Windows Vista(ウィンドウズ ビスタ)のラインナップについて
Home Basic(ホームベーシック) | WindowsXP Home Edition相当とみていいでしょう。 Vistaの大きな特徴であるAeroに非対応なので注意。 XP Home Editionと同様、リモートデスクトップ機能に制限あり、ドメインへの接続機能がないところなどからも、XP Home Edition同等とみていいでしょう。 |
Home Premium(ホームプレミアム) | Home Basicに、Windows Media Center機能を追加したバージョン。 Aeroに対応。 XP MCE2005後継と見ていいでしょう。 |
Business(ビジネス) | ドメイン参加可能。 その代わり、Media Center機能なし。 Windows XP Professional後継と見ていいでしょう。 |
Ultimate(アルティメット) | フル機能バージョン。 Windows XP的に言うと、MCE2005とProfessinal両方の機能を備え、もちろん、AeroなどのVista新機能もフルサポート。 |
ただし、TV視聴可能なパソコンについてはMedia Center機能を搭載したHome Premiumが標準的なOSとなるでしょう。
正直、この製品構成には疑問がなくもないですね~。
Vistaは全バージョンでMedia Centerは標準装備して欲しかった気がします。
確かにHome Basicは一番安価で、むしろWindows XP Home Editionより安価なぐらいなのですが、Aeroに非対応なのはともかく、Media Centerには対応して欲しかった。
なぜならば、周辺機器の運用性の問題があるからです。
例えば、Media Center機能を必須とするTVチューナーカードの場合、Home Basicのパソコンでは動かないという事になってしまうわけで、周辺機器メーカーにとっては、相変わらずMedia Centerを標準的なOSの機能としてあてにできないという状況が続くわけです。
ユーザー側としても、最悪、OSをアップグレードしないことにはTVチューナーカードを取り付けられないという状況になるわけで、ちょっと不便ですね。
XPまではMedia Centerはオプション扱いの機能でしたが、Vistaで基本機能に昇格して、そういう不便さを解消してくれればよかったのにな~、とちょっと残念な気持ちです。
確かにAeroはなかなかおもしろそうですし、その他にもいろいろ機能が拡張されていますが、XP時代の製品構成をそのまま引き継いでしまっており、ユーザーに混乱を招きかねない気がします。
更に悪いことに、Vistaはエディションが4種類と増えているので、ますますユーザーが混乱しやすい状況なわけで、それと同時に「標準機能として考えられるWindowsの標準機能」の範囲が相対的に狭まってしまっているのがどうも気持ちが悪いな~。
各エディションの違いの詳細は以下の通り↓
各エディション比較 |
内容 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate | |
基本機能の進化 | Windows SuperFetchやロープライオリティI/Oで大幅なパフォーマンス向上を実現 | ● | ● | ● | ● |
Windows DefenderとWindowsファイアウォールを装備し、安全性を極めたWindows | ● | ● | ● | ● | |
美しさと操作性 | クイック検索とWindows Internet Explorer 7で必要な情報をすばやくキャッチ | ● | ● | ● | ● |
Windows AeroとWindowsフリップ3Dナビゲーションで優れた視覚効果とスマートな操作性を提供 | ● | ● | ● | ||
デジタルエンターテイメント | 写真やビデオ、音楽など、あらゆるデジタルエンターテイメントをオールインワンで実現するWindows Media Center | ● | ● | ||
Xbox 360などのデバイスから、家中のどこでもデジタルエンターテイメントが楽しめるWindows Media Center Extender | ● | ● | |||
HD対応のWindowsムービーメーカーで、HDV(高精細ビデオ)形式のデジタルホームビデオの取り込みや編集も簡単に | ● | ● | |||
Windows DVDメーカーで、プロ並みのDVDも手軽に作成可能 | ● | ● | |||
ビジネス環境の強化 | 強化されたWindowsモビリティセンターとタブレットPC(※1)のサポートで、モバイルPCに最適の選択 | ● | ● | ● | |
Windowsミーティングスペースを使った共同作業とドキュメント共有 | ●※2 | ● | ● | ● | |
リモートデスクトップ機能で離れた場所から自分のコンピュータに接続 | ●※3 | ●※3 | ● | ● | |
ドメインの参加 | ● | ● | |||
進化したバックアップ機能による、ファイルとコンピュータの保護 | ● | ● | |||
アルティメットだけの新機能 | Windows BitLockerドライブ暗号化でデータの損失や盗難から安全に保護 | ● | |||
Windows Ultimate Extrasによる追加ソフトウェアやサービスの提供 | ● | ||||
36のユーザーインターフェイス言語に対応しており、多言語対応バージョンの購入が不要 | ● |
※1 Windows
Tabletテクノロジのご利用には、タブレットPCまたは外付けTabletを利用する必要があります。 ※2 表示のみ ※3 クライアント(接続元)としての使用は可能ですが、ホスト(接続先)としてはお使いいただけません。 |
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