ようやく厳しい寒さも落ち着いて、春の訪れを感じさせてくれる陽気になってきましたね。
それでもまだ朝晩は気温が低く、一日の中で寒暖差が大きい時もありますので、
皆様、体調など崩しませんようお気を付けてお過ごし下さい。
さて、前回のブログからかなり間が空いてしまいました

前回は現状を簡単に書かせて頂きましたが、今回は当時の様子をもう少し詳しく書きます。
中学2年生になって完全不登校になってからの息子の一日の様子です。
よく、昼夜逆転になって部屋のカーテンも閉め切って、閉じこもりがちになってしまう、という話を聞きますが、息子は全くそのような行動はなく、
朝は7時半には起きて部屋から出てきて、カーテン全開の居間にいて、一日中ゲームをして、
夜は11時前に就寝するという、大変規則的な生活を送っていました。
様子がわかるので安心ではありましたが、ただ、小学6年生だった娘とも常に接触することにもなるので、トラブルのもとでもありました。
きょうだいの一人が不登校になると他のきょうだいにも影響が出る(登校などに関して)、という話はよく聞きますが、娘に関してはそれはありませんでした。
それでも、学校での話をする娘と学校には行っていない息子が長時間同じ部屋にいることで、母としては対応に大変悩み、それも良く先生に相談させていただいていました。
先生からご指示いただいたのは、「きょうだいの事には親は口を出さない」という事でした。
私自身もきょうだいがいましたので、確かにきょうだいのケンカにいちいち口を出されると、煩わしいという気持ちはありましたので、頭では理解できるのですが、実際に行動に移すというのはとても難しい事でした。
息子は妹に手を出すという事はありませんでしたが、その代わり物をたたきつけたり、大声で威嚇したりという行動が頻繁にあり、娘は自室にこもることが多くなり、その事で私自身大変胸を痛めました。
息子は学校になんて行きたくない!と言ってはいましたが、本心は別にあり、何の問題もなく毎日学校に通っている娘を見て、イライラして八つ当たりしてしまったのだと思います。
ちょうどその時期、町内会の役員の順番が回ってきたので、時々会合に出席するために私が夜に外出して、家の中に子供2人きりという状態になりました。
その際に、娘から「お母さんが用意しておいてくれた夕食を食べようと思ったのに、お兄ちゃんが食べるなと言って食べさせてくれない」などと泣きながら電話が入ると、いてもたってもいられなくなりました。
それでも対応としては、「親は口を出さない」を貫くようにとの指示をいただきました。
もちろん、先生は息子や娘の性格など、ある程度把握された上でのことだったので、どの家庭にも当てはまるかどうかは分かりません。あくまでも我が家に関してという事です。
あれから7年ぐらい経って、今でも仲の良いきょうだい、とはいかないながらも、それなりにお互い家族として一緒に生活しています。
あの時、どちらかの肩を持ってしまったり、どちらかばかり叱ることをしていたら、それは今になってまた別の形で問題が起こっていたかもしれません。
不登校に関してだけではなく、親として子供への対応方法を教えていただいた事は、現在の我が家にとって、大変大きな学びとなっています。
子供の年齢や性別、家庭内での状況によって対応方法は異なることもあるかとは思いますが、我が家では確かに子供同士の問題に少し口を出し過ぎていたように思います。
あの時に家庭教育を学べて本当に良かったと思います。
これからも家庭教育の基本を忘れずに、緩むことの無いように毎日を過ごしていこうと思います

〜応援ポチッとお願いします!〜
