忠告する。

しかし、ビラルは練習を続ける。シモンは、難民支援のボランティアをするマリオンの心を取り戻すために、ビラルの手助けをしているに過ぎなかった。そんなシモンの家に招かれたビラルは、イギリスでマンチェスター・ユナイテッドに入団したいという夢を語る。

翌日、隣人の通報により、シモンは警察に呼び出される。警官代理官(オリヴィエ・ラブルダン)は、シモンの行為は不法入国者に手を貸すことであり、犯罪であると警告する。しかし、シモンはビラルの指導を続け、いつしか2人の間に父子のような感情が芽生える。そしてついに、ビラルの出発の日がやってくる。(作品資料より)

君を想って海をゆく、3<感想>ヴァンサン・ランドンが出演しているので借りて来た。
原題の「WELCOME」が表す痛烈な皮肉。
このタイトルには手厳しい皮肉が込められており、難民の取り締まりを強化する西欧諸国への批判なんですね。
じつにフランス映画らしい。人間関係の“綾”が描かれている作品。

17歳の主人公はクルド人難民で、イラクからフランス最北端の港町カレに辿り着いたという設定なんですが、一人の中年フランス人が彼と関わりを持つようになり、つまるところ、「WELCOME」とは言えないドラマを展開していくのです。

君を想って海をゆく、1青年は恋人に会いたくて、密航を試みるも失敗に終わり、それで海峡を泳いで渡ろうとするわけ。
フランス人は手助けをしてやるんですが、難民への偏見が拭いされない部分もある。フランスではこの映画が大ヒットしたのは、移民、難民の問題がヨーロッパではきわめて身近で深刻だからなんですね。

もちろんフランス国内でも移民、難民に対する政府、警察の取り締まりには賛否要論あります。カレから対岸のイギリスへと潜り込もうとしている難民は多く、警察が厳しく取り締まりをしているのも事実。イギリス側からの要請もありやらざるを得ない。市長や移民担当大臣をも巻き込んだ論争にもなったそうです。

君を想って海をゆく、4ヨーロッパでは我々の想像以上に移民・難民の問題は重大で、英国と日本、同じ島国でも異なる移民事情。多くの日本人にはあまり切実でないかもしれないけれど、世界的に関心の高い題材を扱った映画で、突っ込みどころはけっこうあります。

確かにクルド人は居住地域はトルコ、イラク、イランなどに分断され独立闘争をおこなってきたわけで、イラクではサダム・フセインに対して反乱を起こしていた民族で、アメリカはイラク解放法を作ってクルド人に武器や資金を提供してきた。

それからイギリスは違法移民だけでなく、合法移民も多い。アフリカ、南アジアのかつての植民地国から、イギリスのパスポートを持っている人々がどんどん入っているそうです。

フランスにも、元植民地国から多く移入してきているそうで、フランス領だったアルジェリア系移民が多く、貧民層が集まる地域ですが、サッカー元フランス代表のジダン選手は、ここの出身だったのですね。

君を想って海をゆく、2これを言ってしまうとみもふたもないのですが、主人公の青年は、ドーバー海峡を渡る方法しかなかったのだろうか、・・・とか、日本人のお笑い芸人が番組の中で、ドーバー海峡を泳いで渡る競技がTVで放映されるのを見たが、死ぬか生きるかの瀬戸際の有様で、とてもこの青年が泳ぎきってイギリスへ渡りきるとは考えられなかった。

対岸のイギリスに亡命した恋人に会うために、ドーバー海峡を泳いで渡ろうとしたイラクのクルド人青年の物語。邦題の「君を想って海をゆく」とのタイトルとは裏腹に、中身はなかなかシリアスでハードでした。
言えることは、帝国主義国が植民地をもった過去は、現在まで祟ってくるという因縁ですかね。
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ラスト3デイズ/すべては彼女のために(DVD)4

ラスト3デイズ、タイトル無実の罪で投獄された妻と、彼女を救うために全てをなげうつ夫の姿を描くヒューマン・サスペンス。監督は本作が長編デビューとなるフレッド・カヴァイエ。出演は「チャーリーとパパの飛行機」、「君を想って海を渡る」のヴァンサン・ランドン、「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー、「裏切りの闇で眠れ」のオリヴィエ・マルシャルなど。

あらすじ:フランス、パリ。国語教師のジュリアン(ヴァンサン・ランドン)と出版社に勤める妻のリザ(ダイアン・クルーガー)は、一人息子・オスカル(ランスロ・ロッシュ)とともに平凡ながらも幸せな生活を送っていた。

