#大企業、訴訟ネタ

前回(【028】)既に言及したが、日亜化学工業は、立花エレテック+エバーライトと以前も争っている。


この事案で面白いのは、特許侵害だとするプレスリリースを日亜がしたことに対して、虚偽の事実だとして、立花エレテックが訴え返しているところだ。怒り心頭だったのだろう。


(特許権侵害訴訟) 日亜の負け/立花エレテックの勝ち
 日亜が立花エレテックを提訴するも棄却。

 日亜はさらに控訴するも棄却。


(関連訴訟) 日亜の勝ち/立花エレテックの負け
 立花エレテックが、先の侵害訴訟に関するプレスリリースが、不正競争行為だとして提訴。(不正競争防止法2条1項14号)
 立花エレテックの主張が認められる。

 日亜が控訴し、原判決が取り消される。


なお、こんな記事もあった。

本特許は無効審判が5回請求されている。
無効2013-800205
無効2012-800185
無効2011-800159
無効2011-800079
無効2011-800021

(追記)
関連訴訟で最高裁が上告不受理が決定したようだ。
LED製品めぐる訴訟、日亜化学の逆転勝訴確定 輸入商社の「嘘の事実公表」主張認めず 20170126


●特許4530094
・日亜化学工業株式会社
・外国出願多数

【請求項1】
  窒化ガリウム系化合物半導体を有するLEDチップと、該LEDチップを直接覆うコーティング樹脂であって、該LEDチップからの第1の光の少なくとも一部を吸収し波長変換して前記第1の光とは波長の異なる第2の光を発光するフォトルミネセンス蛍光体が含有されたコーティング樹脂を有し、
  前記フォトルミネセンス蛍光体に吸収されずに通過した前記第1の光の発光スペクトルと前記第2の光の発光スペクトルとが重なり合って白色系の光を発光する
発光ダイオードであって、
  前記コーティング樹脂中のフォトルミネセンス蛍光体の濃度が、前記コーティング樹脂の表面側から前記LEDチップに向かって高くなっている
ことを特徴とする発光ダイオード。

【0037】
  以上説明したフォトルミネセンス蛍光体を備えた発光ダイオードは、以下のような特徴を有する。
  1.通常、発光素子(LED)から放出される光は、発光素子に電力を供給する電極を介して放出される。放出された光は、発光素子に形成された電極の陰となり、特定の発光パターンを有し、そのために全ての方向に均一に放出されない。しかしながら、蛍光体を備えた発光ダイオードは、蛍光体により発光素子からの光を散乱させて光を放出するので、不要な発光パターンを形成することなく、広い範囲に均一に光を放出することができる。
  2.発光素子(LED)からの光は、単色性ピークを有するといっても、ある程度のスペクトル幅をもつので演色性が高い。このことは、比較的広い範囲の波長を必要とする光源として使用する場合には欠かせない長所になる。例えば、スキャナーの光源等に用いる場合は、スペクトル幅が広いほうが好ましい。