2010年08月

2010年08月28日

大人のためのおはなし会

先週の土曜日、「大人のためのおはなし会」の第3回目をやった。
トマトさんくろずみ小太郎「トマトさん」は絵が豪快で、表情がすごい!!

「くろずみ小太郎 あぶのぶんべえ退治の巻」は、前回に引き続き紙芝居で。

かわいそうなぞうヒロシマのピアノ
「かわいそうなぞう」は、8月になると思い出す。
長年大切にしてきた絵本だ。

「ヒロシマのピアノ」は、被爆ピアノの音色をバックに朗読した。




おとうさんはウルトラマン
最後は、これ!!
子育中の「ウルトラマン」は、非常におとうさんらしい。








今回、始めての人が3名来てくださった。
おはなし会の後は、初対面でもお互いに今、考えていること、感じていることを素直に出し合えるのが不思議だ。
お茶の時間は、欠かせない交流の時間となっている。

peekaboo_ehon at 11:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 絵本屋 | 絵本紹介

遊び呆ける −私の子ども時代−

子どもの頃、毎日毎日“遊び呆けて”いた記憶がある。何をして遊んでいたのか?
一人遊びのときには、その辺に落ちている木切れや釘を拾ってきて、トンカチでトントンやったり、鍬を出してきて、土を耕し花の種を蒔いたり、池を作ったりしていたのを思い出す。友達の家でもらったチャボや「よこち」で買ってきたうさぎや十姉妹の世話もしていた。
一度、池を掘っていたら、突然水が噴出して止まらなくなり、水道屋さんに来て止めてもらったことがある。母が「水道屋さんが、いたずらな子の顔が見たいって言ってたよ。」と言ったので、恥ずかしくなって、それから二度と池作りはしなかった。

友達と遊ぶときには、広場でおにごっこやかくれんぼ、自転車乗りなどを楽しんだり、溝(どぶ)でザリガニやフナ、カエルなどを捕まえたり。約束をしなくても、フラフラとその辺を歩いていれば、誰か子どもに出会い、自然に一緒に遊びはじめていた。帰る時間は特に決まっておらず、暗くなったからとかお母さんが呼んでいるからみんな家に帰った。

今振り返ると、何の捕らわれもなく“遊び呆けて”、お腹が空けば家に帰るという当たり前の“暮らし”が、とても幸せなことだったのだと思う。





peekaboo_ehon at 06:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 子育て | つぶやき

2010年08月25日

面白いと感じる感性

長新太が絵を描いている「ろくべえまってろよ」とか「わたし」「きもち」などは私の好きな絵本だが、“長新太 作・画”のものについては、実は面白いと思って読んだことがない。???なのだ。

あるとき、ふと思った。私が、面白いと感じないものは、子どもには与えないのだなあ、と。
自分が好きで子どもに読ませたいと思うもの、この絵本を通してこれを伝えたいというものがあるときには、当然その絵本を選ぶ。“親が選ぶ”ということはとても大事なことだと私は思って来たし、今も思っている。が、一方で、私の狭い価値観の中に子どもを閉じ込めることになりはしないだろうかとも思うのだ。
「面白くない」と感じるのは私であって、本そのものが「面白くない」わけではない。
へんてこライオンがいっぱいゴムあたまポンたろうそよそよとかぜがふいている











みみずのオッサンどろにんげん












長新太のこの5冊を図書館で借りて、カイちゃんと読んでみた。
言葉が面白くて入りやすいのか、例えば『そよそよとかぜがふいている』では、「ギューッ、ギューッ」「なにするの、なにするの!」と言いながら、おにぎりを握る動作を楽しんだりしている。カイちゃんにとって、どの本も繰り返し繰り返し読みたいものばかり。
頭で考えるのではなく、“感じる世界”なのだ。そういう意味でカイちゃんの反応は、私にとってうれしいものだった。
私も考えないで、そのものをただただ楽しむ感性を自分の中に育てたいと思っている。


peekaboo_ehon at 10:13|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 絵本紹介 | つぶやき

