2012年04月

2012年04月30日

ふるさと60年 

ふるさと60年「ふるさと60年 ー戦後の日本とわたしたちの歩みー」
文:道浦母都子 絵:金 斗鉉
出版:福音館書店 2012年2月

すごい絵本が出版された。
戦後60年の「ふるさと」の移り変わりが、おじいさんおばあさんと孫たちの会話と詳細な絵で描かれている。大人にとっては懐かしさがいっぱいだ。子どもにとったら、ええっ!?と驚くことがいっぱいだろう。そんな大人と子どもが一緒になって、この絵本を楽しめたらいいなあ。
   
1946年ごろの流行り・・・野球(三角ベース)、めんこ、紙芝居、股のぞき、たがまわし
             ゴム跳び、 ベーゴマ
1951年ごろ・・・かくれんぼ、あやとり、まりつき、空気でっぽう、かごめかごめ
         こままわし、子ども相撲、ひとりなわとび
1956年ごろ・・・竹馬、フラフープ、チャンバラごっこ、プロレスごっこ、ヨーヨー
         馬乗り、月光仮面
1961年ごろ・・・ちゃんばらごっこ、スクーター遊び、ビー玉遊び、石けり、缶けり
         水でっぽう、貸本屋
1966年ごろ・・・花いちもんめ、なわとび、ダッコちゃん人形、鉄腕アトム
1976年ごろ・・・ローラースルー、バトミントン、仮面ライダー、ピンクレディー
         パンダ、三角ダコ
1986年ごろ・・・一輪車、ラジコンカー、ガンダム、ファミコン、ゲームボーイ
         スケボー、ボウリング
1996年ごろ・・・携帯電話、ルーズソックス、ショッピングモール
未来・・・・・・ 虫とり、ザリガニとり、釣り、ツリーハウスetc.
                    子どもと一緒に未来を描こう!!

peekaboo_ehon at 03:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本紹介 

2012年04月25日

今朝の会話

保育園に向かう車の中でのこと。ラジオの声を聞いていて、突然思ったのだろうか。

カイ:声ってみんなちがうねえ。何でかなあ?おじいさんとかおばあさんとか
   ぼくっちとかぜーんぜんちがう声じゃん。
私 :そうだねえ。顔もみんなちがうよね。全く同じ顔の人いないよね。
カイ:うん。耳もちがう。

ひとりひとりがちがうということをはっきりと認識したようだった。

ぼくだけのこと「ぼくだけのこと」  
作/森絵都 絵/スギヤマカナヨ
発行/理論社 1260円

ひととはちがう「ぼくだけのこと」を探していくとあるあるちょっとうれしいぼくだけのことやちょっとこまったぼくだけのこと、またちょっとかなしいぼくだけのことなど。
良いこととか悪いことといった受け止め方でなくて、そのままの自分を見つめるのがいいなあと思う。

peekaboo_ehon at 20:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) カイちゃん日記 | 絵本紹介

2012年04月21日

おはなし会のお知らせ

チラシ

















おはなし会のチラシできました。みなさん、是非是非いらしてください。

peekaboo_ehon at 16:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本屋 | お知らせ

2012年04月19日

カイちゃんのぼやき

〈父と子の会話〉
カイ:今日、お父さんに(保育園の)お迎え来てほしい。
父: どうして?
カイ:だってお父さんにレゴ見せたいんだもん。
父: いいなあ、「がら」はレゴで遊べて。
カイ:ちがう。「がら」は忙しいんだもん。集まりしたり、そんなことばっかりなんだも
   ん。「あおむし」とかはお昼寝して楽なんだよ。

おやおや、いつの間にかカイちゃんの「ぼやき」になってしまった。ずいぶんお疲れのようで・・・。
年少や年中のときは、気楽で良かったよねえ。カイちゃんもずいぶん年長の「がら」さんにお世話になったんだよ。

   補足:「がら」とは、三びきやぎのがらがらどん組で年長組のこと。
      「あおむし」とは、くいしんぼうのあおむし組で年少組のこと。
       レゴは「がら」組でなくては使えない。また、「がら」組になると、
       いろいろな話し合いの時間が持たれるようになる。
       ちなみに年中組はおおきなかぶ組で「かぶ」と呼んでいる。
      

三びきやぎのがらがらどん
三びきやぎのがらがらどん
北欧民話 絵/マーシャ・ブラウン 訳/瀬田貞治
福音館書店 1965年7月 1,155円 







おおきなかぶ
おおきなかぶ
ロシア民話 
再話/ A・トルストイ 画/佐藤忠良 訳/内田りさ子
福音館書店 1966年6月 840円


くいしんぼうのあおむし
くいしんぼうのあおむしくん
作/槙ひろし 絵/前川欣三
福音館書店 1975年10月

peekaboo_ehon at 16:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 子育て | つぶやき

2012年04月18日

がんばれカイちゃん

きみたちきょうからともだちだ「きみたちきょうからともだちだ」
文/中川ひろたか 絵/長谷川義文
発行/2005年3月 朔北社
1260円
    






カイちゃんの通う保育園に新しいお友だちがやってきて、2週間ほど経った。
年少さんから年長さんまでのたて割り保育なので、3人が「相棒」となって一緒に散歩に出掛けたり、給食を食べたりしている。カイちゃんは「相棒」が二人とも女の子。年少のかほちゃんは、今年入園してきた。年中のここなちゃんは、4月生まれでカイちゃんと4ヶ月しか変わらない。何だかカイちゃんは幼くて、ここなちゃんとどっちが年長さんだかわからないが、そんなカイちゃんでも、一応かほちゃんの面倒をみようとがんばっているらしい。たとえば、集まりのときに呼びに行ったりとか。なかなかかほちゃん来なくて手こずってるらしいが・・・。
さて、どんなことになるのやら。
これからの成長が た・の・し・み。カイちゃん、がんばれ!

