【e9280jpのレビュー】カテゴリに属する記事一覧
HP Pavilion e9280p/CTレビュー まとめ(レビュー完了!)
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
今回のレビューについて、事前に予想していたネタの柱は、
・Core i7
・Windows7
でした。ところがレビューを始めてみると、その予想とはだいぶ違うものになってしまっていました。それよりも筐体の話がメインになってしまった気がします。また、時間がなくてTVチューナーに関してはまったくレビューできていません。申し訳ありません。
ただし、筐体の構造について詳しく解説したのは、eシリーズの筐体が普通と違うので、注意を喚起しておく必要があると思ったからです。
自分の勝手な想像ですが、この手のタワー型PCを買うユーザーは、性能もさることながら拡張性も期待している人だと思うのです。
「拡張性」という言葉にはいろいろ含みがあります。拡張スロットやベイの数の問題だけにとどまりません。どれだけパーツ交換がしやすいかという要素も含まれます。
ところが、正直そういう向きにはオススメできないです。そもそも、BTX筐体ですし。
ただし、ぶっちゃけ「e9280jpの方が安い」のも事実。昨今のPCシーンの趨勢をみると、自作やショップブランドよりも、メーカー製のPCのほうが安くあがります。得にOS価格の決定的な違いがいかんともしがたいです。更に最近のHPは結構値引率もいいので、それを考えると確実に安いでしょう。
この辺がジレンマです。
【パッケージとしての完成度は高いのではないかと】
一方、買ってきたままの状態で使うのであれば、e9280jpはオススメできると思います。パッケージとしての完成度は決して低くないと思うからです。
例えば、HDDの容量が足りなくなった場合、PCの扱いになれている人ならば、何のためらいもなくバルクのHDDをパーツショップで買ってきて取り付けるでしょう。
ところが慣れていない人は、まずPCの箱を空けることから抵抗があるのではないでしょうか。ましてやベイにどうやってHDDを取り付けるのかなんて知らない人にとっては、マニュアルと首っ引きで大変な作業になってしまうでしょう。
そういう方にとってはPersonal Media DriveやPocket Media Driveが生きてきます。なにしろ箱を空けずにHDDを増設できるわけですから。
【非常に静か】
そして、パッケージとしての完成度を語る上で強調しておきたいことは、動作音の静かさです。
この手の高性能PCを買った後で気が付くのは、動作音のうるささだったりします。これは、ネットで買う時はもとより店頭で買うときにもなかなか気が付かないものです(なにしろ店内の雑音にかき消されてしまいますから)。
実は事前の予想では、相当爆音ではないかと覚悟していました。
・クアッドコアのCPU
・2スロットを占有する高性能グラボ
・10,000回転のHDDを2台内蔵
普通に考えて、こういうPCが「深夜でも気にならない」とはいかないハズなわけで…。
ところが、全くその予想は裏切られました。ちょっとビックリです。本当に深夜の寝静まった状態でも、小さな「サー」という音が聞こえるだけで特別気になるというほどの騒音ではありません。
普通に使っているときもまったく動作音は気になりません。それは3Dゲームをしているときやベンチマークで負荷をかけているときも騒音レベルは大差ありません。
この静かさは特筆すべきところでしょう。
パッケージとして(家電製品として)の完成度を語る上では、TVチューナーやリモコンについて全くレビューできていないのが完全に片手落ちなのですが(^^;、結構悪くはないのではないかと期待させてくれるものはあります。
ちなみにリモコンはこんな感じのモノ

【静かな理由1~低発熱のCPU】
ところで、なぜこんなに静かなのか、ということを考えてみると、第一に思いつくのがCPU。e9280jpはLynnfield世代のCore i7を使用しています。
この新CPUは前世代のBloomfieldに比べてかなり発熱が下がっているので、それだけ冷却も簡単です。(TDPで言うと135W→95Wに下がっています)
Lynnfield世代であるe9280jp/CTの場合。小さいなヒートシンク&冷却ファンでCPUを冷却。

Bloomfield世代であるe9290jp/CTの場合。タワー型の大がかりなヒートシンク(ヒートパイプ付き)で冷却(冷却風はケースファンが担当)

e9280jpの方が遙かに冷却メカが簡単/小型になっています。もし、e9290jpをe9280jpの方式で冷却しようと思ったら、CPUファンを超高速に回転させなければならなくなり、相当うるさくなるのは避けられないでしょう。(そもそも、同じ口径のファンでは不可能かも)
【静かな理由2~HDDが静か】
さすがに10,000RPMのHDDが2台入っているので、普通のPCに比べて特別静かかというと、そうでもないようなのですが、実用上全く問題なし。2.5インチHDDの威力なのか、スペックからは信じられないほど静かです(詳細→RAIDについて(手軽になってきたRAID)#VelociRaptorについて)。
【静かな理由3~なぜかグラボが静か】
基本、自分はグラボを買うことはあっても、騒音を嫌ってファンレスのグラボしか買わないのですが、今回のグラボはGeForce GTS 250を搭載したかなり高性能なグラボで、当然ファンが付いています。
しかも、2スロット占有するタイプですから発熱は相当なもののはず。…であるにも関わらず、こんなに静かなの驚きです。
最近、そっち方面にはあまり明るくないので、他のGTS 250搭載のグラボと比べてどうなのかはよく分からないのですが、個人的な感想は「これだけハイパフォーマンスと静粛性を両立できているのであれば、別にファンレスにこだわる必要もないな」と思いました。
【静かな理由4~BTXが効いている?】
これはどちらかというと「そうあって欲しい」レベルの話なのですが、わざわざBTXを使っているのですから理由があるはずです。
一応BTXという規格は、ATXより冷却効率が高いことを売りに登場したものですから、それが効いているのだと思いたいです。(^^;
【まとめ】
正直、e9280jp/CTを自分が購入するかと言えば、価格次第としか言いようがありません。例えばXPS 8000(Dell)より安ければ購入するかも、程度の位置付けです。逆に言えば同じ値段ならばXPS 8000です。
何故かというと、e9280jp/CTはPersonal Media Driveスロットの影響で、サイズの割に内部ベイが少ないからです。自作ユーザー的観点からは、これだと「面白くない」んです(実際にそんなに内部ベイを使うかどうかは別問題として)
ただし、他人様にオススメする場合は、事情が全く違ってきます。
実際、こんなホームページを運営している自分は、知り合いや読者さんからPC購入の相談を受けることがあるのですが、一番悩ましいのが騒音の問題なのです。
実際には相談の内容に含まれていなくても、暗黙の了解として静かであることに超したことはないのは言うまでもないことです。というか、購入前に騒音のことまで考えている方は多くなく、購入してから愕然とする人も少なくないと思います。
もちろん、そうなっては困るので自分としても細心の注意を払っているつもりではありますが、騒音レベルに関しては非常に判断材料が少ないんです。確実に静かだと言えるのは、カタログでちゃんと騒音レベルを明記しているEPSON Directぐらいしかないですからね。
…となると、クチコミ系の評判を確認するしか手がないのですが、必ず情報があるとも限らないですし、正確性/客観性に欠けるのであまりアテにできないです。
このような状況で、実際に非常に静かなことが分かっているe9280jp/CTと、どれぐらいの騒音を発するのか全く予想が付かないXPS 8000で、どちらが自信を持ってオススメ出来るかと言えば、前者の方に決まってますからね。
今回のレビューについて、事前に予想していたネタの柱は、・Core i7
・Windows7
でした。ところがレビューを始めてみると、その予想とはだいぶ違うものになってしまっていました。それよりも筐体の話がメインになってしまった気がします。また、時間がなくてTVチューナーに関してはまったくレビューできていません。申し訳ありません。
ただし、筐体の構造について詳しく解説したのは、eシリーズの筐体が普通と違うので、注意を喚起しておく必要があると思ったからです。
自分の勝手な想像ですが、この手のタワー型PCを買うユーザーは、性能もさることながら拡張性も期待している人だと思うのです。
「拡張性」という言葉にはいろいろ含みがあります。拡張スロットやベイの数の問題だけにとどまりません。どれだけパーツ交換がしやすいかという要素も含まれます。
ところが、正直そういう向きにはオススメできないです。そもそも、BTX筐体ですし。
ただし、ぶっちゃけ「e9280jpの方が安い」のも事実。昨今のPCシーンの趨勢をみると、自作やショップブランドよりも、メーカー製のPCのほうが安くあがります。得にOS価格の決定的な違いがいかんともしがたいです。更に最近のHPは結構値引率もいいので、それを考えると確実に安いでしょう。
この辺がジレンマです。
【パッケージとしての完成度は高いのではないかと】
一方、買ってきたままの状態で使うのであれば、e9280jpはオススメできると思います。パッケージとしての完成度は決して低くないと思うからです。
例えば、HDDの容量が足りなくなった場合、PCの扱いになれている人ならば、何のためらいもなくバルクのHDDをパーツショップで買ってきて取り付けるでしょう。
ところが慣れていない人は、まずPCの箱を空けることから抵抗があるのではないでしょうか。ましてやベイにどうやってHDDを取り付けるのかなんて知らない人にとっては、マニュアルと首っ引きで大変な作業になってしまうでしょう。
そういう方にとってはPersonal Media DriveやPocket Media Driveが生きてきます。なにしろ箱を空けずにHDDを増設できるわけですから。
【非常に静か】
そして、パッケージとしての完成度を語る上で強調しておきたいことは、動作音の静かさです。
この手の高性能PCを買った後で気が付くのは、動作音のうるささだったりします。これは、ネットで買う時はもとより店頭で買うときにもなかなか気が付かないものです(なにしろ店内の雑音にかき消されてしまいますから)。
実は事前の予想では、相当爆音ではないかと覚悟していました。
・クアッドコアのCPU
・2スロットを占有する高性能グラボ
・10,000回転のHDDを2台内蔵
普通に考えて、こういうPCが「深夜でも気にならない」とはいかないハズなわけで…。
ところが、全くその予想は裏切られました。ちょっとビックリです。本当に深夜の寝静まった状態でも、小さな「サー」という音が聞こえるだけで特別気になるというほどの騒音ではありません。
普通に使っているときもまったく動作音は気になりません。それは3Dゲームをしているときやベンチマークで負荷をかけているときも騒音レベルは大差ありません。
この静かさは特筆すべきところでしょう。
パッケージとして(家電製品として)の完成度を語る上では、TVチューナーやリモコンについて全くレビューできていないのが完全に片手落ちなのですが(^^;、結構悪くはないのではないかと期待させてくれるものはあります。
ちなみにリモコンはこんな感じのモノ

【静かな理由1~低発熱のCPU】
ところで、なぜこんなに静かなのか、ということを考えてみると、第一に思いつくのがCPU。e9280jpはLynnfield世代のCore i7を使用しています。
この新CPUは前世代のBloomfieldに比べてかなり発熱が下がっているので、それだけ冷却も簡単です。(TDPで言うと135W→95Wに下がっています)
Lynnfield世代であるe9280jp/CTの場合。小さいなヒートシンク&冷却ファンでCPUを冷却。

Bloomfield世代であるe9290jp/CTの場合。タワー型の大がかりなヒートシンク(ヒートパイプ付き)で冷却(冷却風はケースファンが担当)

e9280jpの方が遙かに冷却メカが簡単/小型になっています。もし、e9290jpをe9280jpの方式で冷却しようと思ったら、CPUファンを超高速に回転させなければならなくなり、相当うるさくなるのは避けられないでしょう。(そもそも、同じ口径のファンでは不可能かも)
【静かな理由2~HDDが静か】
さすがに10,000RPMのHDDが2台入っているので、普通のPCに比べて特別静かかというと、そうでもないようなのですが、実用上全く問題なし。2.5インチHDDの威力なのか、スペックからは信じられないほど静かです(詳細→RAIDについて(手軽になってきたRAID)#VelociRaptorについて)。
【静かな理由3~なぜかグラボが静か】
基本、自分はグラボを買うことはあっても、騒音を嫌ってファンレスのグラボしか買わないのですが、今回のグラボはGeForce GTS 250を搭載したかなり高性能なグラボで、当然ファンが付いています。
しかも、2スロット占有するタイプですから発熱は相当なもののはず。…であるにも関わらず、こんなに静かなの驚きです。
最近、そっち方面にはあまり明るくないので、他のGTS 250搭載のグラボと比べてどうなのかはよく分からないのですが、個人的な感想は「これだけハイパフォーマンスと静粛性を両立できているのであれば、別にファンレスにこだわる必要もないな」と思いました。
【静かな理由4~BTXが効いている?】
これはどちらかというと「そうあって欲しい」レベルの話なのですが、わざわざBTXを使っているのですから理由があるはずです。
一応BTXという規格は、ATXより冷却効率が高いことを売りに登場したものですから、それが効いているのだと思いたいです。(^^;
【まとめ】
正直、e9280jp/CTを自分が購入するかと言えば、価格次第としか言いようがありません。例えばXPS 8000(Dell)より安ければ購入するかも、程度の位置付けです。逆に言えば同じ値段ならばXPS 8000です。
何故かというと、e9280jp/CTはPersonal Media Driveスロットの影響で、サイズの割に内部ベイが少ないからです。自作ユーザー的観点からは、これだと「面白くない」んです(実際にそんなに内部ベイを使うかどうかは別問題として)
ただし、他人様にオススメする場合は、事情が全く違ってきます。
実際、こんなホームページを運営している自分は、知り合いや読者さんからPC購入の相談を受けることがあるのですが、一番悩ましいのが騒音の問題なのです。
実際には相談の内容に含まれていなくても、暗黙の了解として静かであることに超したことはないのは言うまでもないことです。というか、購入前に騒音のことまで考えている方は多くなく、購入してから愕然とする人も少なくないと思います。
もちろん、そうなっては困るので自分としても細心の注意を払っているつもりではありますが、騒音レベルに関しては非常に判断材料が少ないんです。確実に静かだと言えるのは、カタログでちゃんと騒音レベルを明記しているEPSON Directぐらいしかないですからね。
…となると、クチコミ系の評判を確認するしか手がないのですが、必ず情報があるとも限らないですし、正確性/客観性に欠けるのであまりアテにできないです。
このような状況で、実際に非常に静かなことが分かっているe9280jp/CTと、どれぐらいの騒音を発するのか全く予想が付かないXPS 8000で、どちらが自信を持ってオススメ出来るかと言えば、前者の方に決まってますからね。
超高速HDD、VelociRaptor[WD3000HLFS]について(e9280jpレビュー内)
※更新部分のみ。全文はHTML版で→こちら
ところで、HDDのユニットには何が使われているのかというと、Western DigitalのVelociRaptor[WD3000HLFS]です。VerociRaptorは結構話題になったHDDです。自分もたまたま知っていました。
「2.5インチHDDは遅い」という常識を覆したどころか、今時最速を目指すならば2.5インチの方が有利である可能性を示した常識破りのHDDです。QuantumのBigfoot以来のコペルニクス的転回と言っても良いかも?
…ただし、超高速HDDなだけに、結構高価なHDDなんですけどね。ちなみに単品で現在いくらぐらいするのか調べてみたところ、最安で25,000円ぐらいですね。
バカ高いというわけではないですけど、1TBのHDDが1万円しない時代に、300GBのHDDが2.5万円というのは相当高いですね。
ちなみに、e9280jp/CTのHDDオプションとしてVelociRaptorを購入すると、この2.5万という市価より随分安くVelociRaptorが購入できてしまうというカラクリになっています。
e9280jp/CTのHDDオプション選択肢(2009/11/26現在)

