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前回までのお話はアヴェ・マリア(1)(2)(3)
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 *** 8

 先生のアトリエのバスルームは広い。それに脱衣所との仕切りもガラスで、まるでラブホテルのようだった。
「こんなバスルーム、なかなか個人の家にはないよね。実はこういう風にしたらって提案したのオレなんだ」
 倉井がそう言って笑いながらバスルームに入って行った。
 香奈枝はアトリエを出る前にペニスバンドを外してもらい、膣の中に入れていたローターも抜いて全裸のまま。倉井も下着をつけているだけだった。
「さて、今日はお風呂でも普通じゃできないこと体験させてあげるよ。楽しみにしてて」
 そう言って倉井はバスタブに湯をため始める。バスタブはバスルームの床より半分ほど下に埋められている。またバスタブ自体バスルーム同様に大きい。一度に3、4人が入れるだろう。
 香奈枝は倉井に微笑だけで答えたが、どんなことを考えているのか、楽しみというより不安もあった。
 杏子とのプレイでもうクタクタだったからだ。
 バスルームは湯の蒸気でかすみ始め、脱衣所との壁でもあるガラスが曇っていった。
 倉井は湯船に3分の1ほど湯をためるとその中に何かを入れていった。そして片手で湯をかき混ぜる。
「ほら、お湯がゼリー状になったでしょ」
 顔だけ振り向いて倉井が微笑む。
「なんですか、これ」
 香奈枝もバスタブの中を覗き込んで聞く。
「まあ、ローションのお風呂ってところかな。リラックス効果もあるんだよ」
「へえ」
「杏子ちゃんも呼んできて、一緒に入るといいよ」
「はい、そうします」
 香奈枝はアトリエにいる杏子に声をかけ、一緒に入浴することにした。
「わあ、久しぶりね。キモチイイからわたし大好き」
 杏子がバスルームに入るなり言った。
「今日は青りんごの香りかな。香奈枝さん、入ろう」
 杏子に手を引かれて香奈枝はバスタブの中に足を入れた。湯はぬるめでその感触は何とも言えないものだった。腰を下ろすと青りんごの香りがいっそう感じられる。
 隣の杏子はもうリラックスした姿勢で目を閉じている。
「やっぱりここのお風呂は広くていいなあ。うち、ユニットバスだから狭くて」
 杏子がポツリと言う。
「オレん家もだよ」
 倉井が笑う。
「で、倉井さんはなんでそこにいるの。いまさら裸見られて恥ずかしいっていう仲でもないけど」
「背中でも流してあげようと思ってね」倉井はそう言って立ち上がるといったん脱衣所に行き、ビーチで使うようなエアマットをもって戻ってきた。「本当はコレさ。ふたりとも疲れてるだろうからマッサージしてあげようと思って」
「へえ、香奈枝さんにはサービスしちゃうってことかな」
「え、杏子さんにもでしょ」
 香奈枝はあわてたように言う。
「わたしにはそんなことしてくれたことなかったですよ、倉井さん」
「え、そうだったっけ。おかしいな」
 倉井がごまかすように笑う。
「まあ、ゆっくりゼリーのお風呂を楽しんで。そのあとでマッサージね」
「マッサージのあと自分も何かしてもらおうと思ってるんじゃないの」
 先生がバスルームの戸口から言った。
 服は脱いでいて、左の乳房の上側に鮮やかな薔薇のタトゥがあるのが印象的だった。
「あら、真里亜さんもご入浴ですか。サービスさせていただきますよ」
 倉井がおどけた調子で言う。
「あ、倉井さんスケベイスに座ってたんだ。なるほどね、そういうことか」
「スケベイスって」
 杏子の言葉に香奈枝が聞き返す。
「風俗店なんかで使うプレイ用のイス」杏子が倉井の座っているイスを指さしながら言った。「エッチなプレイがしやすいようなカタチになってるの」
「へえ、そうなんだ」
「もう、やだなあ。これしかイスがなかったからだよ」
「言い訳はいいから、香奈枝さんにマッサージしてあげなさい」
 言いながら先生がバスタブに入ってきた。
 香奈枝にはその先生の身のこなしひとつひとつがまるでスローモーションのように見え、映画を見ているような錯覚を感じた。それほど先生の裸身は美しかったのだ。
「香奈枝さん、どうぞこちらへ」
 倉井がバスタブの前に置いたエアマットの横に立って手をさしのべながら言った。
 香奈枝はその声で我に返り、倉井に手を取られながらバスタブから出た。
「うつ伏せに横になって」
 倉井がマットに腰を下ろす香奈枝に言う。
 香奈枝がうつ伏せに横たわると、倉井は洗面器の中にローションを注ぎお湯を足して手で軽くかき混ぜると、香奈枝の背中にたっぷりと注いだ。そして手のひらでローションを伸ばすように香奈枝の背中をマッサージし始める。
「気持ちいい、倉井さんうまいんですね」
「でしょ、でしょ」
 倉井がうれしそうな顔をしているのを湯船の中の杏子と先生があきれたように笑う。
 数分の間、倉井のマッサージを受けていると、その心地よさに香奈枝はそのまま眠ってしまいそうだった。
「悟、杏子にもマッサージしてあげて」
 先生の声で、香奈枝は一瞬落ちていた眠りから目覚めた。
 香奈枝と入れ代わってマットの上にうつ伏せに横になった杏子に、倉井は同じようにマッサージをする。
「ほんとだ、倉井さん、うまいねえ」
「あら、杏子ちゃん肩がすごくこってるね」
「うん、重点的にお願いします」
「了解」
 倉井は一心不乱にマッサージを続けた。そんな様子をローション風呂に浸かりながらぼんやりと見つめていた香奈枝の耳元で先生が囁くようにいった。
「マッサージのお礼に杏子とふたりで悟のことも気持ちよくしてあげなさい。彼、あなたたちのことを見ているだけで満足していたみたいだけど、まだ出していないから」
「あ、そうですよね…。でも、どうしたら…」
「そう…ね。杏子とふたりでソーププレイなんてどうかしら」
「真里亜さん、いいんですか、そんな楽しいことしてもらっちゃって」
 倉井がマッサージしながら言った。どうやら香奈枝と先生の会話が耳に入っていたらしい。
「わたしはどちらでもいいのよ。悟が家に帰ってひとりでシタいっていうのならそれでも」
 先生は天井を仰ぐようにして人ごとのように言った。
「まさか。このまま帰っちゃったら後悔しきれませんよ」
 倉井はそう言って笑った。
「ふふ…だったら杏子が満足するまでマッサージしてあげなきゃ…ね」
 先生はそう言って微笑んだが、香奈枝には美しさとともに言いようのない凄味が感じられた。
 
