弁理士Tajの発明研究ブログ

『発明にこだわる弁理士』を目指したいと考えています。
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#外国企業、AIスピーカ
#関連【143】

いよいよ来週からアマゾン・エコーが日本でも発売されるようだ。
というわけで、取り急ぎ備忘録をメモ。


随分前から、多くの人達がスキルの解説記事(ex.Alexa – 特集カテゴリー )を公開していて驚かされる。こういう人達が初期のスキルを作ったりしていたのだろうか。


アレクサ初心者用の解説はこのページがわかりやすいと思う。また同じ人が日本語スキルの解説ページも公開してくれている。
【祝Alexa日本上陸】とりあえず日本語でスキルを作ってみる(2017/11/08)
Utteranceは「発話」「発言」と訳されます。Alexa Skill Kitでは「Sample Utterances」という項目があり、そこにUtterancesと実際に実行されるSkillが結びつく形で設定されます。つまりここで「for a fact」と言うことによって、「for a fact」というUtteranceがどのIntent(後述)と結びつくのかをSample UtteranceからAlexaが判断することになります。ここの文章解釈にもDeep Learningの機能が使われており、多少の言葉のブレがあってもAlexaが聞き取ってくれます


音声解析となると、英語と日本語との語順の違いが気になってしまう。また、外人と一緒に生活する場合とかどうするのだろうか。また時間があるときに見直そうと思う。


◆特許調査(アマゾン)
さて、Amazonの音声解析関係の公開特許情報(日本)をピックアップしてみた。なかなか興味深い特許出願がでてくる。ただ、クレームの書き方がイマイチに思えるものが少なくない気もする。

抽出観点=「発話」+α

文献番号 発明の名称 出願番号 出願日 メモ
特開2015-149080 効率的な取引のためのユーザプロファイルおよび地理的位置 特願2015-047434 2015年3月10日  また、消費者は、オンラインショッピング等の仮想対話を益々快適に感じるようになってきている。しかしながら、現実世界とは対照的な仮想世界の相対的な利便性にも関わらず、摩擦およびセキュリティ懸念が、仮想対話の採択を依然として制限する。
特表2017-527844 音声アプリケーション・アーキテクチャ 特願2017-506995   制御サービスは、ユーザ音声を受信し、この音声に基づきユーザ・インテントを判定する。制御サービスにインストールされたアプリケーションがこのインテントに応答可能である場合に、そのアプリケーションを呼び出す。
特表2017-516153 以前の対話行為を使用する自然言語処理における文脈解釈 特願2016-567966   ユーザ発話の解釈及びユーザ発話へのシステム応答に関する文脈情報が保持され得る。後続のユーザ発話は、文脈を伴わず解釈されるのではなく、文脈情報を使用して解釈され得る。
特表2017-513047 音声認識における発音予測 特願2016-555771   自動音声認識(ASR)装置が、テキスト識別子の1つまたは複数の元言語の予測に基づきテキスト識別子(たとえば、曲名など)の発音を予測するよう構成されてもよい
特表2016-536626 多方向の復号をする音声認識 特願2016-517330   自動音声認識(ASR)処理システムにおいて、ASR処理は、ビーム形成器から受信された多チャンネルの音声に基づく音声処理をするように構成され得る。
特表2016-535312 高性能循環オーディオバッファ 特願2016-540281   音声バッファは、キャプチャするであろうユーザ・コマンドを予想して音声をキャプチャするために使用される。
特表2016-505888 発話認識電力管理 特願2015-547451    コンピューティングデバイスのための電力消費が、1つ以上のキーワードによって管理され得る。
特表2016-501391 発話対象の識別 特願2015-549543   音声処理システムが、ユーザーの発話がオーディオ提示のどの部分に言及するのかを判定し得るように、オーディオ提示の要素または他の部分に対するマーカーを生成するための機能を開示する。例えば、発話は、明示的な先行詞を伴わない代名詞を含み得る。
特表2015-537258 分散音声認識システムにおける音声モデル検索 特願2015-547478   自動音声認識システムにおける、音声認識モデルおよびデータの使用を管理するための機能が開示される。モデルおよびデータは、それらが受信される際、または発話がより一般的なまたは異なるモデルで初期処理される後に、非同期に検索され、使用され得る。


(追記)アマゾン関係のリンク
アマゾンのAI、トヨタ車に 今春にも上級セダン 北米自動車ショー(2018/1/16)



● US9286897 (B2) 
・"Speech recognizer with multi-directional decoding"
・優先日:2013/09/27
・出願日:2013/09/27