このリストの中で、赤く網をかけたヤツがVelociRaptorですが、随分安いのが分かるでしょうか?
デフォルトの1TB HDDからの差額表示になっているので分かりにくいと思いますが、1TB HDDを2台構成にしたときの差額が8,400円となっているので、単品価格を8,400円と仮定できます。そこからVerociRaptor1台の価格を求めると、8,400+10,500=18,900円という計算になります。2台構成時(RAID0,1)にも同様なので、更に差額が拡がります。これは相当お買い得です。
→現状価格確認リンク(HP Directplus)
→現状価格確認リンク(価格.com)
2009/11/26現在、25,000円付近(by価格.com)
【VelociRaptorについて】
ところで、HDDのユニットには何が使われているのかというと、Western DigitalのVelociRaptor[WD3000HLFS]です。VerociRaptorは結構話題になったHDDです。自分もたまたま知っていました。
「2.5インチHDDは遅い」という常識を覆したどころか、今時最速を目指すならば2.5インチの方が有利である可能性を示した常識破りのHDDです。QuantumのBigfoot以来のコペルニクス的転回と言っても良いかも?
…ただし、超高速HDDなだけに、結構高価なHDDなんですけどね。ちなみに単品で現在いくらぐらいするのか調べてみたところ、最安で25,000円ぐらいですね。
バカ高いというわけではないですけど、1TBのHDDが1万円しない時代に、300GBのHDDが2.5万円というのは相当高いですね。
ちなみに、e9280jp/CTのHDDオプションとしてVelociRaptorを購入すると、この2.5万という市価より随分安くVelociRaptorが購入できてしまうというカラクリになっています。
e9280jp/CTのHDDオプション選択肢(2009/11/26現在)

このリストの中で、赤く網をかけたヤツがVelociRaptorですが、随分安いのが分かるでしょうか?
デフォルトの1TB HDDからの差額表示になっているので分かりにくいと思いますが、1TB HDDを2台構成にしたときの差額が8,400円となっているので、単品価格を8,400円と仮定できます。そこからVerociRaptor1台の価格を求めると、8,400+10,500=18,900円という計算になります。2台構成時(RAID0,1)にも同様なので、更に差額が拡がります。これは相当お買い得です。
→現状価格確認リンク(HP Directplus)
→現状価格確認リンク(価格.com)
RAIDについて(e9280jpレビュー内)
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
その中でも得に心残りだったのがHDDです。
なぜならば、レビュー機のHDDはRAID構成になっていたからです。(300GB×2のRAID 0構成)
RAIDのようなハイエンドな世界には縁がなかったので是非ともいろいろ触ってみたいとは思いましたが、時間がなくてやりたかったことの3分の1も出来ずでした。
出来た範囲だけで判断すれば、やる前は「どうも扱いにくいモノ」という漠然とした印象があったRAIDなのですが、実際に使ってみると普通に使う分には全く不安はなかったです。そもそも、RAIDだと意識しなければいけないことは全くありません。
そして、現在のPCシーンを考えるとRAIDというソルーションはなかなか興味深いものでもあるということが分かりました。
その辺について、備忘録の意味も含めて記録しておきたいと思います。
【HDDはどう見える?】
まず基本的な疑問。
300GB×2のHDDはOS上からはどう見えるのかというと、600GBの単一ドライブとして見えます。(RAID 0ですから、容量は単純な足し算になります)
例えば、Widnowsエクスペリエンス・インデックスの画面では、約600GB(559GB)のHDDという風に認識されているのが分かると思います。

もちろん、ディスクマネージャーでも(ディスク0という名前の)単一ディスクにしか見えない。

ですが、物理的にはこういう風になっています。
HDDベイを取り外したところ

HDDが2台マウントされているのが分かると思います。このように物理的には2台に分かれており、2台を合わせて約600GBという風に振る舞っているのです。
それでは、そういう風に見せかけている犯人(?)は誰なのかというと、RAIDコントローラーという制御チップです。具体的には、独立したチップとしてではなく、Intel P55 Expressというチップセットに内蔵された機能として存在します。
そして、RAIDコントローラーがどういう風にHDDを扱っているのかは、Intel Matrix Storage Managerの画面で確認できます。

画面を見れば分かるとおり、"WD3000HLFS-6"というHDDが2台、"Raid Volume 0"に登録済みになっているのが分かると思います。かつ、その2台が"RAID0(Stripe)"で設定されているのが分かります。
この画面を見ると、RAID状態を解除したりもできるようですが、ミスるとリカバリ領域も含めてデータを失ってしまいかねないです。さすがに借り物のPCでそんな危険な行為をするわけにもいかないのですし、そんなことができるほどRAIDに慣れていないので、さすがに自粛しました。
【リカバっても大丈夫?】
RAIDは物理的ディスク構成と論理的ディスク構成が合致しないので、リカバリをかけるような時に大丈夫なのか? と心配になってしまうのですが、結論から言うと全く問題ないです。
実際リカバリをかけてみましたが、何のトラブルもなし。

OSが起動する以前の段階でHDDが設定されているので、リカバリを行うプログラムにとってもやっぱり単一のディスクにしか見えないからです。(余談ですが、リカバリを行うプログラムはWindowsPEで動いているようですね)
【身近になってきたRAID?】
そもそも、今回レビュー機として届いたe9280jpが、どうしてRAIDなのかが最初はよく分かりませんでした。
「どうせなら高価なPCをレビューしてもらいたいのは分かるけど、いくら何でもオーバースペックじゃないの?」
と思ったからです。
ところが、Windowsエクスペリエンス・インデックスを見てみて愕然。

RAID 0にしてもHDDがボトルネックになっているという現実。(参考→e9280jp/CTのパフォーマンス測定)
これから分かるとおり、最新のハードで固めてしまうとHDDが置いてけぼりを食ってしまうんですね。それをなるべく食い止めるためのRAID 0なのでしょう。置いてけぼりを食っているとはいえ、6.2という値は、HDDですとほとんど最高値に近いものだと思います。これ以上の値となると、SSDでないとほとんど実現不可能ではないでしょうか?
ただし、SSDは小容量であれば十分現実的になってきていますが、今回のような数百GB以上のクラスとなると、相当割高になってしまいます。そもそも600GBのSSDなんて世の中に存在しないでしょうし。
ですので、HDD+RAIDで容量とスピードを両立させると考え方は、現在の考え得るソルーションとして、個人のPCレベルでも十分アリではないかと思いましたし、RAID(の0)でHDDを高速化して「意味がある」時代になってきたということなのかも知れません。
また、昔に比べると随分RAIDが簡単になりました。昔はRAIDカードを別途購入しなければなりませんでしたが、今はチップセットのオプション機能として提供されています。
P55 Expressのブロック図

「Intel Matrix Storage Technology」と書いてあるのが、RAID機能を提供するブロックですが、紫で塗られているとおりオプションで(追加機能として)提供されています。ですので、最小のコストアップでRAID機能を搭載することができるようになっています(ちなみに、RAID 0/1/5/10にフル対応です)
ですので、e9280jp/CTだけでなく、特別意識しなくてもRAIDに対応しているPCは世の中に結構あります(どのLevelのRAIDまでOKかは違いがあるでしょうが)。そういうPCであれば、あとはディスクを用意すればすぐにでもRAIDが構築できてしまうわけです。
RAID0であれば、容量を損することもないわけでなかなか実用的/現実的なのではないかと思いました。
RAID0(ストライピング)の図
今回のレビュー機(e9280jp/CT)は、新しいトピックが多かったため、限られた時間内では細かいことを調査し切れずに終わってしまった事柄がいくつもあります。
その中でも得に心残りだったのがHDDです。
なぜならば、レビュー機のHDDはRAID構成になっていたからです。(300GB×2のRAID 0構成)
RAIDのようなハイエンドな世界には縁がなかったので是非ともいろいろ触ってみたいとは思いましたが、時間がなくてやりたかったことの3分の1も出来ずでした。
出来た範囲だけで判断すれば、やる前は「どうも扱いにくいモノ」という漠然とした印象があったRAIDなのですが、実際に使ってみると普通に使う分には全く不安はなかったです。そもそも、RAIDだと意識しなければいけないことは全くありません。
そして、現在のPCシーンを考えるとRAIDというソルーションはなかなか興味深いものでもあるということが分かりました。
その辺について、備忘録の意味も含めて記録しておきたいと思います。
【HDDはどう見える?】
まず基本的な疑問。
300GB×2のHDDはOS上からはどう見えるのかというと、600GBの単一ドライブとして見えます。(RAID 0ですから、容量は単純な足し算になります)
例えば、Widnowsエクスペリエンス・インデックスの画面では、約600GB(559GB)のHDDという風に認識されているのが分かると思います。

もちろん、ディスクマネージャーでも(ディスク0という名前の)単一ディスクにしか見えない。

ですが、物理的にはこういう風になっています。
HDDベイを取り外したところ

HDDが2台マウントされているのが分かると思います。このように物理的には2台に分かれており、2台を合わせて約600GBという風に振る舞っているのです。
それでは、そういう風に見せかけている犯人(?)は誰なのかというと、RAIDコントローラーという制御チップです。具体的には、独立したチップとしてではなく、Intel P55 Expressというチップセットに内蔵された機能として存在します。
そして、RAIDコントローラーがどういう風にHDDを扱っているのかは、Intel Matrix Storage Managerの画面で確認できます。

画面を見れば分かるとおり、"WD3000HLFS-6"というHDDが2台、"Raid Volume 0"に登録済みになっているのが分かると思います。かつ、その2台が"RAID0(Stripe)"で設定されているのが分かります。
この画面を見ると、RAID状態を解除したりもできるようですが、ミスるとリカバリ領域も含めてデータを失ってしまいかねないです。さすがに借り物のPCでそんな危険な行為をするわけにもいかないのですし、そんなことができるほどRAIDに慣れていないので、さすがに自粛しました。
【リカバっても大丈夫?】
RAIDは物理的ディスク構成と論理的ディスク構成が合致しないので、リカバリをかけるような時に大丈夫なのか? と心配になってしまうのですが、結論から言うと全く問題ないです。
実際リカバリをかけてみましたが、何のトラブルもなし。

OSが起動する以前の段階でHDDが設定されているので、リカバリを行うプログラムにとってもやっぱり単一のディスクにしか見えないからです。(余談ですが、リカバリを行うプログラムはWindowsPEで動いているようですね)
【身近になってきたRAID?】
そもそも、今回レビュー機として届いたe9280jpが、どうしてRAIDなのかが最初はよく分かりませんでした。
「どうせなら高価なPCをレビューしてもらいたいのは分かるけど、いくら何でもオーバースペックじゃないの?」
と思ったからです。
ところが、Windowsエクスペリエンス・インデックスを見てみて愕然。

