ペダンなお部屋

ペダンとは、「衒学(学者ぶって知識をひけらかすこと)」を意味する pedantryからとっています。 嘘です。後付けです。 本当は「ウルトラセブン」に出てくる宇宙人からとりました。 ただこれほど私自身を表している言葉はなく、全くの偶然とはいえ、 自分では大変気に入っています。 知識が浅いくせに分かったようなことを話したがる。 それが僕の正体です。

15年ぶりの渡鹿野島番外編~伊勢神宮~

 

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 渡鹿野島に行くついでということで伊勢神宮にも行ってきた。多くの人に評価も感想も書きつくされており、今更ここで書くこともないのだが、それでも行ったら行ったで、見たら見たで、知ったら知ったで色々と思うことが湧き出たので、それを少し書き留めておこうと思う。
 まず行って初めて知ったのだが、伊勢神宮には「内宮」と「外宮」と二つあるということ。茶道の「表千家」・「裏千家」のようにもとは一つだったのが分かれたのかなと思ってたらさにあらず。内宮に祭られてる「天照御大神」の食事の世話をするために外宮を作り、そこに食事をつかさどるカミ「豊受大御神」を祭ったとのこと。天照御大神に対する祈りや崇拝よりも、まずは飢えさせてはいけないのだ。
 次に「式年遷宮」が行われた際、社殿だけを建て替えたのではなく、そこに収められる奉納品も新しいものに取り換えられたということ。カミにぼろぼろになった神具や衣装を使わすわけにはいかないのだ。
 以上二つのことを知って新たに思ったのは、日本人にとってカミとは、万事のことに対して超能力や霊能力をもって日本人に貢献する、我々の上位部族というふうにしか捉えていないのではないかということである。
 超能力や霊能力をもつとはいえ我々と同じ部族である。飯も食うし服も着る。住むとこも必要だ。それを我々が世話する代わりに、我々はカミから恵みと恩恵を受ける。日本人にとって「神との契約」はこういうことであり、「世話すること」というのは神聖な行為として日本人は捉えてきたのではないだろうか?。「おもてなし」の起源がここにあるように思えてならない。ついでに言うなら、相手が衣食住の世話をしてやらなくてはならぬ上位部族とはいえ、基本見たことも会ったことも連中なので、そんな相手に見返りも実はさほど求めてはいない。我々に迷惑をかけずにいてればそれでいいのである。
 そしてカミに対する「世話」というのは、一人ではできない。飯を食わすなら農作する人・猟(漁)をする人が、服を着せるには裁縫する人が、生活するには道具を作る人が、住んでもらうには建物を建てる人が必要であり、こういったことはどうしても共同体単位でしかできない。人が生活していくうえでの最小の共同体が形成されて初めてカミを祭ることができるのだ。共同体の営みがそのままカミの営みと直結している。ためにありとあらゆる生活の営みは、我々にとって神聖なものとして捉えられてきたのではないかと思う。日本人の労働に対する美徳意識、職業別の貴賤意識の低さ、集団でことにあたる態度というのは、ここに起源を持つように思えてならない。
 「神が人間を創造したのか?。人間が神を創造したのか?」というのはよく聞く哲学的・宗教的テーマだが、日本のカミにとって、日本人を創ろが、日本人に創られようが、「世話される・世話させる」ことが必要であり、それは個人では無理で、共同体でやってもらうのが基本的な条件である。
 逆に「神が人間を殺すのか?。人間が神を殺すのか?」というのはあまり聞きませんな。「神は死んだ。お前たちが殺したのだ」って確かニーチェが言ってたと思うが、日本のカミの場合、共同体が滅んだ時きっと死ぬんだと思う。カミを殺すなんて恐れ多くて中々できることじゃないので、日本人は永遠に共同体への強い帰属意識を持ち続けるんだろな~。
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15年ぶりの渡鹿野島その5~廃墟あさしお~

先にネタバレしておくと、この廃墟「あさしお」という元ホテルで、廃墟マニアには結構有名かもしれない。
というのはネット上には「廃墟検索地図」なるサイトがあって、ここにしっかりと紹介されているからだ。
また、ここではこのブログと同じように渡鹿野島をレポートしたブログが紹介されているので、そちらのほうも見てやっておくんなさい(こっちよりもそっちのほうがいい出来)。
ただ、ここまでしつこく中に入ってまでレポートしてるのはこのブログだけみたい。なんかヤバいことやってるのかな
因みにここがどんなホテルだったかを知りたい方は此方を参照してください。廃墟化してもやむなしと思えますから(`・ω・´)。

まずは外観から。この辺は他の「あさしお」関連のサイトでも見ることはできるかと思います。
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入り口はこちら。









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入ってすぐの風景。いろんなものが集められて、そのままほったらかし状態。雨水の浸入で、廊下が液状化した何かで浸されています。








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フロントって書いてあります。てことは元は宿泊施設か?!