1.
A method for performing speech recognition, the method comprising:
receiving a multiple-channel audio signal comprising a first channel and a second channel, wherein the first channel and second channel are created using a beamformer and a microphone array, the first channel representing audio from a first direction, and the second channel representing audio from a second direction;
creating a first sequence of feature vectors for the first channel and a second sequence of feature vectors for the second channel;
performing speech recognition using the first sequence of feature vectors and the second sequence of feature vectors, wherein performing speech recognition comprises:
generating a first hypothesis using a speech recognition model and a first feature vector of the first sequence of feature vectors;
determining a first confidence score for the first hypothesis;
generating a second hypothesis using the speech recognition model and a second feature vector of the second sequence of feature vectors, wherein the second hypothesis is subsequent to the first hypothesis in a speech recognition result network;
determining a second confidence score for the second hypothesis;
determining that the first confidence score is greater than the second confidence score;
determining a speech recognition output using the first hypothesis;
determining that the first direction is associated with a direction of a speaker;
determining, at a later time, a new sequence of feature vectors corresponding to further audio from the first direction;
performing speech recognition on the new sequence of feature vectors to obtain a new hypothesis; and
increasing a confidence score of the new hypothesis.


 ↓ 対応JP出願

特表2016-536626
【発明の名称】多方向の復号をする音声認識
【出願人】アマゾン  テクノロジーズ  インコーポレイテッド

【請求項1】
 音声認識実行方法であって、
 
第1チャンネル及び第2チャンネルを含む多チャンネルの音声信号を受信することであって、前記第1チャンネル及び前記第2チャンネルはビーム形成器及びマイクロフォンアレイを使用して作成され、前記第1チャンネルは第1方向からの音声を表し、前記第2チャンネルは第2方向からの音声を表す、前記受信することと、
 
前記第1チャンネルの第1シーケンスの特徴ベクトル及び前記第2チャンネルの第2シーケンスの特徴ベクトルを作成することと、
 
前記第1シーケンスの特徴ベクトル及び前記第2シーケンスの特徴ベクトルを使用して音声認識を実行することであって、前記音声認識の実行は、
  
音声認識モデルと前記第1シーケンスの特徴ベクトルの第1特徴ベクトルを使用して第1仮説を生成することと、
  
前記音声認識モデルと前記第2シーケンスの特徴ベクトルの第2特徴ベクトルを使用して第2仮説を生成することとを含み、前記第2仮説は音声認識結果ネットワークの前記第1仮説に続いている、
 
前記実行することと
を含む前記方法。

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#外国企業、AI

東芝メモリ(関連【115】)のニュースが連日報道される中、先日、久々に東芝メモリ以外の東芝関連ニュースを見た。スマートスピーカーとか。東芝にとって吉とでるのだろうか?
東芝、Alexa搭載のスマートスピーカーを北米に投入 日本は「来年発表」 2017/09/25


さて、スマートスピーカーのニュースを見て、「グーグルホーム」がそろそろ日本でも発売されそうだということを思い出した(※)。私の仕事にも影響しそうなので少しまとめてみた。

◆音声解析システムとデバイス
まず名前の整理。音声解析システムの名前と、それを利用するデバイスの名前との対応関係は以下の通り。この分野ではアマゾンが独走していてグーグルがそれを追っているという状況のようだ。他にも複数のメーカーがいろいろな製品を投入している(しようとしている)。

Company System Device
Amazon Alexa Echo
Google Google asistant Google Home
Apple Siri HomePod
Microsoft Cortana  


(その他1) 日本製品
Company System Device
LINE Clova WAVE
Panasonic Google Assistant SC-GA10
Sony Google Assistant LF-S50G
Toshiba Alexa(米国)
RECAIUS(日本)
TH-GW10
(※Onkyoと同一)
Onkyo Alexa
Google Assistant
VC-FLX1
「G3」(VC-GX30)
Sharp エモパー ホームアシスタント
NTTDoCoMo
フォーティーズ
corevo petoco
Softbank
プレンゴアロボティクス
? プレンキューブ
エーアイ
TIS株式会社
AICloud AISonar

(その他2) 外国製品
Company System Device
Nvidia Google Assistant SPOT
Harman Kardon Cortana Invoke
Essential  ? Essential Home
Lenovo Alexa Home Assistant Pack
Alibaba AliGenie Tmall Genie
(天猫精灵X1)
Xiaomi 同学 Mi AI Speaker
Samsung Bixby Vega
LG Electronics Google Assistant
Alexa
Deep ThinQ
?


