PCXにはタコメーターと電圧計がありません。タコメーターはATのスクーターには必要ないと思うかもしれませんが、日頃から回転数を意識することでエンジンの不調に気が付いたり、低燃費走行にも繋がります。そして何よりスポーティーな雰囲気が高まるので気分が良いですw

電圧計もバッテリーの状態が常に把握できるようになるので、電圧が低下してきたら交換時期が迫ってきていることを事前に知ることができます。しかしハンドル周りに追加メーターをいくつも並べるのは美しくないので、今回は二つの機能が一体になった以下のメーターを取り付けますw



スペシャルパーツ武川 ミディアムDNタコメーター(ホワイトLED)
定価:16,000円(税抜)
品番:05-05-3210
適合:汎用
メーカー公式サイト





【レビュー】

汎用品のメーターホルダーを使ってインナーカウルに固定しました。メインは指針式タコメーターで、パネル内の液晶画面に電圧や温度や時計などを表示できます。画面表示の切り替えはメーター裏のボタンで行うので、カップ型のホルダーなどで塞いでしまうと操作が行えませんが、起動時に何を表示するかを記憶できます。また、水温計や油温計として使いたい場合は別売りのアダプターが必要になりますが、自分は電圧計のみの使用です。


サイズはφ55でブラックパネルにホワイト照明です。昼夜共に視認性に優れていますが、夜は少し明るすぎるので、常に視界に入る場所への設置は避けるべきかも?w 動作に関しては特に問題なく、取り付け後の特別な設定なども不要です。完全防水ではないそうですが、雨天時や冬場でもメーター内が結露して曇るようなことはありませんでした。

ちなみにPCXの電圧(新車時の純正バッテリー)はアイドリング時が14.4Vでしたが、ハイビームとハザードを同時に使用しても電圧は変化なしです。LEDってすごいですねw



【取付作業】
※作業内容はPCX(JF56)、PCX150(KF18)ともに共通です

このメーターには以下の5種類の配線があります。

・RPM信号入力(茶コード)
イグニッションコイルに接続してエンジンの回転数をタコメーターに送る配線。

・常時電源(赤コード)
バッテリーのプラスに接続して常時電気を送ることでメーターの設定を記憶する配線。

・アース(緑コード)
バッテリーのマイナスに接続して常時電気を通電させる配線。

・ACC(黒コード)
ACCのプラスに接続してキーONでメーターに電気を送り、電圧計やバックライトを動作させる配線。

・温度センサー
油温や水温や気温を表示させるセンサーを取り付けるための配線。(今回は使用しません)



[手順1]
メーター本体から出ている配線の先端にギボシ端子を取り付けます。接続するときに間違わないようにインデックスシールを貼っておきましたw

ギボシ端子についてはエーモンのサイトでわかりやすく紹介しています。


[手順2]
以下の外装パーツを取り外します。
ボディカバー(リアカウル)
フロントカバー(フロントカウル)
フロントメーターパネル

サイドカバー(アンダーカウル)フロアステップも外せば配線作業が楽になります。



[手順3]
イグニッションコイルの右側にある線(黄/青)を分岐して、エンジンの回転数をタコメーターに表示させるための配線を作ります。イグニッションコイルの位置はエンジンの左側です。



[手順4]
イグニッションコイルの配線(黄/青)を抜いてカットし、タコメーターに接続する付属の茶コードを割り込ませてギボシ端子で接続できるように加工しました。あまり先端でカットするとギボシ端子が付けられなくなるので注意してください。



[手順5]
イグニッションコイルの配線を元の位置に戻します。ちなみにこの配線が抜けてしまうとエンジンが停止するので、くれぐれも慎重に作業を行ってください。



[手順6]
コードを保護するために配線チューブ(5φ)に通してメーター本体まで配線します。走行中の振動やエンジンの熱で溶けて断線しないように気を付けてください。リアブレーキのホースに沿って這わせるのがオススメです。


エーモン 配線チューブ(5φ×2m)
品番:1115



[手順7]
次に常時電源とアースの配線を作ります。ダブルコードの先端に丸型圧着端子を取り付け、こちらもイグニッションコイルの配線と同じように配線チューブ(7φ)に通して断線しないように気をつけながらメーター本体まで配線します。(赤コードはメーター本体の赤コード、黒コードはメーター本体の緑コードに繋げます)

※バッテリー端子への接続は現段階では行わないでください


エーモン ダブルコード(0.50sq-6m)
品番:M271


エーモン 丸型圧着端子(穴径6φ)
品番:M236


エーモン 配線チュープ(7φ×2m)
品番:1116


[手順8]
最後はACCの配線のプラスにメーター本体の黒コードを繋ぎます。


配線の全体図はこんな感じです。



[手順9]
メーターをインナーカウルに固定します。自分は以下のメーターホルダーを使用しました。一度押し込むと抜けなくなるくらいジャストサイズなので、事前にしっかり角度や位置合わせを行ってください。


汎用52φ メーター ホルダー ブラック


2本のボルトとナットで固定して、配線を通す穴を開けています。


念のためホルダーには水抜き用の穴も開けました。


[手順9]
最後に手順7で新たに作った配線をバッテリー端子(プラスが先)に接続し、メーターがきちんと動作するか確認して終了です。

ちなみに市販の電圧計(単体)を取り付ける場合は、ACC電源のプラスとマイナスにそれぞれ電圧計のプラスとマイナスの配線を接続させるだけです。また、タコメーター(単体)の配線もイグニッションコイルとACCへ配線するタイプがほとんどです。