日本経済新聞は夕刊こそが面白いもしかしたら大前研一氏がこのブログを読んだかもしれない

2010年02月21日

貧困大国アメリカの裏に3つの「美」【レビュープラス】

このエントリーをはてなブックマークに追加
オバマ米大統領の日、一個人としても大いに興奮した。
選挙キャンペーンのミュージックビデオ「Yes We Can」は
いまだに繰り返し観ている。



しかし、今月のクーリエ・ジャポンがつきつけたアメリカの現状は深刻だった。
オバマのかかげた「CHANGE」はどうなったのか。

【レビュー・プラス】の企画で献本いただき感謝。

堤未果責任編集 「貧困大国」の真実

クーリエ・ジャポンではいままでに何度か責任編集はあった。
わたしの記憶でも勝間和代氏、坂本龍一氏が登場したはず。
しかし、今回は本当にすごい人選だった。

ご自身が『ルポ 貧困大国アメリカ』を書かれただけに、
実にすきがない。
雇用、医療、教育、治安、といった社会基盤の深刻さは重い。

それゆえ、貧困大国と対照的な
3つの「美」が絶妙なバランスをとっていた。

「美」その1 ビジュアルがすごい

傑作、IT特集でその気配を感じたが、
クーリエのビジュアルはすごさを増している。

インパクトが大きかったのが、
WORLD CARTOONS、iPadをもつApple社のジョブス(4ページ)
THE SOURCES、NEW YORKERの表紙(11ページ)
貧困大国特集 医療難民たち(36-37ページ)
の3つ。

文章と違って、イラストや写真は一気にイメージを伝えてくる。
それゆえに使い方が難しいと思うのだが、どれも印象が残る。

「美」その2 「アート市場から見る「世界経済」」

美術市場と世界経済の関係性をとりあげた珍しい特集。
リーマン・ショックのような世界規模の事象で、
作品の価格はピークの60%だという。

果たして、これから盛り返すのか。
芸術という嗜好品の分野に資金がもどったとき、
それこそが根本的な景気回復なのかもしれない。

「美」その3 「ボルドー、トゥールーズ「食べてからのお楽しみ」」

実は、この記事のビジュアルが一番強烈だった。
ボルドー、トゥールーズという美食の国、フランスを代表する二都市が登場するのだから、半端ない。

鶏の丸焼き、豚料理、魚介類、カスレ、フォアグラ、、、。

特に、イベリコ豚の生ハムが、お店で見かける足ごとキッチンにあるというブラール家が本当にうらやましかった。

通販で探したのがこちら。

「世界三大生ハム!ハモンイベリコベジョータ/イベリコ豚の通販【スエヒロ家】」

なんと、16万円!

美味しいものをこれでもか!と見せつけられて
すっかり「貧困大国」の悲惨さが消えてしまった。

そこでようやっと気づいた。

「貧困大国」と「美」の組み合わせこそが、
クーリエ・ジャポン流のアメリカへの応援歌なのだ。

そして、わたしもエールを送ろう。
それでも、わたしはオバマ大統領に期待する。

Yes We Can!

COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2010年 03月号 [雑誌]
COURRiER Japon ( クーリエ ジャポン ) 2010年 03月号 [雑誌]
おすすめ平均
stars「貧困大国の真実」は読みごたえがあった!
starsスパイごっこみたいなところもありましたよ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


passionhack at 01:54│Comments(0)TrackBack(0) とにかく読む! 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
日本経済新聞は夕刊こそが面白いもしかしたら大前研一氏がこのブログを読んだかもしれない