2010年08月21日

トイストーリー3

トイストーリー「トイストーリー3」を観に行った。久々の映画館だ。

おもちゃたちの持ち主アンディが、大学進学のため引越しをすることになった。もうすっかりおもちゃと遊ぶことから遠ざかっているアンディだが、長年のお気に入りだったカウボーイのウッディは持って行くことにし、バズやジェシーなど他のおもちゃたちは屋根裏へしまうことに決めた。ところが、手違いで屋根裏へ行くはずのおもちゃたちがゴミに出されてしまい、そこからウッディを含めたおもちゃたちの身に様々な事件が起こっていく。

終盤、彼らがゴミ処理場で粉々になろうという時、覚悟を決めてそれぞれが手をつなぎ合っていくところが、気持ちがジーンと伝わってきた。また、彼らが無事に戻り、別の子どものところで次の人生(?)を送ることになるのだが、アンディがお気に入りのウッディを手放す決心をするところも、子どもが自らの力で自立していく感動的な場面だった。

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2010年08月20日

8月15日のできごと

“8月15日”と言っても、私が17歳のときの話である。
お盆休みを利用して、両親と祖父、そして兄と私とで、身延山や黒部ダムのあたりを2泊3日(1泊2日だったかもしれない)で旅行して帰ってきた。

身延山には、300段ほどの急な階段があり、見ただけで気おくれして私と母は休んでいたのだが、父と兄、そして70歳の“おじいちゃん”は上ったのだった。ヒョコヒョコと軽々上り、軽々と下りて来たおじいちゃんを見て、母と二人で「おじいちゃんは本当に元気だねえ。」と驚いたものだった。

8月14日、静岡に帰る日、私たちは交通渋滞を避けて山の中を車で走っていた。浜松のあたりで道に迷い、あちこち行ったり来たりしているうちにすっかり夜になってしまった。所々の村で、盆踊りをやっていたが、そのうちに、全くの山に入り込んでしまって、あたりは真っ暗。どこに道があるのか車のライトだけが頼りで、どこに向かっているのかもわからず、すっかり途方に暮れていた。と突然、皓皓とあかりが点る開けた場所に出た。そこには、大勢の男たちが集まっていて(女も数人いたかもしれない)どうやら酒盛りをしているようだった。“飯場”だったのだろうか、とにかくいきなりその光景に出くわしたので「なぜ、こんな夜中にこんな山奥で」と、とても不思議に思い、背中がゾクっとしたのだった。
そこで道を聞き、何とか静岡に帰り着いたが、既に8月15日の夜中の3時をまわっていた。
その日の昼前だった。バイクで買い物に出かけた祖父が事故で亡くなったのは。
とても、信じがたい悲しいできごとだった。

山でのできごとは、ずっと私の記憶の奥底に眠っていて、ほとんど思い出すことはなかったが、最近になってふと思い出し、あれは本当のできごとだったのだろうか、と疑問に思うようになった。あの光景は幻想だったのかも・・・???。


きつねのぼんおどり
ブログを書いていて、山下明生さんと宇野亜喜良さんのこの絵本を思い出した。

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2010年08月18日

戸田幸四郎 絵本美術館

戸田幸四郎
お盆休みに、熱海の「戸田幸四郎 絵本美術館」に行ってきた。
戸田さんは、「自然を大切にしないで人間だけの幸せはあろう筈がない。自然を呼ぼう、そしてこどもたちよ 外に出て風のように遊ぼう。」と呼びかける。







てんとうむしあおむしカエル











外の芝生に、絵本に登場する虫やカエルたちが・・・。
カエルの噴水でカイちゃんはパンツになって遊んだ。

しばらくして、美術館から「童謡の弾き語りをやりますよー!」と声がかかった。
浜辺の歌、あわて床屋、浜千鳥などの童謡を素敵な歌声で聞かせてもらい、ホッとする時間を持つことができた。

すいか
レストランの入り口で、大きな西瓜がお出迎え。
「雪ぐにの巨大な青むし」というお話に出てくる青むしがもたらした西瓜だそうだ。

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2010年08月16日

八幡山のお祭り

8月15日は、八幡山のお祭り。
子どもたちが小さな頃には、子どもみこしが町内を練り歩いたものだ。
うちの町内がお祭りの当番のときには、婦人会で集会所に集まってみんなで浴衣を縫ったり、公園で盆踊りの練習をしたりもした。それも、今では懐かしい思い出だ。
老人が多くなったこの町内会は、いつからか祭りに参加しなくなった。子どもみこしはなくなり、「わっしょい、わっしょい」という元気な掛け声も聞かれなくなったのが、少し寂しい。

