<ジャンル>
ロボットアクション

<関連ワード>
テレビ版完結から10年後、政治劇、かつての英雄、マジンガー量産

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劇場版で描き切れなかった部分をしっかり描いた小説である。
いや、劇場版見てないから知らんが、そうらしい。

光子力研究所で働いている兜甲児とスタッフがあるとき
光子力プラント内に巨像を発見し、そこから復活が始まる
ミケーネの怪物たち。

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真っ先に襲われたのはアメリカ合衆国のテキサス州にある光子力プラントで
そこで剣鉄也はグレートマジンガーで応戦するが、サンダーブレークは
周辺に被害が出るとされ、使うことができず歯がゆい思いをしながら戦うが
やがて刀折れ矢尽きることに……。

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舞台となる日本も機械獣の襲撃に遭うようになり、
量産されているマジンガーイチナナ式で戦うが、
巨像ことインフィニティの起動により甚大な被害が出てしまい、
兜甲児も敗北を喫してしまう。

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あわや人類の敗北か? と思いきやそこは熱血ロボットアニメ。
かつての仲間との再会。反撃の糸口。そしてインフィニティを
打ち破るための秘策により大いに盛り上がる展開を見せてくれた。

さて、作品としてはやはり放映していた時代が時代ということもあり、
来館者の年齢層に合わせて政治面における「大人の事情」をクローズアップし、
主人公たちが官僚に翻弄されたりするのがかつてのテレビ版と大きく異なる点だろう。

しかしやっていることは変わらない。
マジンガーが好きならば楽しめる作品に仕上がっている。
小説のほうは中盤前後で多少の中だるみはあるものの、
全体としては綺麗にまとまっており、ロボットによる
熱いバトルを期待していると小説版の描写は物足りないかもしれないが、
一つの小説として読むと悪い出来ではない。

かつてのヒーローたちがどのような姿になり、大人としての価値観や
分別を持った彼らは果たしてどのように劇中で活躍するのか、
興味があれば一読の価値があるだろう。

気になった点としては終盤あたりの戦闘描写が妙に漫画的なことぐらいか。
絵のない漫画を読んでいるかのような軽さがあったのは好みがわかれるかもしれない。

とりあえずスパロボで近年のマジンガーZEROや
衝撃Z編に触れている人にも楽しめるのではないかと。

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