2008年02月17日
アメとムチのやり方が盛り込まれている米軍再編推進法
岩国市長選 街を分断した国の強引
米空母艦載機の移転容認か反対か。山口県岩国市長選は街を二分する戦いとなった。米軍再編進展へ政府が強引な「アメとムチ」路線を取ったゆえの混迷だ。信頼回復へ地域の声に耳を傾けよ。
瀬戸内海沿岸に岩国基地を抱える岩国市で、激しい出直し市長選が繰り広げられた。
在日米軍再編に伴い、神奈川県の米軍厚木基地に所属する空母艦載機隊の移転計画に反対する前市長が市議会との対立で辞職し、再出馬。容認派が推した前自民党衆院議員との一騎打ちとなった。
移転問題で民意を問うのは今回が三度目。二〇〇六年の住民投票では反対が九割近くに上った。その直後の市長選で、反対派の前市長が当選。これまで岩国市では二度続けて「ノー」の意思が示されてきた。
今回の市長選の発端は、騒音や治安悪化を懸念する市が移転に反対していることを理由に、国が新庁舎建設の補助金約三十五億円の交付を打ち切ったことにある。もともと補助金は沖縄県の米軍普天間飛行場の空中給油機移転を市側が受け入れたことで交付が決まったもので、〇五年度から支給されていた。〇六年に日米両政府が合意した米軍再編計画に市が協力しないからといって、これまでの「約束」をほごにするのは無理があろう。
厚木基地から艦載機五十九機が移転すれば、岩国基地は極東最大級の航空基地となる。滑走路が一キロ沖合に移るにしても、騒音などの負担に不安を抱く市民が受け入れに難色を示すのも十分理解できることだ。
再編に協力する自治体に交付金を支給する米軍再編推進法を錦の御旗に「アメとムチ」を使い分ける国の姿勢は、住民感情を軽んじるものだ。財政面で疲弊する岩国市では、国のムチを前に前市長と市議会がねじれ状態になって市政が停滞。容認派と反対派の対立がエスカレートした。こうした事態を招いた国、とりわけ防衛省の責任は重い。
賛否二分の背景には、市民の苦渋の選択がある。政府の強硬姿勢が功を奏し、容認派が増えたなどと安易に考えてはなるまい。容認派の前自民党衆院議員も「協力はするが、国の言いなりにはならない」との立場だ。
本来、防衛行政は基地の負担を強いられる住民の信頼があって成り立つものだ。ムチに頼る手法は、焦点の普天間飛行場移設をはじめ再編計画の進展をかえって鈍らせることになる。これまで地域との対話努力を怠ったことを猛省し、国は真摯(しんし)な姿勢で市側と話し合うべきだ。
(東京新聞:2008年2月11日)
国たる存在が、「アメとムチ」という悪烈極まりない政策を冷徹に進めている現状に、震撼せざるを得ない。言うことを聞く人間には、アメを与え、言うことを聞かない人間にはムチを与え、最終的には心身とも隷属させるという手法を、近代国家と言われる日本国において、恥ずかしげもなく励行されている事実に、今一度我々国民は焦点を当てなければならない。
正直言って、この状況が向こう10年あまり続くかと思うと、ゾッとするのではないだろうか。
「言うことを聞かない奴隷どもには、人間の本能であるカネ(財産欲)で言うことを聞かせればいい。カネに魂を売るようであれば、税金を提供し褒め称え、カネに魂を売らず抵抗するようなら、税金提供を止め、奴隷どもの生活破綻を以て肌身で理解させればいい。税金使用の裁量権は我々にあるのだから、いずれにせよ、最終的には、思うがままに事は進むのだ。米軍再編推進法を盾に粛々と進めればいいだけだ。」
国の感覚というものを、妄想まじりに表現してみた。我々国民を恐らく奴隷程度にしか考えていないが故に、「米軍再編推進法」という悪法が成立してしまったのだろう。奴隷に右を向かせたいなら、「アメとムチ」で強制的に右を向かせればいい、という大上段からの考えが国には内在しているわけで、その奢りを許しているメディア、一般国民は、厳正的に監視を強めねばならない。我が儘し放題の若き暴君化している国の悪行三昧を、これ以上放置・看過することなく、「正すべきは正す」という真っ当な考えを今、日本国民はしっかり持つべきだ。
国は、なんの為に国を運営しているのか?
