桃農家として新規就農を目指すblog

長野県飯綱町で桃農家として新規就農を目指し、日々の作業や新規就農にむけての内容を綴っていくブログです。

Farm Grand Gift グランドオープン

新規就農しましたので、今回の記事をもちましてこのブログの更新を終えることとしました。
今後はFacebookから更新していきます。

本日、8月19日(月) Farm Grand Gift(ファームグランギフト) のWEBサイトがオープンいたしました!


Farm Grand Gift    http://www.farm-grand-gift.com/

暑い日が続きますが、おかわりございませんでしょうか?

私は独立を期に5月1日結婚いたしました。今までは研修生として農業を学んできましたが、今は独立し夫婦で力を合わせて頑張っています。

独立し二人で考えた農園名は【Farm Grand Gift(ファームグランギフト)】です。直訳すると壮大な贈り物となりますが、素敵な贈り物をお贈りする農園という意味合いで名付けました。

副題は【smiles for everyone from SHINSYU】です。以前から抱いている、食べてくれたすべての人に笑顔になってもらいたいという思いから副題を入れました。

 独立に至るまでにはたくさんの方々の助けがありました。農作業や家事は妻に助けてもらい、農園のロゴを作ったのも、いろいろと繁雑な作業も妻にやってもらいました。パンフレットのラフ案を作ったのも妻です。ありがとう

 そのラフ案はこちらで知り合った方に形にしていただき、立派なパンフレットに仕上がりました。感謝します

 本日公開するホームページ(ECサイト)は以前勤めていた尊敬する先輩に作っていただき、素晴らしいサイトが出来上がりました!

 そして、ここ飯綱町でもたくさんの方々にいろいろなことを教えていただき、助けてもらい、今こうして私たちは独立までたどり着きました。ありがとうございます。

 昨年は気候に恵まれ、とっても美味しい桃が収穫できましたが、今年は梅雨時に雨が降らず、その後の多雨でたくさんの桃が裂果(桃の表面が割れてしまうこと)してしまいました。また、収穫前に雨が多いと薄味になってしまうため、【あかつき】に関しては薄味で裂果という散々な結果になってしまいました。

 裂果の原因を果樹試験場まで教えてもらいに行きましたが、樹が古いこと、袋がけをしないこと、干ばつ後の多雨が影響したようです。

 私たちは有機質肥料(無化学肥料)、減農薬(地域慣行基準の半分以下)、無袋(袋がけをしないと糖度が12度高くなる)で栽培しています。少しでも美味しく、安心して食べてもらいたいのでこのような栽培方法をとっているのですが、【美味しくて安心】というメリットの影に【病気や虫によるリスク、気象条件による被害】というデメリットも併せ持っています。

 毎日、農作業や様々な作業をしていて猫の手も借りたいくらいですが、充実した日々を送っています。

 現在、畑は桃を約15a1,500㎡)、林檎を約80a8,000㎡)、水稲を8.5a850㎡)作っています。

来年は新たに22a(約2,200㎡)の畑を借りて桃の苗を植える予定です。

 今後やっていく予定は、水稲を20a位まで増やして売りたいことと、養蜂でミツバチに受粉をやってもらいながらハチミツもおすそ分けしてもらうこと、加工品としてジャムやジュース、桃と林檎のお酒もできたらと思っています。そして、5年以内に法人にする予定です。

 Iターンで就農し、こだわりを持って農業という仕事に打ち込んでいます。桃に関しては、世界一美味しい桃を作ろうと思っています。多くの方々に喜んでいただけるよう、たくさん手をかけて育った作物を御注文いただけたら嬉しいです。また、ご家族、お友達、お知り合いの方々へ紹介していただけたらありがたいです。

 残暑厳しき折、ご自愛下さい。


オープンキャンペーンとして
9月末日までの御注文分を送料無料とさせていただきます。

facebook と twitter を始めました。フォローしていただけたら嬉しいです。

Farm Grand Gift
チラシ表面
チラシ中面

独立 そして異常気象

  三月いっぱいで研修を終え、四月から独立しました。 税務署へ行って【個人事業の開廃業等届出書】、【所得税の青色申告承認申請書】を提出し、はれて独立です。

独立4

独立2


 畑は既に桃やリンゴが植わっている所をお借りしました。桃畑の面積は 1反5畝(15a、1500㎡、約455坪)、リンゴ畑の面積 7反5畝(75a、7500㎡、約2273坪)、それと新たに隣接する畑 7畝を借りてそこに苗を植えました。桃とリンゴ畑の空いているスペースにも何本かの苗を植えました。生長が楽しみです。 

現在、一月下旬から行っている剪定作業をしています。独立してからは4時半起きで5時から仕事しているのですが、いまだに終わってません… だけどあと二日あればなんとか剪定は終わりそうです。

