弁理士Tajの発明研究ブログ

『発明にこだわる弁理士』を目指したいと考えています。
※掲載内容についての完全性・正確性は保証しておりません。

2016年07月

#大企業、有名人、ソフトバンク関連

ここ数日、ソフトバンク関連会社の特許を眺めている。
今回は創業者の孫正義氏。


孫正義BOTより
発明には3つのパターンしかありません。ひとつは世の中にある問題を解決する発明。ひとつは大きいものを小さくするなど形を変える発明。ひとつは部品を組み合わせる発明。
  → 「問題解決法」「水平思考法」「組み合わせ法」
    cf [新版]孫の二乗の法則: 孫正義の成功哲学


さて、現時点で、孫正義氏自身の発明の件数は以下の通り。
a. 「孫正義」を発明者に含む特許権     57件
b. a.のうち、発明者が「孫正義」のみの案件 31件
c. b.のうち、外国出願までした案件     4件

c.のうち、一番最近出願されたものを抽出してみた。



●特許4789931
・出願人:ソフトバンクBB株式会社
・発明者:孫正義
・出願日:2006/4/5

【請求項1】
 無線又は有線の通信手段を通じて、コンテンツサーバから配信されるコンテンツデータを、受信装置で受信して出力するシステムであって、
 前記コンテンツサーバは、
 複数のコンテンツデータを蓄積するコンテンツ蓄積部と、
 電波放送を通じて放送される放送コンテンツデータ、及び前記コンテンツ蓄積部に蓄積された各コンテンツデータの属性に応じて重み付けを行うコンテンツ分析部と、
 前記重み付けに応じて、前記放送コンテンツデータ、又は前記コンテンツ蓄積部のコンテンツデータを選択するコンテンツ選択部と、
 前記コンテンツ選択部により選択された放送コンテンツデータ又はコンテンツデータを、前記受信装置側で表示するためのチャンネルに割り当てるチャンネル割当部と
を備え、
 前記受信装置は、
 電波放送を通じて放送される放送コンテンツデータを受信するチューナー部と、
 前記通信手段を通じて、前記コンテンツデータを取得するネットコンテンツ取得部と、
 前記コンテンツデータと前記放送コンテンツデータとを切り替えて、或いは合成して出力する合成出力部と
を備え、
 前記チャンネル割当部は、前記受信装置側で受信される放送コンテンツについて、その時間枠に当該放送コンテンツが割り当てられた旨の制御信号を送信し、
 前記コンテンツ選択部は、前記時間枠にブランク信号を割り当て、
 前記合成出力部は、前記ブランク信号と、前記チューナー部で受信された放送コンテンツとを差替える
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。

 ↓ パテントファミリー

JP4789931 (B2)
CN101156445 (A)
EP1879391 (A1)
KR20070118645 (A)
US2009075583 (A1)
WO2006109651 (A1)

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

#大企業

ソフトバンク関連会社の特許を眺めている。今回はソフトバンク株式会社


◆会社の名称 (2015/7/1)
 (変更前)            (変更後)
・ソフトバンクモバイル株式会社 → ソフトバンク株式会社
・ソフトバンク株式会社       → ソフトバンクグループ株式会社

◆ニュースソース

孫正義氏の2010年のプレゼンテーション「Next 30-Year Vision」の中で言及された特許。眼鏡に自動翻訳の字幕がでるといったもの。既に特許化されていた。

眼鏡に関連する発明はイメージし易いので、インパクトがある。でも、個人的には「眼鏡」の発明より、「靴」に関連する発明の方が興味を惹かれる。現時点で、靴に関連する発明は1件だけ公開されているようだ(特開2015-196038:追記特許6054905)。


