アイソレーションキーボードの特性/使い勝手

♦ 2010年01月11日(19:21) ♦ 新製品情報 ♦ URL♦ コメント(7)♦ TB(2)♦ [管]
※内容が古いので、最新版の方参照願います→こちら
最近、アイソレーションキーボードを搭載したノートPCが急激に多くなりました。
「アイソレーションキーボード」という言葉を流行らせたのは恐らくSONYですが、その他にも
「チクレットキーボード」
「フレーム付きキーボード」
「浮石キーボード」
「Island Keyboard」
など、いろいろな呼び名があります。


【なぜアイソレーションキーボードなのか?】
最近流行のアイソレーションキーボード、オールドユーザーにとっては、どうも解せない部分があるのではないでしょうか。
昔のアイソレーションキーボードはキーがグラグラするものばかりで、入力ミスが起きやすいものでした。であるだけに、一旦PCの世界からは完全に淘汰されたキーボードだからです。
しかも、幸か不幸かアイソレーションキーボード復活の口火を切ったのはAppleです。そして、Windows PCの世界にアイソレーションキーボードを認知させたのはSONYだと思います。この2社に共通するのは「スタイリッシュ」です。
つまり、この2社がアイソレーションキーボードの採用に動いたのは、恐らく見た目のかっこよさ(もしくは目新しさ)を優先したのがそもそもだと思います。それだけにますます「利便性がないがしろにされていないか?」と心配になってしまうのですが、最近のアイソレーションキーボードはそれほど悪くはないです。
従来型のキーボードより優れているかと言われると微妙ですが、逆に従来型にはない魅力もあると思います。


【キートップがフラットに加工されるアイソレーションキーボード】
アイソレーションキーボードはキー同士が分離されます。だからこそアイソレーション(分離)キーボードなわけですが、それ以外にもキートップの形状に変化が生じます。なぜか知りませんが、例外なくキー表面がフラットになっているんですよね(お椀型に落ちくぼんでいない)。
原理的に、お椀型のアイソレーションキーボードが不可能なはずはないのですが、現実にそういうキーボードがないのは、アイソレーションキーボードには薄型化/シンプル化/コストダウンの目的も同時に課せられているからなのではないかと思ったりもします。
それはともかく、キートップがフラットになると何がいけないのかというと、指が滑りやすくなることでミスヒットの確率が上昇することです。なので、やはり理想はお椀型だと思うのですが、正直あまりデメリットは感じませんでした。
恐らく、最近はどんなキーボードでも、プラスチックの表面をザラザラさせる程度の滑り防止対策はされているおかげでしょう。長期間使い込んでザラザラが削れてしまった後も問題がないかどうかまでは保証できませんが、概ね良好です。


【スペースキー、カーソルキーに関しては、若干要注意か】
キートップがフラットになるということは、同時にキートップの形状に変化がなくなってしまうということも意味します。
通常のキーボードは、スペースキーや無変換キーのキートップは盛り上がっているものが多いです。
例えばこんな感じ

また、カーソルキーも同様に盛り上がっているものもあります。
なぜそうなっているのかというと、感触で他のキーとの違いを分かりやすくするためと、親指で押しやすくするためです。
アイソレーションキーボードは、このようなキートップ形状のバリエーションが無くなってしまい、全てフラットになってしまうので、ちょっと違和感があります。
ここが明らかなデメリットと言えばデメリットです。


【キートップの面積は変わらない】
アイソレーションキーボードを使ってみて意外に思うことは、案外キートップの面積は変わっていないということ。(右図)
スカートがなくなるので、見た目上小さくなったように見えるのですが、実はキートップの面積自体は恐らくほとんど変わっていないはずですし、打った感触も面積が狭くなった感じはしませんでした。


【キータッチはむしろ優秀かも】
アイソレーションキーボードと従来型のキーボードを打ち比べてみて一番感じる違いは、キータッチの傾向の違いです。

何故なのかはよく分からないのですが、一般にアイソレーションキーボードはプチプチ系のタッチが多いです。つまり、ラバードームの感触が強く出る傾向がある気がします。つまり、ある一定の力を境に急激にキーがストンと落ち込むタイプのタッチが多いです。
一方、従来型のキーボードは、どちらかというとパンタグラフの感触が強く出る感じがあります。つまり、キーの重さは比較的一定になる傾向があると思います。