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煙草の自動販売機発見。タスポは使わなくてもいいみたい。









DSCF2012DSCF2013「MEVIUS」ではなく「MILDSEVEN」。しかもデザインが変わったばかりで一箱300円の時代ってことは・・。






調べてみました。2006(平成18)年以降のことみたいです。ってことはここ廃墟になって少なくても10年たっていないってことか。廃墟としては歴史が浅いが、風格がそれを感じさせません。

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奥に進みます。で右横を見ると・・







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外から見えたプールです。水が完全に汚水と化しとる。広くて使い勝手はよさそうだけど、目の前にパールビーチがあるのに何故こんなもん作ったんだろう?。そっか、パールビーチ遊泳禁止だもんね







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朽ち果てた避難ばしごの横を通っていくと・・。









見てのとおり解体作業途中で放棄されとる・・。てか散らかってるだけ。
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二階に上がります。大浴場のようです。
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フロアはこんな感じ。右端にドアが見えてるの分かります?。まずはそっちから入ってみます。








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こんな感じで、なんの部屋だったかよく分かりません。さらに奥に進むと・・






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ここだけきちんと縁が切られて取り壊されています。何故だろう?。何でここでやめてるの?。この先一体何が建ってたの?





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次は「大浴場・殿方」です。









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割とよかったんじゃないの感がします。







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この電気マッサージ椅子。現役で動いてるのってもうないんだろな~。料金が10円ってのもヤケクソ感がありますが、紙に書いて値札を貼ってあるのがまた適当感を醸し出しています。




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最後に「浴場・御婦人」です。「大」が付いてないので、殿方より規模が小さいのかな?








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そんなことありません。殿方風呂となんら変わりはないです。






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けど電気マッサージ椅子の代わりに、御婦人用らしくベビーベットがありました。







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上の宴会場に行ってみましょう。







電気・ガス管等はかろうじて取り外されていますが、それ以外はほったらかし・・。きっと解体業者に支払う金がここで尽きたんだろな・・。行政には何もいわれなかったのか!?
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ここのコンクリート梁、ジャンカ(コンクリートが詰まってなくて空隙ができている状態)が出来とる。手抜き工事もいいとこだが、今更咎める人は誰もいないやろな。







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ここのフロアー、一度タイル張りにしてたみたい。改装するのに床は桟木とコンパネで敷き詰めて、壁もコンパネを貼って、コンクリートブロックで間仕切りをする。ここも浴場だったのかな?







上の客室にあがろうとしたらトイレットペーパーが!。やっぱし以前に誰かここに侵入してんだろな~。トイレットペーパーをたどっていきます。
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先ずは客間です。意外と綺麗でちょっと我慢すればこのまま宿泊できそうです。
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でも冷蔵庫の中のものに手を出すのはやめたほうがいいだろなぁ









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押入れの中の布団は実にきれい。すぐにでも使えそうです。
汚れをふせっぐって意味で押入れってホント大したもんやなぁ~。








で、奥に進みます。すると・・

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厨房のような部屋ですが、そこに敷かれていた新聞紙を見てみると・・









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「2008年1月19日」となっています。やっぱし最近まで経営されてたようですね・・。さらに先へと進みます。








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辿ってきたトイレットペーパーの端がついに見つかりました!。
もうこれ以上はお腹いっぱいなので、ここをゴールとしました。
で、その横にあったのは・・。







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どうやら従業員の部屋だったようです。スリッパに「あさしお」って書いてあったのでここの施設の名前が分かりました。

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しかしこの施設、まるで急な災害がきて、とるものも取らずに放棄されった感じでいろんなものがそのまま放置されてんだよなぁ~。

