お庭訪問・庭会記コム

世界や日本中のお庭を見て回りましょう。オープンガーデン巡りで個人のお庭も拝見しましょう。そして「庭会記」として記録しましょう。

「公園リスト」のこと

「公園リスト」のこと

 

日本庭園の「庭園リスト」が一段落して、次に洋風庭園リスト作成の方に気が向かった。
春の花のシーズンに間に合わせたかったからだ。

これまで何となく洋風庭園のリストは<公園リスト>から始めるような気がしていた。
公園のリストを入手して、それをベースに始めればいいだろうと簡単に考えていた。
ところがどうもそうではないのであった。

<公園 Park>という言葉には結構歴史があり(例えば英国史での王侯貴族の私的な狩猟園地ParkとPublicParkの関係)、単なる一般名詞として使えないことは漠然と知ってはいた。
しかし実際にその世界を覗いてみて、わが国でもまあ驚くほどがんじがらめに法律で規定された言葉と知った。


例えば自然の風致を愛で地域環境を守るべく定められた公園は「地域性公園」であり、楽しみのために意図して作られた公園は「営造物公園」というのだそうだ。それぞれに法律が違う。
さらには公園は「都市公園法」が基本だが「都市計画法」、「博物館法」その他もろもろ無数の法律が絡んでいる。

もう1つ、公園に首を突っ込んでみて関連の***法人の多さに驚いた。見事なほどである。
多くの法律が絡むのはこういう法人を確保するためでもあろう。
エコブームでこの種法人はいよいよ有卦に入っているに違いない。

そして結局、全国の<公園>の一覧表はないのであった。
かりにあったとしても、公園には児童公園あり運動公園あり動物公園あり歴史公園あり、わが目的の洋風庭園だけのリストではない。

思えば「日本庭園リスト」は国指定名勝公園のリストに従えばそれで良かったのだ。
それに各地方自治体指定庭園と京都林泉協会指定の庭園を加えたことで、これまでにない日本庭園リスト「黒潮丸の庭園リスト」となった。
そもそも指定名勝ということで、絶対的な評価がなされている。
日本庭園リスト作りの作業は保護エリア内での作業であった。

とりかかった洋風庭園にはそんなリストはない。まして格付けなどどこにもない。
庭園・ガーデンを1つ1つ採集しなければならない。
また遥かな道のりを歩かねばならぬ。先達のいない道である。   0903

「庭園リスト」の公開

「庭園リスト」の公開

皆さんに<日本の庭を採点する>などと大見得をきってからどれくらい経つだろうか。
半分諦めて、<取り敢えず庭園のリストだけ作ります>と言ってからも、すでに5ヶ月が経つ。

このほど、やっと「庭園リスト」をオープンした。 「黒潮丸の庭園リスト」
まだ日本庭園だけだし、それも完成ではない。
それでもUPするのは、サイト内検索のために早くGoogleに拾ってもらう必要があるからだ。
内容的にもまだ不十分である。

さらには、植物園、公園、洋風庭園、個人のオープンガーデンなど、リストの対象はまだまだある。
いったいどういうつもりでこんなことを始めたのか、自分でも判らなくなってきた。  0902

 

 

ご挨拶

(「日本庭園リスト」冒頭の部分です)

ここは何のサイト?

全国の庭園のリストです。 
日本庭園がベースで、順次バラ園、ハーブ園などを追加しています。

どんな庭園のリストですか

1.日本庭園の場合
 1)「国指定文化財名勝庭園一覧」をベースとし、「日本庭園鑑賞便覧」(京都林泉協会)によって県指定、林泉協会指定の庭を加えた。 現在約340庭。
 2)庭の様式、築庭年代などは主として「日本庭園鑑賞便覧」によった。
 3)参照するURLは原則として各施設の公式サイトとしたが、見付からない場合は適宜選択した。
 4)写真は自分で撮影したもののみとした。
 5)平面図は、当該施設の公式サイトまたはパンフレットなど広報資料より援用した。

2.バラ園、ハーブ園など
  ネット情報中心

何の目的でリストを作ったの?

