November 02, 2005

田辺肇先生による『セラピープロセスの小さな一歩 − フォーカシングからの人間理解』書評

セラピープロセスの小さな一歩ユージン・ジェンドリン、池見陽 著 池見陽、村瀬孝雄 訳『セラピープロセスの小さな一歩?フォーカシングからの人間理解』 の書評を、先に紹介した村上靖彦氏の記事にお名前の出ていた、田辺肇先生(現 静岡大学)が、人間性心理学研究 第18巻 第2号(2000) に、書いておられます。
(本書では原著に関する書誌の記載が不正確であったが、評者の知りうる範囲で補完して記載した)
とあり、とても助かります。
臨床家や人間性心理学の理論家を含む一般の読者にも充分手の届くような、ジェンドリンの哲学的・理論的論考の紹介が期待されていた。...
...本書はまさに先に言及した、期待に応える出版である。


ところで、この書評を読んで、とってもほっとした箇所があります。それは、
なお、解説にも採り上げられているフロイトへの批判は、極めて一面的、戯画的であり、理解の方便としてのカギ括弧付き「フロイト学説」として読まれると、無用な葛藤を回避しながら読み進めることが出来ると思われる。

なお、フロイトや、ユンク、行動主義が対抗的アプローチとして採り上げられているが、先の指摘と同様、賢明な読者はここでの批判を、論点を明確化するためのレトリックとして読まれることだろう。
と、書かれていること。以前から、気になっていた点でした。

なお、ジェンドリンの論文体験的応答では、フェニケル(フェニヘル)を引用しながら、妥当な解釈とそれがもたらす力動的な変化*に関して、体験過程理論が貢献できることを、書いています。
 *:体験過程理論からいえば、力動的な変化が起こることによって、その解釈が妥当だと分かるわけですが(^^)。
(体験的応答についての文章:2006.2.13. 加筆修正)


pca_nana at 22:33│Comments(0)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 本など | フォーカシング

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