 *** 9
「まずはコレかなあ」
 倉井は下着を脱いでくるとスケベイスに腰を下ろして言った。
「やっぱりね」
 杏子が答える。
「わたし、ソーププレイって言われてもわからないです」
 香奈枝は誰にともなく言った。
「いいのよ、杏子のすることをマネして、いっしょにしてあげて」
 先生がバスタブに置いた両腕の上に顎を乗せて微笑みながら言った。
「そしたら、両側から洗ってあげようか」
 杏子はそう言って倉井の右側に膝立ちで腰を下ろすとボディーソープを手のひらにとってから、ソープのボトルを香奈枝の方に押し出す。香奈枝も倉井の左側に同じように腰を下ろしてソープを手のひらにとった。
 そのまま手のひらで倉井の体をこする。
「香奈枝さん、自分の体にもソープつけて」
 杏子に言われて香奈枝は自分の胸やおなかをにソープをつける。
「じゃあ、倉井さんの背中をおっぱいでこすってあげて」
「お、いいねえ」
 杏子の言葉に倉井が反応する。
「こうかな…」
 香奈枝は倉井の背中に回ると胸を押しつけ左右に動かしてみる。
「うんうん、いい感じですよ、香奈枝さん」
 香奈枝がそうしているあいだに杏子は倉井の足を洗っていた。爪先から脛、太股と杏子の手が上がっていく。
「香奈枝さん、両手で悟の乳首も触ってあげて」
 先生が言う。
 香奈枝は倉井の肩に置いていた両手を前に回し、乳首の位置を探り、見つけると指先でつまんだりこすったりしてみる。
「もう、オレが乳首弱いの知ってて…真里亜さんてば」
「あれ、倉井さん大きくなってきたね」
 杏子が言う。
「香奈枝さん、後ろから手を回して触ってあげられるでしょ。やってみて」
「え」香奈枝は杏子の言葉に戸惑った。「手を回すって」
「ほら、このイス、お尻の下から前に手を回せるのよ」
「あ、ああ」
 香奈枝は大勢を低くしてイスの真ん中の溝から倉井の股間に手を伸ばして前を探った。そこにはすでに熱くなっている倉井のアレがあった。それを握ってを上下に動かす。
「できたら胸も悟の体に密着させてみて」
 倉井の腰の後ろ辺りに自分の胸を密着させながら、香奈枝は手を動かした。手の中で倉井のペニスは急激に太く大きくなっていった。
「杏子、シャワーで流してあげて」先生が頃合いを見計らって言う。「それからふたりで悟を口でイカせてあげなさい」
 シャワーで泡を流したあと、その場に立っている倉井の前に、香奈枝と杏子は膝立ちに座って左右から舌を倉井の肉棒に伸ばす。シャワーを浴びているあいだに少し元気をなくしていたソレはまた天をつくように大きさをとりもどしていく。
 杏子が倉井のソレを口を含み、頭を前後に動かしてみせ、香奈枝に同じようにしてみるように促す。
 口の中でまた倉井のソレが大きくなったような気が香奈枝はした。
「そのままイカせてみて」
 杏子が香奈枝の耳元に囁く。
 自分の倉井をイカせることができるのか、自信はなかったが香奈枝は夢中で倉井のソレを頬張り、舌を動かした。
「ああ…もう少しで、イキそう」
「ふたりとも、悟のを顔で受け止めなさい」
「ああっ、イクっ。ふたりとも顔を寄せて」
 倉井は自分から腰を引いて香奈枝の口から自分のソレを抜くと、杏子が香奈枝の顔に自分の顔をつけたのを確認して、射精していった。
 トン、と軽い重みと勢いがふたりの頬や鼻に感じられ、精液の臭いが広がっていった。
 こんな形で顔に精液を受けるのは初めての経験で、香奈枝はなぜかそれだけで興奮するとともに、倉井をイカせた満足感を味わっていた。
 