はじめ自分たちがやっているオープンガーデンの各庭の採点を掲載したいと思ったのですが、いろいろと難航し、とりあえずリスト作りを始めてこんなサイトになりました。
まだ発展途上です。

 

http://pcc-teienlist.com/ 

 

パーカーポイントの内容

パーカーポイントの内容

ロバート・パーカーのワイン評点「パーカー・ポイント」のことを知って、庭の採点を志したと書いた。
そもそもパーカーがどうやって採点しているかを確かめなければならない。
そこで彼の著書「厳正評価 世界のワイン」を見てみることにした。
調べると大版全4冊の大著である。25000円である。
県内で静岡市立図書館にあることが判ったので伊東図書館を通じて借りた。

冒頭50ページに亘る序論があり、そこに評価の意義や採点の方法について書いてある。
そこだけを拾い読みした。少しだけ引用しておく。

~~~~~~
・ワインに点数をつけるという行為は、専門家の見解を、一貫した基準のもと、数字であらわす採点方式に当てはめることにほかならない。さらにまた、点数をつけることで専門家にも初心者にも同じように迅速に情報を伝達することが可能になるのである。

・点数の与え方について説明すれば、私の採点方式ではワインにまず50点を付与することから始める。ワインの一般的な色合いや外観についての評価で最高5点まで加える。アロマとブーケに関する評価では、そのワインの清潔さとともにアロマやブーケの強烈さのレベルと次元によって最高15点まで加える。味わいとフィニッシュに関する評価は最高20点までで、味わいの強烈さ、バランス、清潔さ、深み、口に残る余韻の長さなどがすべて点数を加味する際に考慮すべき重要な要素となる。最後に全体的な品質レベルや、将来成長し進歩する能力(熟成能力)に対して最高10点まで加える。

・完全な採点方式などあり得ないが、点数は①さまざまなレベルのワインの品質を定量化できる。 ②1人の専門家による信頼できる、正確な、検閲とは無関係な、高度に情報の詰まった報告書になり得る。
~~~~~~

このあと、各産地ごとのワインの評価に入る。


しかし私はそちらには関心がなかった。何故なら私はワインを飲まないからである。生来アルコール分解酵素が少ないらしく、缶ビール1本をもて余すほどなのでワインに関心を寄せる余裕がない。

そこで私は考えた。
私がワインに関心がない如く、庭に関心のない人には<庭の採点>など何の意味もないのかな?   0811

パーカーポイント

「庭園リスト」の作成

庭園リスト

 庭の採点ばかりにこだわらずに、まず庭園のリストを作ることから始めようと方向を定めた。
 そこで考えたことをまとめておきたい。

1.採点の目的
 そもそも庭の評価を考え始めたのはオープンガーデンの誘客からだった。
 わが伊豆オープンガーデンは僻地にあり、皆さんに来て頂くにも多くの時間とお金の負担を掛ける。伊東に着いてからの巡回バス代だけでも3400円である。
 それだけの負担をして来て下さる方々に、事前に何の情報も与えないのは不当ではないのか。せめて庭の規模、植栽の種類、特徴、手入れの程度などの情報を提供すべきではないか、と考えたのだった。となるとどうしても評価の部分が出てくる。


 評価で悩んでいる時に、ワインの帝王・ロバート・カーカーのPP(パーカー・ポイント)のことを知った。世界中のワインに対して銘柄・年式毎に100点満点の点数を付けているという。それが一般に受け入れられているという。


 ワインの評価という多分に個人のテイストに属する世界で、一体どんな採点基準を作ったのだろう?
 思いはたちまちその1点に集中し、庭の採点のためのKP(黒潮丸ポイント)作成に捉われ、そして袋小路に入ってしまった。


2.庭園リスト
 採点の前にまずは庭園のリスト作りから始めることとした。
 KPを考え始めた時から対象はオープンガーデンに限らなくなっていた。不遜にも日本の名庭を採点しようと考えた。
  

 国の史跡・名勝に指定された庭園リストがある。250ヶ所くらいである。まずこれから始めよう。
 ほかに地方自治体の指定もある。日本庭園に限らず洋風の庭もある。個人の庭もある。そして本命のオープンガーデンもある。追々に追加していこう。
 <日本国内の庭で、黒潮丸が選んだ庭>、これを基準にしよう。


