2017年09月21日

お弁当への異物混入

学校給食のお弁当に異物が混入している問題が連日報道されています。
驚いたことに、業者も行政も原因が分からないとのことです。
ところが弁当工場の映像をみると、突っ込み所が何カ所かありました。
私は食品関係のコンサルタントではありませんが、異物混入というカテゴリーでは私の専門領域と同じです。
問題になっている異物は目に見える大きさですので、目に見えないゴミと戦っているフィルムや塗装工程の皆さんの方が遙かに厳しい対応を取っています。
したがって今回の問題を解決するには専門技術を持った技術者の投入が必要だということです。
弁当に異物が混入していることは事実なので、異物がご飯の上に乗っかっているのか、あるいは中に埋まり込んでいたのかを確認するだけで、混入工程が推定できます。
混入工程が推定できたら、HIDライトやレーザーやダストサンプラーを使ってその工程を観察すれば痕跡は必ず見つかります。
極端な話し、白い紙をあちこちに置いておくだけでもわかります。

経験の無い人が「見える化」ツールも使わずに、現場をただ観察しただけでは何も分かりません。

混入頻度も少なくないので、異物混入対策の経験を持った方が現場を観察すれば、膨大な不具合箇所が見つかるはずです。
私の経験で言えば、不具合箇所は一つ二つでは無いはずです。
自分達だけでやるのではなく、専門知識と経験を持った人材を投入して問題解決のスピードを上げることが必要だと思いました。

Posted by pe_hirata at 11:01│Comments(0) コンサルティング | 見える化

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