どちらがいいかは完全に好みだと思いますが、個人的には、キーがきちんと安定している最近のアイソレーションキーボードであれば、プチプチ系なアイソレーションキーボードの方が打ったときの快感は大きい気がしました。


【まとめ】
全体的な使い勝手で評価すれば、やっぱりキートップ形状のバリエーションがなくなってしまうことが若干寂しい感じがしますし、疲れが溜まってきて運指がいい加減になった時には、やはりキーを外しやすくなるような気もしないでもないです。
ですが、それは相当微妙な違い。少なくとも昔のアイソレーションキーボードとは次元が違います。相当利便性が向上していることが確認できました。

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コメント一覧
1. Posted by sls   2010年01月12日 12:45
爪が伸びても(ネイルアート等)入力しやすくするため、というのを雑学クイズでやっていました。
(これは後付ででざいん重視なようなきがしますが)
2. Posted by ひで[管]   2010年01月12日 21:29
コメント有り難うございます。

> 爪が伸びても(ネイルアート等)入力しやすくするため、
> というのを雑学クイズでやっていました。
そう言えばそうでしたね! 得にSONYがそう主張しています。
確かに、爪が伸びている状態だとキーボードって打ちにくいですからね。そう言う状態でどちらが打ちやすいかと言ったらやっぱりアイソレーションキーボードだと思います。

(余談)
いつだったか知り合いの女性に実際便利なのかどうなのか聞いてみたことがあるんですけど、
「自分は爪伸ばさないからどっちでもいい」
と一蹴されました(そりゃそうだ)
3. Posted by とほり   2010年07月28日 14:07
ブラインドタッチができないと打ちやすさは
デスクトップ>アイソレーションのノート>通常型のノート
になるかもしれませんよ。
少なくとも私はそうです。

指の感覚でなんか打ってないので凹みなんて関係ないですもの。
まぁそこはあってもいいですけど、キー同士の間があいてると2キー同時に押してしまう誤爆が起こりにくいので
キーの小さいB5サイズのネットブックでは非常に快適です。

4. Posted by ひで[管]   2010年07月28日 16:25
コメント有り難うございます。

> キー同士の間があいてると2キー同時に押してしまう誤爆が起こりにくいので
> キーの小さいB5サイズのネットブックでは非常に快適です。
→なるほど、そういう意見もあるんですね。というか、平均的なPC利用者はそういう意見の方が多いのかもしれませんね。自分の周りはマニアばっかりなので実感がないのですが。(汗)
またブラインドタッチに慣れてしまうと、2つのキーを同時押しすることがあり得るという発想自体が希薄になってしまうんですよね。
勉強になります。
5. Posted by るてい   2010年11月06日 21:22
Appleが最初に導入した時は、強度の事も考慮してこうなっていたと記憶しています。MacBookは教育市場で強いので、子供がキーを外したりしないようにという狙いがあったかと。
後はボディの剛性や生産性なども考えて総合的にこうなっているのではないでしょうか。
6. Posted by ひで[管]   2010年11月06日 22:42
なるほど! それは確かにありますね。個人的には一番説得力があると思います。
幼児に使わせると、キーボードなんてあっと言う間に歯抜けになっちゃいますからね。
ご教授有り難うございます。m(_ _)m
7. Posted by tsuruda   2011年02月26日 21:42
なるほどね、アイソレーションたしかに打ちやすかったです。ありがとうございました。感謝

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1. アイソレーションキーボードは使いにくいから止めてくれ  [ モバイル道具箱 ]   2010年03月19日 23:57
2010年3月現在、ネットブック(UMPC)のアイソレーション・キーボード搭載が流行のようだ。店頭に並んでいるネットブックのほとんどの機種がアイソレーション・キーボードになってしまったといっても過言ではない。キーボード入力の感触がとてもよかったLenovoのIdeaPadシリー...
2.  インコがキーを剥がすんです(T_T)  [ お前がやらずに誰がやる!! ]   2014年04月13日 06:08
 えっと、今日はまず鳥さんの動画を見て頂きましょう。   アヒルちゃんキーボード破壊  ご覧のように上手に剥がしてしまいます。インコ飼いの皆さんにはつくづく頭の痛い事と思われます。 キーボードは剥がすし外付けのケーブルは噛むしで本当に油断
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