●特許5666219
・ソフトバンクモバイル株式会社
・現時点で外国出願なし

【請求項1】
 周囲の音を受音して音信号に変換する受音手段と、前方視界を撮像する視界撮像手段と、利用者が見ている実空間の前方視界内に情報を重ねて表示可能な表示手段とを備えた眼鏡型表示装置であって、
 前記視界撮像手段で撮像された前方視界の画像データから、利用者が会話している相手の話者の顔画像データ及び顔特徴データの少なくとも一方を抽出する顔関連データ抽出手段と、
 前記顔関連データ抽出手段で抽出された前記利用者が会話している相手の話者の顔画像データ及び顔特徴データの少なくとも一方に基づいて、前記受音手段から出力される音信号から該話者の音声信号を特定して抽出する音声信号抽出手段と、
 前記音声信号抽出手段で抽出された前記利用者が会話している相手の話者の音声信号をテキストデータに変換する音声認識手段と、
 前記音声認識手段で認識された前記利用者が会話している相手の話者の音声のテキストデータを、そのテキストデータの言語とは異なる他の言語のテキストデータに変換する翻訳手段と、
 前記翻訳手段で翻訳された前記利用者が会話している相手の話者の音声の前記他の言語のテキストデータを前記利用者が見ている実空間の前方視界内に重ねて表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする眼鏡型表示装置。

このエントリーをはてなブックマークに追加

#ソフトバンク関連、大企業

先日(【059】【060】【061】)から、ソフトバンク関連会社の特許を眺めている。今回はヤフー株式会社

◆株主構成
・ソフトバンクグループ(株) 2,071,926,400 36.4%
・YAHOO INC. 2,021,540,800 35.5%

現在、アメリカYahoo!(YAHOO INC.)とは独立して事業運営をしているとのこと。ソフトバンクもYAHOO INC.の株を多くは持っていない(ほとんどもっていない?)ようだ。


◆事業領域
ヤフー株式会社の事業領域のページをチェック。3つの事業区分があり、以下に大別されるようだ。
・マーケティングソリューション事業
 ・検索連動型広告
 ・ディスプレイ広告
・コンシューマ事業
 ・ヤフオク!
 ・Yahoo!ショッピング
 ・Yahoo!プレミアム
・その他の事業
 ・カード事業


検索連動型広告という単語がまず目に入ったので、今回は、ヤフー株式会社の拒絶査定不服審判で特許審決を得た特許のうち、「広告」+「検索連動」を含むものを抽出してみた。



●特許5480058
・ヤフー株式会社(YAHOO JAPAN CORP)
・現時点で、日本にのみ出願
【請求項1】
 広告と、その広告の表示条件として指定され、かつ、検索者の検索意図を示すアクションを文字列で表したアクション文字列と、を対応付けて記憶している広告記憶手段と、
 検索クエリを取得する検索クエリ取得手段と、
 取得された前記検索クエリに基づいて、その検索クエリに関する属性を表す単語の候補である属性候補語を生成する属性候補生成手段と、
 生成された前記属性候補語に対し、所定種別の単語の除去及び同義語の統一の少なくとも一方を含む所定のパターンによる単語処理を施すことにより前記属性を抽出するパターン処理手段と、
 抽出された前記属性に対応した、検索者の検索意図を示し、検索者の検索意図を表す動詞を含むアクションの候補を生成するアクション候補生成手段と、
 生成された前記アクションの候補を出力するアクション候補出力手段と、
 出力された前記アクションの候補のうち、アクションの指定を受け付けるアクション受付手段と、
 指定された前記アクションに応じて検索を実行する検索手段と、
 検索に係る前記アクションに対応する語の組に基づく検索用文字列を取得する文字列取得手段と、
 前記広告記憶手段に記憶されている広告のなかから、取得された前記検索用文字列と、広告に対応するアクション文字列と、の適合性を判断することにより、前記検索の結果とともに出力すべき広告を選択する広告選択手段と、
 を有することを特徴とする広告マッチング装置。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

#外国企業、Softbank関連

先日(【059】【060】)から、ソフトバンク関連会社の特許を眺めている。今回はスプリント


◆会社間の関係
・Sprint Corporationの株式の78%をソフトバンクの米国持株会社SoftBank Holdings Inc.が保有。
・Sprint Communications, Inc.は、Sprint Corporationの100%子会社。


◆ニュース
 Sprint Communications, Inc.がComcast Cable Communications LLCから、2,760万ドルの賠償金を勝ち取っていたようだと思ったら、以下のMEMORANDUM OPNIONがでていたようだ。
  ↓

MEMORANDUM OPNION 2015/8/1(?)

