先日とある大会で、タップをしたり声をあげたのですぐ技を解いたところ、レフェリーが気づいてわざとなのか、気づかなかったからなのか試合が続行され敗れたという「事件」があった。我々はこのような事例をどう考えれば良いのか、考察してみたいたい。 まず私の考えを単 ...
カテゴリ: 中井 Column/Archive
中井祐樹 打倒ブラジルへの一歩@1996
今回(96年9月)の大道塾・修斗合同稽古において、修斗側の幹事的な役割を果たした修斗ウェルター級チャンピオン・中井祐樹選手。国内の総合格闘技系の大同団結を前々から主張していた中井選手に、今回の経緯と感想を語ってもらった。 去る9月15日の日曜日、我々は初めて大 ...
第1回全日本ブラジリアン柔術大会に向けて@1998
来る8月16日(日)、日本ブラジリアン柔術連盟の主催により第1回全日本ブラジリアン柔術大会が開催される運びとなりました。 パレストラでは、6月半ばよりこの大会に照準を合わせて道場内ランキングを階級別に作成し、週替わりに移動させ、機運を高めると共にレベルアッ ...
MMA全盛時代の柔術とは。
何でもありの“新”柔術を欲する声を、たまに聞く。 その心は、現行のブラジリアン柔術(以下BJJ)のルールが格闘技として禁止技が多く、物足りないというものだろう。やはり、柔術への人々の期待は大きいものがある。 柔術は本来、徒手の技法すべてを含むもの。扱う範囲 ...
MMA用「柔術ドリル」
MMAはケガの恐れが大いにあることから、試合と全く同様の練習をするのが実は難しいスポーツである。全力でパウンドを打ち合うような寝技練習は、身体へのダメージの蓄積を考えるとまったく不合理的だ。ゆえに、細かくシチュエーションを区切って練習する事、そしてそれを統 ...
「立ち技」練習には最大限10秒のグラウンドを。
これから、日々の指導内容の記事の中でたびたび紹介している練習法を、このコラムでも改めて取り上げていきたいと思う。今回は立ち技の練習のコツを挙げたい。 私どもの道場における「立ち技」ドリルには、打撃の有るもの(総合)と無いものとが存在し、どちらも10秒以内 ...
スポーツか? 武道か?
今まで「格闘技」をやってきた私だが、「武道」をやってきたという感覚は、あまりない。「武術」を学んでみたいという気持ちはあるが、それは一つの文化や伝統の一端を担うことを意味するような、言うなれば自分の一生をそれに掛けるような心持ちで決めるような一大事であ ...
スパーリングが始まる前に礼をしよう
試合に勝つ練習にするために、ちょっとした工夫を加えてみたい。実戦と練習のミゾを埋める法は、実はいくつも考え出せる。 パラエストラ東京・中井クラスで実践しているのは、「スパーリング等の開始前に礼(挨拶)を済ませておく」ことだ。タイマーやゴングが鳴ったら、 ...
グラップリングとは呼ばない。
ここ数年、グラップリングという呼び方を意図的に封印し続けている。サブミッション・レスリング、又は単にレスリングと呼ぶようにしているのである。 本来、ピンフォールのあるものだけレスリングと呼びたいところだが、とりあえず日本語として、の話ではある。英語的語 ...
パラエストラ流 道場論(ちょっとだけ解説付き)
私は自分の道場を「万人に開かれたものにしたい」という思いで、これまで運営して来た。またこれからも、ずっとそうしていくつもりでいる。 パラエストラ東京に「プロ練習」は、基本的に存在しない。世界レベルの者と初心者が同じ場所で研鑽できる、いわゆる「クラブチー ...