米国の為に国を運営しているのか。日本国民の為に国を運営しているのか。正直言って、判然としない。穿った見方をすれば、9割方、米国の為に日本という国を運営することが、霞ヶ関の住人の仕事のように思えてならない。そのような慣習・慣例・風土が霞ヶ関に鎮座しているのならば、いくら一般国民が文句(批判、指摘、糾弾等)を言っても、濡れ手に粟、なわけで、属国体質国家からの脱却は難しい。
井原勝介前市長は、孤軍奮闘頑張ったと思う。我々国民は、「正しいことは信じてやり切る」という精神を完璧なまでに見失いつつあるのだが、彼の行動は、そういった堕落精神を良い方向に覚醒してくれる楔(くさび)になったのではないだろうか。彼の今回の頑張りに感謝し、日本人としての威厳や誇りを今一度取り戻す切欠とした上で、国政の在り方や、国の在り方について真摯に議論していくべきであろう。
「アメとムチ」を露骨に盛り込んだ「米軍再編推進法」はおかしい!
と、堂々と言える国にしなければ、この従属国家ニッポンは、完全従属国家になりかねない。
◆井原勝介ホームページ
http://www.ihara.org/index.html
◆怒りを覚えるアメとムチ(カナコロ)
http://www.kanaloco.jp/editorial/entry/entryxiimay24/
◆米軍再編法ポイント
http://www.shikoku-np.co.jp/national/detailed_report/article.aspx?id=20070523000162
◆駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法案
(米軍再編推進法)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16605027.htm
「M&Aを止めろ!」キャンペーン実施中!
※「灰色のベンチから」をぜひ読んで下さい。社会の裏側、日本の実態が分かります。
灰色のベンチから
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/
灰色のベンチ メルマガ版
http://www.mag2.com/m/0000243699.html
↓↓↓ 下の2つのランキングに参加しています。
応援クリックお願いいたします!

トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. 岩国市長選を風化させないために−様々な角度から分析する。 [ ニッポンを改造するBYかんすけ ] 2008年02月18日 00:23
[http://blogs.yahoo.co.jp/b_z_fun_seiji_3/14628025.html 岩国市長選]は新人の'''福田良彦氏'''が'''僅差'''で前職を破り、初当選した。
2月3日からの1週間、岩国市民の心境は揺れに揺れたと察しておりま...
2. 目視調査で原子炉内は「問題ない」と東電(片や配管厚は規定の1/100)・原子力艦船の秘密の取決め [ Like a rolling bean (new) 出来事録 ] 2008年02月18日 01:11
柏崎刈羽原発の再開、つまりアメとムチによる地方の統治がまたも行われようとしています。
しかも、下記の天下の大新聞の記事タイトルにも引っかかりを覚えます。
原子炉内には「問題ない」という言い方です。
ということは、もしかすると、独自で暫定的な定義の「問...
3. 「友人の友人がアルカイダ」から「冤罪とは言わない」発言まで。このアンポンタンの罷免を社民・共産は要求。肝腎の民主党はポッポ(弟)を庇う為かノーテンキ。はぁ〜ぁ〜・・・ [ 晴天とら日和 ] 2008年02月18日 21:33
皆様のご支援に感謝致します! ありがとう!
●NHKニュース 2月17日 16時9分
志位委員長 法相の罷免求める
共産党の志位委員長は山梨県昭和町で記者会見し、鳩山法務大臣が、鹿児島県議会議員選挙をめぐって被告全員の無罪が確定した事件を「えん罪と呼ぶ...
4. あらためて年金の話し――長妻さんの講演より [ とむ丸の夢 ] 2008年02月18日 22:28
こば☆ふみさんから教えていただきました。
信州は伊那で開かれた2月9日の民主党長妻昭さんの講演会のまとめが、加藤学さんのブログに??.
5. 地位協定に触れずに安保を語るな。善悪の話と、処世術における巧拙の話を、ごっちゃにするな。 (by モジモジさん) [ 村野瀬玲奈の秘書課広報室 ] 2008年02月19日 00:06
思い切り共感したので、少しでも多くの人に読んでいただきたい、その思いで全文転載させていただきます。(モジモジさん、まずければ言っ??.
6. 米軍への手紙 [ 村野瀬玲奈の秘書課広報室 ] 2008年02月19日 00:06
(日本語訳は英文の後に載せてます。)
February 14th, 2008
From : A Japanese citizen, as wall as many Japanese citizens.
To : the United States Military, the United State...