RAID 0にしてもHDDがボトルネックになっているという現実。(参考→e9280jp/CTのパフォーマンス測定)
これから分かるとおり、最新のハードで固めてしまうとHDDが置いてけぼりを食ってしまうんですね。それをなるべく食い止めるためのRAID 0なのでしょう。置いてけぼりを食っているとはいえ、6.2という値は、HDDですとほとんど最高値に近いものだと思います。これ以上の値となると、SSDでないとほとんど実現不可能ではないでしょうか?
ただし、SSDは小容量であれば十分現実的になってきていますが、今回のような数百GB以上のクラスとなると、相当割高になってしまいます。そもそも600GBのSSDなんて世の中に存在しないでしょうし。
ですので、HDD+RAIDで容量とスピードを両立させると考え方は、現在の考え得るソルーションとして、個人のPCレベルでも十分アリではないかと思いましたし、RAID(の0)でHDDを高速化して「意味がある」時代になってきたということなのかも知れません。
また、昔に比べると随分RAIDが簡単になりました。昔はRAIDカードを別途購入しなければなりませんでしたが、今はチップセットのオプション機能として提供されています。
P55 Expressのブロック図

「Intel Matrix Storage Technology」と書いてあるのが、RAID機能を提供するブロックですが、紫で塗られているとおりオプションで(追加機能として)提供されています。ですので、最小のコストアップでRAID機能を搭載することができるようになっています(ちなみに、RAID 0/1/5/10にフル対応です)
ですので、e9280jp/CTだけでなく、特別意識しなくてもRAIDに対応しているPCは世の中に結構あります(どのLevelのRAIDまでOKかは違いがあるでしょうが)。そういうPCであれば、あとはディスクを用意すればすぐにでもRAIDが構築できてしまうわけです。
RAID0であれば、容量を損することもないわけでなかなか実用的/現実的なのではないかと思いました。
Pavilion e9280jp/CTのパフォーマンス測定〜Windowsエクスペリエンス・インデックスとかゲームベンチとかPhysXとか
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
【ベンチマーク各種】
まずは基本のWindowsエクスペリエンスインデックスから。

・プロセッサおよびメモリが7.5になっています。この2つがシステム内で最高のスコアをもつパーツになっています。
・一方、HDDが6.2とシステム内で最もスコアが低いです。
ある意味驚き。なぜならば、このシステムに搭載されているHDDは10,000RPMのユニットであり、かつRAID 0(ストラインピング)構成です。
現実的に、HDDのスピードはこの辺が限界に近いわけで、であるにもかかわらず、システムのボトルネックになっているこの現実。これを見ると、将来的にはSSDが主流になるのはスピードの面から必然なのかも?
Windowsエクスペリエンスインデックスだけだと、大ざっぱすぎて分かりにくいと思うので、各種ゲームベンチの結果を報告します。
FFXIベンチ

Highで10000越え。ちなみに、7000~で「計り知れない」ですので、全く問題なし。
イマドキ、FFXIは特別負荷の高いゲームではないから、当たり前と言えば当たり前。
モンハンのベンチ

1280×1024で8811。
多分、ハードウェア構成から考えて妥当な値だとは思うのですが、実感としてどれぐらいの値なのかがよく分からず。
ただし、dv5をレビューしたときの結果(→HP Pavilion dv5/CTのベンチマーク)と比べてみると、遙かに良いですね。(当たり前ですけど)
【PhysXの効果を検証】
純粋なベンチマークはこのぐらいにして、せっかく搭載しているグラフィックカードはPhysX(フィジックス)を搭載しているので、これの効果についてチェックしてみました。
PhysXとは何かというと、物理演算(物理シュミレーション)に特化した専用チップ(もしくはGPUに統合されたハードウェア)です。最近のNVIDIAのGPUはだいたいこのPhysXを内蔵しています。
ただし、PhysXを利用するには、ソフト側がPhysXに対応している必要がありますので、全てのソフトで効果があるわけではありません。
実際どういう表現が可能になるのかというと、PhysXベンチマークソフトとして結構有名なNurien Tech Demoをみて頂くのが手っ取り早いかと。
どの辺をPhysXで実現しているのかは明らかにされていないようですが、少なくとも髪の毛や洋服が揺れる様子をPhysXで処理していると思われます。確かに非常にリアル。
ちなみに、e9280jpでも実行してみましたが、Averageで69FPS近く出ています。→
もちろん、パフォーマンス的に全く問題なしです。
ただし、Nurien~は飽くまでベンチマークソフト。実際のゲームでどれぐらいのタイトルがPhysXに対応しているのかというと、まだまだ限定的と言わざるを得ない感じですね。
代表的なソフトしては、
「Mirror's Edge」
「Batman:Arkham Asylum(バットマン:アーカムアサイラム)」
「Cryostasis(クリオスタシス)」
「Darkest of Days」
あたりらしいです。
あまりゲームに詳しくない自分は、「Mirror's Edge」ぐらいしか聞いたことありませんでした。
ただし、その効果は顕著だと思います。そして今後どんどん対応タイトルが増えて欲しいと思いました。
何故かというと、「Darkest of Days体験版」をやってみたからです。(参考→古代ローマから第二次大戦まで,歴史上の有名な戦いに参加できる「Darkest of Days」のデモ版をUp)
【Darkest of Daysで検証するPhysXのパワー】
「Darkest of Days」には、こんなセッティング項目があるんです。
PhysXの設定項目
PhysXのレベル(Low,Middle,High)を選択可能となっています。
更にその右に「PhysX Benchmark」というボタンもあります。
このボタンを押すと、そそれぞれのPhysXのレベルでどう画面が変化するのか、フレームレートはどれぐらいなのかを確認できます。
Darkest of DaysでPhysX Benchmark実行中…

これは「High(最もPhysXを多用するモード)」で実行してい時の写真ですが、落ち葉は、風に吹き流されて不規則に落ちてきます(一枚一枚別の挙動をします)。地面に落ちた葉っぱも落ちたらそれっきりではなく、やはり風が吹くと流されます。
また、今一つ分かりにくいのですが、どうやら人や馬が通り過ぎた時にもその風を計算しているようで、挙動が変わっているように見えます。
ゲーム性に決定的な影響を与える要素ではないですけど断然雰囲気が出ますね。(ちなみに、「Low」設定にすると、そもそも落ち葉が描画されない)

この2つの結果から分かること。
それは、PhysXを多用すると、やはりそのトレードオフとして処理負荷が高くなり、フレームレートが落ちるということです。
とは言っても、Highの時でも40fps近く出ていますから、画面を見た感じは全く問題なし。
【PhysXを無効にしたら?】
それでは、「Darkest of DaysをPhysX非対応のグラフィックカードで実行したらどうなるのか?」
にも興味があるところです。
ということで、NVIDIAコントロールパネルでPhysXを「無効」にしてベンチマークしてみました。

「PhysX無効&High」の値は壊滅的です。当然、画面は完全に紙芝居状態。音さえ途切れ途切れでまともに再生されず。全く話になりません。
個人的にはかなり意外な結果。なんだかんだ言ってもCPUが強力(Core i7 870)なので、結構何とかなってしまうのではないかと予想していたからです。
ところが、物理計算を多用すると、これだけ歴然の差が出てしまうんですね。PhysXのハードウェアの有り無しで、37.0501対1.47927という大差(25倍以上!)です。
これはゲーム実行時の差ですからね。物理演算だけのスピードで比べたらどれだけ差があるのか想像さえつきません。
NVIDIAがAgeia(PhysXをもともと開発した会社)をどうしても欲しかった理由が分かった気がします。
【ベンチマーク各種】
まずは基本のWindowsエクスペリエンスインデックスから。

・プロセッサおよびメモリが7.5になっています。この2つがシステム内で最高のスコアをもつパーツになっています。
・一方、HDDが6.2とシステム内で最もスコアが低いです。
ある意味驚き。なぜならば、このシステムに搭載されているHDDは10,000RPMのユニットであり、かつRAID 0(ストラインピング)構成です。
現実的に、HDDのスピードはこの辺が限界に近いわけで、であるにもかかわらず、システムのボトルネックになっているこの現実。これを見ると、将来的にはSSDが主流になるのはスピードの面から必然なのかも?
Windowsエクスペリエンスインデックスだけだと、大ざっぱすぎて分かりにくいと思うので、各種ゲームベンチの結果を報告します。
FFXIベンチ

Highで10000越え。ちなみに、7000~で「計り知れない」ですので、全く問題なし。
イマドキ、FFXIは特別負荷の高いゲームではないから、当たり前と言えば当たり前。
モンハンのベンチ

1280×1024で8811。
多分、ハードウェア構成から考えて妥当な値だとは思うのですが、実感としてどれぐらいの値なのかがよく分からず。
ただし、dv5をレビューしたときの結果(→HP Pavilion dv5/CTのベンチマーク)と比べてみると、遙かに良いですね。(当たり前ですけど)
【PhysXの効果を検証】
純粋なベンチマークはこのぐらいにして、せっかく搭載しているグラフィックカードはPhysX(フィジックス)を搭載しているので、これの効果についてチェックしてみました。
PhysXとは何かというと、物理演算(物理シュミレーション)に特化した専用チップ(もしくはGPUに統合されたハードウェア)です。最近のNVIDIAのGPUはだいたいこのPhysXを内蔵しています。
ただし、PhysXを利用するには、ソフト側がPhysXに対応している必要がありますので、全てのソフトで効果があるわけではありません。
実際どういう表現が可能になるのかというと、PhysXベンチマークソフトとして結構有名なNurien Tech Demoをみて頂くのが手っ取り早いかと。
どの辺をPhysXで実現しているのかは明らかにされていないようですが、少なくとも髪の毛や洋服が揺れる様子をPhysXで処理していると思われます。確かに非常にリアル。
ちなみに、e9280jpでも実行してみましたが、Averageで69FPS近く出ています。→もちろん、パフォーマンス的に全く問題なしです。
ただし、Nurien~は飽くまでベンチマークソフト。実際のゲームでどれぐらいのタイトルがPhysXに対応しているのかというと、まだまだ限定的と言わざるを得ない感じですね。
代表的なソフトしては、
「Mirror's Edge」
「Batman:Arkham Asylum(バットマン:アーカムアサイラム)」
「Cryostasis(クリオスタシス)」
「Darkest of Days」
あたりらしいです。
あまりゲームに詳しくない自分は、「Mirror's Edge」ぐらいしか聞いたことありませんでした。
ただし、その効果は顕著だと思います。そして今後どんどん対応タイトルが増えて欲しいと思いました。
何故かというと、「Darkest of Days体験版」をやってみたからです。(参考→古代ローマから第二次大戦まで,歴史上の有名な戦いに参加できる「Darkest of Days」のデモ版をUp)
【Darkest of Daysで検証するPhysXのパワー】
「Darkest of Days」には、こんなセッティング項目があるんです。
PhysXの設定項目
PhysXのレベル(Low,Middle,High)を選択可能となっています。更にその右に「PhysX Benchmark」というボタンもあります。
このボタンを押すと、そそれぞれのPhysXのレベルでどう画面が変化するのか、フレームレートはどれぐらいなのかを確認できます。
Darkest of DaysでPhysX Benchmark実行中…

これは「High(最もPhysXを多用するモード)」で実行してい時の写真ですが、落ち葉は、風に吹き流されて不規則に落ちてきます(一枚一枚別の挙動をします)。地面に落ちた葉っぱも落ちたらそれっきりではなく、やはり風が吹くと流されます。
また、今一つ分かりにくいのですが、どうやら人や馬が通り過ぎた時にもその風を計算しているようで、挙動が変わっているように見えます。
ゲーム性に決定的な影響を与える要素ではないですけど断然雰囲気が出ますね。(ちなみに、「Low」設定にすると、そもそも落ち葉が描画されない)
Highの場合のフレームレート
Lowの場合のフレームレート

この2つの結果から分かること。
それは、PhysXを多用すると、やはりそのトレードオフとして処理負荷が高くなり、フレームレートが落ちるということです。
とは言っても、Highの時でも40fps近く出ていますから、画面を見た感じは全く問題なし。
【PhysXを無効にしたら?】
それでは、「Darkest of DaysをPhysX非対応のグラフィックカードで実行したらどうなるのか?」
にも興味があるところです。
ということで、NVIDIAコントロールパネルでPhysXを「無効」にしてベンチマークしてみました。
PhysX無効&Highの場合
PhysX無効&Lowの場合

