Ameba Blog - memo

Ameba Blogのふたつのシステムがおもしろい。

まずランキング。
全体およびジャンルごとのランキングが毎日集計される。管理画面ではランキングや閲覧者数の推移をFlashによるグラフで見ることができる。
これは書き手の意欲を高めるためには有効な手段かもしれない。逆にランキングが下がることによって意欲が削がれるというリスクもあるが、効果のほうがおおきいだろう。
問題は、書き手が閲覧者数・人気ばかり気にしてしまって、一種の商業主義に走りがちになるところだろうか。でも、これはこれでありだと思う。商売としてはうまいことやってるなという気がする。

次に「読者になる」というシステム。
これはいわば読者側によるBlogrollへの登録のようなもの。書き手側がその読者名を公開するかどうか決められるため、システムとしてスパムは予防できている。
これは現状、Ameblo登録者以外は参加できないが、利用サーヴィスを問わず、同様の機能を実装することは可能だと思う。やりかたはごく単純。読者たちに名前(ハンドル名もしくはblog名)とURLを登録させ、そのblogの書き手・管理者がそれを公開するかどうか選べるようにすればいいだけだ(すでに似たようなことをやってるところがあってもおかしくない)。これはいわば「記事と記事をつなげるトラックバック」を拡張し、「blogとblogをつなげるもの」だといえる。

とはいえ、サーヴィス全体としてみた場合、Amebloの平均点はあまり高くない。部分的におもしろいこともやっているが、つたない部分もすくなくない。

短所を補うことを優先するか、長所を伸ばすことを優先するかという経営判断において、後者を選ぶのはもちろんありだと思う。だめなところは多いけれど、ほかにはない魅力があるからこそこれを使うという利用者はすくなくないと思う。Macがその好例かもしれない。いろいろな面で不便なのに、それでもMacを愛するひとはいる。
Macとの類比のもとでさらにいうとすれば、長所を伸ばすのはいいが、短所を補うことをおろそかにしていると、利用者を広く獲得することは望みづらい、という点には注意が必要かもしれない。

付記:
国内のblogサーヴィスとしては、ほかにはStylogもおもしろいことをやっているっぽい。あいにくSNS風の招待制なので試せていないが、利用者同士を強く結びつけようという試みはおもしろい。利用者同士の結びつきこそがコミュニティ形成の肝。
利用者間の結びつきではないけれど、記事間の結びつきという点では、やはりはてなダイアリーのキーワードリンクが最強のような気がする。  
April 13, 2005 - 16:49 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

Information Literacy Test - memo

From Slashdot.

The Educational Testing Service -- the maker of the SAT and the GMAT -- has a new test called the Information and Communication literacy assessment. The test is designed to measure your ability to make sense of the multiple streams of information that our computers throw at us every day, according to a Wired News reporter who just took it and described the process.
  
April 13, 2005 - 02:26 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

Google Maps

あまり注目はしてなかった。従来の地図サーヴィスに毛が生えた程度、せいぜいLocalと連繋している程度だろうと想像していた。
でも、そうじゃなかった。

これはやばい。超おもしろい。ついつい一時間くらい遊んでしまった。
Yahoo Mapsも、MSN Mapsも、Map Questも目じゃない。これを使ったらもう従来の地図サーヴィスには戻れない。

  • 地図だけでなく、衛星写真を見ることができる。
    • 矢印のみならず、地図のドラッグで移動できる。ダブルクリックでそこを中心に表示。
    • AからBまでの行きかたを、地図上・衛星写真上に表示できる。

  • 入力欄はおおきくわけて二種類の使いかたをするっぽい。
    • なんらかの語句を入力すると、表示されている地図内で、関連施設の場所が表示される。
      • 西海岸の都市でpizzaと入力するとその都市にあるpizza屋の場所が表示される。そのままおもいっきり東に移動し、東海岸の都市を表示した状態で再検索すると、その東海岸の都市にあるpizza屋が表示される。

    • 地名を入力すると、その地へ移動する。cupertino, caなど。
      • また、pizza queens nyのように、「非地名+地名」の場合も、その土地へ移動したうえでpizza屋の場所を表示する。
        • ただし、商品名+州名だけだと、移動せず、その場で探してしまう場合もある(nyを表示している状態でapple caと入力すると、caへは移動しない。caを表示している状態でapple nyと入力すると、nyへ移動する)。商品名+都市名+州名にするのが無難。