(その他3) 変り種
Company System Device
Aevena  Alexa Aire

Aire - World's First Self-Flying Drone for The Home
 →こういう発想がイケテルなぁ、と思わされてしまう。

◆リンク
AIスピーカーは生活をどう変える?  2017/09/25

◆コメント
下図はプラットフォーム技術のイメージ。いつの間にか参入障壁が出現してきて、端に追いやれていく。これを回避するために、先回りの経営戦略を打って、参入障壁にぶち当たらないようにする必要がある。そのために少しでも役立つような特許権の取得が望まれるのかと思う。弁理士としては、そのような意識をもって発明を扱いところ。

barriers to entry _taj

冒頭の東芝の場合、多くの自社製品が音声認識プラットフォーム上に乗っかることになるので、スマートスピーカに関与せざるを得ない状況なのかと思う。ただ、Amazon EchoやGoogle Homeより高い価格帯の製品を北米市場に投入して勝負になるのだろうか。


◆特許調査(グーグル)
Google asistantで使用されているであろう公開特許情報(日本)をピックアップしてみた。
抽出観点は「ホットワード」。

文献番号 発明の名称 出願番号 出願日 メモ
特開2017-126317 複数のデバイスにおけるホットワードの検出 特願2016-174371 2016年9月7日 最も小さい遅延を有する(したがって、ユーザに最も近そうである)コンピューティングデバイスは、他のコンピューティングデバイスに信号を送信して、このコンピューティングデバイスがホットワードに続くさらなる音声を処理することを示す。
特開2017-076117 ホットワード認識 特願2016-179290 2016年9月14日 音声を介したモバイルデバイスへのアクセスをロック解除または有効にするためにホットワードを使用して、リプレイ攻撃を阻止する。リプレイ攻撃は、無許可のユーザが、デバイスの所有者または許可されたユーザによって話されたホットワードに関するオーディオをキャプチャし、デバイスへのあるレベルの無許可のアクセスを得るためにそれをリプレイする処理である。
特開2017-072857 複数のデバイス上でのホットワード検出 特願2016-250670 2016年12月26日 省電力モードにあるコンピューティングデバイスにより、特定の所定ホットワードの発話に対応するオーディオデータを受信するステップ」

遠くない未来、多数のデバイスがホットワードを常に聴取するようになるであろう。1人のユーザが自身の声に応答するように訓練された複数のデバイス(例えば、電話機、タブレットコンピュータ、TV等)を有する場合、ユーザは、自身が意図して話し掛けたものではないデバイスによるホットワードへの応答を抑制することを望むであろう。
特開2017-068243 発話者の検証のための動的な閾値 特願2016-151822 2016年8月2日 ユーザデバイスは、発話がホットワードを含むかどうかを判定し、発話の発話者がデバイスの認可されたユーザであるかまたは詐称者であるかを特定するための発話者の検証を実行する。

特開2017-027049 個別化されたホットワード検出モデル 特願2016-143155 2016年7月21日 ユーザによる1つまたは複数の登録発話を受け取った後に、システムは、他のユーザによるホットワードの他の発話を識別し、ユーザによる登録発話に類似する発話を選択し、選択された発話および登録発話を使用して個別化されたホットワード検出モデルを生成することができる。
特表2017-520008 複数のデバイス上でのホットワード検出 特願2016-551250   本明細書は、ホットワードに反応するために適切なデバイスを選択するとともに、その他のデバイスによるホットワードへの反応を抑制するという課題を扱う。
特表2017-513037 複数のデバイスにおけるホットワードの検出 特願2016-549271   「前記遅延時間の量が経過した後で、前記音声データの発話認識処理を前記コンピューティングデバイスが開始することを示す信号を送信するステップ」
特表2017-507352 発話者の検証のための動的な閾値 特願2016-549233   発話者の検証を実行する際、ユーザデバイスは、認可されたユーザに関連する音声テンプレートとの発話の類似性に基づいて発話に関する信頼性スコアを生成し、信頼性スコアを閾値と比較する。さらに、ユーザデバイスは、背景雑音の量などの発話に関連する周囲の状況(environmental context)も特定し、周囲の状況および信頼性スコアを示すデータセットをさらなる処理のためにサーバに送信する。

(追記)
いよいよグーグルホームが日本発売されるようだ。果たしてどうなるのだろう。
Google Home今週日本発売。49ドルの小型スマートスピーカー「Google Home Mini」も 20171005

・"Hotword recognition"
・優先日:2015/10/16
・出願日:2015/11/17

1. A computer-implemented method comprising:
receiving audio data corresponding to an utterance that is received while a computing device is operating in a lock mode, the computing device being configured to exit the lock mode based on determining that the audio data corresponds to a hotword;
determining that the audio data corresponds to the hotword;
generating a hotword audio fingerprint of the audio data that is determined to correspond to the hotword;
determining a similarity between the hotword audio fingerprint and one or more stored audio fingerprints of audio data that was previously determined to correspond to the hotword;
detecting whether the hotword audio fingerprint matches a stored audio fingerprint of audio data that was previously determined to correspond to the hotword based on whether the similarity between the hotword audio fingerprint and one of the one or more stored audio fingerprints satisfies a predetermined threshold; and
in response to detecting that the hotword audio fingerprint matches a stored audio fingerprint, preventing the computing device into which the utterance was spoken from exiting the lock mode despite determining that the audio data corresponds to the hotword.

