2010年03月

2010年03月12日

久しぶりに、新茶と共に。

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そろそろ開催から1カ月、
あの日より随分気温も日差しも和らぎ、
日々過ごし易くなって参りました。
桜の便りももうそろそろかと思うと、
毎日が楽しみでウキウキしてしまいます。

さて、南インド産のニルギリという紅茶が、
そろそろ新茶のシーズンを迎えます。
このニルギリを皮切りに、ディンブラ、ヌワラエリヤ…
そしてダージリンのファーストフラッシュ。
色々な紅茶専門店の新茶情報が、
桜の便りと同じぐらい待ち遠しいアガサです。

職場では台湾・中国茶の取り扱いがあるので、
紅茶とともに少しずつ勉強をしております。
先日のお休みの日は広尾にあります烏龍茶専門店
「清品茶房 茶通」で様々なお茶を試飲させてもらい、
「文山包種」というお茶を購入しました。
私は爽やかすっきり系より、焙煎の芳ばしさより、
甘めであっさりした飲み口のほうが好きなようです。
店主がとても良い方で、お茶に関する色々な話に花が咲き、
お店を出る頃には閉店時間をとっくに過ぎてしまいました(笑)

写真の茶具は、昔、某店に勤めるよりはるか昔、
それこそお茶の世界に進むなんて思ってもみなかった頃、
使い方もわからないのにデザインに一目惚れして買ったものです。
「茶壺(ちゃふー)」と呼ばれる小さな急須状の器にお茶を入れ、
「茶海(ちゃかい)」と呼ばれる器に移し濃さを均一にし、
「聞香杯(もんこうはい)」と呼ばれる器にお茶を注ぎます。
その上に「茶杯(ちゃはい)」と呼ばれる小さな器を載せ、
ひっくり返してお茶を移し、聞香杯に残った香りを楽しみ、
そしてやっと茶杯のお茶を味わうのです。
今のお店に勤めて、やっと日の目を見た可哀想な茶器達です(笑)

ちなみに紅茶と同じく温度を高く保つことがとても重要なので、
ボールにお湯を張り、茶壺を温めながら一連の作業を行います。
台湾・中国茶は紅茶と違い、2煎3煎と杯を重ねる事が出来ます。

この一式、実は当日持って行っておりまして、
レアティーで凍頂烏龍茶など淹れたかったんですが、
そんな余裕は全くありませんでした(笑)



pastel_road at 23:29|PermalinkComments(0) 台湾・中国茶 | アガサ。