「PhysX無効&High」の値は壊滅的です。当然、画面は完全に紙芝居状態。音さえ途切れ途切れでまともに再生されず。全く話になりません。
個人的にはかなり意外な結果。なんだかんだ言ってもCPUが強力(Core i7 870)なので、結構何とかなってしまうのではないかと予想していたからです。
ところが、物理計算を多用すると、これだけ歴然の差が出てしまうんですね。PhysXのハードウェアの有り無しで、37.0501対1.47927という大差(25倍以上!)です。
これはゲーム実行時の差ですからね。物理演算だけのスピードで比べたらどれだけ差があるのか想像さえつきません。
NVIDIAがAgeia(PhysXをもともと開発した会社)をどうしても欲しかった理由が分かった気がします。
Windows7の実用性・互換性をチェック(e9280jpのレビューに絡んで)
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
【自分の環境を再現できるかをテスト】
Windows7をじっくり時間をかけて検証するほどの時間はなかったので、手っ取り早くWindows7の実用度を測るために、普段自分が使っている環境をWindows7上で再現しようとしたらどんな不具合があるのか(もしくはないのか)を実験してみました。
環境を作るためには多数のソフト(フリーソフトや開発が終了した古いソフトも含む)のインストールが必要なわけで、その過程で問題点があれば浮き彫りになるのではないかと思ったからです。
そして問題がなければ、飽くまで自分基準ではありますが、すぐにでもWindows7に乗り換えられることを意味するわけで、自分としても必ず確認しておきたかったところです。
…と行った動機なので、基本的に自分本意であり、あまり一般性がない話になってしまうかも知れませんが、参考までにその結果を報告しようかと思います。
Windows7にインストールしてみたソフト一覧およびその結果
ほとんど何も考えずに、行き当たりばったりでやってみたものの、結果としては全く問題らしき問題は出ず。
例えば、セキュリティソフト(今回はAVG)などは、OSが変わるとトラブルが出やすいですし、ChangeKeyは(もしかしたら非公式な部分もあるかも知れない)レジストリ情報を前提に動作するのでレジストリ構造が変わってしまっていたら動作しないわけですから。であるにも関わらずNoトラブル。細かい画面の挙動等についても不具合は見つかりませんでした。
64ビットOSということもあり、それに絡んだトラブルなども期待(?)していたのですが、あまりにもすんなり行ってしまったのでつまらないぐらい。(^^;
これらの結果から、(後述するゲームはともかくとして)通常のアプリケーションならばまず心配する必要はないのではないか、という気がしました。
【XPモードについて】
個人的には、互換性については全く心配ない感じがしたのですが、一部のWindows7にはダメオシでXPモードという機能も付いています。XPモードは、ProfessionalとUltimateだけの機能です。逆に言うと、個人向けのPCには、Home Premiumが搭載されていることが多いと思うので、それだと使えない機能です。
今回はWindows7 Professionalだったので、試しにXPモードを使ってみたのですが、結論としては、個人には必要のない機能なのかな、と思いました。
何故必要ないかというと、XPモードほど厳密な互換性が必要な事態が個人レベルでそうそう発生するとは思えないからです。
もともと、Windows7の互換性が十分高いのは分かりましたし、万が一不具合があった場合でも、互換モードを使えば解決してしまうことがほとんどではないかと思いますので。
ちなみに、Windows7の互換モードはこんなにたくさん用意されています

経験的に、互換モードは結構頼りになります。
公式に「動作しない」と明記されているようなソフトでも、互換モードでプログラムを起動したりインストーラーを互換モードで動作させることにより、動作してしまうということが結構あります。
【ゲームの互換性をチェック】
Windows Vistaの頃から言われていたことですが、64ビットOSはゲームの互換性が完全ではない(64ビットに正式対応はしていないタイトルが多い)ということで、ゲームユーザーには敬遠される傾向がありました。
ということで、各種ゲームの体験版をインストールしてみて、どの程度動くのか自分なりに検証してみました。ただし、時間がなかったため、あまり詳しいことを調べることができませんでしたので飽くまで参考レベルです。
インストールしたゲーム一覧(順不同)
この結果をどう見るかですが、個人的にはかなり健闘していると思いました。
なにしろ、試したのは体験版ばかりですから、当然Windows7用対応パッチは存在しない状態ですし、開発途中のバージョンであったりもするわけで、それを考えれば十分よい成績ではないかと思います。
これだけではデータ不足/検証不足の感は否めませんが、大ざっぱな感触としては、最新のゲームであれば動くのが普通なのではないかという気がしました(公式に64ビット対応を謳っているかどうかはともかくとして)。また、メジャーどころであれば、もし問題があるのであればパッチが出ているでしょうし。
ですので、断言は出来ませんが、ゲームに関してもさほど神経質になる必要はないのではないかと思いました。
【自分の環境を再現できるかをテスト】Windows7をじっくり時間をかけて検証するほどの時間はなかったので、手っ取り早くWindows7の実用度を測るために、普段自分が使っている環境をWindows7上で再現しようとしたらどんな不具合があるのか(もしくはないのか)を実験してみました。
環境を作るためには多数のソフト(フリーソフトや開発が終了した古いソフトも含む)のインストールが必要なわけで、その過程で問題点があれば浮き彫りになるのではないかと思ったからです。
そして問題がなければ、飽くまで自分基準ではありますが、すぐにでもWindows7に乗り換えられることを意味するわけで、自分としても必ず確認しておきたかったところです。
…と行った動機なので、基本的に自分本意であり、あまり一般性がない話になってしまうかも知れませんが、参考までにその結果を報告しようかと思います。
Windows7にインストールしてみたソフト一覧およびその結果
| ソフト | インストール及びその後の動作 | 詳細 |
| ffftp |
問題なし ※飽くまで、自分が使ってみた範囲で。また、「インストール」とは言っても、中にはインストーラーを使わずに、ファイルコピーで済ませてしまったソフトもいくつか含まれています。 |
− |
| Autohotkey | − | |
| IBM Homepage Builder 12 | Windows7に対応したパッチが配布されているので、それを当てました。 | |
| PictBearSE | 既に開発が終了しているソフトであり、当然Windows7に対応したバージョンはありませんが、特別問題なしでした。 | |
| 鶴亀メール | − | |
| Leeyes | − | |
| Kioku | − | |
| Atok2008 | − | |
| Inkscape | − | |
| HWiNFO32 | − | |
| GomPlayer | − | |
| Sleipnir | − | |
| ChangeKey | − | |
| AVG Free | − | |
| Wz Editor Ver3.0 | − | |
| いじくるつくーる | 64ビットOSで32ビット版を使用すると、一部機能制限が出るとのことなので、64ビット版をインストール。 | |
| OpenOffice | 32ビット版をインストール(特別に64ビット対応を謳ったものが見あたらなかったので)。 |
ほとんど何も考えずに、行き当たりばったりでやってみたものの、結果としては全く問題らしき問題は出ず。
例えば、セキュリティソフト(今回はAVG)などは、OSが変わるとトラブルが出やすいですし、ChangeKeyは(もしかしたら非公式な部分もあるかも知れない)レジストリ情報を前提に動作するのでレジストリ構造が変わってしまっていたら動作しないわけですから。であるにも関わらずNoトラブル。細かい画面の挙動等についても不具合は見つかりませんでした。
64ビットOSということもあり、それに絡んだトラブルなども期待(?)していたのですが、あまりにもすんなり行ってしまったのでつまらないぐらい。(^^;
これらの結果から、(後述するゲームはともかくとして)通常のアプリケーションならばまず心配する必要はないのではないか、という気がしました。
【XPモードについて】
個人的には、互換性については全く心配ない感じがしたのですが、一部のWindows7にはダメオシでXPモードという機能も付いています。XPモードは、ProfessionalとUltimateだけの機能です。逆に言うと、個人向けのPCには、Home Premiumが搭載されていることが多いと思うので、それだと使えない機能です。
今回はWindows7 Professionalだったので、試しにXPモードを使ってみたのですが、結論としては、個人には必要のない機能なのかな、と思いました。
何故必要ないかというと、XPモードほど厳密な互換性が必要な事態が個人レベルでそうそう発生するとは思えないからです。
もともと、Windows7の互換性が十分高いのは分かりましたし、万が一不具合があった場合でも、互換モードを使えば解決してしまうことがほとんどではないかと思いますので。
ちなみに、Windows7の互換モードはこんなにたくさん用意されています