 ↓ 対応JP出願

特開2017-076117
【発明の名称】ホットワード認識
【出願人】グーグル  インコーポレイテッド

【請求項1】
 コンピュータによって実施される方法であって、
 発声に対応するオーディオデータを受信するステップと、
 前記オーディオデータがホットワードに対応すると判定するステップと、
 前記ホットワードに対応すると判定された前記オーディオデータのホットワードオーディオフィンガプリントを生成するステップと、
 前記ホットワードオーディオフィンガプリントと、前記ホットワードに対応すると以前に判定されたオーディオデータの1つまたは複数の記憶されたオーディオフィンガプリントとの間の類似性を判定するステップと、
 前記ホットワードオーディオフィンガプリントと、前記1つまたは複数の記憶されたオーディオフィンガプリントのうちの1つとの間の前記類似性が、あらかじめ決定されたしきい値を満足するか否かに基づいて、前記ホットワードオーディオフィンガプリントが、前記ホットワードに対応すると以前に判定されたオーディオデータの記憶されたオーディオフィンガプリントと一致するか否かを検出するステップと、
 前記ホットワードオーディオフィンガプリントが、記憶されたオーディオフィンガプリントと一致することを検出するステップに応じて、前記発声が話されたコンピューティングデバイスへのアクセスを無効化するステップと
を備える方法。


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#実務ネタ(米国)、最高裁(米国)

ノンビリしてたら既に3か月以上経過してしまった。
本件は特許関係者にとっては今年一番の話題になりそうな話だ。


◆概要
インクカートリッジの再販売が特許侵害に該当するか否か。原則として、使用済みインクカートリッジは特許権が消尽(※)しているので、インクを補充して再販売するのは合法と認められる。ただ、それだと、すぐに互換品が作られて、インクカートリッジを開発した人の儲けが減ってしまう。そこで、インクカートリッジを開発した人は、再販売されないように契約等で工夫することがある。

本件では、原告のLexmark社は、インクカートリッジの販売に際して2つのオプションを提示していた。一つは、条件なしでそのまま販売するというもの。もう一つは、1回使用後にLexmark以外に譲渡しないなら20%引きで販売するというもの。

後者の条件でインクカートリッジを購入したのに、Lexmark以外に譲渡した場合に、特許権侵害が問えるか否かが問題になった(論点1)。加えて、海外での販売に対して特許権が消尽するか否かも問題になった(論点2)

※消尽
 特許権の消尽というのは、一度適法に流通に置かれた特許製品については、特許権が用い尽くされたとして特許権の効力が及ばない状態になることをいう。国内消尽と国際消尽というのがある。
Q3.特許権にかかる並行輸入(経済産業省)


◆判例
IMPRESSION PRODUCTS, INC. v. LEXMARK INTERNATIONAL, INC. (2017/5/30)

〇結論
論点1,2の何れについても特許権は消尽し、特許権を行使することはできない
ただし、契約法で相手方と争うことは可能(特許法では争えない)。

〇原告の製品
原告(Lexmark)は1回使用のみ認める条件の製品に対しては、再使用を禁止するためのマイクロチップを搭載していた。

〇被告の行為
被告(Impression)はこの再使用を禁止するマイクロチップの効果を無効化して、原告の製品を再販売していた。

〇修理と再生産
原告の製品のマイクロチップの効果を無効化して、再使用できるように改造する行為は、『修理』の範囲とみなされるようだ。これが『修理』ではなく『再生産』とみなされるのであれば、特許権は消尽しないのだろう。この点が、モンサントの事件(【093】)や、日本のインクタンク事件(【094】)とは異なるのかと思う。

(疑問点)マイクロチップの内容が特許クレーム上に明記されていれば、修理ではなく再生産とみなされる可能性があったのだろうか?