 今も やるべきことや、やりたいことがありすぎて時間が欲しいです。あるいは自分のクローンが欲しいです。

 今年は桜の開花が早く、桃の花も咲きそうだったので、剪定を一時中断し焦って桃の摘蕾を先週終えたのですが、まだ咲いていません

独立5

 四月中旬は暖かく、半袖で作業していた日もありましたが、先週末から寒い日が続き、4月21日(日)は雪が6cm程積もるという異常気象ぶり!観測史上一番遅い積雪だそうです。
 長野のニュースでは凍霜害により、アスパラ、梨、シャクヤクに被害が出てしまったそうです。僕の畑では、桃の花はまだ咲いていなく、リンゴも蕾がふくらんできたところで、被害や影響が出るのか今のところわかりません。

独立7

独立6

整枝、剪定作業

 二ヶ月も更新できずに…

 1月下旬からリンゴの樹の整枝・剪定作業をしています。

 昨年、腱鞘炎で右手が使えなくなってしまった時期がありました。一度腱鞘炎になってしまうと癖というか再発しやすいようで、たまに危険な兆候がでているため、今年はお風呂で握力を鍛えながら予防しています。腱鞘炎になると、雪かきもできなくなるので気をつけなければなりません。

 剪定道具は篤農家さんの真似をしてノコギリは同じものを使用しています。ですが、その方の剪定バサミはオーダーメイドの高級品なので僕は買えず、僕は安めのもので腱鞘炎になりにくいものを使用しています。

 ノコギリが二本あるのは、刃の目が細目と中目とあり、細目は指くらいの太さの枝を切るのに適しており、中目は腕くらいの太さの枝までに適していて、使い分けています。

剪定作業1

 桃のある畑やその近くの畑は細い道を入っていかないといけないのですが、その道は雪がたくさん残っているのでまだ行けず、現在、広い道路から近いリンゴ畑で剪定しています。

剪定作業2

 雪が降ったり解けたりを繰り返し、脚立の一段目まで雪に埋もれてしまうので、現在の積雪量は30cmくらいになります。

剪定作業3


 (脚立の上からの眺め)

剪定作業4


 品目や品種によって剪定方法は異なりますが、僕は考えながら作業をするのが面白く、剪定作業が好きです(剪定って本当に難しいんですけど)。まだまだド素人なので、いろいろとやり方を変えてみて、その結果どうなるか?経験を積み上達していけたらと思います。


剪定作業5


 切った枝は燃やして処理しようと思い、ガソリンスタンドで要らないドラム缶をもらってきて、サンダーで蓋と通気口を切って、蝶つがいとロックをリベットで取り付け。
 剪定枝だけを燃やそうとしても燃えないので、一番下に新聞紙や段ボールなどの燃えやすいもの、その上に炭や乾いた木(薪)を置いて燃やします。その熱と炎で剪定枝を燃やします。一度燃えてしまえば、その後はどんどん剪定枝を投入しても大丈夫です。
 (農業・林業・漁業を営むためにやむをえない焼却は特別に認められています。近隣の迷惑にならないこと。)

剪定作業8


 先日、ジャケットに付いた雪を見ると結晶が見られました。☆

剪定作業7


 晴れた日は積もった雪がキラキラと輝いています☆

剪定作業6

初積雪

12月1日に今季二度目の雪が降り、15cm位積もりました。

初積雪1

初積雪2

夏が終わって秋がきたと思ったら、あっという間に冬に突入してしまいました。

先週、車のタイヤもスタッドレスに交換し冬の準備を整えました。


12月9~10日にかけて雪が降り続き、30cm以上積もりました。

初積雪3

リンゴの収穫

9月から行っていたリンゴの収穫も先日やっと終わりました。

リンゴ収穫1

12月1日は吹雪の中 収穫、選果してました。

リンゴ収穫3

今年はカメムシによる吸汁害や、コルクスポットという生理障害が多くでましたが、ふじ は蜜の入り良く美味しいリンゴになりました。

リンゴ収穫2

干し柿作り

これも初めての経験ですが、干し柿をつくってみました。

近くの直売所で購入した渋柿の皮を剥き、軒下に吊るしておきます。一週間後、全体を指で揉みます。その一週間後再び指で中心まで揉みます。その後、藁に被せて寒風にあてていたのですが、白い粉はふきませんでした。

干し柿1

干し柿2

初めての経験でしたが、美味しく出来上がりました。

野菜畑3(土壌改良)

果樹園近くの野菜畑は粘土質の土壌だったので、今年の収穫が終わったら土壌改良をしたいと思っていました。冬の間、雪の下で微生物に頑張ってもらおうと考え【もみ殻燻炭】と【牛糞堆肥】、石灰、苦土を畑に撒きました。春になったら鶏糞も撒いて耕す予定です。

まず、精米所でもみ殻をもらってきて、農業用品販売店で買ってきた【燻炭器】を用いて【もみ殻燻炭】を作りました。

畑の土壌改良1

【燻炭器】の中で新聞紙を燃やし、周りにもみ殻を被せます。次第にその熱でもみ殻が炭になっていくので、炭化した部分とそうでない部分を混ぜて全体を炭にします(所要時間1時間くらい)

