2013年02月18日
歯科技工士とのチームアプローチ
歯科技工士がどんどん減少しています。
歯科技工士は歯科医からの注文を受けて仕事ができます。直接患者さんとのやりとりはありません。歯科医師が歯科技工士の待遇を決めているようなものです。
ところが、歯科医院の経営がかなり厳しくなり、経費節減のためにできるだけ技工料を安く押さえないといけない状況が多いために、仕事を得るにはギリギリまで技工料金を下げて、得た仕事を過酷な労働時間でこなしている技工士さんが大半なのです。
技工士の資格を持っていながら、技工士をやめる若い人材が多くなっています。宝飾細工など、技術を活かせる職業に転職する人もいますし、全く関係の無い仕事に就いている人も多いと聞きます。若い技工士が特に激減していますので、将来技工士は完全に不足してくるのではないかと心配するほどです。
技工士として生きて行くには、ものすごく高い技術を持ち、高い技工料でも歯科医から選ばれるほどになるか、とにかく限られた時間でそれなりのものを作れるスピードを持つかのどちらかになってきます。
技工士の就労先も、歯科医院内でその医院の技工をする形、個人開業する形、大手の歯科技工所に勤務する形の3パターンがありますが、歯科技工士を雇える歯科医院がかなり減ってきています。個人開業も経営的にすごく厳しいのが現状です。
以上が一般の話ですが、パール歯科の状況で言いますと、過去には技工士を雇用していたことがありますが、ここ15年は技工士は置かず、すべて個人または大手の技工所外注しています。技工物の種類によって、技工所を選択できる方が、良い結果が得られると考えたからです。
ところがある講習会を受けて、今の技工物(被せや義歯)をもう一つバージョンアップするには、院内にチームの一員として技工士がいた方が良いように考えるようになりました。
今までの考えをがらりと変えて、一つでも多くの技工物を作るのではなく、良い技工物を作るための全ての段取りをする技工士です。技工士さんにきちんとしたものを作ってもらうには、きちんとした準備が必要です。技工所とのコミュニケーションも、本当はもっともっと時間が必要ですし、技工所が本当にそこで良いのかもきちんと検証も必要です。歯科医師も忙しすぎて、なかなかそこまでできないのが現状なのです。
そこで、私はそういうことを専任で行う技工士をチームに加えることを考えました。今までの技工士の仕事とはちがう、技工コーディネーターという立場です。治療計画にも積極的に参加します。治療計画が決まった後は、材質に関してプロの知識で患者の相談に乗れるかも知れません。
そういう具体的なイメージが固まり、求人をしました。面白いもので、欲しい人材のイメージが明確になれば、結構思い悩むことなく良い人材が見つかりました。本日彼をチームの一員としてやっていこうと合意をしました。
もちろん暫くは給与に似合う収入は出ないであろう事は解っています。しかし将来的には、チームのパフォーマンスがあがり、彼の存在意義が重要になってくる日が来ると信じています。その為の先行投資をする事は、全然惜しいと思わないし、そういうある種の投資ができる環境にある事に感謝です。
きっと良くなりますよ。楽しみです。
歯科技工士は歯科医からの注文を受けて仕事ができます。直接患者さんとのやりとりはありません。歯科医師が歯科技工士の待遇を決めているようなものです。
ところが、歯科医院の経営がかなり厳しくなり、経費節減のためにできるだけ技工料を安く押さえないといけない状況が多いために、仕事を得るにはギリギリまで技工料金を下げて、得た仕事を過酷な労働時間でこなしている技工士さんが大半なのです。
技工士の資格を持っていながら、技工士をやめる若い人材が多くなっています。宝飾細工など、技術を活かせる職業に転職する人もいますし、全く関係の無い仕事に就いている人も多いと聞きます。若い技工士が特に激減していますので、将来技工士は完全に不足してくるのではないかと心配するほどです。
技工士として生きて行くには、ものすごく高い技術を持ち、高い技工料でも歯科医から選ばれるほどになるか、とにかく限られた時間でそれなりのものを作れるスピードを持つかのどちらかになってきます。
技工士の就労先も、歯科医院内でその医院の技工をする形、個人開業する形、大手の歯科技工所に勤務する形の3パターンがありますが、歯科技工士を雇える歯科医院がかなり減ってきています。個人開業も経営的にすごく厳しいのが現状です。
以上が一般の話ですが、パール歯科の状況で言いますと、過去には技工士を雇用していたことがありますが、ここ15年は技工士は置かず、すべて個人または大手の技工所外注しています。技工物の種類によって、技工所を選択できる方が、良い結果が得られると考えたからです。
ところがある講習会を受けて、今の技工物(被せや義歯)をもう一つバージョンアップするには、院内にチームの一員として技工士がいた方が良いように考えるようになりました。
今までの考えをがらりと変えて、一つでも多くの技工物を作るのではなく、良い技工物を作るための全ての段取りをする技工士です。技工士さんにきちんとしたものを作ってもらうには、きちんとした準備が必要です。技工所とのコミュニケーションも、本当はもっともっと時間が必要ですし、技工所が本当にそこで良いのかもきちんと検証も必要です。歯科医師も忙しすぎて、なかなかそこまでできないのが現状なのです。
そこで、私はそういうことを専任で行う技工士をチームに加えることを考えました。今までの技工士の仕事とはちがう、技工コーディネーターという立場です。治療計画にも積極的に参加します。治療計画が決まった後は、材質に関してプロの知識で患者の相談に乗れるかも知れません。
そういう具体的なイメージが固まり、求人をしました。面白いもので、欲しい人材のイメージが明確になれば、結構思い悩むことなく良い人材が見つかりました。本日彼をチームの一員としてやっていこうと合意をしました。
もちろん暫くは給与に似合う収入は出ないであろう事は解っています。しかし将来的には、チームのパフォーマンスがあがり、彼の存在意義が重要になってくる日が来ると信じています。その為の先行投資をする事は、全然惜しいと思わないし、そういうある種の投資ができる環境にある事に感謝です。
きっと良くなりますよ。楽しみです。
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この記事へのコメント
1. Posted by ホワイト 2014年06月16日 13:43
歯科技工士が激減していますが、それに加えて、CADが支流になり、削らない治療が保険適用になればいずれ歯科技工士はいらなくなります。患者が歯医者に行き、少し待って居れば被せ物ができあがりその日のうちに治療終了。そんな時代が来るのが日に日に現実化してきた様に感じます。低賃金、過剰労働の歯科技工士はもう終わりかもしれませんね。他の仕事をした方がずっと給料もいいし、時間も短い。歯科技工士に魅力を感じてなる人が減っているのはよく分かります。作っても歯医者がピンハネ、技工所がピンハネ。これでは給料は上がらない一方ですから。歯科技工士の未来はもうないと私は思います。
2. Posted by パール 2014年06月16日 14:17
文面から察します所、技工所にお勤めの技工士さんでしょうか。
誇りを持って歯科技工士も、歯科医師も、歯科に関わっているスタッフも仕事ができる環境が望まれますが、なかなか今の社会情勢からいうと難しいのかも知れませんね。

