PCXのブレーキは普通に走る分には十分な性能だし、コンビブレーキも非常に優秀です。しかし見た目に関しては何の特徴もないので、まとめて以下のカスタムをしてみようと思いますw

・ブレンボキャリパー(旧カニ)
・ディスクローターの大径化(260mm)
・フロントキャリパーサポート
・ステンメッシュブレーキホース

※ブレーキ関係は初期型から現行型までほぼ同じですが、ブレーキキャリパーを変更するにあたってコンビブレーキを解除する必要があります
※コンビブレーキは一度解除してしまうと元に戻すのは困難ですし、ブレーキは非常に重要な部分なので作業に不安のある方は絶対に手を出さないでください



今回のメインとなるキャリパー、ディスクローター、キャリパーサポートです。


[フロントキャリパー]
ブレンボの2ポットキャスティングキャリパーにしました。ブレンボの中でも一番安いタイプで性能は純正と大差ないですが、マスターシリンダーも純正のままでOKです。ちなみにこの商品は標準仕様だとボディカラーはゴールドで鉄製のボルト(すぐに錆びる)になりますが、様々な代理店が色やボルトを変更して販売しています。自分は見た目を重視するので少し奮発して赤アルマイト+ステンボルトにしました。また、このキャリパーは通称カニと呼ばれていて、その中でも旧カニと新カニがあるのですが、それぞれの特徴は以下のようになります。

<旧カニ>
ピストン径32mm、ロゴがマークと文字、エア抜きが面倒(ブリーダーボルトとバンジョーの位置が近い)

<新カニ>
ピストン径34mm、ロゴがマークのみ、エア抜きが楽

共に取付ピッチ(2箇所にネジ穴の距離)は84mmで性能面は大差なく、エア抜きも工具さえあれば問題ないので、自分は当然「brembo」であることを主張したいので旧カニにしましたw なお、ブレーキパッドは様々なメーカーから発売されていますが、旧カニと新カニではサイズが異なるので購入時は注意してください。代表的なものだと旧カニはデイトナの赤パッド(品番:79848)で、新カニはデイトナのゴールデンパッド(品番:68276)です。




[ディスクローター]
PCXの純正サイズは直径220mmと小振りなので、これを260mmに大径化します。本来はサイズを大きくすると制動力がアップしたり他にも様々な恩恵があるのですが、PCXなどのスクーター系はドレスアップが主体の商品ばかりなので、あまり性能面は期待せず予算に応じてPCXに対応した商品の中から好きなデザインを選んでくださいw 自分はキャリパーを引き立てるために単色でシックなデザインだったQUATTROの260mmウェーブフローティングディスクローターにしました。なお、250mmや300mmなどの製品もありますが、こちらのサイズは基本的に純正キャリパーにしか対応していないものばかりです。キャリパーを変更しない場合(コンビブレーキの解除は不要)はこちらでも問題ありませんが、個人的には14インチホールとの相性が一番良いのは260mmだと思いますw




[キャリパーサポート]
キャリパーやディスクローターのサイズを変更する際には、それにあったキャリパーサポートをフロントフォークに取り付けてキャリパーの位置を合わせる必要があります。PCXにブレンボのカニと260mmのディスクローターをセットできる商品はKKK PRODUCTのフロントキャリパーサポートがあるのでこれを使います。ちなみにこの商品は様々な色がありますが、こちらもキャリパーが引き立つようににフロントフォークと同色のブラックにしました。


※上記はブルーになります(ブラックは在庫切れ)



【レビュー】

まずは性能に関してですが、街乗りレベルでは純正と大差ないというのが正直なところです。コンビブレーキの解除もリアブレーキの非力さを実感するくらいで、前後を個別にコントロールできるようになるメリットは差ほど感じません。サーキットなどを走行するようなハードな状況下においては違いが出てくると思いますが、自分はそのようなことはしないので結局は宝の持ち腐れですw しかしステンメッシュホースはブレーキタッチが「カチッ」となってダイレクト感が増してたので、とても操作性が良くなりました。

スタイリングに関しては純正のディスクローターが220mmなので、大径化して260mmになると一気に迫力が出ます。主役であるキャリパーが引き立つようにその他のパーツは色を抑えたのも正解でした。PCXの足回りが一気にグレードアップした印象を受けるので、ドレスアップとしては効果は絶大です。ちなみにサイドスタンドで停車してハンドルロックをかけるとキャリパーが目立たないのはご愛嬌w


ホースとマスターシリンダーはキャリパーアダプターで接続しています。バンジョーボルトを使うと変な角度が付いて美しくないので、この方法はかなりオススメですw ステンメッシュホースの色も周りと調和するようにあえて地味なブラックにしましたが、これも狙い通りの結果になりました。



【取付作業】
※作業内容はPCX(JF56)、PCX150(KF18)ともに共通です

今回は非常に長いので項目別にして解説します。
1.ブレーキフルード(ブレーキオイル)を抜く
2.コンビブレーキの解除
3.ブレーキホースとフロントキャリパーを外す
4.ディスクローターとアクスルシャフトの交換
5.キャリパーサポートとブレンボキャリパーの取り付け
6.ステンメッシュホースの取り付け

Part2へ続く