畑の土壌改良2

全体が炭になったら広げて、燃え尽きて灰にならないように水をかけて消火します。

畑の土壌改良3

この燻炭を畑に入れることで、排水性や通気性が良くなります。

次に地元の酪農家さんから【牛糞堆肥】を購入して、畑全体に撒きました。

畑の土壌改良4

畑の土壌改良5

畑の土壌改良6

冬の間、雪の下で微生物に頑張ってもらえたらと思います。

2012年度 庭4

9月、ズッキーニを植えていたところへ、冬に収穫できるようにブロッコリー、カリフラワー、白菜、キャベツを2株ずつ植えました。


庭d2


庭d1

それぞれお店で売っているものと遜色ないものが実ってくれました。


庭d7

庭d3

庭d4


12月1日に雪が降り、15cmくらい積もりましたが、その後の天気で解けました。

庭d4
庭d5

庭d6

田んぼ5(脱穀)

 今年初めて経験した田んぼの作業もこれで最後です。はぜかけで干していた稲を機械を使って脱穀しました。今回も、機械は研修先関連の農家さんにお借りし、また手伝っていただきました。ありがとうございます

田んぼc1

 この機械は、稲の束を取り込み 脱穀して、稲わらと脱穀した際のゴミは外に排出されます。もみ は準備した袋に詰められます。


 もみ写真

田んぼc2


 田んぼの面積8.5畝で、16袋(もみの状態で1袋30キロ)収穫できました。

田んぼc3


 稲わらは来年、野菜畑で稲わらマルチとして利用しようと考えているので、田んぼに干しておきました。(下の写真の後、ブルーシートで雨よけ済)

 今回も彼女と農家さん二人に手伝ってもらったので、作業は2時間半ほどで終わりました。本当にありがとうございました m(_ _)m

田んぼc4


 作業終了後、早速 精米所へ行って精米。

田んぼc5


夕食は彼女と新米祭りをしました。

田んぼc6

 自分で作ったお米ということを差し引いても、モッチモチでめちゃくちゃ美味しいお米でした。
 それは、この地域のコシヒカリが【特A米】という食味の良いお米の獲れる地域だからです。
 毎年2月に(財)日本穀物検定協会というところで、昨年収穫された全国のお米の食味検査を行い、ランキングを発表しています。食味評価試験

 しかしながら、長野県北信地区を調べてみたらずっとA評価。平成22年産米はA'…。 ですが、平成23年産米は特A評価ということでよしとしましょう。

 この美味しさを分かち合いたいので、友人知人の方で食べてみたいという方はご連絡下さい。

田んぼ4(稲刈り)

 ついに稲刈りの時期を迎えました!

 僕は少しでも美味しいお米を作りたいので、コンバインではなく【バインダー】での収穫です。

 コンバインでの収穫は脱穀まで行い楽なのですが、乾燥は機械で強制的に乾燥させます。短期間で乾燥させるとお米にヒビが入ったり、お米の旨みを損なうそうです。それに比べて はぜかけ は昔ながらの乾燥法で、天日でじっくりと乾燥させるため、ヒビ割れたりせず強制乾燥よりも美味しさが損なわれないそうです。

 バインダーは研修先関連の農家さんからお借りしました。このバインダーは稲を刈りながら、一定の束にして紐(麻紐)で縛るところまでやってくれます。機械で結ぶという作業ができるのがスゴイですね!

 田んぼの四隅は手で(鎌を用いて)刈って、残りをバインダーで刈っていきます。初めは扱い方がわからないので、機械を貸してくれた農家さんに教えてもらい、その後は一人でやっていきました。
 今回の稲刈りも彼女に手伝ってもらい、手で刈った稲を束にして紐で結んでもらっていました。

田んぼb1

 しかし、田んぼの渇きが悪く、ぬかっていた所でハマってしまいました…

田んぼb2

 一人で脱出させることができず、途方に暮れて自分も手刈りの稲を束にしていたら、農家さんが様子を見にきてくれ、湿田用タイヤを持ってきてくれました。タイヤを履き換え、ぬかるみ地帯は手で刈ることにして残りをバインダーで刈り終え、はぜかけしました。
 この日は9月30日。台風17号が迫っていて、雨が降る前に終わらせたかったのですが15時頃から雨が降り、自分も彼女も長靴の中までビッショリ、暗くなり18時頃まで作業してましたが終わらせられず。彼女に大変な思いや寒い思いをさせてしまって申し訳ないばかり。

 翌日は台風の影響で田んぼは更に水浸し…。平日で仕事もあるし、田んぼ作業はできず…

 その次の日、刈った稲を長いこと水に浸けておくと芽が出てしまうということで、まだぬかるんでいるけど仕事の休みをいただき、バインダーを借りた農家さんにも手伝ってもらってやっと終わらせることができました。

田んぼb4

田んぼb3

田んぼb5

 稲刈りは助けを借りてなんとか終わらせることができました。ありがとうございました m(_ _)m

田んぼb6

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