◆国際消尽
米国では、国際消尽が認められたことになる。
日本では黙示の実施許諾が採用されているので日米間の判断に相違がある。

国際消尽が認められると、次のような話になるのかと思う。
・A社が米国で特許権を取得する。
・A社が米国でその特許権に係る製品Xを1300円で売る。
・A社がインドで製品Xを1000円で売る(物価を考慮して安い価格設定)。
・B社がインドで製品Xを買い占める。
・B社が米国で製品Xを1200円で売る(B社製品がA社製品よりも安くなる)。
 ⇒このとき、A社はB社に米国特許権を行使できない(∵国際消尽)。


◆Lexmarkと船井電機
さて、このLexmarkの事業であるが、船井電機が引き継いでいたようだ。
ただ、どうも良くなかったようだ。



◆Lexmarkの特許

米国特許 出願日 特許ファミリー文献
US5337032 1993/2/26 DE69312675 (T2)   EP0613063 (A1)   EP0613063 (B1)   JPH06274032 (A)  
US5634169  1996/2/16 AR005618 (A1)   AT248389 (T)   AU1257097 (A)   AU693732 (B2)   CA2197620 (A1)   CA2197620 (C)   DE69724305 (T2)   DE69733700 (T2)   DE790536 (T1)   EP0790536 (A2)   EP0790536 (A3)   EP0790536 (B1)   EP1291732 (A1)   EP1291732 (B1)   EP1522904 (A2)   EP1522904 (A3)   ES2109910 (T1)   GR980300007 (T1)   JP3581894 (B2)   JPH1026872 (A)   SG45532 (A1)   TW315429 (B)   US5942067 (A)   
US5758231  1996/12/20   DE69720936 (T2)   EP0849641 (A1)   EP0849641 (B1)   JPH10198152 (A)   MX9710430 (A)   
US5758233  1996/12/20 AR011042 (A1)   AU4841997 (A)   AU722655 (B2)   BR9706419 (A)   BR9706419 (B1)   CA2225310 (A1)   CA2225310 (C)   DE69719705 (T2)   EP0849643 (A1)   EP0849643 (B1)   JPH10186821 (A)   MX9710426 (A)   TW385378 (B)   
US5768661  1996/12/20 AU4835497 (A)   AU722538 (B2)   BR9706402 (A)   BR9706402 (B1)   CA2225299 (A1)   CA2225299 (C)   DE69727900 (T2)   EP0849647 (A1)   EP0849647 (B1)   JPH10186819 (A)   MX9710329 (A)   
US5802432  1996/12/20 AU4841897 (A)   AU722848 (B2)   BR9706455 (A)   BR9706455 (B1)   CA2225710 (A1)   CA2225710 (C)   DE69724929 (T2)   EP0864945 (A1)   EP0864945 (B1)   JPH10221942 (A)   MX9710429 (A)   
US5875378  1996/12/20 AR011296 (A1)   AU4835397 (A)   AU723165 (B2)   BR9706427 (A)   BR9706427 (B1)   CA2225307 (A1)   CA2225307 (C)   DE69720156 (T2)   EP0849642 (A1)   EP0849642 (B1)   ES2196271 (T3)   JPH10198151 (A)   MX9710290 (A)   SG53132 (A1)   TW370635 (B)  
US5995772  1996/12/17 AR010782 (A1)   AU4829897 (A)   AU728152 (B2)   CA2225021 (A1)   EP0859290 (A1)   JPH10198150 (A)   MX9710288 (A)   SG68644 (A1)   TW390979 (B)   
US6009291  1998/02/18
(1997/01/27)
CN1154024 (C)   CN1204072 (A)   DE69821421 (T2)   EP0903644 (A2)   EP0903644 (A3)   EP0903644 (B1)   JPH11102097 (A)   TW378285 (B)   
US6078771  1999/09/22  AU5951600 (A)   AU771370 (B2)   BR0004380 (A)   BR0004380 (B1)   CA2320384 (A1)   CA2320384 (C)   CN1290872 (A)   DE60026242 (T2)   EP1087266 (A2)   EP1087266 (A3)   EP1087266 (B1)   JP2001100518 (A)   KR100831696 (B1)   KR20010050553 (A)   MXPA00009291 (A)   TW512260 (B)   
US6397015  2001/05/31 BR9700989 (A)   BR9700989 (C1)   US6009285 (A)   US6169860 (B1)   US6295422 (B1)   US6397015 (B2)   
US6459876  2001/07/18 WO03009067 (A1)  
US6487383  2001/04/12 AT528696 (T)   EP1430365 (A1)   EP1430365 (A4)   EP1430365 (B1)   US6487383 (B2)   WO02084409 (A1)   
US6496662  2002/06/19 AU2003238275 (A1)   EP1535117 (A1)   EP1535117 (A4)   WO2004001511 (A1)  
US6678489  2002/01/15 US2004126133 (A1)   US2005147430 (A1)   US2007019986 (A1)   US6678489 (B1)   US6879792 (B2)   US7139510 (B2)   US7305204 (B2)   
US6816692  2003/05/21 US6816692 (B1)  
US6871031  2003/03/20 US6871031 (B2)  
US6879792  2003/12/15 US2004009007 (A1)   US2005147430 (A1)   US2007019986 (A1)   US6678489 (B1)   US6879792 (B2)   US7139510 (B2)   US7305204 (B2)   
US7139510  2005/02/14 US2004009007 (A1)   US2004126133 (A1)   US2007019986 (A1)   US6678489 (B1)   US6879792 (B2)   US7139510 (B2)   US7305204 (B2)   
US7233760  2004/12/13 US7233760 (B2)  
US7305204  2006/09/26 US2004009007 (A1)   US2004126133 (A1)   US2005147430 (A1)   US6678489 (B1)   US6879792 (B2)   US7139510 (B2)   US7305204 (B2)   

