夏休みの宿題が一段落ついたところで、今まで行ったことが無い博物館まで足を伸ばしてみよう見ようと思い立ちました。行き先はこちら、Chabot宇宙科学博物館です。
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Chabot Space & Science Center
http://www.chabotspace.org/
10000 Skyline Blvd, Oakland, CA 94619, (510) 336-7300

Chabotはシリコンバレー方面から行くとOakland Zooの先、Oaklandの山の上の静かな場所にあります。ここの博物館の特徴は宇宙、天文に関連させた様々な体験型の展示と7歳以下向けのワークショップ、望遠鏡作りのワークショップ、そして他にはないくらい演目が充実しているプラネタリウムとアイマックス・シアターのショーです。入場料には2つのショーが含まれていて、チケットを買う時にどれを見るか選びます。10種類以上もある中からどれにしようか、つい悩んでしまいました。
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入り口を入ると、高い天井の上では幾何学的な飾りがゆったりと形を変えていました。右は一番奥の方にあるドームの中の天体望遠鏡。金土の夜にはこの天体望遠鏡で惑星を見ることもできるそうです。

こちらが宇宙に関する展示。星の一生や星雲について、星雲同士の衝突についてなどが解説付きで展示されていました。
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内容的には本気で勉強しようとすれば中学生でも難しい内容です。子ども達に抵抗感を与えずに、こういった内容を紹介する工夫がしてありました。
中でも子ども達が気に入ったのはブラックホールの展示でした。Maxは怖がってしまって、Sarahが最初に果敢に挑戦するという兄妹逆転でした。(どんな展示かは行ってのお楽しみ!...と言ってもそんな大したものではないんですが)

こちらの展示室にもいろいろな実験・体験コーナーが揃っていました。
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Maxが気に入ったのは、アポロ月着陸船のシュミレーションです。なかなか上手く行かず、結局地面に激突しておしまい。他の子の着陸船は何と月面をごろごろ転がってしまいました。かなり練習が必要な様です。命がいくつあっても足りません。
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こちら、宇宙飛行士のヘルメット体験.... 頭でかっ!
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中はちょっと古くさい臭いがしたそうです。(汗)

歴代宇宙飛行士と背比べ。右はサターン5型ロケットの模型。模型といっても3階分ぶち抜きですから相当な大きさです。
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サターン5型ロケットのてっぺん近く、3階に展示されていたのはアポロ15号が持ち帰った月の石でした。(右側)
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左側にあるスペースシャトルの形をした体重計は、館内のあちこちに置いてありました。これがなかなか面白い!
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これは地上、宇宙ロケットの発射時、月面、火星での体重を教えてくれる体重計なのです。神妙な顔で体重を量るSarah。レディの体重を公表する訳にはいかないので、Maxの体重の例を紹介するとこうなります。

地上:74.4lb=33.6kg
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宇宙船発射時:223.2lb=101.3kg
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月面:12.4lb=5.6kg
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火星:29.0lb=13.2kg
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宇宙船発射時の3GではMax、体重100kgを越してしまうんですね。月面では5.6kgなので私でも片手に立たせることができます。びっくりです。

下は月と地上での重さの違いの体験コーナーです。同じ重さのものが、月ではこんなに軽い、地上ではこんなに重いと二人とも大喜びでした。
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月の満ち欠けの仕組みがわかる展示。Maxはよくわかったみたいなのですが、若干8歳のSarahは気持ちよーくクルクル回っていただけでした。
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こちら、マーキュリー計画で使われた帰還船のレプリカ。かなり本格的に作られていて、子ども達に人気でした。この向かい側には実験で犬を宇宙に送った時の、犬用の宇宙船のシートもありました。こんなのに入れられて問答無用で飛ばされた日には....。宇宙犬も楽じゃないなと思った次第です。
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冒険心をくすぐるパネルのスイッチ群。内部は大人用としては随分狭いという印象でした。
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下は宇宙開発関係の展示室にあったもの。無重力状態で筋肉が衰えるのを防ぐため、宇宙飛行士は毎日数時間もトレーニングに励みます。数時間も負荷付きスクワットはつらい!
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左はソ連時代のソユーズの帰還船。ソ連は国土が広かったこともあるのか、帰還船は海ではなく地上に帰ってきました。よく衝撃で宇宙飛行士がダメージを受けなかったものだと思います。
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右にあるのは宇宙での作業体験。仰向けに台車に乗って、手で移動しながらプラグを繋いだり外したり。
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Sarahは小さくてプラグに手が届かない!(笑)
Maxは首が疲れたそうです。
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途中2回ショーを見て、全部の展示を回ったらいつの間にか4時間も経っていました。私達が見たショーは『Dinosaurs Alive』と『Living Sea』です。SarahはLiving Seaが気に入ったそう。音楽がSTINGだったこともあり、幻想的でゆったりしていました。Maxは恐竜の戦いの場面があるDinosaurs Aliveの方が面白かったそうです。

カフェで一休みしていると、何やら周りの注目を集めつつ大柄な人が歩いていました。
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大柄な...人、いえ、これは人間ではない?

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うわ、宇宙人だ!
スタートレックのクリンゴン人ではありませんか。

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「Don't be shy!!」と問答無用で肩を捉まれて、Maxは強引に記念撮影と相成りました。(固まってます)
彼一人かと思ったら、この後、次から次へと老若男女のクリンゴン人がカフェの横を歩いて行きました。この日はChabotでクリンゴンのパーティーがあった様なのです。人類はカーク船長らしきカーキのハイネックのおじさんだけでした。中にはこんな人も。

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おやつも食べ終わったことだし、いやいや面白いものを見てしまった、と(私だけ?)喜びながら帰り支度にとりかかりました。車に乗る前に行っておこうと博物館の入り口近くのトイレに寄ったMax、すぐに困惑した表情でとぼとぼと出て来ました。用を足してきたにしては早過ぎます。
「トイレ使えない。宇宙人だらけ。中にいーっぱい宇宙人がいて、みんなこーんなことしてて、入れなかった」
と、鏡を覗き込んで髪を梳かす仕草。クリンゴンの団体様の身支度中に出くわしたのでした。そりゃ驚くわ。

Chabotではたまにこうしたパーティーやグループのイベントがあって、一部貸し切りになることがありますので、お出かけ前に必ずウエブサイトで予定を確かめて下さいね。9月はメンテナンスのために閉館になる日もあるそうです。
http://www.chabotspace.org/visit/


こちらはお土産。
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宇宙開発展示コーナーで撮影(無料)、自宅にメールで送った無重力の写真です。どうです?無重力に見えますか?


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そんなに混んでもいないし、山の空気は爽やかだし、のんびり過ごすにはぴったりの宇宙科学博物館でした。機会がありましたら是非訪れてみて下さい。