週刊 パタパタをArduinoで動かしてみた

電子工作の素人でエアラインファンの人が、ジャンク市で手に入れたかつて空港で使われていた行先表示板「パタパタ」を動かす妄想にとらわれてArduinoやステッピングモーターにお小遣いをつぎ込んでいく趣味の記録です。原則土曜日更新。

ようやくステッピングモーターを制御できるようになり、
パタパタの歯車にあてると回るようになったので、
元のモーターがついていたネジ穴に、新しいステッピングモーターを取り付けて、
ハードとしての完成形を作ってみます。

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見づらいですが、ステッピングモーターに開いているネジ穴とパタパタのネジ穴の位置が合わず、一カ所しか止められませんでした(写真左のほう)
まぁ、一応固定されているのでよしとしましょう。

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裏面から見るとこんな感じ。
L6470の基盤は別売りののネジでモーターの裏にぴったりと止められます。
だいぶモノっぽくなってきましたが、Arduinoの基盤がむき出しです。
これだと飾るのにちょっと気を使いそうです。

 そこで、Arduinoのケースを買うことにしました。

純正のケースもあるようですが、見た目がいまいちかっこわるいです。


もう少し探してみると、アクリル板をレーザーカッターで切って作られたケースが売られていました。
ProjectBox for Arduino (グレースモーク) [エレクトロニクス]
 
こちらのほうがなんかかっこいい感じです。価格もこっちの方が安いし。
写真にある黒っぽい半透明の他、透明色やカラーの物もあるようです。
Emerge+という、レーザーカッターの工房で製作しているケースをスイッチサイエンスさんで委託販売されているのですが、Amazonでも販売されてるようです。ややこしい。

ということで、こちらを購入してみました。
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パーツは合計6個で、保護のために紙が貼られていました。

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組み立てるのは簡単です。付属のアクリルねじで固定していきます。

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パタパタにもともとついていたステッピングモーターは大きいので、空いているスペースにネジ止めすることができました。こちらもモーターと同じく1カ所だけのネジ止めなので、少々不安定ですが…

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裏からみるとこんな感じ。配線がまだ長くて見栄えが悪いですね。これはそのうち…

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ということで、パタパタにArduinoとステッピングモーターをきれいに組み込むことができました。

上の写真ではArduinoからブレッドボードに配線が延びていて、スイッチにつながっていますが、このへんはまた後日。
スイッチを取り付けてボタンを押すとパタパタできるようにしていきます。
この間のGoogleのパタパタ文字入力と同じような感じになると思います。


  

最近あまり自分の作業に進捗がないので、パタパタに関する雑学(?)でも。

先日、お台場にある日本科学未来館へ行ってきたのですが、そこでパタパタを発見しました。
 
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「CHILDREN」とかいてあるところがパタパタです。

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作品名がわからないのですが、展示としては、世界中の様々な要素がどれくらいの数があるのかを見ることができる装置、といったもののようで(うろ覚え)、上の例では世界の子供にまつわるいろいろな数を表示していたんだと思います。他にもいろんな要素が選択できて、選択するとパタパタと切り替わります。

地味な展示のため、未来館のサイトにも全然説明がないので、ストリートビューの画像を貼付けておきます。動画を取り忘れたのが悔やまれます…


大きな地図で見る

パタパタの側面をズームしてみると、私の持っているパタパタにとても良く似ていることが分かります。金属のエンボスの感じとか、歯車やモーターの感じも同じ。同じメーカーなのかも!?

日本科学未来館のパタパタ
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うちのパタパタ(モーターは取り外してあります)
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未来館のパタパタの背面にはなにやら配線と基盤が…
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さすがに展示物だけあって、他の数字の表示とかとも連携したり、パタパタもしっかり制御されていて、適当に作っている私のとは違いました。って、比較するのも失礼ですが…

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日本科学未来館さん、これからも訪れる子供たちにパタパタの素晴らしさを伝えていってください!


なんとあのGoogleが、文字入力手段としてパタパタを採用しました。
その発想はなかった…
特許取られて今後パタパタを勝手に使えなくなるかもしれないですね!
今日は四月一日です

ステッピングモーターとか、すごく似たようなやつです。Googleのは左右についてますね。
L6470は使ってないようなので、別の制御方法なんでしょうね。
でもこんなのをエイプリルフールで簡単に作ってしまうGoogleはやっぱりすごいなあ。





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