◆コメント
上記(疑問点)に関連し、プログラムの特許がないかをチェック。以下の特許などは関連していそうな気がする。マイクロチップのプログラムを元に戻すことであれば『再生産』になると思うのだが、単にプログラムを無効化するのは『修理』になるということだろうか。それであれば侵害回避は容易だろう。




US5634169
・Multiple function encoder wheel for cartridges utilized in an electrophotographic output device 
・Filing date:Feb 16, 1996
・Priority date:Feb 16, 1996
・Original Assignee:Lexmark International, Inc.

1.
A cartridge for an electrophotographic machine, comprising:
a sump for carrying an initial quantity of toner;
a shaft mounted for rotation in said sump, and a paddle mounted thereon in such a manner that when said shaft rotates, said paddle rotates therewith, into, through and out of engagement with toner carried within said sump;
an encoder wheel mounted on said shaft, externally of said sump; said encoder wheel positioned for mating coaction with a code wheel reader when said cartridge is in a home position in an electrophotographic machine; and
a torque sensitive coupling connected to said shaft for connection to a drive means in said machine, when said cartridge is installed in said machine, to effect rotation of said shaft, paddle and encoder wheel;
said encoder wheel configured for indicating, in conjunction with said coded wheel reader, one or more cartridge characteristics to said machine.

 ↓ 対応JP特許

【発明の名称】電子写真機械用のカートリッジ
【出願日】平成9年2月17日(1997.2.17)
【優先日】平成8年2月16日(1996.2.16)
【特許権者】レックスマーク・インターナショナル・インコーポレーテツド

【請求項1】
 トナーを担持するサンプと、
 前記サンプ内で回転するように取り付けられたシャフト、および前記シャフトが回転した際に、パドルがそれとともに回転し、前記サンプ内に担持されたトナーに入り、トナーを通り、そしてトナーと係合しなくなるようにシャフト上に取り付けられたパドルと、
 前記シャフト上の前記サンプの外部に取り付けられ、カートリッジが電子写真機械内の基準位置にある場合に、コード・ホイール・リーダと対となって協働するように配置されたエンコーダ・ホイールと、
 前記カートリッジを前記機械内に設置した場合に、前記シャフト、パドルおよびエンコーダ・ホイールの回転をもたらすために、前記シャフトを前記機械内の駆動手段に間接的に接続するように前記シャフトに接続されて、前記サンプ中のパドルの動きに対するトナーによる抵抗を感知可能なトルク感知継手と、
 前記コード・ホイール・リーダを用いて、複数のカートリッジ特性を前記機械に示すように構成された前記エンコーダ・ホイールと
 を含む、電子写真機械用のカートリッジ。


【0021】
本発明の他の目的は、供給EPカートリッジと関連する単一のエンコーダ・ホイールに、これらに限定されないが、PCドラム・タイプ、無許可のカートリッジが機械内で使用されるのを防止する「ベンダー(売り手)  ID」、元のカートリッジ容量を示す情報、トナーがMICRトナー(銀行小切手用の磁性物質など)であるのかまたは非MICRトナーであるのか、およびカートリッジ・サンプ内のトナーのレベルの検出を含む情報を提供することである。


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#SoftBank関連、外国企業

ソフトバンクが好調のようだ。
いつのまにかエヌビディアの4位株主にもなっている。
ソフトバンクの4~6月期、営業利益50%増 米携帯子会社が改善 (2017/8/7)

取得時期にもよるが、孫氏の投資判断は賢明だった可能性がある。エヌビディアの株価は昨年1年間で3倍になり、今年も年初から28%上昇している。時価総額は800億ドル。

エヌビディア(wiki)
ここ数年、深層学習(ディープラーニング)という言葉が流行っているが、その処理に適したGPU(画像処理半導体)技術で存在感を出しているのがこの会社だ。
「Be a learning machine (学び続ける機械であれ)」
「Be intellectually honest (知的に誠実であれ)」
「Measure yourself against the speed of light (”光速”と自分を比較せよ)」


◆エヌビディアの過去の知財関連記事

◆特許件の取得状況
NVIDIAの米国と日本との特許件数を簡易チェックしてみた。日本では2012年以降は権利化をしていないようだ。日本で特許権を取得することに意味がなくなったということなのだろうか。