peekaboo_ehon at 15:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) カイちゃん日記 | 絵本紹介

2012年04月17日

被爆者 60年目のことば

被爆者シリーズ・自然いのちひと
 「被爆者 60年目のことば」
  写真・文 会田法行
  発行 2005年7月 
  ポプラ社 1365円







5,6年前のことだが、京都の絵本屋さん巡りをしていたときに出会った本だ。表紙の女性
(片岡さん)の目がじっと私を見つめているような気がして、目をそらすことができずに思わず手に取った。

私の店では、いのちや平和の絵本のコーナーがある。もちろん「被爆者」も置いている。私としては、実はここが一番見てほしいコーナーなのだ。が、ある時、小学生の女の子を連れたお母さんが「こういう本は好きじゃない。」とつぶやいているのを耳にした。
そうだよねえ、楽しい方がいいもの。みんな笑いたいよねえ。私もそう思う。
でも・・・。
被爆者の苦しみは計り知れないが、60年目にやっとの思いで語ることができた彼らの心に少しでも寄り添うことができたらと思うのだ。





peekaboo_ehon at 05:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本紹介 | つぶやき

2012年04月16日

百万年の後悔

百万年の後悔「百万年の後悔」
被曝医師 肥田舜太郎さんの証言
 朗読/金子達さん





朗読を聴き、原爆投下後のヒロシマの人々の様子が目に浮かんだ。何が起こったのかわからないままに、身体も心も破壊されて亡くなっていった人たち。内部被曝の恐ろしさ。
放射能は目に見えないだけに、その恐ろしさを想像しにくい。自分に被害が及ばない限り“バーチャルな世界”のできごとなのだ。だからこそ、本当のことを知る機会、考える機会をつくりたいと思う。決して、子どもたちを辛い目に遭わせたくない。

ここで“バーチャルな世界”と言ってみて、ふと思った。この朗読会もそうなのだが、原発に関する勉強会、講演会の参加者は、60歳代以上の人がほとんどなのだ。子育て世代の若い人たちの姿は、皆無に等しい(もちろん、熱心な人もいるが)。
社会のあり方や自分の生き方を積極的に模索してきた世代と、実感を伴わないテレビやゲームの世界で育った世代との違いなのだろうか。とにかく、これから次の世代を育てていく若者たちがこういう催しに参加してくれることを願っている。






peekaboo_ehon at 22:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本屋 | つぶやき

2012年04月10日

さくら

さくら長谷川摂子/文 矢間芳子/絵
福音館書店(かがくのとも) 945円

桜の花が咲いたときから、次に咲くまでの一年間の様子が描かれています。
桜は満開になる時期に注目を浴びるけれど、散ってからはあまり関心を持たれません。桜はその後、どんな風にして過ごすのでしょう。


新しい葉っぱが出て実がなり、梅雨の時期には大きく葉を茂らせ緑を深くして行きます。そして、夏にはその葉にたくさんの虫が食事にやって来ます。秋には朝晩の寒さに赤や黄色の葉っぱに色づき、冬になれば、北風に吹かれて飛んでいくのです。そんな中で小さな芽ができ次の花や葉っぱが眠っている。そしてまた、春に見事な花を咲かせてくれるのです。

自然ってすごい!!いのちってすごいですね。


peekaboo_ehon at 17:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本紹介 | 絵本屋

2012年04月07日

さくらさくら木のぼり







市内を車で走りながら、「わあ、きれい〜!」と思わず声が出てしまうほど、感動の毎日です。日本人にとって桜はやはり特別な花なのでしょうか。

写真は、池田公園。ごく普通の公園ですが、ここも桜が見事です。あまりにきれいなので、保育園へ行く途中、立ち寄ってみました。
カイちゃんは、「(桜を)見たら呼んで!」と言ってどこかへ走っていきます。呼びに行くと木の茂みにいました。

peekaboo_ehon at 22:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) つぶやき 

2012年04月06日

かみであそぼう

かみであそぼう「かみであそぼう」
文/こばやしみのる 絵/ふりやようこ
1985年1月発行 ほるぷ出版 1,680円

かざぐるまやブーメラン、かみひこうき、ぶんぶんごま、かみでっぽう・・・。子どもたちにとっては、とても魅力のある科学あそびです。古いハガキや新聞・広告など身近なもので作れるところがいいですね。

カイちゃんは、かみひこうきやかみでっぽうを作って遊ぶのが好きです。先日、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちも加わって、部屋でかみひこうき大会が始まりました。誰のがいちばん遠くまで飛ぶか・・・大人もむきになって、よく飛ぶひこうきや飛ばし方を工夫しました。楽しさや悔しさを味わいながら、発見をしていくところが面白いです。

ぶんぶんごまこの“ぶんぶんごま”は、この絵本に載っているものと形はちがいますが、カイちゃんでもとてもよく回すことができます。

peekaboo_ehon at 21:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 絵本紹介 | 子育て