代表コンサルタント・二宮 孝ブログ

人事"ひと"のトータルコンサルタント「パーソネル・ブレイン」の
代表コンサルタント、二宮 孝のブログです。
人を活かし、企業を活かすための人事・労務管理を考えます。

富岡製糸場

 群馬県の富岡製糸場の世界文化遺産への登録が確実になった。
 
 明治初期、殖産興業政策のもとに官制工場として操業が開始された。人事労務管理面でも当時としてはフランスの方式を取り入れた画期的なもので、日曜日や祝日は休日で1日の就業時間は7時間45分、職級制で賃金が定められたらしい。
 全国の武家等の女子が集められ、食費や寮費については国が負担していたとのこと。経験を踏んで、帰郷してからは技術を伝授することも期待されていたらしい。
 
 これまではどうも「ああ野麦峠」や「女工哀史」などからあまり良いイメージが伴ってこなかったきらいがあったが、歴史の推移の面からも多面的にとらえる必要があるのだと感じた。今度ぜひ訪問してみたいと思う。

残業代ゼロ社員

4月22日の朝日新聞からです。
見出しの「残業代ゼロ」がまず目に飛び込んできました。
政府の産業競争力会議は、労働時間にかかわらず賃金が一定になる働き方を一般社員に拡大することを検討するとのことです。
果たして、以前検討された「ホワイトカラーエグゼンプション」の焼き直しに近いものでしょうか。
もちろん、階層や職種等によっても大きく異なりますが、
o仕事の時間の長さだけではないところで賃金が適正に決定されること
o生活をしていくために十分な賃金が支給されること
o長時間労働によって健康を害しないこと
本来はこれらを同時に叶えることを検討する必要があり、また可能であると考えます。

政府の肩を持つことは考えていませんが、これまでもらっていた残業代が、ある日から1円ももらえなくなってしまうような誤解を招きかねない表現には疑問を感じます。ん。
(一方で、ブラックもどきの企業があることも確かですので、ここのところの判断が実際には難しいでしょうが…)

いずれにしても、残業代ゼロか、これまで通り払うかの二者択一の論議で進む問題とは思えません。

昨夕の新聞から

昨日の朝日新聞の夕刊一面に、以下の2つの記事が掲載されていた。
 嵜写襦α當割り増し廃止へ」京都の大手タクシー
◆屮櫂吋奪箸覆ず邏斑紂ζ室認証厳しく、食の安全防御強める」ロッテ・明治など食品大手

実はこの2つの記事には共通の問題がある。
,蓮競争激化のなかでサービス重視の立場をとることで、利用者にとっては大変望ましいことだ。
△蓮⊂暖饉圓らすればきわめて当然のことだ。
しかし、,榔薪昭蠅猟其發呂い辰燭い匹Δ覆襪里、会社が全て負担できるのか心配になる。
△蓮∪萋の事件では、正社員と比べて非正規社員が不当に差別されたといううらみから発生したものだ。利用者にとっていかに便利で安くということが、賃金管理という面ではひずみがきていることも無視することができない問題である。
併せて、,榔薪昭蠅粒姐饋邑柩僉↓△楼造づ貽逎▲献⊂ι覆陵入という、国際化の問題も大きく背景にあるところだ。

常に利用者側の立場でとはいいながら、広くとらえれば、利用者と働く人が重なっていることに果たしてどこまで目が向いているのか、時々疑問に感じるときがある。
このことが垣間見えた2つの記事であった。

単行本「高年齢者雇用時代の人事・賃金管理」を上梓しました

このたび単行本を上梓しました。
昨日あたりから、大手の書店で販売されています。
また、今月26日(金)の日経朝刊、一面下の広告欄に掲載されます。

新著「改正高年齢者雇用安定法対応 高年齢者雇用時代の人事・賃金管理(経営書院)」
◎詳しくは ⇒
http://www.personnel-brain.co.jp/background/writing.html#writings02

アマゾン ⇒
http://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E8%80%85%E9%9B%87%E7%94%A8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%83%BB%E8%B3%83%E9%87%91%E7%AE%A1%E7%90%86-%E4%BA%8C%E5%AE%AE-%E5%AD%9D/dp/4863261470/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1366069897&sr=8-1&keywords=%E9%AB%98%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E8%80%85%E9%9B%87%E7%94%A8%E6%99%82%E4%BB%A3

冤罪

 今回のパソコン遠隔事件には驚いた。
こうも簡単に冤罪が仕立てあげられるとは?
 
 検察官がでっちあげた調書に、内容などわけがわからなくても追い込まれてサインを強要され、それだけで犯人になってしまうとは、国民誰もが冤罪になりうる危険性があるということに他ならない。
 
 これまで冤罪とは遠いところにあると思っていたが、そうでないことがはっきりわかった。それにしてもこの捜査のずさんさはいったいなんだろう。
 
 あらためて、本来あるべき健全な社会のシステムとは一体何かを考えさせられた。

社会における信用とは

AIJ投資顧問の多額の受託資金の消失事件が大きな問題となっている。マスコミ報道によると、以前から情報提示が不十分で、説明責任を果たしていないといった声が少なからずあったという。

預託する基金の中にもこういったリスクを承知のうえで、破たんする寸前に解約すればよいと考えていたところもあるという。このことがAIJ1社の問題に終わらない問題の深さを表していると思う。

信用、信頼、実績といった社会の基盤そのものが揺らいできているような怖さを感じている。

大卒者の安定雇用は過去の話か?