    • 一種のSimilarity Search(類似検索)の機能もある。たとえば、Las VegasでBellagioを検索すると、Bellagioの場所だけでなく、Venetian, Paris, Saharaなどの競合ホテルの場所も表示される(AdWordsのようなかたちで報酬をもらってるっぽい?)。


衛星写真で見分けられる建物を見るとおもしろい。
たとえばこれはLas Vegasの中心部、Stripと呼ばれる大通り付近を写したもの。その写真にホテル名を入れてみたものが下の画像。
stripコモ湖をイメージしたといわれるBellagio前庭の巨大な青緑色の池が見える。Parisの前のエッフェル塔も見える(ちょうどコモ湖の向かい側、道路を渡ってすぐの黄土色っぽい物体。左斜め上に尖った影が見える。X字型の建物の左)。NYNYの摩天楼や、Excalliburの赤と青の城の屋根も見える。そして、なによりLuxorの黒い巨大なピラミッド。
案外、真上から見ると印象がちがう。MGMは意外にちいさく見える。Tropicanaはあまり人気のないホテルだけど、上から見ると白くて構造が入り組んでいておもしろそうに見える。泊まってみたくなった。

あいにくまだ日本とかの詳細地図は表示されない。ヨーロッパもむりっぽい。とりあえず北米だけっぽい。  
April 12, 2005 - 15:24 │Comments(0)TrackBack(2)IT/Web

Del.icio.us - memo

Del.icio.usが出資を得たらしく(MLより)、本格的に事業化されるようです。
出資者には蒼々たる面々がならんでいます。

企業としては、
  • Union Square Ventures
  • BV Capital
  • Amazon.com

個人としては、
  • Marc Andreessen : Mosaic開発者。Netscape共同創立者。
  • Esther Dyson : EDVenture Holdings創立者。CNET Networks 上級編集者(Editor At Large)。
  • Seth Goldstein : 同姓同名が多すぎて不明。Majestic Research LLC共同創立者?
  • Josh Koppelman : Half.com創立者。
  • Howard Morgan : 同姓同名が多すぎて不明。元Idealab社長、現ARCA Group社長?
  • Tim O'Reilly : O'Reilly Media創立者。
  • Bob Young : Red Hat共同創立者。
以前の記事でも何度か触れましたが、O'Reillyの現状把握・未来予測にはだいぶ信頼を置いているので、個人的に要注目です。この先のDel.icio.usの発展に関して、彼はわりあいはっきりとした展望をもっているような気がします。
また、Amazonが出資していることにも注目したいと思います。将来的にAmazon/A9にタグに代表されるSocial Bookmarkingの機能をからめてくることもあるかもしれません。さらにいえば、YahooのFlickr買収が「たんに写真共有コミュニティ獲得を求めてのものではなかった」のと同様に、タグ以上のなにかをDel.icio.usから引き出そうと狙っているということもありうるかもしれません。

なお、余談ですが、個人情報に関しては、おもにZoomInfoで調べました。案外便利。Paul Allen率いるVulcan Venturesもここの出資者に名を連ねてるとか。あまりおおきな事業にはならなそうですが、いちおう注目。  
April 12, 2005 - 08:18 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

Social Bookmarking & Web Search

タグとディレクトリ

 タグの新しさはなにかといえば、複数性にある。これがなにより画期的なのだと思う。
 ディレクトリの場合、基本的に一箇所にしか配置できない。ファイルやブックマークの分類を考えるとわかりやすい。ひとつのフォルダにしか入れられない。が、タグの場合、複数の箇所に分類できる。
 ファイルの場合でいえば、シンボリック・リンク(Winでいうショートカット、Macでいうエイリアス)によって、複数のフォルダへの配置は可能になる。が、このとき、配置の変更は「配置された場所」を起点としておこなわれる。つまり、どのフォルダにシンボリック・リンクを置いたかをおぼえていなければならない。オリジナルのファイルを目の前に表示している状態からすべてのシンボリック・リンクの所在をつきとめることが難しく、シンボリック・リンクの配置変更が困難になっている。もちろん検索をすれば可能だが、手間がかかる。
 この配置変更の困難さを、タグは克服している。タグによる分類は「オリジナルを中心」としておこなわれる。個々のファイルやブックマークにタグをつけたりはずしたりするかたちになる。それを勝手にシステム側で判別し、分類してくれる。
 「複数箇所への分類」は、いわば「オリジナル中心主義」による統合的な操作を基本とすることによって、混乱を防いでいるといえる。