だが、ある朝、突然警察が家に押し入り、リザを上司殺人容疑で逮捕、投獄してしまう。やがて、3年の時が経ち、リザに禁固20年の刑が宣告される。無実の罪を必死に主張するリザであったが、状況証拠などから、誰もが彼女の罪を確信していた。夫のジュリアンを除いては……。

しかし、リザの人生に残されたのは絶望だけだった。リザは次第に衰弱し、精神も不安定になっていく。そんな妻を支えながらも、ジュリアンは絶対に諦めようとはしなかった。再び3人の生活を取り戻すため、リザに生きる希望を与えるためにジュリアンはある決意をする。それは、正義、道徳、地位、信頼、そして未来、人生の全てをなげうってしまうことであった。果たして二人が迎える究極の結末とは。(作品資料より)

ラスト3デイズ、4<感想>ハリウッド版「スリーデイズ」のオリジナルです。観ていなかったので「TSUTAYA」で借りてこようと行ってみたら全部借りられていた。で、暫くしてレンタルしたのですが、こちらの方がどちらかと言うと好みですね。主人公の脱獄を試みる夫役にヴァンサン・ランドンが。奥さん役にはダイアン・クルーガーが演じていて、無実の罪で刑務所へ入ったリザを、とても良く感情を表していて上手いですね。ダイアンのファンと言うこともあって、彼女の殆どスッピンメイクなのに、本当に奇麗なのには驚きでした。

ラスト3デイズ、2ハリウッド版の方は、ラッセル・クロウが主体でいつも彼が表に目立っていて、冤罪で囚われたリザのことはあまり描かれていなかったと思う。それと脱走計画を練るためにヘリで刑務所からの足取りを見るなんてことしないしね。こちらフランス版では、リザの苦悩する姿や、すべては妻のために出来る限りのことを、必死にやり遂げる夫の姿が良く描かれていたと思う。

ラスト3デイズ、3家の中の家具も売り払い当座の資金にして、家の壁には逃走のための地図も。息子を自分の親に預けて学校の仕事はそのまま続け、警察にも気付かれないようにする。だが、妻と息子と逃亡するにはパスポートがいるわけで、偽のパスポートを作るため悪の組織に頼むことに。それは麻薬組織の人たちで、人の善いジュリアンは金を巻き上げられてしまう。

ところが生きるか死ぬかの瀬戸際、ただ金を巻き上げられてのほほんとしているわけにはいかない。鬼のようになり麻薬組織に乗り込み、悪人を撃ってしまう。国語教師が人殺しなど出来るはずもないと思っていたが、はずみというか本人も意図してなかった出来事だろう。善悪の判断なんて、もうそれすら頭に思い浮かばない、妻を愛しているから、ただそれだけで脱走して逃げることを必死にやり遂げる。

運よく金も手に入り、高跳びするにはもってこいの条件が揃い、奥さんが別の刑務所へ移送されることが決まると、もう全ての計画がパアになってしまう。頭がいいのか奥さんのカルテを手に入れ細工する。それで奥さんは救急病院送りになる。

ラスト3デイズ、1病院へ潜入するシーンでも、ジュリアンは手際よく奥さんを連れだし、気が付いた警察の目をかすめて逃亡するシーンのハラハラ、ドキドキ感も溜まりませんね。実の父親とは疎遠だったのに、息子がこれから何をするのかを父親は偽のパスポートを見て判断して黙認する。だまって見逃してやる、もう二度と会えないと思うのに辛い別れの日、抱き合う息子と父の姿にやるせない気持ちがこちら側にも伝わって涙が出る。

それからの逃亡劇は見事に成功するのですが、ジュリアンが脱獄王が言った言葉が気にかかる。「脱獄するのは簡単だが、難しいのはそれから先のことだ」と。本当にそうだと思う。家族揃って逃げうせたのはいいけれど、異国の地でこれから親子3人暮らしていけるのだろうか、一抹の不安が心をよぎりながら幕を閉じる。

何がなにやらとんでもない展開で、圧倒されながら最後まで飽きさせずに突き進む。まさに見ている側も巻き込まれてしまいました。
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2011年12月26日