For the reasons set forth above, Comcast's motion for JMOL is granted with respect to non-infringement of all the asserted claims for every accused network. In the alternative, Comcast' s motion for a new trial is granted on the issue of infringement. In light of the present decision, Sprint's motion for prejudgment and post-judgment  interest is dismissed as moot. An appropriate order will be entered. 

結論として、スプリントの申請は却下されていたようだ。

なお、JMOLというのは、法律問題としての判決(Judgement as a Matter Of Law)のこと。
cf JMOL


●US5742605
・SPRINT COMMUNICATIONS CO
・USのみ出願

1.
 A SONET system which comprises: 
 (a) a plurality of SONET ring terminals; 
 (b) a plurality of SONET spans connecting the ring terminals to form an architecture comprising a plurality of rings wherein each ring is comprised of unique ring terminals and spans and is not comprised of any ring terminals and spans of another ring, and wherein particular spans of different rings are stacked within a single fiber route; and 
 (c) a plurality of connections between the rings that are operational to provide interconnectivity among the rings.


続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

#外国企業、フィンテック、Softbank関連

前回(【059】)、ソフトバンクのARM買収のプレスリリースを見たのだが、その過程でPayPalとの提携のプレゼン資料を見つけた。フィンテックのネタがあるかと思い見てみることにした。

  ↓
・2014/11/30まではキャンペーンをしていたようだ。
 PayPal Hereキャンペーン 「本キャンペーンは終了いたしました。」
  ↓
・2016/2/1でサービス停止になったようだ。
 PayPal Hereにアクセスすると、サービス終了の表示がでてくる。
 「この結果、PayPal Hereのサービスの提供を終了させていただくことになりました。」


今回は、ペイパルの特許のうち、拒絶査定不服審判で特許審決となったものを抽出。
※PayPal Hereの特許ではない 


●特許5946441
・ペイパル  インコーポレイテッド
【請求項1】
 顧客及び商人の間の支払取引を完了させるためのモバイル装置の動作方法であって、
 取引プロセスを開始するための商人支払認証要求メッセージを前記商人から受信する取引管理システムにより生成されかつ販売場所で前記顧客に提示されたチェックアウトトークンを取得するステップと、
 前記支払取引に関する前記モバイル装置からの情報と前記商人からの情報とが前記取引管理システムにより照合されるように、前記チェックアウトトークンから取得した情報を前記取引管理システムへ送信するステップと、
 前記支払取引に関連する情報を前記取引管理システムから受信するステップであって、前記支払取引に関連する情報は、前記取引管理システムに前記顧客が予め登録している一群の支払アカウントのうち、前記商人との支払取引に利用可能な支払アカウントが、前記顧客により選択されるように、少なくとも第1の所定のルールに基づいて作成された少なくとも第1の支払アカウントを特定する情報を含む、ステップと、
 前記支払取引を完了させるのに使用する選択された支払アカウントを示す情報が含まれている顧客支払認証要求メッセージを前記取引管理システムに送信するステップと
 を有する動作方法。

 ↓ 対応US出願

●US8380177 (B2)
・PAYDIANT INC [US]; LARACEY KEVIN [US] 
1.
 A method for operating a mobile device to complete a payment transaction between a customer and a merchant, where the merchant transmits a merchant payment authorization request message to a transaction management system to initiate transaction processing, the method comprising:
 causing a checkout token to be captured by the mobile device, the checkout token presented to the customer at a point of sale;
 transmitting, to said transaction management system, information captured from said checkout token;
 receiving, from said transaction management system, information associated with said payment transaction including information identifying a list of accounts associated with the customer; and
 transmitting, to said transaction management system, a customer payment authorization request message including information identifying at least one selected payment account for use in completing said payment transaction, said at least one selected payment account selected from said list of accounts.

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