ピースワードプロジェクト(トップ) グローバルピースアクション2005 イラク戦争まる5年世界共同行動情報サイト

2005年08月10日

Peace Not Warコンピレーションアルバム、日本版発売へ

イギリスで話題になっている反戦コンピレーションアルバム『Peace Not War(ピースノットウォー)』の日本版を発売しようという動きがあります。東京のスタッフを中心に、年内発売をめざして「mixi(ミクシィ)」で活発な議論が展開されています。

*以下は、当サイトの管理人がmixiで発言したものをベースにしていますが、mixi、及びmixi内の「Peace Not War Japanコミュニティ」は、登録制の半オープンサイトのため、そこでの議論については省いています。
まずは聞いてみよう!
1)ライブのCMをきく
2004年2月、ロンドンのハックニーオーシャンコンサートホールでのライブが行われるにあたって制作されたCM。サイトにつながると自動的に音が鳴ります。ナローバンドでも楽勝。
http://www.peace-not-war.org/Festival/index.html

2)HMVやタワーレコードで買う
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap…

3)公式サイトのPeace Juckboxで聞く
全曲配信中。ただし、ナローバンドではちょっと苦しい。
http://www.peace-not-war.org/

4)反戦非戦平和系の団体から買う
日本では現在のところちょっと難しいかも(アーティストと市民をつなぐ、画期的なファンドライジングシステムの項を参照)。



フォークやイマジンからの脱却
Peace Not War vol.2反戦ソングといえば、60年代フォークやジョン・レノンのイマジン。とはいえさすがに古い。イマジンには普遍性がありますが、現代的なビートやグルーブ感がありません。いまや反戦歌というと悪く言えばおっさんくさいイメージ。どうもこの状況はイギリスでも同じで、PNWのHPにはこんな記述があります。

This generation’s anti-war musicians are not only more prolific than the Vietnam era’s - they are much louder: THE ACOUSTIC GUITAR HAS BEEN REPLACED BY MASSIVE BEATS AND OUTRAGEOUS DISTORTION.
(この(新しい)世代の反戦ミュージシャンたちはベトナム戦争のころより沢山いるというだけでなく、もっと騒がしい。強烈なリズムとギュイィ〜ンが、アコースティックギターにとってかわったのだ。)

アメリカの団体でも、オリジナルCDを出しています。現在でも新譜がリリースされていますが、こちらも全般的に現代のトレンドを意識した作りです。どこも若者に訴えたいのです。「こんな早い曲、みんなで歌いえないやん、ラップなんてついていけん」などというジジババの声なんて鼻から無視しています。かつて、フォークが軽音楽として大人に罵られたように、そんなぬかみそ臭い常識はどうでもいいってわけです。



Peace Not Warの歩み
Election Night Fever  Peace Not WarのCD制作やその後のプロジェクトは、イギリス在住のオーストラリア人でITワーカーのマッジとその恋人のケリーが、イラク開戦阻止をめざして何かできないかと考えたのが始まりでした。
  1枚目のCDがでたのは、2003年3月の開戦直前。まさにイラク反戦が最高潮にもりあがっていたころです。イギリスで有名な『ストップ戦争連合』でもこのCDをPRしていました。
  2004年2月にロンドンで4夜連続のステージライブを開催。世界150都市、1,000万人が参加した2003年2月15日の史上最大のイラク反戦デモを記念して、また翌月のイラク開戦一周年を盛り上げるためという目的がありました。ライブのようすは、世界中にネットワークをもっている独立系市民メディア『Independent Media Center』イギリス支部を通して無料でネット中継されました(システムの調子が悪くうまくいかなったという声もどこかで聞きましたが)。また、イギリス発祥のホームレス支援雑誌『Big Issue』などが特集記事を組みました。
  3月頃から6月末頃に「10月に2枚目を出すので参加希望アーティストはデモテープを送ってくれ」とPR。メジャーからマイナーまで世界中から500曲のエントリーがありました。また、この頃に『Big Issue(日本版)』の第6号でも取上げられています。
  10月に2枚目のCDが出ました。この時期にしたのはアメリカの大統領選挙でブッシュ政権を揺さぶるためでした("THE SECOND PEACE NOT WAR CD WILL BE RELEASED GLOBALLY OCTOBER 4th 2004, TO ROCK THE WHITE HOUSE BEFORE THE ELECTION.")。これに対して13人の参加ミュージシャンがコメントを寄せています。うち10人が直接、間接的にイラク戦やそれを導いた政治家を批判。
  2005年4月、イギリスで国政選挙が行われましたが、この際イギリス各地で(そんなに沢山ではなかったと思いますが)、アンチ・ブレアライブをやりました。移動に使ったのはロンドンからヨーロッパを通ってイラクまで、人間の楯参加者を運んだいった赤い2階建てバス(ロンドン名物のあれ)でした。
  ついこの前の7月30日、ワークショップを開催しました。内容は、G8サミットについて、ピースノットウォーのこれまでの活動とこれからについて(予告で10月に日本版がリリースされることをHPでアップ)、交流会(予告をみるにロンドンテロも話題に上ったと思われます)などです。

以上はHPで確認できるものもあるし、私の記憶も入っています。そういえば、オーストラリアでもライブをやったし、ハワード首相に対して何かメッセージを送っていたなぁ〜と思い出しましたがウルオボエ。残念ながら全てが記録としてHPに残されているわけではないし、メール登録もしていないので調べようがありません。2枚目を出してからサイトデザインも変わっているし。でも、あちこちに片鱗はみえます。「ART GALLERY」や「FESTIVAL 12-15 FEB 2005」のコーナーは、以前からのものをひきついでいるし、画像中心なんで確認しやすいと思います。