 
 とまぁ、以上こんな感じですが、宿泊施設の廃墟としてこれだけ整って残っている物件は中々ないと思います。
コンクリート梁のジャンカ跡を見ると、崩壊の恐れありですぐにでも取り壊されるべきだと思うのですが、金がないのかどうでもいいのか、まるで「廃墟見学施設」のようにそのまま放置されています。渡鹿野島は観光地として新たな再生を目指しているということですが、ほかに紹介した施設といい、現地人の無気力さと無関心さ。そこからくる心の荒廃の象徴のような遺構として、早く無くなってしまうことを切に願います(俺はもう訪れたので

15年ぶりの渡鹿野島その4~亜空間、その深淵~

深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ.。
大げさだと思われるかもしれないが、こんなとこにいると本当にそう思うぞ
で、最初に覗いて覗かれたのがこれ。
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七福神でしょうな~、多分。
「宝」と書いてあるべところに「絆」の文字が!
「絆」て・・ここで絆を結びたい相手はおそらくいません!。
弁財天が不機嫌そう(他は知らん。てか此奴ら見ても分からん)。
よく見ると一人足りてませんが・・。





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後ろにもいてません。
逃げ出せたのか!。だとしたら、そいつは一番の幸せ者です。
振り返るな!、そして二度と戻ってくるな!。
けどこうなると絆の文字が空々しいです。
だから絆と書かれたのか!。





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七宝船の奥にも船がありました。
楽しそうに蛙達(多分?それとも別の生物??)が乗船しております。








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でも漕ぎ手の蛙二人は泣いてます。
なんで??。
亜空間で楽しげにしてる蛙達を憐れんでるのか?。それとも永遠に逃れられない(勝手に決めつけてますね)亜空間で船をこがなくてはならない自分たちを憐れんでいるのか?。一体どっちなんでしょうね?
この場面、本当に理解できません。




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ふと右横を見ると矢沢永吉の演奏が!
こんな所で永ちゃんのコンサートが見れるなんてなんてラッキーと思いきや、この永ちゃんをよく見ると・・







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ん~待て待て~。
星マークのTシャツにオーバーオールを履いた矢沢永吉なんて見たことがありません。
まさかこんなダサい恰好であの矢沢永吉が曝されてるとは・・。

亜空間、恐るべし





そしてその亜空間の深淵の奥で、ついに現れたのは(つд⊂)ゴシゴシ

きました!、版権界の絶対恐怖領域、ネズミーランドとその住人達です。
ネズミーマウス2匹のオバQ口がキュート!。

七人の小人とネズミーマウスのコラボは本場でもないな。肝心の白雪姫はいてないんやな。

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こんななんでもありの亜空間、もうこれ以上居てられへん~と、心の叫びが脳内にこだましているとき、ふと左側を見てみると・・
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出口らしきものが!。そして自分がどこにいるのか分かった!
「キャラリー ユリ・カモメ」。
キャラリー?、ギャラリーじゃないのか!
ギャラの部分をキャラとかけているのか?。ま、ここのキャラ確かに唯一的やしな。火の用心はしつこいぞ!





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「見ざる聞かざる言わざる」ですな。
「忘却せよ、ここで見たこと聞いたこと。そして誰にも言うでない」と言われているかのようですが、忘れられるか、こんなとこ。強烈な印象与えといて無責任なこと言うな(*`Д')。






それはともかく、ここから一刻も早く逃げたいので、先に進みます。すると・・
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海が見えました。「見ざる聞かざる言わざる」を境に宇宙の位相が逆転したのだ。
やったー、亜空間のデス・ドライブが終わったのだー。







振り返らずにいいのに振り返っちゃいました。すると・・
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こんなの見ちゃいました。右端は「考える人」の洒落ですな。真ん中は「笑うセールスマン」苦痛と絶望と茫然を売っているのでしょう。
で左端は何かと言えば・・







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「Welcome」だってさ。なんだ、こっちが入り口だったのか。けどこの「Welcome」のお辞儀、全てを見てきた俺からすれば、これから起こることに関して、土下座して詫びているように見えます。








いかがでしたか?、亜空間のデス・ドライブ。生きた心地がしませんでしたか?。私が体験したことを少しでも共感できたなら、これ以上の幸せはございません(大嘘)。
でもこれ一体誰が作ったんだろう?。人目に触れず今なお残る昭和テイストのこのオブジェ。絶対に再評価されるべしと調べてみましたが、製作者は誰か分からずじまい・・。他にどっかないのかな?。あれば絶対行ってやる!。 

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