このところ続けて2つの終末期医療に関するTV番組を観た。
1つはNHKの30分番組で、1つは米国のWBGHとやらが制作した1時間番組である。
どちらも終末期医療の問題を扱っていて興味深かった。
それぞれにテーマは若干異なるのはやむを得ない。

~~~テーマ~~~~~~~~~
NHKのは主として高齢の認知症患者に対する胃ろうをいつまで継続するかがテーマであった。
WBGHのは主として骨髄移植した患者に対して人工呼吸器をいつまで着けるか(いつ治療をやめるか)がテーマであった。

~~~患者~~~~~~~~~
NHKの患者は高齢・認知症であり殆どはっきりとした意志表示がない。
胃ろうを装着して何年も経っている。中には10年以上も。

WBGHでは骨髄移植患者であるから殆どガンを患っている。年齢は壮年から老年前半が多い。
骨髄移植手術は自分の意志で決断したであろうから、延命治療実施への本人の意思確認もしっかりと行われる。
多くの患者が”戦いたい”と望んだ。
しかし留院した者も退院した者も殆どが数週間内に死亡する。

~~~家族~~~~~~~~~
家族の反応・対応は日米に殆ど違いはないように思われた。

~~~医師~~~~~~~~~
米国の医師は本人への意思確認が徹底していた。

米国では最終決定は医師のチームで行っていた。特に何とか委員会ではなく、ナースステーションの一角に数人が寄って話し合う感じである。

延命措置に伴う苦痛を家族に説明する医師は日米同じである。延命措置に伴う医療機関の経済メリットを考えているのではないかと思われる医師の存在も日米同じである。

~~~感想~~~~~~~~~
高齢・認知症で胃ろうを装着された人間の意思確認は無いのであった。

米国人の”戦いたい”意志の強さに感銘を受けた。

米国の患者は低所得層でなくとも一般庶民階層のように見受けたが、医療費負担が殆ど表面に出ず保険制度が機能している感じで、意外であった。

米国の取材場所は高度整備の大学病院らしかったが、ベッドそのものが高機能で日本を遥かに上回っていた。日本なら大臣クラスのベッドだ。

以上