iTunes

 メタデータをあつかうシステムの可能性を探るとき、iTunesを比較対象とするのは有効な手段のひとつかもしれない。iTunesはメタデータ利用の先駆けとなったソフトといっても過言ではないと思う。iTunesはディレクトリによる曲の分類という従来の方法を突き崩して、メタデータによる分類を推進した。知るかぎり、メタデータをこれほど有効に活用しているサーヴィスはない。
 iTunesなどの音楽再生用ソフトの場合、メタデータのなかにはID3タグがふくまれる。したがって、基本的な情報はCDDBから提供される。自分でメタデータを付加する必要はない。もちろん情報を変更したり付加したりすることもできる。ID3タグ以外の情報もつけくわえられる。
 それらの多様なメタデータを複合的に利用して、スマート・プレイリストというものを作成することができる。複数の条件に合致する曲だけを自動的に選択して一覧表示してくれる。
 このスマート・プレイリストと同様のものがiPhotoにも採用されている。次のMacOSのファイル管理システムにも適用されるという。
 これはiTunesによってはじめられた一種の革命だといえるかもしれない。最初にiTunesでメタデータを利用しはじめたとき、メタデータの利用というものがここまで重要なものになってくるとは開発者たちも予想していなかったのではないかと思う。

コメントとレイティング

 iTunesの場合でいえば、メタデータのなかで最も個人的な情報は、コメントとレイティングだといえる。いずれもきわめて主観的なもので、恣意的なものだ。
 Social Bookmarkingや検索エンジンにおいては、この両者を活用するという可能性がいずれ探られることになると思う。すでに部分的にははじまっている。レイティングはともかく、コメントやメモを付加できるサーヴィスはすでにある。
 レイティングの機能をもったSocial Bookmarkingなどのサーヴィスの存在は知らないが、あれば便利だと思う。通常、ブックマークをするときはいずれかのフォルダに分類するかたちになる(タグの場合もおよそ同様だといえる)が、フォルダの中身が増えてくると、どれがどの程度重要なものか判別しづらくなる。それぞれのブックマークに重要度を示す指標をつけられたら探しやすくなる。従来のMacOSにおけるラベルのようなものでもいい(これは原理的にはレイティングと同等のものだといえる。数値の代わりに色で分類している)。
 さらに発展的には、個人的なコメントやレイティングを「社会的」に利用する方向も探られることになるかと思う。とりわけこれは検索エンジンにおいて有効に機能しうる。それぞれのサイトについての一種のレビューのようなものとして、コメントやレイティングを利用するとおもしろい。レイティングの場合、他者のレイティングと比較することにより嗜好を分析して、その結果を検索結果に反映させる、というようなことも可能だろう。
 今日の検索エンジンにおいて足りないのは、そのような個人の声だと思う。客観的なものを目指しすぎている(それがわるいとはいわないが、その方向性には限界がある)。技術的に困難はあるものの、個人の主観というものをうまくとりこむことができれば、おもしろいものが生まれるような気がする。

付記

 以下のサーヴィスに要注目。
  
April 12, 2005 - 00:56 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

情報科学と哲学

情報科学と哲学(と言語学)

 細かい話は端折りますが、三者の連関を象徴する事件として、あるいはデリダ・サール論争があげられるかもしれません。哲学者デリダはグラマトロジーに関する議論のなかで機械言語についても言及していますし、言語行為論者サールは反人工知能論を唱えていたことでも知られています。これら三つの領域には、言語/記号というものを媒介としたある種の連関があるといえます。
 このブログにおいては、情報科学というものをながめる際に、一種の哲学的視点をからめようと試みています。より具体的にいえば、おもに(初歩的な)認識論・価値論とからめつつ、ウェブ上のコミュニティというものを考えようとしています。
 お気づきのかたもいるかもしれませんが、ここの右のサイドバーには、News : Axiology, Epistemology, Ontologyという項目を設けています。それぞれ価値論・認識論・存在論を意味します。Ontologyという用語は情報科学でもしばしば用いられるため、記事が多く現れます。価値論・認識論は哲学以外ではあまり使われない用語のようなので、現状ではなかなか引っかかりません(Topix.netのRSS配信を利用しています)。
 ですが、いずれ状況は変わってくるかもしれないと予測しています。検索エンジンやコミュニティというものを考えるときに、価値論・認識論というものは非常に有効な道具になりうるような気がします。

