知らない人に声かけられて、そこはかとなく話をすれば、実はとんでもない大人物だった!
てな気分を味わいたかったのです。えぇ、私はね。
「土屋公雄」 俺を呼び止めた人物・・。
ネットが繋がらない以上、どんな人物なのかは全くの謎。
しかしだな、アートときて作品制作現場とくりゃ、何かすごい人がいると思うのが普通だろう。
俺が知らないだけで、きっとすごい著名な芸術家がそこで人目に触れることなく、高貴な瞑想を行い、人類史に残る仕事をしているに違いない。そう考えるといてもったてもいられなくなり、行くことにしました。
でも人目を忍んでいる人が、なんで行先看板なんて配置してるの?
そんな疑問は全然く思いつかず、思慮の全く欠いた行動原理が私を動かしました(アホな俺・・・)。
道中はコンクリート舗装されていました。知ってる人は知っていますが、アスファルト舗装より金も手間も時間もかかる工法です。てことはやはりここに人を誘おうとしている。
人目に触れないって話はどうなったんや?、俺よ(; ̄Д ̄)
5分以上は走ったんとちゃうかな?。そしていよいよ到着です。そして到着して見たものは!
これだけ見れば、なんなのかさっぱりわかりませんねぇ。順を追って紹介していきましょう。まずは右側から。
登っていけるようになっています。
なので当たり前ですが登ります。
すると入口がありました。
中に入りますね。
軒下に出ました。奥に階段があり、さらに下へと降りれるようです。
下に降りる階段ですが、何やら左手にオブジェがあります。
なんと丁寧に作りこまれたテーブルと椅子よ。訪れる人達のことを考えてのことでしょう。
土屋公雄、いい仕事します。早速使わせてもらいます。
が
テーブルと椅子の間が狭すぎて足が入りません。
なんでこんな役にたたんもん作ったん?(´・ω・`)
土屋公雄ってこういう人なん?('д` ;)。
次に左側を紹介しましょう。
こちらも上へと登っていけます。
どう見ても私には舞台にしか見えません。で、この舞台の周りってどうなっているのかと言えば。
素晴らしい風景です。この風景の中にこんな舞台があれば、それはまるで自然の神に舞を奉納する、神聖な場所だと思えてしまいます。
土屋公雄、いい仕事します。
でも誰も見にこうへんのやろうなぁ~(´・ω・`)。
自然に対する聖域とか、神聖な場所を表現するってことがコンセプトならば、、このオブジェは成功していると思う。そう思うのだが、テーブルと椅子のオブジェがそれをぶち壊し、また、誰にも見られずにここに佇んでいることを考えると、これってこれでいいのかなともまた思う。
ただはっきししてるのは、俺にとって、キャンプするにはこれほど適した場所はないってことだ(笑)。
土屋公雄、一体何をやりたかったのだ?!。
見てくれ!。この川の透明度を!。
ホンマそのまま飲めてまいそうや!。
この水でコーヒーとか沸かしたらうまいやろなぁ。
この案山子、一体何の役に立っているのでしょう?
一体、何を見張っているのでしょう?
トイレです。
こんなもん聖域にあってもいいん?(´・ω・`)。
ひょっとして実はキャンプ場にしたかったん?。
中は確認しておりません。
だって恐ろしすぎて。
[追 記]
土屋公雄氏のことを知りたければこちらへどうぞ
http://www.kimio-tsuchiya.com/
でも彼のworksの中にここのことは書かれていません。ひょっとしてなかったことにしたいのかも。
上勝町でのHPではこのように紹介されています。
http://www.kamikatsu.jp/docs/2014050200028/
ここではこの場所を「音楽・伝統芸能・演劇などの舞台として活用し」ってありますが、どうやってここまで来るのでしょう?。で、どうやって見ることができるのでしょう。謎です。全くの謎です。