3.検索機能
 庭園リストをベタの表に作っても仕方がない。
 ネット上に公開し、オンライン検索でソート出来るようにしたい。
 これは一般的な技術であろう。私のヨットサイトでも、畏友中山隆一郎君が立派なオンライン検索システムを作ってくれている。
 しかしまた彼の手を煩わせるのは申し訳ない。なんとか自分で作ってみたい。
 と、調べ始めたが、なかなか難題だった。いかんせん我が技術能力が低すぎる。
 それでもまあ頑張ってみるかと覚悟を決めかけたところで、グーグルの<サイト内検索>機能を知った。ほほ。これなら私でもやれそうだ。
 字句検索なのでデータベースシステムのようにきれいに結果は出ないが、なんとか役にはたつだろう。
 取り合えずこれでいくことにしよう。駄目だったらまた考えよう。


4.項目
  すでに20項目に達している。もっと増えるだろう。


5.画像
 写真のない庭園リストはいかにも淋しい。
 しかしこのリストではネット上で無断借用した写真を載せることはしたくない。
 当該庭園のパンフレットなど広報資料、ネットで公開されていて使用の許可を頂いたもの、そして私自身が撮影した写真、に限定しようと思う。

 いまのところこんなことを考えている。   0810


~~~~~~
庭園リストを作ろうとして気付いたことだが、ネット上に「建物探訪」のサイトはたくさんあるのに「庭園巡り」のサイトは殆どないのである。
庭園巡りリストで私が知るのは、 
「ほあぐらさんの日本庭園紀行」 だけである。

と思っているところに今回<庭の採点>をしているページを見付けたのだ!何たる僥倖!
自分が見届けた庭ばかり150ヶ所のリストである。
1庭2行の記述で、ABC・・の5段階採点だが、それにしても庭の採点を初めて見た!大いに力づけられた。
作者は愛媛県八幡浜の造園屋さんである。寺崎正人さん、32才。若いから出来たことだろう。
「庭園見学リスト・自己評価メモ」

採点項目作りから庭園リスト作り

採点項目作りからリスト作り

<庭の採点>についての構想を宣言して以来、常に脳裏にはあるのだが、さてどのように進めようかと考えるとたちまちそのトバ口で止まってしまう。
あまりに難しく、いろんな要素があり過ぎて、殆ど思考停止の状態になってしまうのだ。
庭の歴史を、規模を、デザインを、管理状況を、ホスピタリテイ・・・を、どう採点すればいいのか。
規範にすべき前例が無い。

【ここで思い出されるのが出光マリンズ三河御津マリーナ建設の際作成した「マリーナ運用の安全基準」である。これも前例を見ることが出来ず、一から自分たちで考えて作り上げたのであった。最も難しいいのが項目立てであった。後にマリーナ・コンサルタントを始めた時に、この「安全基準」は目玉商品となった。】

【振り返って私は新しい組織や事業の規約・基準作りが好きなようである。例えばあれこれ抜け道をたぐって補助金を申請するようなことには全く関心が無く、したことがない。「オープンガーデンの規約」など、我々が草分けだっただけに随分多くの後継者に参考にされた(と思う)。】

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採点といえば数値化ということであろう。
数値とは、絶対値か?

例えば私が金閣寺に90点を付けたとする。
<90>は絶対値である。
しかし私が「金閣寺は90点」とだけ言っても何の権威もない。
「銀閣寺は80点。天龍寺は95点。」と言って初めて<90はその間か・・・>の意味を持つ。
とすれば数値化とは相対比較のことか?
この辺りのことは数学か哲学できちんと説明されているのだろうが、私は門外漢だ。

しかし<相対比較>で閃いたことがあった。
<そうだ。採点、採点と方法論ばかり考える前に、どこを採点するのか対象のリストを作ったらどうか。そのうちにいい考えが浮かぶかもしれない。>
なんだかちょっと気が楽になった。リスト作りに気が向くようになった。

【現実逃避であった。】

多少気楽になったとはいえ、それはそれで大作業である。
総数でどれほどになるのか。日本庭園で考えても国や地方自治体の指定史跡や名勝庭園をベースにして、あと何を加えるかによるが500ヶ所程度か。
データベースとしての項目は20を超しそうだ。
そうだ、検索機能が必要だ。500件ものリストをベタに並べても使いようがない。
例えば「東京以外にある、江戸期の大名庭園」の検索が出来るようにしたい。

しかし私にはそのシステムを作る技術・能力はない。どうしたらいいか。

現在、この段階である。       0809
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