NVIDIA_jp
NVIDIA_us


◆特許事件
上記記事にあるように、エヌビディアは、サムソン及びクゥアルコムに対して過去に特許訴訟していた。対象特許は以下のとおり。

US patent NosTitleAlso published asPriority date
6,198,488Transform, lighting and rasterization system embodied on a single semiconductor platformUS6198488 (X6)   AT512427 (T)   AU2064501 (A)   CA2392370 (A1)   CA2392370 (C)   EP1238371 (A1)   EP1238371 (A4)   EP1238371 (B1)   EP1238371 (B9)   EP1238371 (B9)   JP2003515853 (A)   JP2007193835 (A)   JP4306995 (B2)   JP4608510 (B2)   US2001005209 (A1)   US2002027553 (A1)   US2002047846 (A1)   US2002105519 (A1)   US2003103050 (A1)   US2003112245 (A1)   US2003189565 (A1)   US6342888 (B1)   US6462737 (B2)   US6577309 (B2)   US6650331 (B2)   US6992667 (B2)   US7009607 (B2)   US7034829 (B2)   US7064763 (B2)   WO0141073 (A1) 1999/12/6
6,992,667Single semiconductor graphics platform system and method with skinning, swizzling and masking capabilitiesAT512427 (T)   AU2064501 (A)   CA2392370 (A1)   CA2392370 (C)   EP1238371 (A1)   EP1238371 (A4)   EP1238371 (B1)   EP1238371 (B9)   EP1238371 (B9)   JP2003515853 (A)   JP2007193835 (A)   JP4306995 (B2)   JP4608510 (B2)   US2001005209 (A1)   US2002027553 (A1)   US2002047846 (A1)   US2002105519 (A1)   US2003103050 (A1)   US2003112245 (A1)   US6198488 (B1)   US6342888 (B1)   US6462737 (B2)   US6577309 (B2)   US6650331 (B2)   US6992667 (B2)   US7009607 (B2)   US7034829 (B2)   US7064763 (B2)   WO0141073 (A1)  1999/12/6
7,038,685Programmable graphics processor for multithreaded execution of programs US7038686 (B1)  2003/6/30
7,015,913Method and apparatus for multithreaded processing of data in a programmable graphics processorUS7015913 (X6)  2003/6/27
6,697,063Rendering pipeline   1997/1/3
7,209,140System, method and article of manufacture for a programmable vertex processing model with instruction set  US7697008 (B1)   US7755636 (B1)   US8259122 (B1)   US8264492 (B1)  1999/12/6
6,690,372System, method and article of manufacture for shadow mapping  US6690372 (B2)   US7119806 (B1)  2000/5/31

今回はこの特許訴訟で使われた特許をピックアップ。

(追記)
 ゲーム用半導体が自動運転やAIで採用されるようになったのは偶然ではない。エヌビディアが大学や研究所などに向けて科学技術用のGPUを発売したのは06年。株式市場がGPUの大きな可能性に気がついたのはここ1~2年だが、エヌビディアの経営陣は10年前から、GPUがAIや自動運転を担う未来を構想し、種をまいてきた。



US6198488
・『Transform, lighting and rasterization system embodied on a single semiconductor platform 』
・優先日:1999/12/6
・登録日:1999/12/6

1.
A graphics pipeline system for graphics processing, comprising:
(a) a transform module adapted for being coupled to a buffer to receive vertex data therefrom, the transform module being positioned on a single semiconductor platform for transforming the vertex data from object space to screen space;
(b) a lighting module coupled to the transform module and positioned on the same single semiconductor platform as the transform module for performing lighting operations on the vertex data received from the transform module; and
(c) a rasterizer coupled to the lighting module and positioned on the same single semiconductor platform as the transform module and lighting module for rendering the vertex data received from the lighting module;
(d) wherein at least one of the transform module and the lighting module includes a sequencer for executing multiple threads of operation in parallel through a plurality of logic units thereof.

 ↓対応JP特許

【発明の名称】単一の半導体プラットフォームで支持される変換、ライティング、ラスター化システム
【出願日】平成12年12月5日(2000.12.5)
【優先日】平成11年12月6日(1999.12.6)
【特許権者】エヌヴィディア  コーポレイション