エンジェルウォーズ(DVD)3

エンジェル・ウォーズ、1想像の世界を作り出したヒロインが、4人の女戦士と共に幻想的な戦いに挑むアクションファンタジー。監督は「ガフールの伝説」のザック・スナイダー。出演は「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のエミリー・ブラウニング、「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた)」のアビー・コーニッシュ、「イントゥ・ザ・ワイルド」のジェナ・マローン、「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」のヴァネッサ・ハジェンズ。

あらすじ愛する者を全て奪われたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、ある施設に入れられ、暗い現実から逃避するために鮮烈な想像の世界を作り出す。だが自身の意思とは裏腹にその世界に閉じ込められてしまった彼女は、生きて帰るという意思を捨てることなく、自由を求めて戦うことを決心する。

ベイビードールを筆頭に、辛口な性格のロケット(ジェナ・マローン)、スマートなブロンディー(ヴァネッサ・ハジェンズ)、恐ろしいほどに気高いアンバー(ジェイミー・チャン)、そして素っ気無い性格のスイートピー(アビー・コーニッシュ)が集結。

5人の女性たちは、バーチャル兵器を駆使してサムライや悪魔が襲いかかる幻想的な戦いに挑んでいく。この驚くべき想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の援助を受け、もし成功すれば彼女たちは自由を手に入れる事ができる。しかし、彼女たちは生き残るために何を犠牲にするかという決断に迫られる……。(作品資料より)

エンジェル・ウォーズ、4<感想>この作品も観たかったのにあの大震災で地方では上映されなかった。とにかく非現実の世界で、超人的能力を持った少女たちが繰り広げる壮絶な戦いを、この映画ではガールズパワーが炸裂する。強く、美しく、伸びやかに、それぞれの魅力を花開かせる少女たちに圧倒されました。

望みを捨てかけていたベイビードールたちだったが、マダム・ゴースキーという女性が現れ、想像力こそこの地獄から抜け出す手段だと告げられる。このマダムは、ダンスの先生。
エンジェエル・ウォーズ、3その瞬間、少女たちの目の前に、現実には有り得ない荒廃とした世界の風景が広がる。ここでは、彼女たちは超人的能力を持つバトルヒロインだった。5人はこの世界を救うため、地図、炎、ナイフ、鍵、などの5つのアイテムを手に入れるという使命を担う。

実はそのアイテムこそが、現実の世界で病院から脱走を可能にするものだったわけ。想像力の世界で次々と襲い来る敵、少女たちの熱い戦いが幕を開ける。この妄想の世界を描いている間は、少女たちが客の前で下着姿で踊り売春をするという仕組みたいだけど、このダンスシーンは出てきません。
もし、失敗すればロボトミーという前頭葉に穴を開けての手術で、一生涯ロボット人形のような体になり、売春をさせられ死を待つのみなのだ。

エンジェル・ウォーズ、65人のリーダー格で日本刀の切れが冴えわたるベイビードールを演じるエミリー・ブラウニングは、1988年のオーストラリアのメルボルン生まれで、10歳のころから自国のTVシリーズを中心に子役として活躍。大きな瞳に金髪ツインテール、セーラー服にミニスカートという可憐な姿で、体を張ったアクションを繰り広げる。

妄想の世界がゲーム感覚のようなバーチャルの世界、それも日本のアニメやサムライ映画が大好きだという監督のオタク魂が満載だ。
たとえばセーラー服や日本刀に巨大な戦国武将など出てくる悪人が鎧兜姿の侍とか、神社仏閣が出てくる。
主要キャスト5人はトレーニングを積み重ねて、アクションをほぼスタントなしでこなし、ドラゴンやゾンビも登場するシーンでも、5人の戦士たちが活躍する見せ場もしっかりと見せて面白かった。


エンジェル・ウォーズ、5それにブロンディー役のバネッサ・ハジェンズ、左手で斧、右手でマシンガンをぶっ放し、黒い下着姿のような体にぴったりのワイルドな感じがするコスチューム。幼い頃からミュージカルの舞台に立ち、「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」のヒロイン、ガブリエラ役で一躍アイドルに、本作で恋人同士を演じたザック・エフロンとの交際も話題となった彼女。

5人が病院からの脱走を図るが、熱い鉄の扉には巨大な閂がかけられ、屈強な警備員が昼夜とわず目を光らせている。もし脱走に失敗すれば待っているのは非業の死のみ。
エンジェル・ウォーズ、35つのアイテムを手に入れべくスタントなしで闘う少女たち、凄いですよね。ドラゴンや、人形みたいな兵士とか、暴走特急やら見応え十分でありますが、ゲームをやらない私にはたいくつでした。