経験的に、互換モードは結構頼りになります。
公式に「動作しない」と明記されているようなソフトでも、互換モードでプログラムを起動したりインストーラーを互換モードで動作させることにより、動作してしまうということが結構あります。
【ゲームの互換性をチェック】
Windows Vistaの頃から言われていたことですが、64ビットOSはゲームの互換性が完全ではない(64ビットに正式対応はしていないタイトルが多い)ということで、ゲームユーザーには敬遠される傾向がありました。
ということで、各種ゲームの体験版をインストールしてみて、どの程度動くのか自分なりに検証してみました。ただし、時間がなかったため、あまり詳しいことを調べることができませんでしたので飽くまで参考レベルです。
インストールしたゲーム一覧(順不同)
| ゲームタイトル | ダウンロードページもしくはゲーム紹介記事 | 動作 |
| Painkiller Resurrection Demo | 不運な男が地獄で戦う人気FPSの続編,「Painkiller: Resurrection」のデモ版を4GamerにUp | 問題なし |
| Colin Macrae Rally DiRT体験版 | DIRT:Colin McRae Off-Road |
不可。 インストールして起動すると起動はするものの、レースを始めようとするとHALT。 ![]() 互換モードで実行してもダメ。 |
| Driving Speed2 | V8エンジンが唸りを上げる「Driving Speed 2」の無料製品版を4GamerにUp |
最初起動せず→いつの間にか動くようになっていた。 (起動に必要な共通DLLが何かのタイミングでインストールされたためと思われるが未調査) |
| Need for Speed Shiftデモ | ガチなレースシムになった「Need for Speed: SHIFT」のデモ版を4GamerにUp |
最初起動せず→いつの間にか動くようになっていた。 (起動に必要な共通DLLが何かのタイミングでインストールされたためと思われるが未調査) |
| Nurien Tech Demo | Nurien | 問題なし |
| Cryostasis体験版 | 凍り付いた砕氷船で何が起きたのか? ロシア製FPS「Cryostasis」のデモ版をUp | 問題なし |
| Race On Demo Offline | SimBin Studiosが贈る最新レースゲーム「RACE On」のデモ版を4GamerにUp | 問題なし |
| Tomb Raider Underworld Demo | ララ,8度目の大冒険。「Tomb Raider:Underworld」のデモ版をUp | 問題なし |
| モンスターハンターフロンティア ベンチマーク | 「モンスターハンター フロンティア オンライン」のオフィシャルベンチマークソフトを4GamerにUp | 問題なし |
| LostPlanet Extreme Condition Trial 1.00(DirectX 10版) | Lost Planet無料体験版ダウンロード | 最初起動せず→若干不具合があるものの動く(なぜか強制的にウィンドウモードになり、フルスクリーンでプレイできない) |
| Darkest of Days体験版 | 古代ローマから第二次大戦まで,歴史上の有名な戦いに参加できる「Darkest of Days」のデモ版をUp | 問題なし |
この結果をどう見るかですが、個人的にはかなり健闘していると思いました。
なにしろ、試したのは体験版ばかりですから、当然Windows7用対応パッチは存在しない状態ですし、開発途中のバージョンであったりもするわけで、それを考えれば十分よい成績ではないかと思います。
これだけではデータ不足/検証不足の感は否めませんが、大ざっぱな感触としては、最新のゲームであれば動くのが普通なのではないかという気がしました(公式に64ビット対応を謳っているかどうかはともかくとして)。また、メジャーどころであれば、もし問題があるのであればパッチが出ているでしょうし。
ですので、断言は出来ませんが、ゲームに関してもさほど神経質になる必要はないのではないかと思いました。
Windows7の感想・評価(Pavilion e9280jpレビュー内)
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
今回、たまたまPavilion e9280jpをレビューしていますが、実はWindows7を使ってみたかったからという動機の方が大きく、はっきり言ってHPさんから借りるPCはWindows7搭載ならば何でも良かったんです。
いやもちろん、LynnfieldのCPUを搭載したPCに興味はあったのでわざわざe9280jpにしたのは事実ですが。
…で、この最新のOSを2週間程度使ってみた後の感想は、
「Vistaの改良版だね」
です。そう、まさにいろいろなところで書かれている通りです。
そして同時に、
「XPの正統的な後継者がやっと現れた」
と思いました。
【Vistaの改良版としてのWindows7】
どこが改良されているのかというと、機能やUIなども改良されていてなかなか面白いと思うのですが、一番改良されたところはどこかというと使い勝手だと思います。
「使い勝手」という表現が適切なのかどうかはよく分かりません。もう少し具体的に書くと「面倒だな~」と思うことが格段に少なくなりました。
実は自分は普段、セキュリティ的には決して褒められないOSの設定状態(Windows 2000並かも)で使っています。
何故かというと、そうでないと作業効率がガクンと落ちるからなのですが、そういう状態にセッティングするためには、非推奨な事だけに複雑な手順が必要なんです。そしてWindows Vistaだと更に面倒になるのです。
それまでは1つの錠前を空ければ入れていたところが、Vistaだと2つだったり3つだったりするのです。しかもそれらが複雑に絡み合っていたりするのでほとんどパズルめいてきます(Editionによって手順が違ったりする)。そうなってしまうのはよく分かるのですが、あまりにもセキュリティに関して神経質になり過ぎている感じがどうしてもしてしまいます。段階的に実施していくのならばまだ分からなくもないのですが、やや唐突かつ強引な感じがしました。
そして設定を無事終えて、使い始めてからでもVistaは口出ししてきます。自分には必要ないからOFFって別の機能で代替しているのに、しつこくセキュリティの警告を出してきたり微妙にエラーが消えなかったり…。
Windows7では、そういう、
・煩わしさ
・納得のいかない挙動
・余計なお節介
そう感じられる部分がかなり解消された感じがしました。
もちろん、これは良いことばかりではありません。「錠前」が少なくなったと言うことは、裏返せばウィルスからの攻撃に対して脆弱になっていることに他なりませんから。ですので、VistaとWindows7どちらがセキュリティ的に強固かと言ったら、原理的にはVistaのはずです。
Microsoftもそう考えてVistaを作ったに違いないのですが、セキュリティの強固さが評価されず、「使いにくい」とそっぽを向かれてしまってはどうしようもありません。脆弱になることは百も承知で、セキュリティの面で譲歩せざるを得ない部分があったのは悲しいかな事実ではないかと。
一言で表現すれば、
・理想を追究し過ぎてしまったVista
・現実主義のWindows7
ということなのではないかと。
【真のXP後継OSとしてのWindows7】
Windows7はVistaの後継OSであると共に、何よりもXP後継だと思いました。
おかしな話ですが、VistaはXP後継ではなかったと思います。何故かというと、状況が如実に物語っていました。
Vistaの時代は、
・ネットブックはXP
・それ以外はVista
という風になっていましたから。
Vistaは高パフォーマンスなPC用のOSとして使われてはいたものの、ネットブックの世界はXPの独壇場を許してしまっていました。これでは、まったくXP後継OSとして不適格です。
ところが、Windows7は違います。Vistaより動作が軽くなっています。
事実、秋葉原で行われた「Windows 7博覧会」で、Windows7 Starterを搭載した各社のネットブックを触ってみたのですが、明らかにVistaより動作がキビキビしていることが確認できました。
実際に2台並べて比べたわけではないので正確には分かりませんが、計測するまでもなく、体感で差が分かるぐらい起動にかかる時間が短くなっています。感覚的には確かにXP並みのスピードでした。ただし、XPよりも若干メモリは必要になるかな(1GBでもダメではないけど、できれば2GB欲しいかな)、という感じはありましたが、CPUに関してはAtomシリーズで十分使い物になる(Atom NシリーズはもとよりZシリーズでも)と感じました。
これならば、十分ネットブック用OSとして使えます。
つまり、XPの代わりになるということです。それは同時に、現役のWindowsが2つ併存するという、おかしな状況が解消に向かうという意味でも喜ばしいことです。
【64ビット化を推進するWindows7】
以上のように、ネットブックのようなマシンパワーが小さいコンピューターにとって意味が大きいWindows7ですが、もちろん、ハイパワーなPCにとってもWindows7は意味が大きいです。
それは、64ビット化の推進です。(Vistaの方針を継続)
OSが64ビット化することによるメリットはいろいろありますが、とりあえず一番分かりやすいのは3GBの壁の撤廃でしょう。
32ビットWindowsは、例えばメモリを4GB積んでも3GB程度しか認識することができません。
今時のPCはノートPCでも普通に4GBぐらいは積めてしまう時代なので、32ビットOSだとやっぱり役不足です。Windows7の64ビット版を使えば、最新のハードを生かし切れます。
そしてMicrosoftとしても、できれば64ビット版の方を使って頂きたい、というのが本音だと思います。
ですが、残念ながらPCメーカー側は諸手を挙げて64ビットに賛同という具合にはなっていません。結構態度がばらけています。
恐らく、最も積極的に推進しているのがHP。そして他の会社はまだ様子見という感じです。
全般的に、ノートPCが製品の主体であるメーカーは今すぐ64ビットOSに切り替える必要性はそれほど感じていないのが現状のようで、飽くまで32ビットをメインに考えている感じがありますね。
今回レビューしているe9280jpは、Windows7 Professionalの64ビット版を搭載しており、メモリも8GB搭載しています。ですので、「Windows7の64ビット版ってどうなのよ」というところを検証してみたのですが、特別目立った問題は出ませんでした。(詳しい話は後日別のページで出す予定)
何しろ限られた時間内で使ってみただけの話なのであまり自信はないのですが、感触としてはメリットの方が大きいと感じましたし、「そこまで神経質になる必要はないかな」という感想です。
いずれにしても、32ビットだと進化が止まってしまうのは時間の問題なので、Windows7で一気に64ビット化が本格化すればいいな、と個人的には思います。
今回、たまたまPavilion e9280jpをレビューしていますが、実はWindows7を使ってみたかったからという動機の方が大きく、はっきり言ってHPさんから借りるPCはWindows7搭載ならば何でも良かったんです。いやもちろん、LynnfieldのCPUを搭載したPCに興味はあったのでわざわざe9280jpにしたのは事実ですが。
…で、この最新のOSを2週間程度使ってみた後の感想は、
「Vistaの改良版だね」
です。そう、まさにいろいろなところで書かれている通りです。
そして同時に、
「XPの正統的な後継者がやっと現れた」
と思いました。
【Vistaの改良版としてのWindows7】
どこが改良されているのかというと、機能やUIなども改良されていてなかなか面白いと思うのですが、一番改良されたところはどこかというと使い勝手だと思います。「使い勝手」という表現が適切なのかどうかはよく分かりません。もう少し具体的に書くと「面倒だな~」と思うことが格段に少なくなりました。
実は自分は普段、セキュリティ的には決して褒められないOSの設定状態(Windows 2000並かも)で使っています。
何故かというと、そうでないと作業効率がガクンと落ちるからなのですが、そういう状態にセッティングするためには、非推奨な事だけに複雑な手順が必要なんです。そしてWindows Vistaだと更に面倒になるのです。
それまでは1つの錠前を空ければ入れていたところが、Vistaだと2つだったり3つだったりするのです。しかもそれらが複雑に絡み合っていたりするのでほとんどパズルめいてきます(Editionによって手順が違ったりする)。そうなってしまうのはよく分かるのですが、あまりにもセキュリティに関して神経質になり過ぎている感じがどうしてもしてしまいます。段階的に実施していくのならばまだ分からなくもないのですが、やや唐突かつ強引な感じがしました。
そして設定を無事終えて、使い始めてからでもVistaは口出ししてきます。自分には必要ないからOFFって別の機能で代替しているのに、しつこくセキュリティの警告を出してきたり微妙にエラーが消えなかったり…。
Windows7では、そういう、
・煩わしさ
・納得のいかない挙動
・余計なお節介
そう感じられる部分がかなり解消された感じがしました。
もちろん、これは良いことばかりではありません。「錠前」が少なくなったと言うことは、裏返せばウィルスからの攻撃に対して脆弱になっていることに他なりませんから。ですので、VistaとWindows7どちらがセキュリティ的に強固かと言ったら、原理的にはVistaのはずです。
Microsoftもそう考えてVistaを作ったに違いないのですが、セキュリティの強固さが評価されず、「使いにくい」とそっぽを向かれてしまってはどうしようもありません。脆弱になることは百も承知で、セキュリティの面で譲歩せざるを得ない部分があったのは悲しいかな事実ではないかと。
一言で表現すれば、
・理想を追究し過ぎてしまったVista
・現実主義のWindows7
ということなのではないかと。
【真のXP後継OSとしてのWindows7】
Windows7はVistaの後継OSであると共に、何よりもXP後継だと思いました。おかしな話ですが、VistaはXP後継ではなかったと思います。何故かというと、状況が如実に物語っていました。
Vistaの時代は、
・ネットブックはXP
・それ以外はVista
という風になっていましたから。
Vistaは高パフォーマンスなPC用のOSとして使われてはいたものの、ネットブックの世界はXPの独壇場を許してしまっていました。これでは、まったくXP後継OSとして不適格です。
ところが、Windows7は違います。Vistaより動作が軽くなっています。
事実、秋葉原で行われた「Windows 7博覧会」で、Windows7 Starterを搭載した各社のネットブックを触ってみたのですが、明らかにVistaより動作がキビキビしていることが確認できました。
実際に2台並べて比べたわけではないので正確には分かりませんが、計測するまでもなく、体感で差が分かるぐらい起動にかかる時間が短くなっています。感覚的には確かにXP並みのスピードでした。ただし、XPよりも若干メモリは必要になるかな(1GBでもダメではないけど、できれば2GB欲しいかな)、という感じはありましたが、CPUに関してはAtomシリーズで十分使い物になる(Atom NシリーズはもとよりZシリーズでも)と感じました。
これならば、十分ネットブック用OSとして使えます。
つまり、XPの代わりになるということです。それは同時に、現役のWindowsが2つ併存するという、おかしな状況が解消に向かうという意味でも喜ばしいことです。
【64ビット化を推進するWindows7】以上のように、ネットブックのようなマシンパワーが小さいコンピューターにとって意味が大きいWindows7ですが、もちろん、ハイパワーなPCにとってもWindows7は意味が大きいです。
それは、64ビット化の推進です。(Vistaの方針を継続)
OSが64ビット化することによるメリットはいろいろありますが、とりあえず一番分かりやすいのは3GBの壁の撤廃でしょう。
32ビットWindowsは、例えばメモリを4GB積んでも3GB程度しか認識することができません。
今時のPCはノートPCでも普通に4GBぐらいは積めてしまう時代なので、32ビットOSだとやっぱり役不足です。Windows7の64ビット版を使えば、最新のハードを生かし切れます。
そしてMicrosoftとしても、できれば64ビット版の方を使って頂きたい、というのが本音だと思います。
ですが、残念ながらPCメーカー側は諸手を挙げて64ビットに賛同という具合にはなっていません。結構態度がばらけています。
恐らく、最も積極的に推進しているのがHP。そして他の会社はまだ様子見という感じです。
全般的に、ノートPCが製品の主体であるメーカーは今すぐ64ビットOSに切り替える必要性はそれほど感じていないのが現状のようで、飽くまで32ビットをメインに考えている感じがありますね。
今回レビューしているe9280jpは、Windows7 Professionalの64ビット版を搭載しており、メモリも8GB搭載しています。ですので、「Windows7の64ビット版ってどうなのよ」というところを検証してみたのですが、特別目立った問題は出ませんでした。(詳しい話は後日別のページで出す予定)
何しろ限られた時間内で使ってみただけの話なのであまり自信はないのですが、感触としてはメリットの方が大きいと感じましたし、「そこまで神経質になる必要はないかな」という感想です。
いずれにしても、32ビットだと進化が止まってしまうのは時間の問題なので、Windows7で一気に64ビット化が本格化すればいいな、と個人的には思います。
RAID 0ってどうよ?(パフォーマンスについて)
e9280jpは、HDDが2台構成になっていて、それらがRAID 0(ストライピング)になっています。
そして、ドライブが10,000RPMなので相当高速なはず。
Windowsエクスペリエンスインデックスは6.2

う~ん、良いのか悪いのかよく分からん。orz
ということで、HDBENCHで計測してみました。
HDBENCHの結果

確かに、ディスクの値はいいですね。しかし、ReadよりWriteの方が値がよいという訳が分からない状況になってますね? よっぽど書き込みキャッシュが大きいとか?
それはさておき、一番驚いたのはWindowsエクスペリエンスインデックスの値。
全体的にインデックス値が大きいのは当たり前なのですが、HDDが「一番低いサブスコア」になっているという事実。RAID 0にしてもまだHDDがネックになっているわけです。
この事実はかなり重いです。なぜならば、HDDを使う限り、もうこれ以上大幅な高速化はできないからです。HDDはモーターでディスクやヘッドを動かさなければならない都合上、どうしても高速化の限界があります。事実、HDDのランダムアクセスのスピードは最近頭打ちでしょう。
それはつまり、「SSDじゃないとスピード的に使い物にならない」世界がもうすぐそこまで来ているのかも知れないわけで…。
そして、ドライブが10,000RPMなので相当高速なはず。
Windowsエクスペリエンスインデックスは6.2

う~ん、良いのか悪いのかよく分からん。orz
ということで、HDBENCHで計測してみました。
HDBENCHの結果

確かに、ディスクの値はいいですね。しかし、ReadよりWriteの方が値がよいという訳が分からない状況になってますね? よっぽど書き込みキャッシュが大きいとか?
それはさておき、一番驚いたのはWindowsエクスペリエンスインデックスの値。
全体的にインデックス値が大きいのは当たり前なのですが、HDDが「一番低いサブスコア」になっているという事実。RAID 0にしてもまだHDDがネックになっているわけです。
この事実はかなり重いです。なぜならば、HDDを使う限り、もうこれ以上大幅な高速化はできないからです。HDDはモーターでディスクやヘッドを動かさなければならない都合上、どうしても高速化の限界があります。事実、HDDのランダムアクセスのスピードは最近頭打ちでしょう。
それはつまり、「SSDじゃないとスピード的に使い物にならない」世界がもうすぐそこまで来ているのかも知れないわけで…。
PhysXの効果を検証(Darkest of Daysを使ったベンチマーク)
レビューしているe9280jp/CTで、PhysXってどれぐらい効果があるのかを試してみた。
使用したのは、「Darkest of Daysデモ版」です。(紹介記事→古代ローマから第二次大戦まで,歴史上の有名な戦いに参加できる「Darkest of Days」のデモ版をUp)
「Darkest of Days」には、こんなセッティング項目があるんです。
PhysXの設定項目
PhysXのレベル(Low,Middle,High)を選択可能。
更にその右に「PhysX Benchmark」というボタンもあります。
このボタンを押すと、そそれぞれのPhysXのレベルでどう画面が変化するのか、フレームレートはどれぐらいなのかを確認できます。
【PhysXで画面がどう変わるか?】
Lowだと風に舞い散る落ち葉が描画されません。
Highだと描画されます。
こんな感じ

落ち葉は、風に吹き流されて不規則に落ちてきます。この辺の計算にPhysXが使われているのだと思われます。
ゲーム性に決定的な影響を与える要素ではないですけど断然雰囲気がでます。パフォーマンスが許せばPhysXはHighにしておいた方がよりゲームが面白いと思います。
【PhysXでフレームレートはどう変わるか?】
もちろん、PhysXをHighにすればその分フレームレートは下がります。
ちなみにベンチマーク結果は以下。
Lowの場合