アーティストと市民をつなぐ、画期的なファンドレイジングシステム
2005/5/5、イギリス総選挙・労働党には騙されないよ。ブレアを落とせ。  このプロジェクトの最大の特徴は、市民が販売を担うことで自らの活動資金を稼ぐことができるという点です。アメリカではこのような動きはみられません。おそらく世界中のイラク反戦でここだけのことです。
  この仕組みを通して一枚目の売上だけで、10万ドル(1千万円以上)を反戦非戦平和団体に間接的に資金提供したことになるそうです。
  CDの売り方は2系統あります。一つは、一般の流通ルートを経てレコード屋さんでごく普通に販売。もう一方は、あらかじめ登録してもらった団体に、一枚600円ぐらいで卸し、店頭販売より安い1,300円ぐらいで自由に売ってもらうというもの(1,300円というのはあくまで推奨です。ちなみに日本のタワーレコードですと2,000円以上します)。それで得た利益は団体が自由に使えます(ほかに、Peace Not Warを通して個人が団体にCDをプレゼントするという方法もあります)。
  現在イギリス国内の631の団体が登録しています。ただ、これら全てが売る権利を与えられているのか、それとも「CDのマーク」が出るごく少数の団体が何らかの審査をへて売る権利を与えられているのか…。それから、店頭販売の利益をどうやって平和団体に回しているのか…。このへんがサイトをみてもわかりませんが。
  日本では71の団体が登録しています(CDのマークがついている団体はありません)。そこには、ピースボートから創価学会系、広島大学平和研究所までバラエティーです。現在でも登録を受付けています(代表者の住所氏名や販売方法、利益をどのように社会に還元するのかなどの質問に答えなければなりません)。
  このようなシステムを通して今では世界中の団体をつなぐネットワークを形勢するに至っており、日本版の販売にもつながったと思われます。



日本版概要
  PNWJの公式サイトからです。現在は英語版のみ。「Sound Phenomenal」というイギリスの音楽関連グループが日本版プロジェクトに参加しており、彼らのサイトの中にPNWJの公式サイトがあります。
  販売予定は10月。メジャーでは、「ソウルフラワーユニオン」が楽曲を提供することが決まっています。
  イギリスのように具体的にイラク問題を全面的にだしていくのか、広く平和を訴え若者に考えるきっかけを与えるというところで留めるのかは、まだこれから詰めるようです。とはいえ、公式サイトの「why now?」には、声高ではありませんがこのプロジェクトの目的が書かれており、それはイギリスの本家と遠からずです。

今年は戦後60年。この大戦ではかつてないほど市民が虐殺された。例えば、東京、沖縄、広島、長崎だ。さて、2005年、日本政府は平和憲法を改正することを検討しており、またアメリカが引起した戦争の終結後、イラク再建に軍隊を送っている。
日本には、長年に渡り平和運動が続いている。原爆投下後は反核を訴えるグループがいくつも現われ、非核(三原則)の継続が世界の反核運動を鼓舞した。ベトナム戦争では市民や学生が草の根運動を率いた。83年になると歴史教科書の検閲に対して怒った学生がピースボートを立ち上げた。いま彼らは大型客船で世界を周って、平和や人権、持続可能な発展、環境に対して務めている。2003年、イラク戦争においてメールやインターネットを使う世代が現われた。
PNWJはこういった動きに加わりたい。狙いは若い人に平和に対して行動をおこすよう鼓舞し、一般の人の意識を高めることだ。日本のミュージシャンを戦争に対してクリエイティブな反論をしている世界のアーティストと結び付け、日本のピースグループの募金調達者として振舞ってもらえるようにすることも可能だと考える。
*「今年は〜長崎だ。」のところで各地の被害状況が数字をあげて書かれていますが省きました。

『Peace Not War Japan』
http://www.soundsphenomenal.org/PeaceNotWar.htm  
  「ソウルフラワーユニオン」
  いまどき珍しいストレートな反戦歌を歌ってのけるばかりか、イラク反戦と自衛隊即時撤退を「非戦音楽人会議」というサイトを作って訴えています。パレスチナ難民キャンプでライブをしたり、「映画 日本国憲法」の音楽を担当したり、イラク日本人人質救出に署名を寄せたりとかなりのもの。というと何か堅苦しく映りますが、楽曲はファンキーで、反戦とは全く関係のないさまざまな曲を発表しています。
  http://www.breast.co.jp/soulflower/



mixiでスタッフ募集中
7月29日より募集開始。東京のスタッフに加えて、翻訳、広報、平和団体とのコーディネーター、デザイナー、その他提案や動ける人を募っています。CD自体はレーベルが決定しており、楽曲も集まっているようです。ただし、活動に参加したからといって一切の報酬はありません。完全なボランティアです。

「ソーシャル・ネットワーキングサイト・mixi(ミクシィ)」
http://mixi.jp/



サイト内リンク
「Peace Not Warの反戦ライブ」
http://blog.livedoor.jp/peacewordsproject/archives/26322474.html
「柔道の山下さんだって、合同緊急声明」
http://blog.livedoor.jp/peacewordsproject/archives/419355.html
「NY反ブッシュデモ…独立系メディアの報道」
http://blog.livedoor.jp/peacewordsproject/archives/6411922.html
Posted by peacewordsproject at 18:39│Comments(0)TrackBack(0)オルタナティブEdit



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/peacewordsproject/30099211