すもう
昨日、何年かぶりに八幡山に出かけてみた。
奥の土俵では相撲大会が開かれており、若者たちが闘志を燃やしていた。
お囃子、神輿、踊りなど、ひと頃に比べたら活気が今一つだが、かろうじて、地域のつながりを保っているようだった。


花火

peekaboo_ehon at 15:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本屋 | つぶやき

2010年08月15日

エアーポンプの使い道

我が家では、浮き輪やプール用のエアーポンプが大活躍。もちろん、浮き輪と幼児用のプールの空気入れに使用するが、それだけではないのだ。

遊び
これは、ホースをアンパンマンのクルマにつなげて、空気を送り込んでいるところ。どうやら、ガソリンを入れているらしい。
そのほか、ホースをはずして腰のまわりで円くつなげ、フラフープにしたり、ポンプに水を入れて、水鉄砲のようにひとに水をかけたり、植物に水をやったりと、いろいろに使えるのだ。

「これは、こうやって使うもの」と決め付けた私の固い頭に、カイちゃんは、新鮮な空気を送り込んでくれる。

peekaboo_ehon at 16:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 子育て | つぶやき

2010年08月10日

静波海水浴場

夏休みだというのに、一体子どもたちはどこに行っちゃったのかなあ?店の前を歩いて通る人は、この時間ほとんどいないし、退屈で眠くなってしまう。暑いと子どもも家から出ないのかなあ。

ところで、娘が富士登山から帰ってきた次の日、大学の友人たちが夜行バスで静岡にやって来た。熱海に行ったりして8日に帰って行ったが、今度は別の団体さん(8名)が、昨日鈍行を乗り継いでやって来た。今は、たぶん静波の海水浴場で遊んでいるところだろう。
関西の子たちなので、海を見る機会もほとんどなく、海水浴もしたことがないらしい。だから、海にあこがれるのだそうだ。

静波といえば、私の母の実家が静波なので、夏休みには必ず、いとこのところに泊まって海水浴に行ったものだ。
波が荒くて、飲み込まれると海の中でぐるぐると回転してしまうが、うまく波に乗れるととても気持ちがいいのだ。それが楽しくていつまでも海に入っていたかったのを思い出す。
あれは確か小学校4年生の時だったと思うが、一つの浮き輪にいとこと3人で摑まって遊んでいた時のこと、ふと気がつくと足が下につかなくなっていて、慌てたことがあった。つかないと知ると急にあっぷあっぷしてしまって、「助けて〜!」と3人で叫んでいたら、監視員のおじさんが来てくれた。

そんなことがあったし、娘の友人たちは海水浴をしたことがないというので、二十歳の青年たちというのに「無茶をしちゃダメだよ。波打ち際で遊んでなね。」なんてバカなことを言っている私でした。(でも、水の事故、多いもんね。)


peekaboo_ehon at 16:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本屋 | つぶやき

2010年08月07日

ぷかぷか

ぷかぷか浜北市生まれの石井聖岳さんの作品。
親戚のおじさんが「下手だけど、この人の絵が好き。」と言うので、私も興味を持ち始めた。上手いとか下手とか、そういうことはわからないけれど、何か味があるなあ、と思う。

青い海と空にタコの赤がマッチしていて、とてもきれいだ。
ぷかぷか浮かびながら「もしそらをとべたら、どうやってとぼう?」とあれこれ考えて遊ぶタコの表情、ビューンと空に飛ばされたときの表情・・・。目と口と足のちょっとした変化で、タコの気持ちが表現されていて、とても愉快な絵本だ。


カイちゃんなんか、「へんなかお」と言いながら、何度も何度も「もういっかい!」を繰り返す。
私は、この子(タコ)みたいにぷかぷかとのん気にしたいなあ、とちょっとあこがれている。

peekaboo_ehon at 12:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本屋 | 絵本紹介