Highの場合

半分以下にフレームレートが下がります。
とは言っても、40fps近く出ていますから、画面を見た感じは全く問題なし。
ところで、「Darkest of Days」はPhysX非対応のグラボでは実行できないのかというと、そんなことはありません。(ソフトウェア処理で実行できる)
ソフトウェアで処理した場合、どの程度差があるのかを試すために、NVIDIAコントロールパネルでPhysXを「無効」にしてベンチマークしてみました。
PhysX無効&Lowの場合
PhysX有効の場合が86.1299だったので、それより多少fps落ちていますがさほど変わりなし。
ほとんど測定誤差レベル!?
PhysX無効&Highの場合
メチャメチャ遅くなってしまいました。
もう、画面が完全に紙芝居状態。音も途切れ途切れです。
これでは全くゲームになりませんね。
個人的にはかなり意外な結果。
Lowの結果から、なんだかんだ言ってもCPUが強力(Core i7 870)だから、結構何とかなっちゃうのではないかと予想していたからです。
ところが、物理計算をしまくると、これだけ歴然の差が出ちゃうんですね。PhysXのハードウェアの有り無しで、37.0501対1.47927という大差(25倍以上!)です。ゼンゼン勝負になりません。ちょっとビックリです。
NVIDIAがAgeiaをどうしても欲しかった(そして結果的に買収した)理由が分かった気がする。(^^;
使用したのは、「Darkest of Daysデモ版」です。(紹介記事→古代ローマから第二次大戦まで,歴史上の有名な戦いに参加できる「Darkest of Days」のデモ版をUp)
「Darkest of Days」には、こんなセッティング項目があるんです。
PhysXの設定項目
PhysXのレベル(Low,Middle,High)を選択可能。更にその右に「PhysX Benchmark」というボタンもあります。
このボタンを押すと、そそれぞれのPhysXのレベルでどう画面が変化するのか、フレームレートはどれぐらいなのかを確認できます。
【PhysXで画面がどう変わるか?】
Lowだと風に舞い散る落ち葉が描画されません。
Highだと描画されます。
こんな感じ

落ち葉は、風に吹き流されて不規則に落ちてきます。この辺の計算にPhysXが使われているのだと思われます。
ゲーム性に決定的な影響を与える要素ではないですけど断然雰囲気がでます。パフォーマンスが許せばPhysXはHighにしておいた方がよりゲームが面白いと思います。
【PhysXでフレームレートはどう変わるか?】
もちろん、PhysXをHighにすればその分フレームレートは下がります。
ちなみにベンチマーク結果は以下。
Lowの場合

Highの場合

半分以下にフレームレートが下がります。
とは言っても、40fps近く出ていますから、画面を見た感じは全く問題なし。
ところで、「Darkest of Days」はPhysX非対応のグラボでは実行できないのかというと、そんなことはありません。(ソフトウェア処理で実行できる)
ソフトウェアで処理した場合、どの程度差があるのかを試すために、NVIDIAコントロールパネルでPhysXを「無効」にしてベンチマークしてみました。
PhysX無効&Lowの場合
PhysX有効の場合が86.1299だったので、それより多少fps落ちていますがさほど変わりなし。ほとんど測定誤差レベル!?
PhysX無効&Highの場合
メチャメチャ遅くなってしまいました。もう、画面が完全に紙芝居状態。音も途切れ途切れです。
これでは全くゲームになりませんね。
個人的にはかなり意外な結果。
Lowの結果から、なんだかんだ言ってもCPUが強力(Core i7 870)だから、結構何とかなっちゃうのではないかと予想していたからです。
ところが、物理計算をしまくると、これだけ歴然の差が出ちゃうんですね。PhysXのハードウェアの有り無しで、37.0501対1.47927という大差(25倍以上!)です。ゼンゼン勝負になりません。ちょっとビックリです。
NVIDIAがAgeiaをどうしても欲しかった(そして結果的に買収した)理由が分かった気がする。(^^;
バックパネルの解説(Pavilion e9280jpレビュー)
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
【バックパネル】

【グラフィックカード】

みての通り、2スロットを占有するグラボです。上段は排気口になっています。
DVI端子が2つあり、2画面出力も可能となっています。
ところで、e9280jpの拡張スロットはちょっと珍しい構造をしています。
ただし、こういう仕組みになっていると余分に横幅を取るようになるので、その分筐体が大きくなりがちというデメリットもありますね。
【オーディオ関係】

【IR関係】

IR OUT、IR INと書かれた端子があります。
詳細がよく分からないのですが、マニュアルによるとこの端子は以下のように使うとのことです。
【バックパネル】

【グラフィックカード】

みての通り、2スロットを占有するグラボです。上段は排気口になっています。
DVI端子が2つあり、2画面出力も可能となっています。
ところで、e9280jpの拡張スロットはちょっと珍しい構造をしています。
4スロットまとめて目隠しする板が付いている。
目隠しの板を外した状態
こうなっていると、一枚毎にネジ止めをしなくて済むから便利ということなのでしょうか? いやむしろ、セキュリティ面からこうなっているのかな?
ただし、こういう仕組みになっていると余分に横幅を取るようになるので、その分筐体が大きくなりがちというデメリットもありますね。
【オーディオ関係】

【IR関係】

IR OUT、IR INと書かれた端子があります。
詳細がよく分からないのですが、マニュアルによるとこの端子は以下のように使うとのことです。
| IR OUT |
ケーブルテレビまたは衛星放送テレビのセットトップボックスと連携させる場合に使用。 付属してくる、リモートコントローラセンサーケーブルを繋ぐ場所。 2つ端子があるが、恐らくどちらも同じものだと思われる。 |
| IR IN |
赤外線リモコン受信機を繋ぐ端子。 本機種の場合、赤外線リモコン受信モジュールは本体に内蔵されているので、この端子を使うことはない。実際、ここに繋ぐケーブルも付属していない。 |
フロントパネルの解説(Pavilion e9280jpレビュー)
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
かなり複雑な構造をしているフロントパネルです

【5インチ拡張ベイ&イジェクトボタン】

5インチ拡張ベイは2つあります。
このベイは事実上、光学ドライブ専用ベイという感じです。なぜならば、以下の様な構造になっているからです。
メディアを入れるトレイ部分だけ扉になっている(ドライブのイジェクトボタンは隠されており、ベイ横にイジェクトボタンが付いている)

これはつまり、
・メディアを入れるトレイが存在する
・トレイはベイの上側に存在する
・イジェクトボタンが存在する
・イジェクトボタンは、ベイの右下あたりに存在する
ことを前提に作られており、例えばリムーバブルHDDをここに装填することはできないということが分かると思います。同様に、アンプのコントロールパネルやファンコントローラパネルなども不可能だと思われるので注意が必要です。
【Pocket Media Driveスロット】
HPがオプションで販売する、Pocket Media Driveを装填するスロット。
HP Pocket Media Drive

扉を開けて奥を見ると、USB B端子が見えます

【空きスペース(HPロゴ周辺)】

ここにはHPのロゴ(電源ON時には光ります)があるだけです。自作に詳しい人は、「実はここに3.5インチシャドーベイが隠れているのではないか?」と思ってしまうのではないでしょうか。
ということで、この裏を見てみるとこういう風になっています。
残念。
ベイ構造にはなっていないですね。
マザーボード→フロント方向に伸びるケーブル(青く網を掛けたケーブル)を通すために空いている空間?
それだけのためにこうなったと考えるにはあまりに不自然ですし、HPのロゴを付けるためと考えるのも根拠として弱いです。
何となくもったいない空間。
【バタフライドア】
バタフライドアを左右とも空けた状態

バタフライドアを空けると、左側にはUSB端子/ヘッドホン端子/マイク端子があります。右側にはPersonal Media Driveスロットがあります。
右側はしょうがないとして、左側はどうなんでしょう?。「扉を開けるとたった3つの端子しかない」というのは随分寂しい気がします。扉の有り難みがないな~(?)。
しかも、USBポートは上部に2つありますから、実質的にヘッドホンとマイクのためだけのスペースです。しかも、ヘッドホン/マイクの端子は、どちらかと言えば外に露出していた方が使い勝手がいいのではないかと思いますし。
個人的には思ったのは、フロントパネルの設計は完全にデザイン優先ですね。逆に言うと、「スペース効率」や「合理性」や「拡張性」は二の次という印象を受けました。
余談
…ただし、策がないわけではなさそうです。左側のバタフライドアの裏を見てみるとこのようになっています。
まだまだ増設可能な気配
※これを見る限り、最大で、
・IEEE1394×1
・USB×3
・オーディオミニプラグ×3
・その他丸形端子×4
までOKみたいです。←現実にそれだけの配線を通す物理的空間があるかとか、マザーボード上に繋ぐヘッダがあるか等の問題はともかくとして。
ちなみに、フロントパネル側にはそのための穴が空いていて、シール一枚で目隠しされているだけです。
ですので、そこにカッター等で穴を空けるなり、シールを全て剥がしてしまうなりして端子を露出させることは容易です。
フロントパネルを取り外して裏から見てみるとその様子がよく分かる

【Easy Backupボタン】
両側のバタフライドアに挟まれる形で存在するEasy Backupボタン。
これは名前の通り、簡単にデータをバックアップをするためのボタンです。
具体的に、このボタンを押すとどうなるのかというと、以下の様なプログラムが起動します。

HP独自のアプリケーションです。
ただし、このプログラムはフロントエンドであって、データをバックアップするプログラム自体はWindows7が標準装備している「バックアップと復元」プログラムです。
こんな画面が起動します(バックアップ中の画面)

このボタンには、実は非常に政治的/戦略的な含みがあります。(と勝手に思っています)
というのも、「バックアップと復元」プログラムの根幹技術は、VSS(Volume Shadow Copy Service)だからです。もともと、Windows Server 2003から導入されたVSSですが、Windows Vistaあたりから個人向けOSに降りてきました。
難しいことは知りませんが、VSSが実装されたということは、「OS稼働中のバックアップ(パーティションバックアップ含む)をOS本来の機能として提供する」ということを意味します。それはつまり、サードパーティ製のパーティションバックアップソフト(TrueImage、DriveImage等)がほとんど必要なくなるということです。
すぐ必要なくなるというわけではないと思いますが、少なくとも信頼性の面では問題なさそうです。もともとサーバー用OSの機能として実装されたぐらいですから。そして自分もWHS(Windows Home Server)でVSSを利用したのですが、十分使い物になると思いました。
ですので、「バックアップと復元」プログラムは、Windows 2000時代のntbackup.exeとは次元が違います。今後パーティションバックアップソフトを作る会社にとって大きな脅威になる気がするんですよね。いや、現時点でかなり大きな影響を及ぼしている気がします。
逆に言うと、MicrosoftがVSSをあまり積極的に宣伝しないのは、競合する人々の感情を逆撫でして余計な問題(独禁法関係・公正取引委員会関係)を起こしたくないから自粛しているのでは、という気もするんですよね。
一方、その機能を利用するための専用ボタンを設けてしまったe9000シリーズは、良いことなのか悪いことなのか?(^^;
かなり複雑な構造をしているフロントパネルです

【5インチ拡張ベイ&イジェクトボタン】

5インチ拡張ベイは2つあります。
このベイは事実上、光学ドライブ専用ベイという感じです。なぜならば、以下の様な構造になっているからです。
メディアを入れるトレイ部分だけ扉になっている(ドライブのイジェクトボタンは隠されており、ベイ横にイジェクトボタンが付いている)

これはつまり、
・メディアを入れるトレイが存在する
・トレイはベイの上側に存在する
・イジェクトボタンが存在する
・イジェクトボタンは、ベイの右下あたりに存在する
ことを前提に作られており、例えばリムーバブルHDDをここに装填することはできないということが分かると思います。同様に、アンプのコントロールパネルやファンコントローラパネルなども不可能だと思われるので注意が必要です。
【Pocket Media Driveスロット】
HPがオプションで販売する、Pocket Media Driveを装填するスロット。
HP Pocket Media Drive

扉を開けて奥を見ると、USB B端子が見えます

【空きスペース(HPロゴ周辺)】

ここにはHPのロゴ(電源ON時には光ります)があるだけです。自作に詳しい人は、「実はここに3.5インチシャドーベイが隠れているのではないか?」と思ってしまうのではないでしょうか。
ということで、この裏を見てみるとこういう風になっています。
残念。ベイ構造にはなっていないですね。
マザーボード→フロント方向に伸びるケーブル(青く網を掛けたケーブル)を通すために空いている空間?
それだけのためにこうなったと考えるにはあまりに不自然ですし、HPのロゴを付けるためと考えるのも根拠として弱いです。
何となくもったいない空間。
【バタフライドア】
バタフライドアを左右とも空けた状態

バタフライドアを空けると、左側にはUSB端子/ヘッドホン端子/マイク端子があります。右側にはPersonal Media Driveスロットがあります。
右側はしょうがないとして、左側はどうなんでしょう?。「扉を開けるとたった3つの端子しかない」というのは随分寂しい気がします。扉の有り難みがないな~(?)。
しかも、USBポートは上部に2つありますから、実質的にヘッドホンとマイクのためだけのスペースです。しかも、ヘッドホン/マイクの端子は、どちらかと言えば外に露出していた方が使い勝手がいいのではないかと思いますし。
個人的には思ったのは、フロントパネルの設計は完全にデザイン優先ですね。逆に言うと、「スペース効率」や「合理性」や「拡張性」は二の次という印象を受けました。
余談
…ただし、策がないわけではなさそうです。左側のバタフライドアの裏を見てみるとこのようになっています。
まだまだ増設可能な気配
※これを見る限り、最大で、・IEEE1394×1
・USB×3
・オーディオミニプラグ×3
・その他丸形端子×4
までOKみたいです。←現実にそれだけの配線を通す物理的空間があるかとか、マザーボード上に繋ぐヘッダがあるか等の問題はともかくとして。
ちなみに、フロントパネル側にはそのための穴が空いていて、シール一枚で目隠しされているだけです。
ですので、そこにカッター等で穴を空けるなり、シールを全て剥がしてしまうなりして端子を露出させることは容易です。
フロントパネルを取り外して裏から見てみるとその様子がよく分かる

