郵政民営化の罠憲法9条堅持の願い

2007年07月28日

憲法改正するということは・・・

自民党は、2010年憲法改正発議を目標にしており、これは憲法9条の危機と言わざるを得ない。

【現行の憲法】
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

【自民党案】
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2項 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。
2 自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するための活動を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
3 自衛軍は、第一項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
4 前二項に定めるもののほか、自衛軍の組織及び統制に関する事項は、法律で定める。


両者を冷静に比較して欲しい。自民党案では、自衛隊という言葉は抹消され、代わりに自衛軍という言葉が登場している。要は、軍隊を持つ、ということ。今まで、60年近くも憲法上は軍隊保持を否定していたのに、あっさり軍隊を持つと宣言しているのである。お・そ・ろ・し・い!

軍隊を持った場合のリスクを考えてみよう。
・軍隊を持つことで、日本列島がテロの標的になる
・軍隊を持つことで、戦争が出来る国になってしまう
・軍隊を持つことで、財源が足りなくなり、庶民への重税が進む
・米国の戦争につき合うことになる
・米国の言いなりに自衛軍を最前線に派遣しなければならなくなる
・日本の脅威再来という事で、中国・韓国・北朝鮮との緊張関係が構築される
・兵隊が足りなくなり、徴兵制が復活する


軍隊を持つ事で、これだけのリスクが降り懸かる可能性があるわけで、我々はなんとしても憲法9条を堅持しなければならない。このリスクを見て、それでも構わないという方は、最前線で自分の身を投げ出してみて欲しい。

今現在の戦争は、第二次世界大戦の時代とは違って、ミサイルを使ったミサイル戦争である。日本列島は、面積が小さいことに加え、ある一定の地域に人口が集中しているという地勢上のリスクを内在している。つまり、簡単に言えば、日本は戦争を行えば、確実に負ける、ということだ。東京を始め主要都市にミサイルを撃ち込まれたならば、その時点で、命令系統は麻痺し、事実上の敗戦となる。

そして、戦争というものは、裏で仕組まれている場合が多い。戦争するつもりがなかった両国が、ある事件をきっかけに戦争突入というのが歴史上、大半と言って良い。そのある事件を画策している正体不明の勢力が、戦争することによって儲かるとすれば、その正体不明の勢力というのも想像がつくであろう。

表面上は、国と国が戦争をしている。しかし、その戦争の舞台を用意しているのは、別の正体不明の勢力である可能性が高い。こうなってくると、軍隊を持ち、武器を持つ国は、その正体不明の勢力により、罠に填められ、戦争をやらされる可能性があり得るということだ。

「丸腰の国に対して、戦争を仕掛けることが、現代において大儀が立たないのは自明である」

斯様に私は考えるが、いかがであろうか?

軍隊を持たず、平和を謳う国に対して、もし戦争を仕掛けたならば、それは単なる侵略戦争であり、世界の国々の非難の対象になるはずだ。そうであるならば、日本は、まず憲法改正を考えるのではなく、どういう戦略を持って、どういう外交路線を構築し、どう平和を維持できるのか、ここに腐心するのが筋である。

我々は、今、憲法改正をするかしないか、という単純な図式しか与えられていない中で、二者択一を迫られている状況にある。これは、全貌の一端のみを知らされ、限られた中で判断せよ、と強要されているのと等しい。これでは、まともな憲法改正論議になるわけもなく、表面上の単純な論議に終始してしまうのは明白だ。

今、自民党は新憲法草案を出して、2010年を目指し議論をしようと目論んでいるが、全てのリスクを出し、全ての情報を開示した上で、正々堂々とした議論に臨むべきだ。


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この記事へのコメント

1. Posted by YRT   2007年07月29日 14:49
・軍隊を持つことで、日本列島がテロの標的になる
赤軍やオウム等はテロをしてきたそして軍隊関係なくテロが起こる例でもある
・軍隊を持つことで、戦争が出来る国になってしまう
どこに海外展開戦力があるのか教えて欲しい
・軍隊を持つことで、財源が足りなくなり、庶民への重税が進む
どういう理由で財源がなくなるのか、GDP1%固持の中で増えようがない
・米国の戦争につき合うことになる
だから海外展開戦力は何処に?
・米国の言いなりに自衛軍を最前線に派遣しなければならなくなる
だからね、その海外展開戦力が何処にあるんですか日本は一個旅団すら海外に出す余力ないんですが常識で
2. Posted by YRT   2007年07月29日 14:50
連投で申し訳ない文数制限が強いので

