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2011年以来、毎年この時期に
パクスのあの時の状況を
毎年加筆しながらブログに記しています。

2011年3月11日の東日本大震災から5年。

ここで人生が終わるかもしれないと思うほど、
あの時、パクスは酷く揺れました。

治療をしている患者さんの鍼を院長と抜き、
ベッドの下に隠れてくださいと指示し、
私は非常口を開けに行きました。

暫くすれは揺れはおさまるだろうと、
非常口のドアを持っていましたが、
揺れはどんどん酷くなり、立つことも困難に。

目の前にあった消火器を
非常口のドアに挟んでベッドの下に逃げました。

2回目の大きな余震の時には、

患者さんたちと近くのマンション広場に避難していました。
大きく波打って揺れる地面に恐怖を感じました。

その後、交通機能はすべてストップ。
横浜駅周辺は帰宅困難者であふれ、
患者様たちは皆さん1時間以上歩いて
自宅に帰られました。

そして、福島第一原発が次々に爆発。

その頃はツイッターもやっておらず、
本当の情報を得られないままでした。

地震でぐちゃぐちゃになった治療院を
片付けることが精一杯でもありました。

そして、治療院を片づけ、
ポツリポツリと来院される
患者様の治療を行っていたのです。

小さなお子さんを持たれていた患者様や妊婦の方は
余震や放射能、停電を避けて、
地方の実家に多くの方が避難されました。

大手メディアの報道のみを見て、
爆発後、首都圏、横浜にも相当な量の
放射性物質が降り注いていたにも関わらず、
治療院を開いてしまい、
患者様に正確な情報をお伝えすることが
できなかったのが今でも悔しいです。

あの時、今は自宅から出ないでください、
と私たちがしっかりと伝え発信することができれば
余計な被曝を少しでもしなかった患者様たちも
いるだろうと思うのです。

悔しいし、申し訳ないです。

今年の報道もどこか過去の話で、
復興や絆、風評被害ばかりの言葉が多いですよね。

東日本大震災は過去のことではありません。
福島第一原発の事故も過去のことではありません。

あの事故から発令された「原子力緊急事態宣言」
はまだ解除されていません。

原発の収束は全く見込みもなく、未来もなく、
汚染物質は垂れ流されるまま。

汚染水はコントロールなどされていません。

オリンピック開催に沸く一方、被災地は取り残され、
故郷に帰ることができない、
もう帰れない人たちがたくさんいます。

被曝は続いています。

あの日から私たちはこれからどう生きていけばいいのか、
日々悩みながら暮らす日々です。

今年もある動画を紹介しようと思います。
英BBCドキュメンタリー「津波の子供たち」です。
“Japan's children of the tsunami”
(2012年3月1日放映)。

今年も色々な特番がテレビで放送されるでしょう。

でもそのどれをとっても、
本当の現実を伝えたものは・・・・。

全編英語ですが、出演している人たちは日本語で
インタビューに答えていますので、
英語が「苦手」な方も内容は理解できると思います。

少々長いですが4年目の3・11に今一度、
震災や原発事故がもたらした現実を
受け止めなければと思っています。

皆様もお時間のある時に、
ぜひぜひご覧になってください。

私が見た震災の番組の中で一番心に響いた作品です。
今年も息子と一緒に見ようと思います。

追記:
あの原発事故から5年。

自らの身を守るために必要な情報を自分たちで得ようと
横浜のママパパたちが立ち上がって作られた
横浜市民測定所がパクスに引っ越してきました。

この春から測定を再開します。

身近なものがどれぐらい汚染されているのか
気になるものがあれば診察の際にお持ちください。

測定が再開されたらまたお知らせいたしますので、
その際にはどうぞお気軽ご利用ください。


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