政府は、大学・専門学校への進学者のうち、就職して正社員など安定した仕事に就いている人の割合が48%と、5割に達していないことを発表した。

若年雇用については世界的に共通の問題となっているが、日本でも大学を出たら正社員として安定した仕事に就くといったキャリアモデルが既に崩れてきている実態が明らかになったといえる。

公的年金受給年齢の引き上げに伴う高齢者雇用について課題になっているが、一方で入口としての若年雇用が揺らぐと日本の将来が期待できない。

人事コンサルタントとして、若い人の覇気がない、国際化が進むなかで競争力が乏しい、定着しないという声は依然から聞いてきたが、これが社会的問題になってきていると危惧している。
 

潜在能力を測るということ

天皇陛下の心臓手術を行った順天堂大学の天野教授のことがワイドショーで紹介されていた。

3浪してようやく医学部に入学し、その後もいわゆるエリート医師のキャリアルートとは程遠かったようだ。
浪人中はパチンコに明け暮れ、荒れていた時もあったようで、自ら雑草の人生と言っているとか。

これを聞いて、いわゆる偏差値教育の限界をあらためて感じてしまった。
高度な技能が要求される専門外科医としての潜在能力を測るのは確かに難しいだろうけど、偏差値の高い頭脳優等な人が外科医として適性があるかどうかとは別の次元の話かも知れない。

天野教授は大成した例だが、そうではなく埋もれてしまった才能というのも多いのではないかと思ってしまった。

保活

2月14日の朝7時のNHKニュースで「保活(ほかつ)」について取り上げていた。

就活、婚活などに続いての新語である。

保育所へ入りたくて待機している児童が全国で25000人もいるという。普通にやっていてもらちが明かないから、親も必死で保活に取り組む。

企業の方もどうすれば確率が高まるのか、ノウハウ伝授のために冊子を作り、セミナーまでやって支援しているという。

保育所に入れなかったら、ベビーシッター代金20万円を6カ月支給する某都市銀行の例をあげていたが、やはり大企業だからできることだ。

賃金だけでなく、ここにも大きな企業間格差がある。


人事という仕事

「人事部は見ている」(楠新著/日経プレミアシリーズ)という新書がヒットしているようです。
この売れ行きをみても人事部が会社のなかで特異な存在であることをあらためて感じました。

私も人事部を経験して感じたのは、採用、配置、教育、評価、賃金、昇進と降職から家庭環境など「企業、ひいては人生の縮図が見れるところだ」ということでしょう。
一方で、人事部が特異だからといって、「ひとごとの部」であってはいけないと思います。
人事の仕事は、ある意味ではストレスの塊のようなもので、人事に携わっている方もそれぞれに苦労されているのではないでしょうか。

しかしながら、私も人事部にいたときのさまざまな経験が今に大きく役立っています。

ジョブズ氏死去

 アメリカのアップル社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。56歳の若さだったという。

あらためて独創的な発明者でかつ、新しい時代を創ってきたということの意味を感じた。

それにしてもシリコンバレーというのはすごい。これも、過去の話になってきているのかもしれないが、20代の一見、普通の若者が、世界に羽ばたく夢をかなえる土壌があったということだ。

天性のセンスはいうまでもないが、柔軟であって頑固、彼なりのこだわりというのはすさまじいまでのものがあったという。

それにしても若くてもったいない。

祭りの準備

渋谷にできた映画館「シネマヴェーラ」で今月、ATGの特集をやっていた。

「祭りの準備」がよかった。大学時代、私は封切りを仲間と観に言った。当時とはまた違う新鮮さを覚えた。浜辺の赤い旗が揺らぐ意図、老人が老人を笑うということは…、映画好きの仲間と議論した。