でも犠牲になった女の子もいたし、自分は逃げ切れずに最後はロボトミーの手術をするはめになるとはね、ベイビードールにとっては望んだハッピーエンドだったのかも。
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papikosachimama at 21:16|Permalink

2011年12月24日

ネスト(DVD)3

ネスト邪悪な種族に狙われた娘を救うべく未知なる恐怖と対峙する父親の姿を描くサスペンスホラー。監督は「REC/レック」の脚本家で、本作がハリウッドデビューとなるルイス・ベルデホ。出演は「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」のケヴィン・コスナー、「パンズ・ラビリンス」のイバナ・バケロ、「チェンジリング」のガトリン・グリフィスなど。

あらすじ:サウスカロライナの田舎町。離婚した小説家のジョン(ケヴィン・コスナー)は新生活を始めるため、思春期の娘ルイーサ(イバナ・バケロ)と7歳の息子サム(ガトリン・グリフィス)との3人で人里離れた大きな一軒家に引っ越してくる。ある日、家の周りを散策していたルイーサとサムは、古墳のように土が盛られた塚を発見、地中から何者かが囁くのを耳にする。

やがてルイーザは毎夜、家を抜け出してはその塚に向かい、泥だらけになって帰ってくるようになる。しかも彼女はそのことを全く覚えていない。心配したジョンが寝室を覗くとルイーサは奇妙なワラ人形を握りしめていた。ジョンは娘の異常な行動が新居とその近くの塚に関係しているのではないかと疑い始め、不動産業者に問いただすと、かつてこの家では娘が異常な行動をとり、娘を監禁した母親が失踪、祖父に引き取られたその娘は謎の火災で死亡していたのだった。
ネスト、2子供たちの身を案じたジョンは、ベビーシッターを雇うことにする。ジョンは死亡した娘の祖父を訪ね、その娘の行動がルイーサと全く同じであったことを知る。彼が帰宅するとベビーシッターの姿はなく、サムが恐怖に震えていた。ジョンは全ての元凶と思われる塚の破壊を決意。爆薬を用意し、シャベルカーで塚を崩そうとしたその時、塚の研究をしている大学教授が現れ、歴史的に貴重な塚を壊さないようにとジョンを制止する。
彼らの研究ではその塚は“マウンド・ウォーカー”と呼ばれる絶滅寸前の地底に住む種族が埋葬されており、彼らの生き残りが今も種族を存続させるために彼らの女王となる人間の若い女性を探しているのだという。彼らの資料の中にあのワラ人形と同じものを発見したジョンは、一刻も早く塚を破壊すべきだと考え、作業員に塚の破壊を命じる。だが土を掘り起こすとそこにはベビーシッターの死体があり、作業は中断を余儀なくされる。そして遂に無数の“マウンド・ウォーカー”たちが現れた……。(作品資料より)
ネスト、1<感想>だいぶ前に借りてきて見た作品。ケヴィン・コスナーが主演でこれは未公開ではないんですね。オカルトホラー・サスペンス映画のような、引っ越してきた家にあるあの大きな塚は、太古から地中で生き続ける呪われた種族の巣窟(ネスト)だったとは。でも奇妙な地下に住む、“マウンド・ウォーカー”が、泥だらけで現れるのに、この地域の保安官とか自治体とか把握してないようで何も解決策なんて考えていないというのが変ですから。

人間ともとれる生き物“マウンド・ウォーカー”を、どこか施設とかに閉じ込めるということも検討されてないようですし。彼らは、裸で土が全身について泥だらけで、どういう食べ物を食べているのだろう?・・・もぐらとか野ウサギとか、それとも人間とか、そんなことはあまり重要じゃないみたいで描かれていません。そういえば、飼っていた猫がいなくなり、惨殺されていたんですよ。

ネスト、3ですから、その棲み家とされている土がこんもりと盛られた塚のような下では、異様な光景が繰り広げられ、子孫を残すべく処女の女性を拉致しては交わり子孫を温存するという恐ろしい事になっているんです。まるで蟻の生態のような、女王蟻が子供を産むという。娘のルイーサには「パンズ・ラビリンス」で可愛らしい美少女を演じたイバナ・バケロが、弟のサムには「チェンジリング」でアンジェリーナ・ジョリーの息子を好演したガトリン・グリフィスが熱演している。