PageRankとはなにか

 よく知られているように、GoogleのPageRankは、それぞれのページの「リンクの出入り」に基づいてランクを決定しています。このとき、出入りの量だけではなく、質もまた考慮されています。「あるサイトからあるサイトへのリンクを支持票と見なす」という単純な発想が根底にあるとされます。(参考:Google の秘密 - PageRank 徹底解説
 これはすなわち次のようなことを意味します。
それぞれのサイトによる「主観的評価」を数学的・統計的に処理し、「客観的評価の近似値」としてのRankを割り出す。
 ごく単純な話かと思います。これがPageRankの認識論的・価値論的解釈です。認識論敵・価値論的というと、なにやら小難しそうですが、単に「主観的か客観的か」という区別をしているから認識論的、「評価」を問題にしているから価値論的といっているにすぎません。
 主観的評価から客観的評価へ──この変換処理がPageRankの精髄です。
 ここで問題となるのは「主観的評価をまとめただけのものがほんとうに客観的評価といえるのか」ということです。上の囲みのなかではその点に配慮して「客観的評価の近似値」と呼びました。それはたしかにある限定的な意味では客観的なものと呼べますが、完璧に客観的とまではいえません。
 そもそも「客観性とはなにか」「この世に客観的なものなんて存在するのか」という根本的な問いすら浮かびます。これは難しい問題です。あまり深く立ち入らないことにしたいと思います。議論を単純化するために、Googleの場合でいえば、「完璧な客観性」とは「完璧なRank」を可能にするもの、ということにしておきましょう。
 では、PageRankは完璧かといえば、もちろん、そうではありません。検索結果につねに満足しているひとはいないでしょう。したがって、PageRankが完璧ではない以上、PageRankは「完璧に客観的」とはいえません。(ものすごく恣意的な定義に基づいていて循環していますが、細かい点は気になさらず)
 なぜPageRankが客観的なものになりえないかといえば、ごく単純にいって、それは主観的評価の寄せ集めにすぎないからです。主観的評価をうまく処理することによって客観的評価に近いものを出せてはいますが、その処理は完璧ではありません。
 主観的評価を客観的評価へと高めるのは容易ではありません。そして、その難しさが、今日、さまざまな検索エンジンに創意工夫の場をあたえているといえます。これは哲学の用語でいえば、ほとんどアポリア(解決不能な難題)です。アポリアであればこそ、容易に雌雄は決さず、おもしろい状況が続くかと思います。
 そしてまた、発想の転換をするならば、かならずしも客観的評価を目指さなければいけないわけではありません。そもそも主観的評価を客観的評価にむりやり変換しようとするから無理が出てきています。なんらかの客観性ないし客観性に類似のものは必要になるにせよ、主観的なものを主観的なものとしてそのままあつかうことによって、べつの打開策は導きうるかもしれません。客観性を重んじる領域においてはなかなか出づらい発想かもしれませんが、その芽は徐々に出てきているように見受けられます。

Folksonomy, Ontology, Tagging, Metadata

 もうひとつ例をあげれば、いわゆるFolksonomyの問題も、哲学的視点からながめてみることができるかと思います。無数の主体による共同作業によって、どのような結果が産み出されるのか、その結果はどの程度客観的なもので、どのような価値をもつのか、といった具合です。ただ、ここでは認識論や価値論よりも、意味論(Semantics)や分類学(Taxonomy)が果たす役割のほうがおおきいかもしれません。
 このあたりはまだあまり考えてないので今後の宿題です。Clay ShirkyがO'Reillyの集まりで話した内容をまとめた記事、Ontology is Overrated: Links, Tags, and Post-hoc Metadataが参考になりそうです。  
April 10, 2005 - 09:31 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

Google Q&A - memo

 GoogleがQ&Aサーヴィスをはじめた。
 確認できているかぎりでは、「国名・都市名+population, area」「天体名+mass, density, diameter」「who is+人名」でそれぞれの答えが簡潔に表示される。ざっと試してみたところ、面積は国名の場合のみ、密度は惑星・衛星のみ、質量は太陽と惑星のみとなっているっぽい。衛星はいわゆるガリレオ衛星以外のあまり有名でない木星の衛星まで答えが出た。
 "who is"は現状あまり使い物にならない。映画俳優、歌手の場合、比較的マイナーでも答えが出る(Cate Blanchett, Kate Bushなど)が、what is/defineで調べたほうがより詳細な答えが出る。学術方面では、Plato, Aristotleだけは答えが表示されたが、Kant, Hegel, Heidegger, Freud, Godel, Turing, Einsteinといったあたりは表示されなかった。Platoなどにしても、what is/defineのほうがより詳細な答えが出る。
 まだはじまったばかりでベータ段階のようなものかもしれない。従来のWeb definitionsとの使い分けもわからない。

