February 18, 2009

『解決指向フォーカシング療法』発刊!

こちらの記事でご紹介していた、バラ・ジェイソン博士(Bala Jaison, Ph.D.)"Integrating Experiential and Brief Therapy: How To Do Deep Therapy - Briefly and How To Do Brief Therapy - Deeply: A Guide for Therapists, Counselors and Clients (Second Edition)", 2007/01/08 の邦訳書が、2009年2月20日、金剛出版から発刊されます。

『解決指向フォーカシング療法』

バラ・ジェイソン著/日笠摩子監訳
/久羽康・堀尾直美・酒井茂樹・橋本薫訳
『解決指向フォーカシング療法:
深いセラピーを短く∙短いセラピーを深く』
「フォーカシング」と「ブリーフセラピー」という2つの技法を統合した解決指向フォーカシング療法(SOFT)を紹介した一冊で,時代が求める,短く,そして深いセラピーを事例逐語記録をふんだんに盛り込んで解説しています。
 自分と対話し〈今ここ〉を大事にする「フォーカシング指向心理療法」に,変化を提示し未来へ向かわせる「解決指向アプローチ」を統合するこの方法は,問題を病理化するよりも解決に焦点を当て,体験をより重視するもので,多くのクライエントに有用なものになっています。読み込むうちにセラピストにとって実用的な「道具」となっていくでしょう。
 2つのセラピーに興味を持っている方はもちろん,日々の実践の幅を広げたい臨床家にとっても読み応えのある内容となっています。

著者のバラ・ジェイソン博士は、体験的療法(たとえば、フォーカシング。グリーンバーグらのEFTもここに入ります。)を学んだ後、SFA(ソリューション・フォーカスト・アプローチ (解決志向アプローチ))の訓練も受けた方です。
執筆にあたって、臨床家にとって使いやすく道具箱のような本にしたかったと書いています。

私は、第11章 合同面接: 相互的にかかわる技の「境界:守られながらつながること」という節が、かなり参考になりました。単にバウンダリー(境界)がしっかりしているとか、ないとかいうのではなく、バラはいくつかの概念を提案していて、それが、境界がどうなっているのか、観たり、考えたり、整理するのに役立っています。

フォーカシングになじみのない解決志向(ソリューション・フォーカスト・アプローチ (SFA) )の実践家、SFAになじみのないフォーカシング指向の実践家にも、分かりやすい内容で、面接へのヒントが沢山あるかと思います。
もちろん、心理療法の統合、感情・情緒を扱うやり方、未来志向、クライアントと技法のマッチングに関心をお持ちの方に、ぜひ手にとっていただきたい本です。
フォーカシングについて解説する章や、インタラクティヴ・フォーカシングについて書かれた章もあります。SFAのちょっとした入門書にもなっています。

金剛出版のページ(上記、書名をクリック)では、長谷川啓三先生による推薦や、監訳者によるあとがきも読めます。章のみですが、目次もあります。また、バラ・ジェイソン博士による出版記念ワークショップ(2009年5月17日(日)@東京)の案内も、載っています。
ぜひ、ご覧ください。

個人的には、長谷川先生が推薦で、この本ではじめてインタラクティヴ・フォーカシングを知った、カップルとのインタラクティヴ・フォーカシングに期待させるものを感じると書いておられるのが、嬉しかったなあ。

追記:詳しい目次についてはここをクリック

pca_nana at 22:33│Comments(3)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 本など | カウンセリング

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この記事へのコメント

1. Posted by nobita   February 19, 2009 17:18
発刊のお知らせ、心待ちにしておりました。各オンライン書店でも、既に「発送可」のところが多いようですね。手元にとって読む日が楽しみです。
2. Posted by nana   February 19, 2009 22:51
ジュンク堂には、もう在庫がありました。
発行日前に書店に並ぶってことも、あるんですね。
3. Posted by こういちろう   May 25, 2009 17:08
5  私はこの著作、まだ読みかけなのですが、先日、福岡で開催された日本産業衛生学会で、日本短期療法学会元理事長、長崎純心大学教授の児島達美先生のライブ・コンサルテーションの実演に接することができ、そのあまりにも「フォーカシング指向心理療法」にそのまま通じるスタンスな鮮やかさに強い印象を受けました。

そのライブ・コンサルテーションの展開の概要をご報告すると共に、試みに、フォーカシングの(通常の)セッションとどのように似ているか、どかが微妙に異なるかについてについて、私見をまとめてみました。

 フォーカシング国際会議には出席できず、バラのライブを体験できなかったのはたいへん残念だったのですが、こうして、純度の高い別の形で、短期療法とフォーカシング指向心理療法の統合についての具体的なヒントをつかめる機会が持てたことを嬉しく感じてます。

 私の個人サイトはもはや重過ぎてトラックバックを飛ばす機能を使えないので、クリックしてもらうと個別エントリーとしての上記の報告に飛ぶ形にさせていただきました。

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