竹下景子もまだ初々しかったが、ワル役の原田芳雄が全体を引き立だせて良かった。確か、ブルーリボン助演賞を取ったと思うけど…、いい俳優が次々と亡くなっていく。

そして今月、ピアも休刊となった。いつもピアを片手に映画館や劇場を歩いたことを想い出す。時代も一区切りがついたというのか、寂しさのなかで何ともいえない感じがする。

なでしこ優勝

 サッカー女子日本代表、「なでしこジャパン」がワールドカップで優勝した。
 
最初は女子のサッカーなんて…という気持ちがなかったというと嘘になるかもしれないが、勝ち進むにつれて驚きに変わっていった。

経済的にも恵まれずアルバイトをしながらの練習の日々、ドイツにもエコノミーチケットで渡ったという。

しぶとく粘り強く、体格の良い恵まれた環境の世界のトップクラスの選手にも負けなかった日本。とはいっても、計算されつくしたうえでの成果ではあったようだ。

それにしてもすごいの一言につきる。
あらためて、今の日本だからこそ、大いに元気づけられて乾杯。

1045

大関魁皇が千代の富士と並んで最多の1045勝をあげた。

初日から3連敗した後の初日だった。「自分の場合は何をやっても簡単にはいかないし。自分らしいといえば自分らしい」とようやく穏やかな表情に戻った。

考えてみると優勝記録数に匹敵するぐらいすごいことだ。
もし横綱になっていれば、後は引退しかないのでこの記録は達成できなかったというの言い得て妙だ。

縁の下の力持ちで、日の目を見なかったからこそコツコツここまで来ることができた、というのが本当のところだろう。今の変わり身の早い時代、こういう記録こそ価値があるといえるかもしれない。

節電の夏

 電気事業法に基づく電力使用制限令の適用が昨日から始まった。
 これを受けて土日の休みを振り替える企業も多いようだ。そのせいかどうか、今日出勤する人がいつもの土曜日より多かったように見受けられた。

 昨日、たまたま秋葉原のヨドバシカメラに行くと、本来ならば多種多様の扇風機が涼しくいっせいに回っている光景が、違っていた。限定版のみ箱で積まれていた。売り切れる前に早く買うように勧める店員の声も甲高い。
何か、いつもと違う夏がここにもある。

 梅雨が明け、本格的な夏に入り、例年以上の猛暑がしかも長く続くとなるといったいどうなるのだろうか。

安全指針

 福島原発問題の原因究明にあたり、安全指針が大きく見直されようとしている。
多くの有識者が設定に問題があったと断言し、反省している。それぞれにいいぶんがあるのかもしれないが、これに関連して恐ろしいことを言っていた人がいた。

「原発の設置が決まった瞬間から、全ては安全の方向に回り始める」

巨大なシステム設計が常識からかい離し、チェック機能が働くなってしまう現象を言い当てている。

元気がでる歌

 はっきりとしたものではないけれど、「元気がでる歌」というジャンルが確かにある。

 私は以下の3曲を挙げてみたい。
「勇気100%」〔光るGENJI〕
「負けないで」〔ZARD〕
「涙を超えていこう」〔ヤング101〕…ここらになると知らない人も多いだろうね。

 元気がでる歌に共通したことがある。それは、過去を振り返らずに未来に眼を向けようということ。

 震災から3カ月。原発の問題が大きく立ちはだかっていて、先行きが見えてこない。本当の意味で、明日にしっかりと眼が向くようになるには、どうすればよいのだろうか。

選挙

 今日のワイドショーを聞いていたら、コメンテーターが、「同じ選挙でも、民主党よりAKBの方が新聞の上位に掲載されていたんですよね…」と言っていた。
 このことが今の日本の現状を表しているのだろうか。

 映画「もしドラ」にも主演で出演したことも影響したのかどうか、ドラッカー先生ももし知ったらびっくりしているだろう。

「AKBビジネスを成功させるマネジメント」とでも題して、近々新刊でもでるのだろうか?

現場の判断

 東京電力の福島第一原子力発電所の所長が、本社の指示に従わずに海水を注入し続けたことが問題となっている。

 この話を聞いて、日本史における中世の合戦のことを想い出した。
定かではないが、合戦の際に、現場ごとの指揮官は戦闘開始と退却だったか、そのぎりぎりのタイミングについては本部から任されているということだった。なぜならば現場ならではのその場を読む実践的な判断に勝るものではないということだったと覚えている。

 今回の件でもこれがあたっているのではないだろうか。
 現場と遠く離れた安全な本社から発せられる、机上での理論が空回りしているのが、雰囲気からも伝わってくるような気がする。

 このことを先人の方がよく知っていたのだ。いみじくも「このまま(注水を)止めていたら死ぬかもしれない…」との所長の言葉が重い。

1.39

 厚生労働省が昨日発表した人口動態統計によると、2010年の合計特殊出生率は1.39であったという。2009年は1.37であったので若干上がったことにはなる。30代後半の出産が上昇に貢献したということのようだ。

 一方、高齢化で死亡数は増えており、人口は4年連続して減少を続けているという。
 考えてみると2.1人近くないと人口は増えないので、この数字を見る限り減り続けるというのは目に見えている。
 結婚しない、結婚しても子供はいなくてもよいという人が確実に増えているなかで、3人以上子供のいる人は実際のところかなり少ない。まわりにいると相当頑張っているねというのが本音である。

 これからどんどん人口が少なくなるなかで、しかも同時に過密化と過疎化が同時に進んでいくのだという。
 「2100年人口3分の1の日本」(メディアファクトリー書房/鬼頭宏氏著)を読んで愕然とした。もっとも憂慮すべき社会問題である。
パーソネル・ブレイン
株式会社パーソネル・ブレインは、"ひと"人事に関わるトータルコンサルタントとして、外部の専門家の立場から、人を活かし組織を繁栄させていくための戦略的な役割を果たすことを社会的使命としています。

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