#産学連携、中小企業
ソウルバイオシス(Seoul Viosys)、ソウル半導体と見てきたなかで(【044】【045】【046】)、ナイトライド・セミコンダクター株式会社という名前が目に留まる。そもそも、ソウルバイオシスの設立にナイトライド・セミコンダクター社が深く関わっているようだ(参照記事)。
ソウルバイオシスは、2001年に日本のベンチャー企業であるナイトライド・セミコンダクター社がLED専門企業ソウル半導体に長波長UV LED(360nm〜400nm)の共同開発及び技術協力を提案し、2002年に設立されました。
この会社は、産学連携事業のモデルケースとして研究対象になり得ると思う。
cf ナイトライド・ニュース
・酒井・徳島大教授ら出資VB ニュービジネス協が支援 2000/4/14
・勝つ-中小企業のものがたり- ナイト・ライドセミコンダクター1 2009/6/9
・勝つ-中小企業のものがたり- ナイト・ライドセミコンダクター2 2009/6/10
・勝つ-中小企業のものがたり- ナイト・ライドセミコンダクター3 2009/6/11
・勝つ-中小企業のものがたり- ナイト・ライドセミコンダクター4 2009/6/12
相関図をまとめると以下の通り。
#酒井教授周辺の関係は変化している可能性があります#相関図は削除しました。
特許権の活用の仕方も独特だ。業界及び会社特有の事情がこのような契約に現れているのだろう。
・ソウル半導体Gとの特許・販売に関する優先契約の締結 2013/9/13
・UVLEDのナイトライドセミコン、ソウル半導体に特許独占使用権供与 2013/9/13
・ナイトライド、韓国社に独占使用権、紫外線LED特許45件。 2013/9/17
独占権供与に伴う新たなライセンス料を徴収しない代わりに、ナイトライド社に特許紛争が発生した場合、ソウル半導体が全面的に支援する。
さて、今回は、ナイトライド・セミコンダクタの保有する特許のうち、拒絶査定不服審判で特許審決を得たもの、かつ、海外パテントファミリーを有するものを眺めることにした。
(追記)
・酒井士郎+ナイトライド・セミコンダクター株式会社
【請求項1】
基板と、
前記基板上に成長させた第1GaN系層と、
前記第1GaN系層上に成長させた、GaNP層とGaN層を交互に積層してなり前記第1GaN系層の転位を抑制する多重量子井戸層と、
前記多重量子井戸層上に成長させた第2GaN系層と、
前記第2GaN系層上に成長させた発光層と、
を有し、
前記第1GaN系層と前記第2GaN系層は同一組成である
ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体装置。
↓ 対応USファミリー
●US7005685B2
1.
A gallium-nitride-based compound semiconductor device, comprising:
a substrate;
a GaN-based buffer layer formed on said substrate; and
a GaN-based compound semiconductor layer formed on said GaN-based buffer layer,
wherein
said GaN-based buffer layer comprises AlxGa1-xN1-yPy (0≤x≤1, 0<y<0.01).
これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。
コメント