2007年07月

2007年07月31日

片隅に置いていく

「どんな人? 見たとうりこんな感じだよ。
ん? さっきいきなり大阪弁にならななかった?」

[ あっ! 俺生まれは大阪なんですよ・ だからたまに出るんですよね。]

「 それにしては標準語上手いね!」

[あー まぁ最初こっちに来た時に 【大阪弁だ スゲー】 みたいに散々言われましたからね・ なんかそんなんが嫌だから無理矢理練習したんですよ。 ]



「僕も知り合いに大阪の人いるよ・ ソイツはこっちでも普通に大阪弁だけどね。」


[その人が羨ましいです…]


[んで・ どんな人なんすか? 仕事とか何してるんですか? ]





どうする? 説明が難しい… 本当のこと言ったとしてこの子理解できるか?
… … … まぁいいか。




【僕は公務員だよ数ある中のひとつの】









車の中・田村は少し疲れたので眼鏡と携帯を置く。

「あんな出会いが二回もあるって 凄い偶然だな… 必然なのかも」


ホームレスの彼と別れてからなんか懐かしくなってさっきまでずっと三年前のあの日の夜のことblogに書いていた。





【似てたのかなもな あの二人。】




【黒江…
何処に。 】


paund1 at 14:17|PermalinkComments(0)clip!

2007年07月12日

昔話しの核心

【なんの音?】

突然自転車が倒れたらしい…


「あれ君の自転車?」
言った瞬間にもう自転車に駆け寄っている黒哇。

「その自転車気に入ってるんだ」」

[あー まぁ金掛かってますからね これ ]

確かに普段見かける自転車とは違うな・簡単に言えばロードレース用のマシンみたいな物だと思う。


[つーか田村さんってどんな人なん?]


paund1 at 22:57|PermalinkComments(0)clip!

2007年07月08日

現実の逃避と視界に写る歪み


[そっちの名前こそ偽名っぽいですよ]



「いやいや 僕のは正真正銘の本名ですよ」


[髪型も古畑さんに似てますよ]

「これは自然に髪型を替えていく内にこれに行き着いただけ!」











「黒江君は学生さん?」

[はい いちよう今日はまだ専門学校生ですよ]

「今日は?」

[今週中には退学届け持って行くつもりなんで]


「 笑 何それ! めちゃくちゃ格好いいじゃん君」


[いきなり若者風の言葉使いましたね…]


「気持ち悪いかな?」


[そんな歳でもないし 大丈夫じゃないっすか]
[つか田村さん・いくつなんですか?]


「二十代です」


[いや… あの ]



「文句あっか?」

[べつにそこまでの事じゃないんで まぁどうでもいいですよ]


こんなふうに言われるのはそれはそれで悲しいな。


「でもさ・なんで学校辞めるの? ツマラナイとか?」


[そんな感じの理由です]


本当になんでも適当に答える子だな〜
現代社会が産み落とした 今流行りの生物…



「そっか! まぁ若いって事は何回でも切り替えしきくもんね」


俺も俺で最近の大人がよく返す台詞だ!!



ガシャン!!!!


お互い[ ????」


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