 A9などのいわゆるvertical search(垂直型検索、重層的検索)と似たようなものといえる。Encyclopediaなどをとりこんでいて多くの情報が一度に表示されるA9とくらべて、表示方法と情報量が異なる。Googleのほうはだいぶシンプルで情報量もすくない。
 どちらも一長一短といえるかもしれない。調べるものにもよるだろうか。あきらかにEncyclopediaで答えが出そうなものはA9のほうが適している。が、Web definitions程度の答えでじゅうぶんだと感じるひともいるだろうし、デザイン的にごちゃごちゃしていないほうがいいというひともいるだろう。情報量というものはかならずしも多ければ多いほどいいというわけではない、という点に留意しておく必要があると思う。Googleでは先日株価を調べられるようになったが、情報量はすくなく、非常にシンプルなものだ。
 あるいはそれがGoogleの路線なのかもしれない。大多数の一般の利用者にとって快適な検索をさせる(先日のgeekの話にも通じる)。過剰な情報は提示しない。日常的なちょっとした検索であれば、簡単な答えでいい。そう割り切っているのかもしれない。  
April 08, 2005 - 15:24 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

YEALD.com - memo

http://www.yeald.com/
  • 一般参加型の投資家ジャーナル(blog形式)。
    • ratingの活用によるforksonomyの実践。
  • UIの洗練。
    • サイトとしての洗練度は足りないが、ratingのUIは比較的洗練されている。
      • Industry Profit Ratingなどにおける、5段階評価を"Extremely Profitable"などの文字で表すのは無用。++/+/0/-/--だけのほうが視覚的に洗練されていてわかりやすい。
    • 操作性と「場」としての雰囲気はよく、参加したいと思わせる。
      • ratingという行為そのものがたのしいと思える点がポイント。
  • 記事の質はまだあまり高いとはいえない。
    • 参加の意欲を煽る基盤はできているため、徐々に参加者も増え、記事の質も高まっていくかと予想される。
  • 今後の展望。
    • 収益性:コミュニティとして成長すればスポンサーはつきうると考えられる。
    • 範囲拡張性:現状投資家情報という体裁をとっているが、ジャンル細分化と同時に一定の範囲拡張はありうるか。
    • システム:現状、編集者が投稿された記事を選別するかたちのようだが、記事数が増えたときにそのようなシステムは破綻しかねず、編集者の嗜好の介入がコミュニティにとって負の作用をおよぼすこともありうる。その打開策をいかに見つけるかが今後の発展のための鍵となりうる。
  
April 07, 2005 - 04:23 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

by the geeks, for the geeks

 すこし古い記事になるが、ユーザーインターフェイス(以下、UI)の重要性と、技術者の陥りがちな陥穽について、Business2.0のSilicon Valley Doesn't Understand Consumersという記事で語られている。ざっとまとめておきたい。
Silicon Valleyの消費者向け家電をつくっている新興企業のほとんどが失敗する真の理由は、彼らがたいてい技術オタクの集団で、技術オタクのための製品をつくっているためだ。つまり、製品は生まれながらに複雑なもので、過剰な技術的機能が付加されているということだ。

 オタクによるオタクのための製品──そんなものは一般の消費者にとっては複雑すぎて見向きもされない。オタクの自己満足でしかない。
 記事中ではiPodの成功例が紹介されている。iPodは簡単そうだからヒットしたと記者はいう。比較対象はあげられていないが、オタク向けっぽい製品としてまず思い浮かぶのはSonyなどの製品だろうか。凝ったギミックの盛り込まれたいかにもメカっぽいデザインはオタクに好まれそうなものではあるが、なんだかちょっとややこしく見える。それではなかなか一般の消費者には売れない。オタクがオタクのためにつくるとそうなる。
 iPodの場合は、製作過程へのJobsの介入が功を奏したといえるかもしれない。彼は技術者ではない。ちょっと耳の遠いふつうのおじさんだ。彼がふつうのおじさんの視点でああだこうだいった結果、iPodは「ふつうのひと」にとってわかりやすいものになったといえるかもしれない。
 日本企業でも消費者代表として主婦や女子高生を商品企画に参加させる試みをおこなっているところがある。おもな購買層となるひとたちの視点は貴重なものだといえる。四十過ぎのおじさんたちが額寄せ合ってアクセサリーをつくってもだれも買いはしない。それとおなじことが家電製品やウェブ・サーヴィスなどについてもいえる。技術者対象の商品でないかぎり、非技術者の視点を商品企画に活かすことが肝要なのだろう。
Palo Altoに設立されたDigeoは、次世代HDDレコーダー、Moxiをつくるときに同様の問題に直面した。同社は、消費者が一分以内にUIを理解できるようにする必要に迫られた。Digeoはその問題の追及に三年近くも費やした。数千もの番組を選択するのを手伝う、独特の視覚的方法を完成させた、といまでは信じている。それはiPod以来、はじめて私を驚かせたUIだ。