・日本の脅威再来という事で、中国・韓国・北朝鮮との緊張関係が構築される
向こうの国の大義名分のための言い訳じゃない、軍になる前の今の時点で「日本は戦争するかも知れないから中国が管理する」といったらその通りにするのか?
・兵隊が足りなくなり、徴兵制が復活する
18条改正しない限り9条触ったところで何にも無いのがあまり知られてないらしい
3. Posted by YRT   2007年07月29日 14:50
>丸腰の国に対して、戦争を仕掛けることが、現代において大儀が立たないのは自明である
ほぼ丸腰状態だったクウェートにイラクは侵攻した

>侵略戦争であり、世界の国々の非難の対象
まさにその通りです
そして侵略された国を解放する為に世界が国連軍を結成して解放戦争の開始です。
海外の武力に頼るんですから
まさか言論の非難だけで済むと感じてはないでしょう?
武力のない国を侵略するぐらいの精神神経の時点でそんなのが通用するなら奇跡を数億個分です。
4. Posted by ココロ   2007年07月29日 15:19
>「丸腰の国に対して、戦争を仕掛けることが、
現代において大儀が立たないのは自明である」

まさに、私の考え方と同じです。私たちを「反日」などと言っている人たちは、一人前の軍隊をもって世界にむけて力を誇示しようとしていますが、そんなに「丸腰」でいることが悪いことでしょうか。

私は、絶対にそうは思いません。必ず、「目には目を‥」で標的になります。認めるられる‥ということは、そのまま標的になることだとどうしてわからないのでしょうか。
5. Posted by see21   2007年07月31日 14:40
>YRTさん
・テロの話は、今以上に程度という観点において、標的になる率があがるだろうと考えられるということ。
・海外展開力に関しては詳細は分からないので、まず定義を示し、その上で、軍隊を保持しても戦争できないことを説明して下さい。
・GDP1%固持は、どの法律で規定されているのですか?
・中国が管理するとの主張は当然受け容れられません。
・18条があっても得意の憲法解釈で、是認する可能性はあります。
・クウェートは軍隊をそもそも持っていないのですか?
・不当に侵略された国を教えて下さい。
6. Posted by see21   2007年07月31日 14:44
>ココロさん

世界の情勢からすると、この問題は非常に難しい課題だと思います。

略奪される前に、略奪せよ、という刷り込みを受けている人間にとって、戦争は是認される傾向にありますから。

我々日本人は、真剣に議論をしないといけないですね。
7. Posted by うろこ   2007年07月31日 16:08
はじめまして。うろこと申します。参院選挙が終わり、与党は大敗しましたが、改憲派議員が多くなってしまった事は危機感を感じています。安倍首相も続投する気のようですし…テロ措置法と集団的自衛権の解釈まで突っ走る気でしょうか?まだまだ安心できないようですね。
本当に、日本人はもっと9条や戦争という定義において議論するべきですよね。
自民党草案って18条変えてませんでしたっけ?11条(13だったかな?;)29条も変えていつでも「徴兵制」がひける体制を作っている、と聞いた事があったのですが。
8. Posted by see21   2007年07月31日 23:25
>うろこさんへ

コメントありがとうございます。

今秋の臨時国会での重要法案「テロ対策特別措置法」で、日本と米国の本当の関係が明確になるかもしれませんね。この法案が通らないで、自衛隊の撤退が余儀なくされた時、米国は日本に対してどういう態度に出るのか、日本に強迫をかけてくるのか、単に距離を置くだけで済ますのか、そこらへんが焦点になるように感じます。

私が見ている資料では、憲法18条は、ほとんど変化ないように感じます。

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