【Easy Backupボタン】
両側のバタフライドアに挟まれる形で存在するEasy Backupボタン。
これは名前の通り、簡単にデータをバックアップをするためのボタンです。
具体的に、このボタンを押すとどうなるのかというと、以下の様なプログラムが起動します。

HP独自のアプリケーションです。
ただし、このプログラムはフロントエンドであって、データをバックアップするプログラム自体はWindows7が標準装備している「バックアップと復元」プログラムです。
こんな画面が起動します(バックアップ中の画面)

このボタンには、実は非常に政治的/戦略的な含みがあります。(と勝手に思っています)
というのも、「バックアップと復元」プログラムの根幹技術は、VSS(Volume Shadow Copy Service)だからです。もともと、Windows Server 2003から導入されたVSSですが、Windows Vistaあたりから個人向けOSに降りてきました。
難しいことは知りませんが、VSSが実装されたということは、「OS稼働中のバックアップ(パーティションバックアップ含む)をOS本来の機能として提供する」ということを意味します。それはつまり、サードパーティ製のパーティションバックアップソフト(TrueImage、DriveImage等)がほとんど必要なくなるということです。
すぐ必要なくなるというわけではないと思いますが、少なくとも信頼性の面では問題なさそうです。もともとサーバー用OSの機能として実装されたぐらいですから。そして自分もWHS(Windows Home Server)でVSSを利用したのですが、十分使い物になると思いました。
ですので、「バックアップと復元」プログラムは、Windows 2000時代のntbackup.exeとは次元が違います。今後パーティションバックアップソフトを作る会社にとって大きな脅威になる気がするんですよね。いや、現時点でかなり大きな影響を及ぼしている気がします。
逆に言うと、MicrosoftがVSSをあまり積極的に宣伝しないのは、競合する人々の感情を逆撫でして余計な問題(独禁法関係・公正取引委員会関係)を起こしたくないから自粛しているのでは、という気もするんですよね。
一方、その機能を利用するための専用ボタンを設けてしまったe9000シリーズは、良いことなのか悪いことなのか?(^^;
Pavilion e9280jp/CTの梱包内容紹介
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
ただし、カスタマイズの内容により付属品が若干変化しますので、必ずしもこのページで紹介するものと同じではありません。
ちなみに、今回はTVチューナーが付いているモデルなので付属品が多めです。
また、マニュアル等の印刷物については、今回貸し出されなかったので紹介できません。あしからず。
ちなみに、印刷物全てではないですが、重要な印刷物についてはHPのサイトからダウンロードできるようにもなっていて、
Manuals for HP Pavilion Elite e9280jp CTO Desktop PC-HP Customer Care
からダウンロード可能となっています。
キーボード

一見、普通サイズのキーボードですが、ホームキーとテンキーの間が縦一列分圧縮されている、「プチ」省スペースキーボード。
この手の高級なPCには大抵無線キーボードがついてくるものですが、珍しく有線の(USB接続の)キーボードです。
ただし、これはカスタマイズ可能で、無線キーボードを選択することもできます。(キーボードを無線にすると、マウスも一緒に無線になります)
その他付属品

HDMI-DVIアダプター(HDMIのディスプレイを繋ぐときに使用します)

VGA-DVIアダプター(アナログVGAのディスプレイを繋ぐときに使用します)

リモコン

※TVチューナーモデルなので、TV視聴関係のボタンが付いているリモコンが付属。TVチューナーが付かないモデルの場合、もっとボタン数の少ない別のリモコンが付属してきます。
リモートコントローラーセンサーケーブル

※「リモートコントローラーセンサーケーブル」なる謎のケーブル。
マニュアルによれば、ケーブルテレビまたは衛星放送テレビのセットトップボックスを使用する場合に、それと連動させるために使うモノらしいです。(e9280jpの後部に、このケーブルを差し込むジャックが用意されています)
マウス
※ホイール付き/光学式。
進む/戻るボタンなども付いていない、極めてベーシックなマウスですが、大きさも丁度良く、ホイールの感触も悪くないです。
普段からこういう極めてシンプルなマウスを使っているので、個人的には必要にして十分なマウスだと思いました。
ちなみに、今回付属しているマウスは有線マウスですが、カスタマイズ画面で無線マウスを選択することも可能。(同時にキーボードも無線になります)
e9280jp本体
今回貸し出されたe9280jpの梱包内容を紹介します。
ただし、カスタマイズの内容により付属品が若干変化しますので、必ずしもこのページで紹介するものと同じではありません。
ちなみに、今回はTVチューナーが付いているモデルなので付属品が多めです。
また、マニュアル等の印刷物については、今回貸し出されなかったので紹介できません。あしからず。
ちなみに、印刷物全てではないですが、重要な印刷物についてはHPのサイトからダウンロードできるようにもなっていて、
Manuals for HP Pavilion Elite e9280jp CTO Desktop PC-HP Customer Care
からダウンロード可能となっています。
キーボード

一見、普通サイズのキーボードですが、ホームキーとテンキーの間が縦一列分圧縮されている、「プチ」省スペースキーボード。
この手の高級なPCには大抵無線キーボードがついてくるものですが、珍しく有線の(USB接続の)キーボードです。
ただし、これはカスタマイズ可能で、無線キーボードを選択することもできます。(キーボードを無線にすると、マウスも一緒に無線になります)
その他付属品

HDMI-DVIアダプター(HDMIのディスプレイを繋ぐときに使用します)

VGA-DVIアダプター(アナログVGAのディスプレイを繋ぐときに使用します)

リモコン

※TVチューナーモデルなので、TV視聴関係のボタンが付いているリモコンが付属。TVチューナーが付かないモデルの場合、もっとボタン数の少ない別のリモコンが付属してきます。
リモートコントローラーセンサーケーブル

※「リモートコントローラーセンサーケーブル」なる謎のケーブル。
マニュアルによれば、ケーブルテレビまたは衛星放送テレビのセットトップボックスを使用する場合に、それと連動させるために使うモノらしいです。(e9280jpの後部に、このケーブルを差し込むジャックが用意されています)
マウス
※ホイール付き/光学式。進む/戻るボタンなども付いていない、極めてベーシックなマウスですが、大きさも丁度良く、ホイールの感触も悪くないです。
普段からこういう極めてシンプルなマウスを使っているので、個人的には必要にして十分なマウスだと思いました。
ちなみに、今回付属しているマウスは有線マウスですが、カスタマイズ画面で無線マウスを選択することも可能。(同時にキーボードも無線になります)
Pavilioin e9280jp/CTの筐体の構造について解説[BTX]
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
【今では珍しくなったBTX筐体】
e9280jpに使用されている筐体はBTXとなっています。
法人用のクライアントPC用としてはまだまだ利用されているBTXですが、自作の世界からは完全に消滅してしまっていると言って良いBTX。ですので、はっきり言って汎用性はかなり低いです。
ただし、個人的にはBTXは悪い規格だとは思っていません。BTXはスロットの取り付け方向が上下逆なので、グラボのファンが上を向くんですよね。

ですので、原理的には冷却効率に優れるはず。(ただし、搭載しているグラボはPCIスロットに空けた排気口から強制排気するタイプなので、あまり関係ないのではないかと思いますが)
【Personal Media DriveベイとPocket Media Driveベイの違い】
珍しいついでに紹介しておくと、e9280jpは、Personal Media DriveベイとPocket Media Driveベイという2つの独自拡張ベイを持っています。
それぞれ、HDDを増設するために使用するベイなので違いが分かりにくいと思います。ですので比較表を作りました。
上表から分かるとおり、Personal Media Driveベイの方は電源供給ラインを別個に持っています。ですので消費電力が大きいデバイスも繋ぐことができます。
ただし、接続方式はどちらもUSBとなっています。(eSATAなどの高速規格ではない)
【どれほど必要か?】
確かに両ベイに収納するデバイスは、筐体内にすっぽり収納されるかたちになるので、見た目がスマートですし、内蔵型のストレージとは違い自由に抜き差しできるので利便性も高いでしょう。
ただし、いずれのベイにしても電気的には普通のUSBマスストレージでしかないのは前述したとおり。つまりUSBポートにサードパーティの外付けHDDドライブを繋ぐのと全く同じことなわけです。
ですので、純粋に見た目だけの問題だと思います。個人的には、それだけのためにHPのデスクトップPCでしか使えない非標準のポータブルHDDを購入する気は起きないです。(付属のケーブルでUSBポートに繋ぐことはできるので、HPのPCでしか使えないというわけではないのですが)
【Personal Media Driveベイの構造について】
そんな感じなので、個人的にはほとんど必要性を感じない両ベイなのですが、一つだけ感心したのはPersonal Media Driveベイの作り。
側面の鉄板を空けると、一番手前にPersonal Media Driveベイが陣取っています。
赤枠内がPersonal Media Driveベイ(かなり大きな面積を取っているのが分かると思います)

この裏側にHDDベイがあり、このままではHDDにアクセスすることは不可能です。
一見、凄くめんどくさく見えるこの構造なのですが、実はPersonal Media DriveベイとHDDベイは一体になっており、ワンタッチで一緒に取り外せるようになっています。
取り外すとこんな感じ(HDDベイに2台HDDドライブが入っています)

こんな複雑な構造をしたベイ、他のPCでは見たことがありませんが、なかなか工夫されていて面白いです。
HDDの電源/信号ケーブルを抜き差しするのが結構窮屈になるのはちょっと減点ではあるのですが、こうやってベイを取り外して作業できるようになっているのはいいですね。今時、取り外せること自体は珍しいことでもありませんので、特別優れているとは思いませんが、最低限のメンテナンス性は確保していると思います。
【ユニバーサルトレイ】
もう一つ、e9280jpの筐体の特徴として必ず書いておかなければいけないところは、ユニバーサルトレイでしょう。
ユニバーサルトレイを後方からみたところ

まあ、要するにただのヘコミといえばヘコミでしかないんですけどね。前方に行くに従ってヘコミが深くなっているのが分かるでしょうか? なんてことはない構造なのですが、結構便利です。なぜならば、この手の大型の筐体の天板部分は、ほぼ間違いなく小物置き場になるからです。(^^;
ちなみに、ユニバーサルトレイを取り外してみると、その下には無線LANのアンテナが。

なるほど。アンテナの目隠しという役割もあるんですね。
【良くも悪くも汎用パーツの集合体ではない】
これらの構造を見れば明らかなこと。
それは、「単純な汎用パーツの組み合わせとはなっていない」ということです。
イマドキのPCは、パーツ屋で汎用パーツを買ってきて組み立てれば同じものが出来てしまうものですし、だからこそいろいろ融通が利いて面白いのですが、e9280jpはそうは問屋が卸しません。
そもそもこのPC全体が、BTXという一般には入手しずらい規格に沿って作られていますし、更に細かいことを言えば、IRリモコン受信機を繋ぐジャック類は、独自のバックパネルを介して外に出されています。
この辺になると、共通規格なのかどうかさえ怪しくなってきます。
極論すれば、e9000シリーズは半分家電製品なのかもしれません。
PCにプラモデル的趣味性を感じるユーザー向けの製品ではなく、PCを使ってエンターテインメント(ゲームやTVやブルーレイや)を楽しみたいユーザー向けの製品と言えるでしょう。
つまりは娯楽家電製品としての完成度を追究した製品であり、第三者が中身を空けてどうこうということは想定していないと言ってしまって良いのではないかと。(もちろん、やってできないことではないですけど)
現実、これだけ何でもかんでも始めから入っていると、後から何か付け足す必要もないでしょうし。
【今では珍しくなったBTX筐体】
e9280jpに使用されている筐体はBTXとなっています。
法人用のクライアントPC用としてはまだまだ利用されているBTXですが、自作の世界からは完全に消滅してしまっていると言って良いBTX。ですので、はっきり言って汎用性はかなり低いです。
ただし、個人的にはBTXは悪い規格だとは思っていません。BTXはスロットの取り付け方向が上下逆なので、グラボのファンが上を向くんですよね。