【請求項1】
 グラフィック処理のためのグラフィックパイプラインシステムであって、
 (a)バッファから頂点データを受信するためにバッファに結合されるように構成され、オブジェクトスペースからスクリーンスペースへ頂点データを変換するために、単一の半導体プラットフォーム上に位置される変換モジュールと、
 (b)変換モジュールに結合され、そして変換モジュールから受信された頂点データについてライティング演算を実行するために、変換モジュールと同一の単一の半導体プラットフォームに位置されているライティングモジュールと、そして
 (c)ライティングモジュールに結合され、ライティングモジュールから受信される頂点データをレンダリングするために、変換モジュールおよびライティングモジュールと同一の単一の半導体プラットフォームに位置されているラスター化装置とを具備し、
 (d)変換モジュールとライティングモジュールの少なくとも1つはコードセグメントを記憶するための関連したマイクロコードメモリを有するシーケンサを含み、
 前記シーケンサは複数の論理装置により前記コードセグメントについて並列に多数の演算スレッドを実行するためのシーケンスを決定し、
 モード状態を示すモードビットを受信するバッファを含むシーケンサにより頂点データを処理し、
 モード状態に適切な処理動作を実行するために受信されたモードビットに基づきコードセグメントを選択するシーケンサにより頂点データを処理する異なる動作モードを有するシステム。



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#外国企業

たまたまだが、こんな記事を見つけた。
おもちゃの特許で、カナダ企業Spin Masterが中国で侵害訴訟を提起したようだ。
世界ではこんなことが起きているんだな、と驚いてしまった。
Spin Master Sues Chinese Manufacturer for Alleged Patent Infringement of Hatchimals(2017/3/27)


もう少し調べたら、実はこのおもちゃは大ブームだった。
私からすると可愛いいキャラクターには見えないだがなぁ。


海外ではハッチマルだが、日本では「ウーモ」と呼ぶようだ。
日本ではタカラトミーが販売している。
商品情報|うまれて!ウーモ|タカラトミー


なお、Spin Masterという会社は、以前取り上げたSwimways(【009】)を買収した会社のようだ。


◆時系列

  米国 中国 日本
2015/10/15 特許出願    
2016/5/31   実用新案登録出願  
2016/6/14     商標登録出願
(2件)
2016/9/23     商標登録(2件)
2016/10/7 世界同時発売(Hatchimals) 世界同時発売 世界同時発売
(生まれたてウーモ!)
2016/12/7   実用新案権登録  
2017/1/24 特許登録    
2017/3/27   中国で提訴  

◆その他の知財権(日本) 
・商標登録第5883080号(HATCHIMALS)
・商標登録第5904478号(ウマレテウーモ)

◆コメント
本件では中国で実用新案権で権利行使している点が興味深い。改めて、中国での実用新案権の活用について着目したいと思う。中国では、特許権よりも実用新案権での権利取得をした方がよいケースが少なくない気がする。

あと、日本ではどのように模倣品を保護するつもりだろうか。個人的にはウーモ自体が可愛いとは思えないので、他のキャラクターでも売れる気がするし、そうしたら著作権侵害は回避できると思う。それに応じて称呼を変えれば商標権侵害も回避できるだろう。あとは不正競争防止法でどの程度保護できるのかが疑問。


1.
一种玩偶组合件,其特征在于,包括:
壳体;
设置在壳体内的玩偶,其中玩偶包括破壳机构,所述破壳机构可操作以打破壳体来露出玩偶;
设置在所述壳体或所述玩偶上的至少一个传感器,所述至少一个传感器可检测所述玩偶组合件与使用者的交互;以及
设置在所述玩偶上的控制器,所述控制器与所述至少一个传感器和所述破壳机构相关联,以便所述控制器操作所述破壳机构打破壳体来露出玩偶。

 ↓ 「中韓文献 翻訳・検索システム」の訳

【実用新案登録請求の範囲】
1.
人形組立て品、以下を含むことを特徴とする:
ハウジング;
筐体内に設置する人形、そのうち人形は破殻機構を含み、前記破殻機構は操作可能であることでハウジングを打破し人形を露出させる;
前記ハウジングあるいは前記人形に設置する少なくともセンサは、前記少なくともセンサは前記人形組立て品と利用者のインタラクティブを検出することができる;及び
前記人形に設置する制御部、前記制御部と関連した少なくとも前記センサと前記破殻機構、前記コントローラ動作前記破殻機構はハウジングを打破し人形を露出させるために。

 ↓ 対応US特許

『Assembly with toy character in housing』
・出願日:2015/10/15
・登録日:2017/1/24

1.
A toy character assembly, comprising:
a housing;
a toy character inside the housing, wherein the toy character includes a breakout mechanism that is operable to break the housing to expose the toy character;
at least one sensor that detects interaction with a user; and
a controller configured to determine whether a selected condition has been met based on at least one interaction with the user, and to operate the breakout mechanism to break the housing to expose the toy character if the condition is met,
wherein the toy character includes a rotation mechanism configured to rotate the toy character in the housing and
wherein the controller is configured to operate the rotation mechanism when operating the breakout mechanism in order to break the housing in a plurality of places.

 
 
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