 多少誇張があるように思えなくもない。UIだけのためにほんとうに三年も費やしたんだろうか。その真偽は厳密には問わないとして、すくなくともUIを重視したというのは事実であるらしい。このリンク先でそのUIを体験できる。画像の上のTest Driveというところをクリックすると、ツアーがはじまる。
 シンプルでわかりやすい。箇条書き的なメニューをスクロールさせたりするよりもこのほうが直感的といえる。いわば仮想的に無限に広がった一枚の画面の上をシームレスに移動するかたちだ。よくあるような箇条書き型のメニューで次々に画面を移動していくかたちは、まとまった情報が表示されたり消去されたりが連続するため、画面切り替えにストレスをともなう。ウェブサイトでリンクをたどるのと似ている。いくつものページをいったり来たりしていては疲れてしまう。
 これはウェブ・サーヴィスにおいても考慮すべき問題のひとつだと思う。もちろん上述のMoxiのような仮想的な無限の空間を演出するのは、技術的には可能であっても、ウェブという重い環境にあってはあまり洗練された方法ではない。ブレイクスルー/技術的革新とまではいわないまでも、なんらかの工夫が期待される。

 記事は次のように結んでいる。
たぶん消費者向けの家電製品をつくる新興企業にとっては、技術オタクではない人々からの意見を求めるころあいなのだろう。シンプルさと使いやすさは、消費者向け家電市場で成功するための生命線だ。これはSilicon Valleyの新興企業が忘れてはならない教訓だ。
  
April 06, 2005 - 20:39 │Comments(0)TrackBack(0)IT/Web

Yahoo 360

 友人・知人から招待されなければ利用できない、いわゆるSocial Networking Serviceは、事実上、「どうしても入りたいというひとしか入れない」というかたちになっている。どういうことかというと、友人・知人から招待されなくても、探しさえすれば、招待してくれるひとは見つかるということだ。
 どうしても入りたければ入る方法を探せばいい。それは簡単に見つかる。門戸を閉ざしているようでいて、閉ざしきれてはいない。これは必然的な帰結なのかもしれない。

 Gmail や mixi など、日本で(も)一般的なサーヴィスであれば、日本語でGoogleで検索すれば、招待してくれるひとを見つけることはできる。
 Yahoo 360はまださほど一般的ではないようで、日本語で検索しても招待者を見つけることは困難かもしれない。が、英語で検索すればわりあい見つけやすい。「招待しますよ」といっているblogのコメント欄には長蛇の列ができている。
 このような場合、Googleではなく、Technoratiで探すのが適している。Technoratiはblog専門の検索で、新しい記事ほど上位に表示される。まだあまり列が伸びていない「新鮮」なblogを狙うのが効果的。私自身、そんなかたちで招待された。

 これもあるいはYahoo 360のベータ期間にとってひとつの試練かもしれない。ありうべき事態にいかに対処するか。もちろん招待しまくった者たちと彼らに招待された者たちをすべて追放するような手段はとれはしないだろう。招待する権利を停止するという程度の措置しかとれないはず。

 と、自己正当化しつつ、とつぜんですが、利用してみたいかたがいたら招待したいと思います。
 ただ、英語圏のサーヴィスですべて英語なので、最低限、Helpくらいは自力で読みこなせるかた限定ということで。
 ここにコメントで書かれるか、xntr1976 アット yahoo.com までメイルいただければ、ご招待します。

 ちなみに、小一時間ばかりいじってみた感想はまだまだだな、って感じでした。blogの機能も、好きな音楽や本を紹介する機能もかなりしょぼい。ただ、以前の記事でも書いたように、Charlene Liがいうには今後の発展は約束されているようなものなので期待はできるかな、と。  
April 03, 2005 - 10:18 │Comments(0)TrackBack(1)IT/Web