ですので、原理的には冷却効率に優れるはず。(ただし、搭載しているグラボはPCIスロットに空けた排気口から強制排気するタイプなので、あまり関係ないのではないかと思いますが)
【Personal Media DriveベイとPocket Media Driveベイの違い】
珍しいついでに紹介しておくと、e9280jpは、Personal Media DriveベイとPocket Media Driveベイという2つの独自拡張ベイを持っています。
それぞれ、HDDを増設するために使用するベイなので違いが分かりにくいと思います。ですので比較表を作りました。
| 規格 | コスト | HDD容量 | 大きさ | 接続方式 | 電源コネクタ | 採用機種 |
| Personal Media Driveベイ | 中 | 大 | 大 | USB |
あり 丸い端子の方が電源コネクタ
|
・eシリーズ ・mシリーズ |
| Pocket Media Driveベイ | 高 | 中 | 小 | なし(USB経由で給電) |
・eシリーズ ・mシリーズ ・sシリーズ ・一部のTouchSmart PC |
ただし、接続方式はどちらもUSBとなっています。(eSATAなどの高速規格ではない)
【どれほど必要か?】
確かに両ベイに収納するデバイスは、筐体内にすっぽり収納されるかたちになるので、見た目がスマートですし、内蔵型のストレージとは違い自由に抜き差しできるので利便性も高いでしょう。
ただし、いずれのベイにしても電気的には普通のUSBマスストレージでしかないのは前述したとおり。つまりUSBポートにサードパーティの外付けHDDドライブを繋ぐのと全く同じことなわけです。
ですので、純粋に見た目だけの問題だと思います。個人的には、それだけのためにHPのデスクトップPCでしか使えない非標準のポータブルHDDを購入する気は起きないです。(付属のケーブルでUSBポートに繋ぐことはできるので、HPのPCでしか使えないというわけではないのですが)
【Personal Media Driveベイの構造について】
そんな感じなので、個人的にはほとんど必要性を感じない両ベイなのですが、一つだけ感心したのはPersonal Media Driveベイの作り。
側面の鉄板を空けると、一番手前にPersonal Media Driveベイが陣取っています。
赤枠内がPersonal Media Driveベイ(かなり大きな面積を取っているのが分かると思います)

この裏側にHDDベイがあり、このままではHDDにアクセスすることは不可能です。
一見、凄くめんどくさく見えるこの構造なのですが、実はPersonal Media DriveベイとHDDベイは一体になっており、ワンタッチで一緒に取り外せるようになっています。
取り外すとこんな感じ(HDDベイに2台HDDドライブが入っています)

こんな複雑な構造をしたベイ、他のPCでは見たことがありませんが、なかなか工夫されていて面白いです。
HDDの電源/信号ケーブルを抜き差しするのが結構窮屈になるのはちょっと減点ではあるのですが、こうやってベイを取り外して作業できるようになっているのはいいですね。今時、取り外せること自体は珍しいことでもありませんので、特別優れているとは思いませんが、最低限のメンテナンス性は確保していると思います。
【ユニバーサルトレイ】
もう一つ、e9280jpの筐体の特徴として必ず書いておかなければいけないところは、ユニバーサルトレイでしょう。
ユニバーサルトレイを後方からみたところ

まあ、要するにただのヘコミといえばヘコミでしかないんですけどね。前方に行くに従ってヘコミが深くなっているのが分かるでしょうか? なんてことはない構造なのですが、結構便利です。なぜならば、この手の大型の筐体の天板部分は、ほぼ間違いなく小物置き場になるからです。(^^;
ちなみに、ユニバーサルトレイを取り外してみると、その下には無線LANのアンテナが。

なるほど。アンテナの目隠しという役割もあるんですね。
【良くも悪くも汎用パーツの集合体ではない】
これらの構造を見れば明らかなこと。
それは、「単純な汎用パーツの組み合わせとはなっていない」ということです。
イマドキのPCは、パーツ屋で汎用パーツを買ってきて組み立てれば同じものが出来てしまうものですし、だからこそいろいろ融通が利いて面白いのですが、e9280jpはそうは問屋が卸しません。
そもそもこのPC全体が、BTXという一般には入手しずらい規格に沿って作られていますし、更に細かいことを言えば、IRリモコン受信機を繋ぐジャック類は、独自のバックパネルを介して外に出されています。
この辺になると、共通規格なのかどうかさえ怪しくなってきます。極論すれば、e9000シリーズは半分家電製品なのかもしれません。
PCにプラモデル的趣味性を感じるユーザー向けの製品ではなく、PCを使ってエンターテインメント(ゲームやTVやブルーレイや)を楽しみたいユーザー向けの製品と言えるでしょう。
つまりは娯楽家電製品としての完成度を追究した製品であり、第三者が中身を空けてどうこうということは想定していないと言ってしまって良いのではないかと。(もちろん、やってできないことではないですけど)
現実、これだけ何でもかんでも始めから入っていると、後から何か付け足す必要もないでしょうし。
省スペースキーボードってどうよ?
HP Pavilion e9280jp/CTには、いわゆる省スペースキーボードが付属してきます。
自分はお気に入りのキーボードがあるので始めからこのキーボードを使うつもりはないんですけど、あえてキーボードのレビューも兼ねてしばらく使っています。
省スペースキーボード

省スペースキーボードはホームキーとテンキーの間はこういう風に処理されています。

まあ、慣れれば悪くはないのではないかと思います。
省スペースキーボードは以下の様なメリットがあるからです。
・カーソルキーが近くなる。
・キーボードの横幅を小さくできる(テンキーが近くなる)。
ただし、デメリットもあります。
・Insertキーが遠くなる。
・Deleteキーの位置が変わる。
・Homeキーが遠くなる。
・Home/Endの関係が左右の関係になるので、直感的でなくなる。
・Home/Endが左右に並ぶので、HomeとEndキーを操作する指が別々になる。
ただし、これらのキーの使用頻度はカーソルキーに比べてずっと低いので(カーソルキーに比べれば)重要ではない、という考え方なんでしょうね。
個人的には、Insertが非常に遠いのがちょっと納得がいかない部分があるのですが、恐らくそういう方は少数派だと思います。
従来配列のキーボードと混在している環境だと混乱の元になりかねませんが、考え方としては合理的だと思いますし、全体的にはメリットの方が大きいのではないかと思いました。
自分はお気に入りのキーボードがあるので始めからこのキーボードを使うつもりはないんですけど、あえてキーボードのレビューも兼ねてしばらく使っています。
省スペースキーボード

省スペースキーボードはホームキーとテンキーの間はこういう風に処理されています。

まあ、慣れれば悪くはないのではないかと思います。
省スペースキーボードは以下の様なメリットがあるからです。
・カーソルキーが近くなる。
・キーボードの横幅を小さくできる(テンキーが近くなる)。
ただし、デメリットもあります。
・Insertキーが遠くなる。
・Deleteキーの位置が変わる。
・Homeキーが遠くなる。
・Home/Endの関係が左右の関係になるので、直感的でなくなる。
・Home/Endが左右に並ぶので、HomeとEndキーを操作する指が別々になる。
ただし、これらのキーの使用頻度はカーソルキーに比べてずっと低いので(カーソルキーに比べれば)重要ではない、という考え方なんでしょうね。
個人的には、Insertが非常に遠いのがちょっと納得がいかない部分があるのですが、恐らくそういう方は少数派だと思います。
従来配列のキーボードと混在している環境だと混乱の元になりかねませんが、考え方としては合理的だと思いますし、全体的にはメリットの方が大きいのではないかと思いました。
HP Pavilion e9280jp/CTのレビュー開始
全文[もしくは最新版]はHTML版で→こちら
HPのハイエンドデスクトップPC、「HP Pavilion Desktop PC e9280jp/CT」を借りることができたのでレビューしたいと思います。
【e9000シリーズとは】
e9000シリーズは、HPのデスクトップPCの中では最も筐体が大きく、従って拡張性およびパフォーマンスに優れたシリーズです。
そのe9000シリーズが、Windows7に合わせて刷新されたのですが、e9260jp~e9290jpまで3種類用意されています。
それぞれの特徴は以下のようになっています。
【e9280jpとは】
…で、今回、HPさんに貸し出して頂いたe9280jpは、上表のようにe9000ファミリーの真ん中に位置する機種です。
ベースモデルは7.5万円程度なのですが、今回レビューするモデルはかなりいろいろなオプションが付いており、それよりもかなり豪華で値の張る構成になっています。
ざっと構成を書き出すとこんな感じになっています。
試しに、HP Directplusで「カスタムモデル」をこの表と同等の構成にしてみたところ、20~21万円ぐらい(2009年10月End現在)ですね。(ただし、OSにWindows7 Professionalを選択すると、TVチューナーが選べないので、Windows7 Home Premiumで見積もりましたので誤差あり。逆に言うと、レビュー機の構成では購入できないのではありますが)
【その静かさに驚き】
まだそんなに使い込んでいるわけではないのですが、このマシンで一番驚いたのは、パフォーマンスではなく静粛性です。
パフォーマンスはカタログ見れば想像付いてしまいますので、ほとんど確認作業という感じなのですが、動作音はカタログに書いてありませんからね。ましてや、e9280jpのようなカスタマイズ可能モデルは、どんなパーツ構成にするかで騒音の大きさも変わって来ますし。
しかも、今回のレビュー機は相当騒音源が多い。
CPUファン、ケースファン、グラボのファン、もちろん電源のファンもありますので、合計4つのファンが付いています。しかもディスクは10,000回転のものが2台入っています。普通に考えて静かなわけがないと思っていたのですが、全くその予想は裏切られました。ちょっとビックリです。
アイドルの時はもちろんですが、3Dゲームをしているぐらいではほとんど動作音も変わりません。ベンチマークで最大負荷をかければまた違うのかも知れませんが、普通に使っているレベルであれば動作音が気になることはまずなさそうという感じです。
最近はこの手の大型筐体のハイパフォーマンスPCを使うことがめっきり少なくなったのでよく分からないのですが、最近はこんなに静かなものなのでしょうか?
今回は貸出期間が短く、それに反してネタは非常に多い本機なので、とてもではないですけどあまり突っ込んだレビューはできないと思いますが、かいつまんで解説/解明/考察していきたいと思います。
HPのハイエンドデスクトップPC、「HP Pavilion Desktop PC e9280jp/CT」を借りることができたのでレビューしたいと思います。【e9000シリーズとは】
e9000シリーズは、HPのデスクトップPCの中では最も筐体が大きく、従って拡張性およびパフォーマンスに優れたシリーズです。
そのe9000シリーズが、Windows7に合わせて刷新されたのですが、e9260jp~e9290jpまで3種類用意されています。
それぞれの特徴は以下のようになっています。
| シリーズ | おおよその価格帯 | CPU | チップセット |
| e9260jp | 6万円~ | PhenomII X4 820~945 | 785G |
| e9280jp | 7.5万円~ | (Lynnfieldコアの)Core i5,i7 | P55 Express |
| e9290jp | 9万円~ | (Bloomfieldコアの)Core i7 | X58 Express |
【e9280jpとは】
…で、今回、HPさんに貸し出して頂いたe9280jpは、上表のようにe9000ファミリーの真ん中に位置する機種です。
ベースモデルは7.5万円程度なのですが、今回レビューするモデルはかなりいろいろなオプションが付いており、それよりもかなり豪華で値の張る構成になっています。
ざっと構成を書き出すとこんな感じになっています。
| パーツ | 仕様 | コメント |
| CPU | Intel Core i7-870 |
9月8日に発表されたばかりの新しい世代のCPUです。いわゆるLynnfieldのCPUです。 ノースブリッジがCPUコアに統合されています。 |
| OS | Windows7 Professional(64ビット版) |
HPさんは64ビットOS絶賛推奨中なメーカーなので(?)、レビュー機も当然64ビット版のWindows7(カスタマイズで32ビット版にすることもできます)。 また、Home PremiumではなくProfessionalなので、ドメイン参加可能。XPモードも使えます。 |
| メモリ | 8GB(2GB×4) | 64ビットOSなので、8GBのメモリをフルに活用できます。 |
| HDD | 600GB(SATA 300GB×2 RAID 0構成) |
あえてHDDが2台構成になっており、それらがRAID 0(ストライピング)で構成しています。 それだけに飽きたらず、個々のHDDは10,000RPMになっています。 「何もそこまでしなくてもいいのに」っていうぐらいハイスピード仕様。 |
| 光学ドライブ |
・ブルーレイ記録ドライブ ・ブルーレイROMドライブ (2台構成) |
なぜか光学ドライブを2台積んでいます。 ブルーレイディスクのコピーに便利!? |
| グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTS250 |
かなり高価なグラボが搭載されております。 PCIスロットを2スロット分占有する大型のグラフィックカードです。 |
| TVチューナー | 地上デジタルTVチューナーカード | TVチューナーが付いているPCを触るのは実は今回が初めてだったりするので、今ヒトツ勝手が分からず。orz |
【その静かさに驚き】
まだそんなに使い込んでいるわけではないのですが、このマシンで一番驚いたのは、パフォーマンスではなく静粛性です。
パフォーマンスはカタログ見れば想像付いてしまいますので、ほとんど確認作業という感じなのですが、動作音はカタログに書いてありませんからね。ましてや、e9280jpのようなカスタマイズ可能モデルは、どんなパーツ構成にするかで騒音の大きさも変わって来ますし。
しかも、今回のレビュー機は相当騒音源が多い。
CPUファン、ケースファン、グラボのファン、もちろん電源のファンもありますので、合計4つのファンが付いています。しかもディスクは10,000回転のものが2台入っています。普通に考えて静かなわけがないと思っていたのですが、全くその予想は裏切られました。ちょっとビックリです。
アイドルの時はもちろんですが、3Dゲームをしているぐらいではほとんど動作音も変わりません。ベンチマークで最大負荷をかければまた違うのかも知れませんが、普通に使っているレベルであれば動作音が気になることはまずなさそうという感じです。
最近はこの手の大型筐体のハイパフォーマンスPCを使うことがめっきり少なくなったのでよく分からないのですが、最近はこんなに静かなものなのでしょうか?
今回は貸出期間が短く、それに反してネタは非常に多い本機なので、とてもではないですけどあまり突っ込んだレビューはできないと思いますが、かいつまんで解説/解明/考察していきたいと思います。