 *** ZERO
 サロン「アヴェ・マリア」。
 画家や美術評論家、その卵たちが集う場所。
 サロンの主はモデルのような美貌の女流画家、真里亜。
 真里亜のアトリエに集まったメンバーたちはそれぞれ興味のある話題を提供し合い、サロンを活気づけているが、その興味の半分以上は真里亜のアイデアによる煽情的なセックスであることは、メンバー以外誰も知らない。
 
 週末、また新しいメンバーがサロンに誘われてきた。
 エスコートする香奈枝は、そのあとのプレイを期待して密かに興奮していた…。
 
[…to be continue]
 
(猫目ユウ:作)

今回小説に登場したグッズは



ニューエステゼリー

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入浴するだけで新陳代謝を高め毛穴の奥まで汚れを取り除く、入浴剤。お湯をゼリー状にして、ふわふわな感触とアロマ効果でリラックスすることができます。青りんごやオレンジ、ラズベリーなど香りも選べます。使用上の注意をよく読んでからご使用ください。商品の情報、ご購入はニューエステゼリーの紹介ページをご覧下さい。



ソープマットセット

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幅55センチ、長さ170センチのエアマットとポンプ、ローションがセットになった商品。これで自宅でも手軽にソーププレイが楽しめちゃいます。商品の情報、ご購入は
ソープマットセット
の紹介ページをご覧下さい。



ラメ入りスケベイス

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もはや一般家庭にあっても違和感のないくらいポピュラーな存在になってしまった「スケベイス」。お風呂でのプレイを盛り上げる定番アイテムですね。商品の情報、ご購入はラメ入りスケベイスの紹介ページをご覧下さい。