弟のサムが理科の教材として蟻の生態をガラスケースに飼っていたことは、この物語になんらかの伏線だったのだろうか、なんて思ってしまった。しかし、家の屋根裏のようなところでザワザワと奇妙な音がしたり、屋根を這いずる人間みたいなものがいるのを私たちは目撃するのに、ジョンたちには見えなかったのだろう。

その塚のある家に引っ越してきたジョンが、娘の異常さに気づき、穴の中へと入っていった時にはすでに娘は餌食になっており、何だか虚しい結末になっていた。さすがの血気盛んなケヴィン・コスナーでも、地底人間には叶わなかったのだろう。
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狂気の行方(DVD)1

狂気の行方、2『カスパー・ハウザーの謎』『フィツカラルド』などで知られるドイツの鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督が、製作総指揮にデヴィッド・リンチを迎えた犯罪サスペンス。実際に起きた殺人事件モチーフに、母親を殺害した男の心の闇を描く。『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のマイケル・シャノン、『アンチクライスト』のウィレム・デフォー、『ボーイズ・ドント・クライ』のクロエ・セヴィニーら個性派が出演。ヘルツォークとリンチの個性が融合したシュールな映像世界が異彩を放つ。

あらすじ: アメリカ・サンディエゴ、若い男が女性を殺し、人質をとり立てこもったという知らせを受けたハヴェンハースト刑事(ウィレム・デフォー)は、すぐに現場に向かう。男は実の母親を殺したようだったが、誰を人質にしているのかまったくわからなかった。ほどなく男の婚約者イングリッド(クロエ・セヴィニー)も現場に駆け付け、ハヴェンハーストと一緒に説得を試みるが……。(作品資料より)

狂気の行方、4<感想>この作品も未公開ですよね。主人公のマイケル・シャノンは、「ロシアンルーレット」で声を張り上げながら進行係を務めた男。刑事役のイメージが強いウィレム・デフォー、ハマリ役の刑事役をそつなく演じ、そして婚約者役に「ゾディアック」のクロエ・セヴィニー、マイケル・ペーニャ『世界侵略:ロサンゼルス決戦』とウド・キア『ソウル・キッチン』など、個性的なキャストが勢ぞろい。

狂気の行方、3作品の内容は、俳優をしていた男が、母親を殺してしまいを二人の人質を囲って閉じ籠っているという。刑事のウィレム・デフォーが交渉するも、かなり精神的に病んでいる男らしい。その家の使用人がやっと家の中にいる人質のことを話し始める。なんてことはない、人質なんて大げさな、ペットで飼っていたフラミンゴ2羽なのだ。

そこへ男の彼女が現れ、彼の精神状態を話してくれる。それに劇団の人も来て、彼が精神的に不安定なことを話す。

その男の幻想の中に小人が出てくるのですが、あまりこの殺人事件とは関係がないようで、ただ犯人が住んでいる家の壁がピンク色だったり、狂気を増長させる主人公の旅先が、ペルーのジャングルだったり、一年前に旅行から帰ってきて以来、奇妙な言動を繰り返していたと話して…。そうそう、伯父さんが経営しているダチョウ牧場が出てきたりして、主人公が気に入っている。

外へ出ればまるで子供みたいにガラスのトンネル見たいなエスカレーターに興味を持ち、まるで宇宙みたいだといい何度も行ったり来たりするシーンとか、で、家の外ではスワットが待機して今か今かと突入の指示を待っている。

狂気の行方、5つまりこの映画の主人公は、明らかに精神の病を患っており、その主人公に振り回される周囲の人々、果ては自らの想念をコントロールできなくなったことによる母親の殺害にまでいたる経緯を淡々と描いていくわけなんです。
しかしラストで木の枝にバスケットボールが挟んでいる光景が映し出される。それは主人公がバスケットボールを木の枝に挟んで置いた光景が映し出されるので、これは何かの暗示なのだろう。誰かがこのボールを取り遊んでくれればいいかと思いながら、これは、まだ主人公の精神異常に未来が見えるということなのだろうか。

何でしょうかね、この作品の描いているのは、デヴィッド・リンチというだけで借りてきてしまったのだが、犯罪サスペンスとなってました。期待にそうような内容でもない、ただ精神を病んでいる人間の狂気の沙汰の現れなんでしょう。それにしても、振り回される刑事ウィレム・デフォーや、婚約者のクロエ・セヴィニーの存在感などは、この話の展開の中ではさして重要ではないです。
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